サタンからの挑戦状   作:由兎

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もらったキノコが暴走!?

さそりまんをあとにして。とりあえず、行った道を戻ってくる。

「コケコッコー!」

上半身がニワトリ、しっぽが緑色のヘビのようなコカトリスが丘に登っているのか鳴いてきた。一見はただの大きなニワトリだけど、見た者を石化をする攻撃をしかけてくる魔物だ。森の中で2匹の白い動物が見えた。

 

「ようやく平和になったんだにゃん」

「平和になったんだにゃん」

双子のシャム猫、ふたごのケットシーだ。

「ぐー!」

えっへんとばかりのカーくんがそんな表情をした。

「最近、ビッグペッカーが木を突いて倒してうるさくて、昼寝ができなかったんだにゃあ」

「鳥がうるさかったにゃあ」

「それはご愁傷さま」

「昼寝の前に、うちらと勝負をするにゃん?」

「勝負するにゃん?」

「勝負よ!」

「ルールはほりあてだにゃん」

最後だけはハモリだった。

ほりあてとは最初からフィールドにぷよぷよが積んである状態で中央に宝箱がある。それを早く消した方が勝ちだ。1番上の段は固ぷよだ。普通のおじゃまぷよと違って2回消さないと消えない。

上空からぷよぷよが落ちてくる。

ボクはとりあえず、2連鎖をした。

「2!」

「1にゃ!」

ふたごのケットシーは相殺。予告ぷよに太陽ぷよが1つ現れ、そしておじゃまぷよと共にふたごのケットシーのフィールドに降ってくる。1列がおじゃまぷよと太陽ぷよで埋め尽くされた。

落下をしてくるぷよをボクは弥生時代を作って連鎖をしていく。こうして、ぷよに埋まっている宝箱掘って行く。

「3!」

「2にゃ!」

ふたごのケットシーは太陽ぷよと一緒に2連鎖をした。予告ぷよに太陽ぷよが2つ現れ、お互いのフィールドに落下する。下には宝箱。上には太陽ぷよ。これさ、宝箱をわざわざ掘らなくても太陽ぷよだけで勝てるよね。そう思ったボクはさっき落下をしてきた太陽ぷよを3連鎖を作って消した。

「3!」

「にゃにゃ!」

岩ぷよが現れて、ふたごのケットシーのフィールドを半分以上埋めた。ぷよが置く場所がなくなってしまって。NEXTぷよがフィールドを塞いだ。ふたごのケットシーはばたんきゅ〜だ。

「もうダメだにゃ」

「ダメだにゃん」

「勝った!」

ボクはガッツポーズをした。

「うちらの負けだにゃ。これをあげるにゃ」

「あげるにゃ」

タマネギだった!カレーの材料だ。

「らっきょを売ったら、パキスタからもらったんだけど、うちらには毒だにゃん」

「毒だにゃん」

パキスタ。ダイコンに黄色い服を着せて、カゴを背負ったような魔物商人だ。

彼らにも兄弟がいるらしく、らっきょを高く買い取ってくれるのは兄だったかな。

「これで昼寝をするんだにゃ」

「おやすみだにゃ」

ふたごのケットシーはネコが入るかまくらの中に入っていった。

 

ぷよまん本舗が再び見えてきた。セプテムくんとタマゴはもういないようだった。

その変わりにトリオ・ザ・バンシーの3人娘がいた。娘といっても、外見は幼子に見えるんだけど、彼女たちはボクの数倍を生きていると聞いたことがある。

長女の長髪の緑色がメリグ。次女のボブカットの赤い髪がショス。三女の短髪の金髪がエミィだ。3人共に同じ白い服を着ている。それと、下半身がトマトのような赤い実。上半身が羊のバロメッツがいる。バロメッツの実から育つ魔物だ。野菜のように種を巻いて、水をあげるとバロメッツが育つ。どうでもいいことだけどね。

「きぃい」

「かぁ」

「ぴ?」

「メェ〜!」

「ぐぃぃ」

「うぃ」

「ぴい」

「メェメェ!」

人語を喋らないその空間は何を言ってるのかわからなかった。

「カレー大会の話をしているの〜」

さすが魔物商人だ。

「なんて言ってるの?」

「今、カレー大会が開かれていて。広場で色んな人がカレーを作っていて、アーちゃんやジャァーンがいたずらしている。けど、インド人からカレーを無料で貰えるって言ってるの〜」

インド人なんて珍しい人も来ているんだね。ターバンを巻いてカレーをくれる以外は何をやっているのかわからない人だ。

「ぐぅ!」

「早くカレーが食べたいって?」

「ももも〜。ぷよまん買っていないの〜?今なら、お買い得の値段なの〜」

「ゴメン、ボク、お金を持っていなくって。代わりにキノコならあるんだけど」

ボクは道具袋から紫色をしたキノコを取出した。

「ぷよーっ!ぷよーっ!」

きのこは目を開いて、何度もジャンプをした。

「これはキノコじゃなくて、きのこぷよなの〜。あまり見かけないけど、岩ぷよより強いの〜」

「!?」

紫色でキノコにしては変な色だと思っていたけど、ぷよぷよだったの!?

「きぃぃ」

「ぷぃぃ」

「ぴぃぃ」

「ぷよよ!ぷよぷよー!」

トリオ・ザ・バンシーが何を言ったかわからなかったけれど、きのこぷよは怒り出して、おじゃまぷよをぷよまん本舗に降り出した。それがバロメッツの頭に当たると目が釣り上がって、

「メェメェ!」

「ぷよぷよっ!」

バロメッツVSきのこぷよが始まった。

「メェ!!」

「ぷよよ!」

2匹の攻撃が炸裂!バロメッツは一見はかわいい羊のだけど、怒ると宇宙魔法のメテオに相応する攻撃をするのだ。負けるか!とばかりにきのこぷよは胞子を飛ばす。店中におじゃまぷよだらけになって、ボクとカーくんは雪崩のように流されていく。

「うわあああ!」

「ぐぐぅ〜…」

トリオ・ザ・バンシーが奇声を出して、もももが「店が潰れるの~」などという声が聴こえるがその声が遠くなっていった。

ううう…ここはどこ?チコの占いが当たってしまったよ。そこは見知らぬ空間だった。

出口もなさそうな深い闇に包まれていた。

 




コカトリス、トリオ・ザ・バンシーは作品によって鳴き声が変わるので何版を書いたらいいのか迷いました。
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