サタンからの挑戦状   作:由兎

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北の畑にて

ボクはカーくんと二人。いや、一人と一匹で歩き出す。何事もなく、畑が見えてきた。麦わら帽子を被って、軍手をつけたカカシが立っている。

「畑、荒らすなって」

カカシはこちらを振り向き、喋った!道具のカカシじゃなくて、カカシの魔物。スケアクロウだ。

「勝負よ!」

上空からぷよぷよが落ちてくる。

「これさ、なんだべ?」

「へ?」

スケアクロウはすたすら、ぷよぷよを回しているだけでぷよぷよが中央に落下。あっという間に中央が塞がってばたんきゅ〜だ。

「んな、アホな〜!」

目が☓になって、スケアクロウは動かなくなっていた。スケルトンTよりかぷよが弱いなんて。どうやら、ぷよぷよをまったくやったことがなかったらしい。

 

「誰だ?俺様の畑を荒らすのは?」

スケアクロウをばたんきゅ〜されると、畑の奥から巨大な魔物がゆっくりと姿を現した。

フクロウとクマのハーフの魔物、アウルベアだ。

尖ったツメが光っている。まるで森のヌシみたいな存在感だ。

「ラストバトルってことだね!勝負!」

「俺様とやろってか!」

アウルベアは闘志が満々だ。

「勝負はぷよぷよだよ」

「おりぁぁあ!俺様は心が読めるのだ!!」

「ぐう!」

ボクの肩の上のカーくんがアウルベアに合図をした。アウルベアがカーくんの顔を見た。カーくんは(・_・)まるでこんな表情をしている。

 

「なんだこいつは!表情が読めない」

その反応を見て。ボクは魔導学校の教科書で主人公のサイバーキャットが仲間のハーゲンダックと一緒に魔導師ラルバの手下と戦っている話を読んだのを思い出した。

そうだ、その時に2人がやっていた行動は!

ボクは何も考えないことにした!ぼーっとするのは気持ちがいい。

「なんだ、こいつらは!!ぐえええ。頭が割れるるぅぅぅ」

ボクは教科書に書いてあった通りにまだ、ぼーっとする。

「やめろろおお」

すると、どこからともなく。

「この役立たずめがあああ!」

魔法で炎の渦が巻きあがって。アウルベアが焦げている。当然、ばたんきゅ〜だ。

「お許しよ!」

え?本物の魔導師ラルバ?まっさかー。

けど、教科書に載っていた話が役に立った!ぷよ勝負よりかぼーっとする方が強いだなんて。アウルベアの足元にカギが落ちている。赤い金魚のキーホルダーがついている。おそらくはふふふのだろう。ぼくはカギを拾って届けることにした。

よし!ふふん、依頼終了だ。あとはふふふに会いに行くだけ。ボクは広場に戻ることにした!森のヌシがいなくなったのか、魔物は出てこなくなった。

かのように思ったが!

 

「はらほろひれはれ〜♪」

上空から、ひっどーい音痴が聴こえる!

これはハーピーが歌っているのに違いない。その人物は大きな黄色い翼を広げて、桃色の髪をなびかせて歌っている。木の下には落下をした鳥がばたんきゅ〜をしている。よく見たら、来た時に見たとべない鳥も伸びていた。

長時間に聴いていると、意識がなくなってしまうほどに彼女は音痴だ。

「はらひれはらほろ〜♪」

声がだんだん近づいてくる。ああああ、頭が割れる!耳線を持ってきていないよ!

「ちょっと騒音だよ!」

「らららー♪騒音とはなんですぅ!」

「勝負なら受けるよ!」

「歌なら負けないですわ~!はららー♪」

「勝負はぷよぷよだよ!」

カラオケバトルみたいなことになったら、ボクがばたんきゅ~をするのが目に浮かぶ。

上空からぷよぷよが落下をしてくる。

ボクは階段積みで連鎖を作ることにした。ハーピーは左と右にぷよぷよを積み始めた。

ボクは早急に3連鎖を組んだ。

「アイスストーム!」

「はら~♪」

1連鎖だ。予告ぷよに太陽ぷよが一匹表示される。ハーピーがぷよを落としたら、太陽ぷよ1匹とおじゃまぷよが3列降ってきた!

「あらら。必殺技を使いますぅ!変わるわよ!」

ハーピーのフィールドに落とされたおじゃまぷよが色ぷよに変わった!

「今日は~何を~♪」

2連鎖を発動!このくらいへっちゃらだ。

必殺技、そんなものあったなー。サタンがサーカスの団長になってて、ボクと瓜二つのドッペルゲンガーアルルに操られていたっけ。

「ぐ!」

「痛っ」

カーくんに頬を引っ張られたよ。おっと、思い出に浸っている場合じゃない。

ボクは再び連鎖を組み立てる。今度は鍵積みだ。太陽ぷよも一緒に消した。

「ブレインダムド!」

の~みそぷ~じゃないよ、の~みそコネコネだ!

予告ぷよに岩ぷよが2匹表示をされた。

「やめてぇ~!はれひれほろはら~」

「やった!」

ハーピーはばたんきゅ~だ。ボクは勝利のVサインをした。

「別の場所に行きますわ~♪」

ハーピーは東の方に飛んで行った。

 

「おお!歌声がなくなったで!」

槍を持った。赤いニコニコをした二足歩行で歩くサソリ。さそりまんがどこからかやってきた。

「アルルはん、言いましたか。久しぶりでっさな。あの騒音娘をよくやっつけてくれまっさな。あんがと」

「どういたしまして」

「わてはあやつの騒音に悩まされてましたな。あやつのせいで植物が枯れてしもったんや」

「え?」

そういえば、ドライアード、木人、トレンドなんて木の魔物を見ていなかったね。出てきたのは鳥だけだ。枯れるなんてどれだけ音痴なんだ!?

マンドレイクなんて花壇だとか地面に埋まっているけど、たまに地上を歩いたりしているから引っ越しをしてそう。

「せやかて、わてからのお礼や」

「ありがとう!」

ボクはジャガイモとキノコをもらった!って、キノコ!?チコの占いに出ていた、今日のアンラッキーアイテムじゃないか!

さそりまんて魔物商人なんだろうけど、イマイチ職業がよくわからない。時にはチケットのもぐりだったり、ファイヤーマウンテンの中ボスだったり。もももやふふふといった商人みたいにダンジョンで物を売っている印象が殆どない。

サンマを焼いていて、町中に煙騒動を起こした時にはルルーが大激怒をしてやり当たりをしたこともあった。




書いている途中で魔導フィアが発売決定をして、魔導師ラルバの題名を聞いたらこうなってしまいました。
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