サタンからの挑戦状   作:由兎

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アルル、会場に到着

会場のステージには緑の長髪。頭に2本のツノが生えたマスクをつけたサタン。マスクドサタンがマイクを持っていた。

「レディース&ジェントルマン。今日はワタシの主催をしたカレー大会にようこそ!」

「サタンさまはどこ!?」

まっさきに口を開いたのはルルーだった。

サタンとマスクドサタンが同一人物だということはルルーは知らない。

「え?」

マスクドサタンは自分の顔を手のひらで触って顔をポンポンと叩いている。

「しまった!マスクを外すのを忘れていた!」

アホだ…。ちなみにルルー以外の一部の参加者もマスクドサタンの正体を知らない。

「不審者よ!ミノ、追い出しなさい!」

「ぶもーっ!」

ルルーの命令でミノタウロスがマスクドサタンを縄で縛りあげた。ルルーの命令は絶対。それが従者だ。

「ワタシは主催者だぞ!?」

「ルルーさまの命令だ!」

そのまま、マスクドサタンは地面に引きづられていった。引きづられたあとが会場についている。

主催者がいなくなっちゃった。

 

すると、ステージの奥から全身を包帯で覆ったミイラのマミーとお茶を持っている骨男のスケルトンTが現れた。

「サタンさまがいなくなったので、変わりに説明だわさ」

「おちゃー!」

「この会場で一番美味しいカレーを作った者が優勝だわさ」

「材料は商人から買うのもあり。他者から奪いとるのもありぢゃ!」

「それだけ?」

「但し!元々作ってあるカレーはだめだわさ。完全に手作りのものを用意をするだわさ」

「材料を集めるところから始めるの?」

「そうだわさ」

「はじめぢゃ!」

 

こうして、カレー大会が始まった。

「とりあえず、カレーの材料を探そうか」

「ぐー!」

「なんだと…!?」

後ろから声がしたと思ったら、銀髪で青いバンダナをつけた白い服を着ている闇の魔導師。シェゾだった。

「キミか!」

「腹が減った…3日、何も食べていないから、これで食料にありつけると思ったのにな」

ばたんきゅ〜とばかりにシェゾは空腹で倒れた。

「おいっす!」

金髪の長髪。青いローブ。三角の帽子を被った女の子に挨拶をされた。ウィッチだ。

「ほーほほ、今回、主催者の名前書かれていたのにやってくるなんてなんておバカさん」

「…それ、倒れている人に言っているの?」

「あら?シェゾさんじゃありませんか」

「むむむ、アルルとウィッチではないか!ちょうどいい、2人まとめてお前が欲しい!」

「キミね〜」

シェゾは努力嫌いの闇の魔導師で強いチカラを感じた者に対して「お前が欲しい」と言い出す。

魔力を持つ者だけに言うと思ったら、格闘家であるルルーにも言われたと聞いて。もう無差別なんじゃ?とボクは呆れている。

「まぁ、ヘンタイですのね!」

「俺はヘンタイじゃねえ!」

ぐ〜…。シェゾのお腹の音が鳴った。

「ほーほほ!なら、ぷよ勝負に買ったら、カレーの材料を差し上げますわ!」

「望むところだ!」

こうして、シェゾとウィッチのぷよ勝負が始まった。

「ティンクルダスト!」

「シャドウエッジ!」

2人同時に4連鎖が決まった。相殺をして太陽ぷよが4匹落ちてくる。

「いまだ!くらえっ!」

シェゾは太陽ぷよを3匹同時に消して、2連鎖をした。予告ぷよに岩ぷよが表示。ウィッチがぷよを落とすと、フィールドの半分以上がおじゃまぷよで埋まった。

「あぅぅぅ」

1ターン経過をすると、残りのおじゃまぷよが落下をしてきて、ウィッチはばたんきゅ〜だ!

「いててだよ!」

「いつでもかかってきな!」

「負けましたわ、約束通りにカレーの材料を差し上げますわ」

シェゾはウィッチから、カレーのルーをもらった。

「ルーだけじゃ、食えないじゃないか!」

バタン。ぷよ勝負に勝ったのに、お腹が減ってシェゾはばたんきゅ〜だ。

「あら?白い服はいただきますわ!」

ウィッチはシェゾの服を引っ張っている。

ウィッチはサタンが太陽を大きくさせた時から何故かシェゾの服を欲しがるようになって、何かと絡んでいる。時には白い服だけじゃなくて、黒い服も狙っているようだ。足元に地面にカレーのルーが転がった。

ボクはそれを拾った。

「落ちてるよ」

「それ、あなたに差し上げますわ!だから、向こうに行ってくださいな」

「へ?」

ボクは思いがけずにカレーのルーを貰った。

 

「ハァイ♡」

ウェーブのかかった青い長髪のバニーガールに話しかけられた。ルルーとちょっと似ているけど、ルルーより背が低く。黒いウサギの耳が生えている。ちなみに手にワイングラスみたいなものを持っている。

「見ない顔だけど、何か用?」

「アタシの店で野菜スティックを作っているんだけど、人手が足りなくてね。あなた、アタシの手伝いをしてくれる?手伝ってくれたら、お礼に野菜をあげるわ」

「うん、いいよ」

ボクは迷ったけど、野菜が貰えるなら。

「ありがとう♡さっそく、このキュウリとニンジンを切ってくれるかしら?」

机の上にまな板、包丁が置かれている。料理が苦手なボクでもこのくらいならできるもん!

サクサクサクサク!と包丁で次から次へと切っていく。

「ふぅ、こんなもんかな」

「ぐー!」

「あと一箱あるわよ♡」

「うん、頑張る」

「ぐぐぅ!」

カーくんは机の上に乗ると包丁を持って、野菜を切り出した。さすがカレー作りの名人とだけあって、切るのが早い。

「あら、あなたの方が上手いわね!」

「ぐっぐー!」

余計なお世話だよ!カーくんは次々に野菜ステックを作っていった。

「これだけあれば充分だわ♡お礼にこれを上げるわ♡」

ボクはニンジンを受け取った。

「フフフ、今日はサキュバスと一緒に飲むわよ♡」

なんて小さな声が聞こえてきた。

バニーガールのウォーターエレメントとムチを持った赤いボンテージのサキュバス。所謂、女王様と呼ばれる服装らしい。その2人がいるところを想像すると、本当に夜のお店だ。

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