サタンからの挑戦状   作:由兎

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ドッペルゲンガーの試練 コメット編

「次はここだ」

水晶になったままのドッペルゲンガーシェゾが喋る。

すると、ボクはカラフルな色をした道の上。ピンク、黃、緑。まるで積み木に使われていそうな色をした場所にいた。さっきいた汚い屋敷じゃない。

綺麗な星空が見える場所だった。目の前に大きな星が見える。2メートルほど先には大きな星が落ちていた。

「これを手にとれ」

まるでシェゾが空間から闇の剣を取り出すかのようにホウキが出てきた。モップの次はホウキなの?また、掃除かな?ボクはそれを手に取るとまるでウィッチのような青いローブと青い三角帽子の服装になった。

「ここではホウキに乗って空が飛べる」

「え?本当!」

ボクはさっそくホウキに跨り、5メートルくらいを行ったり来たりした。普段、空がなんて飛ばないから新感覚だ。このカラフルな道はどうやらある程度進むと、行き止まりみたいだ。行き止まりのところには大きな銀色の星が落ちている。

だけど、どうやって止まるんだろう?

ボクはドッペルゲンガーシェゾからどんどん離れて行く。

「どこに行くのだ?」

「止め方がわからないんだけど!」

「人の話を最後まで聞け!痴れ者めが!念じよ」

今は水晶の姿なんだけど、きっと厳しい顔をしているんだろうなあ。

ボクは心の中で止まって!!と念じた。すると、まるでブレーキがかかったかのように止まった。

 

元に戻りたいんだけど!!

 

すると、ドッペルゲンガーシェゾの場所まで戻った。カミュ先輩が幼少期の頃から杖を使って移動をしていたけど、ボクも真似しておけばよかったなあ〜…。そう簡単には慣れない。

「ぷよぷよをはじめとする敵をスライサーかそのホウキで倒せ」

そういえば、ウィッチがわくぷよダンジョンで旋風陣なんてホウキを振り回して、攻撃をしていたっけ。当たると痛そうな物理攻撃だ。ボクにはできそうになかった。

「スライサー?」

すると、ホウキの他に三日月のような形をした武器が3つどこからともなく現れた。

「それを敵にぶつけると、刻むことができる。試しにやってみろ」

「ぷよぷよ!」

黃ぷよがこっちに跳ねてきた。ボクはスライサーをブーメランのように投げる。

「ぷよっ!」

「1回当てただけでは、倒せぬ。何度かぶつけてみよ」

ボクは残りの2つのスライサーを黃ぷよにぶつける。すると、ぷよぷよは潰れてばたんきゅ〜だ。

「最後にコメットと呼ばれる星を取ってぶつけて攻撃をする方法がある」

「コメット?」

「ホウキに乗っていた時に銀色の星があっただろ?それを敵にぶつけろ」

「…」

むらさきぷよが黙ってこっちに向かってくる。

「えいっ!」

ボクはコメットを投げて攻撃をした。

すると、魔法陣が現れて爆破!むらさきぷよの近くにいたみどりぷよも巻き添えを食らってばたんきゅ〜だ。

「ここにボスがいる。もう説明はいらぬだろう」

ドッペルゲンガーシェゾは姿を消した。

 

途端に緑色と黄色のぷよぷよがこちらに向かってくる。

「ぷよっ!」

「ぷよよーっ」

ボクはスライサーをぶつけて攻撃!切れ味がいいのかざっくりと切れた!ホウキに乗ってはぷよぷよをスライサーで刻み、ホウキで叩いていく。

ばたんきゅ〜をしたぷよぷよはコメットを落として、回収をしていく。

今のボクは魔導師じゃなくて、魔法使いだよね。

魔導師と魔法使いは別の職業だけど、魔法使いの方が物理攻撃をすることが多いのかな?

というか、カーくんがいないじゃないか!?どこに行ったの!?

いつも肩の上にいる友達であり、相棒のカーくんことカーバンクルがいない。また、ドッペルゲンガーアルルに攫われた?

 

「おーい、ドッペル?」

 

…。

 

……。

 

………。

 

ドッペルゲンガーアルルどころかドッペルゲンガーシェゾもそこにはいなかった。誰からも返事がいない。敵のぷよぷよの声が「ぷよーっ!」と聞こえるだけだった。

ボクはホウキに乗って出発をした。カラフルな道は綺麗なように見えるけど、ぷよぷよしかいないのがどことなく、不気味だった。

ホウキに乗って、2メートルほど先にぷよぷよがいたら、スライサーを投げて攻撃をしていく。

ぷよんっ!消える時に音がする。本来のぷよぷよは同じ色を4つ並べると禁断の魔法であるオワニモによって時の女神のところに送られていくんだけど、まるで野菜のように刻まれたら復活できないよね?ここはおそらくはドッペルゲンガーアルルの作った実態のないイリュージョンなのかもしれないけど。そんなことを思いながら、ボクはコメットを回収をしていく。

暫く行ったら、行き止まりだ。ボクは行ってきた道を戻っていく。行く時には気づかなかったけれど、よく見たら天井のところに人が通れるほどの穴が空いていた。

ボクはホウキに乗って、登っていく。

新しいカラフルな道が見えてきたけど、これは何?

見たことがない浜辺で作ったお城みたいなのがあった。いや、砂じゃなくてこれは土かも。

「ぷよっ!」

「!?」

何か声が聞えたぞ?お城は一瞬、光を放って解体をした。解体をした中から黄ぷよが3匹出た!

お城はまた元の形に戻っていく。どういう仕掛けなのかわからないけども、黄ぷよをスライサーで刻んで行く。

ぷよんっ!弾ける音がした。ボクはお城も破壊しようかとスライサーで攻撃をした!

だけど、お城は消えずに残っていた。残りの黄ぷよが2匹跳ねている。ボクはホウキでぷよをゴン!とまるで杖で叩くのと同じだ。お城をホウキで叩いてみたけど、びくともしなかった。

黄ぷよを3匹倒した倒したところでまたお城から小さな光を放った。また、ぷよぷよが飛び出した。

ボクはコメットをぶつけた!

すると、音を立ててぷよと共に跡形もなく崩れ去った。土に還っていく。拍子抜けだった。

ボクはホウキに乗って、カラフルな道を進んでいく。

今度は赤ぷよが現れて、体液をぶつけてくる。これに当たるとぷよぷよが集まってくるんだよね!敵を増やしたくないボクはジャンプで避ける。そして、スライサーで刻んでいく。赤ぷよを倒すと、どうやら新しい道が見えてきた。

着いた途端にあちこちにコメットが出現をして、大きな金平糖が転がっているようだった。

これが本当にお菓子だったら、カーくんが食べまくっていただろうね。

「金平糖喰うカーバンクル」なんて。




元ネタはコメットサマナーです。
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