魔法少女にはなりません ~転生したらアズールだった件~ 作:月想
私的にはとてつもないことなのです。
本当に、本当にありがとうございます!!
というわけで、ロード団戦最終回です。
相変わらず拙い内容で恐縮ですが、楽しんで頂ければ幸いです。
お気に入りの魔法少女ソングを聴きながらどうぞ。
ちなみに、劇中のあるキャラはcv.櫻井○宏さん辺りで再生するとすんなり読めるかもしれません。
『らぶ~はぁ~とぉ~♥️』
怪音波が黒いスライムたちを蹴散らす。
かれこれ1時間以上、こうして歌い続けているわけだが、ロコムジカが調子を落とす様子はまったくない。
「いや、始めから最低だからだろ...。」
.....などとナレーションにツッコむ程度には、ルベルブルーメは暇だった。
「ホントに歌いながら戦ってるよ...しかもひたすら同じ曲で。」
シンフォ○アか?と言いたくなるルベルだが、それはシンフ○ギアに失礼だと思った。
歌唱力の差が激し過ぎる。
というか、
ロコはアズールたちのおかげ(せい)で
歌唱力が別人レベルで向上したのではなかったか。
すっかり元のいじりにくい雑音痴に戻っている。
声が可愛いのが救いだが、アリスはよくこんな騒音被害の中、すやすやと眠れるな。
「まあ、この感じならロコ一人でも抑えられるだろ。」
これだけルベルたちが呑気していられるのにも理由がある。
最初はそうでもなかったのだが、段々ロードの眷属たちの動きが鈍くなってきたのだ。
ボーッとしたり、ゆったり散策を始めたり。
こちらを狙って絶え間なく襲ってきたのが嘘のようだ。
『まさか、ロコの歌ってそこまで...?』
と冗談半分で考えていたが、いよいよ本当にそうなのではないかと思って、何故かこちらがショックを受けてしまう。
...まあ、たぶん指揮者であるロードが弱っているか、思考力が落ちているだけなのであろう。
「アズールのやつ、マジで強ェんだなァ...。」
自分があっさり殺されかけた相手を追い詰めているのだ。
ロードの恐ろしさは身に染みている。
ただの変態えちち女じゃなかったんだなぁ。
「そう言えば、ロード様がやられたら自然とエノルミータの総帥って」
『な、何なのよ急にぃっ!?』
次の総帥ってアズールになるんだよなぁ、というぼんやりとした思考は、突然の悲鳴により掻き消された。
「どうしたロコ!?」
「どうしたじゃないわよ前見なさいよ前ぇっ!?」
「前...?」
言われてロコの指差す方を見る。
最早見慣れた黒い影。
だが、その『
見渡す限りの黒、黒、黒。
しかもその大軍は、明らかにルベルたちを"目指して"進軍してきていた。
「嘘だろっ!?何で今さら!?アズールがロードを追い詰めてるんじゃなかったのか!?」
「どうすんのよこれ!?こんなのロコだけじゃ相手し切れないわよっ!?」
ロコ、ルベルのそれぞれの悲鳴に反応したのか、気持ちよく昼寝をしていたネロアリスが目を覚ます。
「アリスちゃん?もう、大丈夫なの?」
「コクリ。」
「?...アリス、お前...。」
「"怒ってる"?...え。ま、まさか、ロコのせいじゃないわよね...?ねぇ...?」
事実、アリスは機嫌が悪かった。
別に子守り唄の品質が劣悪過ぎたからではなく、マゼンタの膝も柔らかくて寝心地抜群であった。
ただ、"嫌な夢"を見ただけだ。
別れの夢。
まだおもちゃを買ってもらってない。
直してもらう約束のぬいぐるみはまだたくさんあるし。
明日は一日遊んでくれるという話だった。
また髪も鋤いて欲しいし、うてなお姉ちゃんと三人でお出掛けする話はどこにいったのか。
...それはキウィも一緒の話だったか。
とにかく。
いなくなるなんて許せない。
成長した姿が見たかったとか、元気に育てとか。
お母さんみたいなことばっかりで。
そんなにお母さんになりたいなら、ずっと一緒にいればいいじゃないか。
やっぱり悪の組織のお姉ちゃんなんて、
みんなおばかで、みんな自分勝手だ。
そんなお姉ちゃんが、大好きだったのに。
「...っ!」
「アリスちゃん...泣いてる...?」
アリスは今あるおもちゃをすべて操り、スライムの大軍を迎え撃つ。
アリスは、激怒した。
こいつらだけは、絶対に許さない。
――――――――――――――――――――――――――
本当に何でもない話。
どこにでもある、普通の日常。
その中で起きた、些細なトラブルというか、うっかりミス。
きっとわたしだけが特別に思ってる。
そんな入学式の日のお話。
「おかしいなぁ...学校に来るまでは、ちゃんとあったのに...。」
中学生になって、初めての登校日。
みんなが新しい友だち作りに精を出すお昼休みに、わたしは一人、学校の廊下や施設を行ったり来たり。
別に友だちが出来ないから手持ち無沙汰だったわけじゃなくて。
「お守り...ずっと大事にしてたのに...。」
小さい頃からずっと今まで持っているお守り。
お守りと言っても、実際は昔見た魔法少女アニメのマスコットの、小さいぬいぐるみだ。
キーホルダーみたいにできるやつ。
わたしが初めて買ってもらった、魔法少女グッズ。
引っ込み思案で臆病なわたしが、持っていると不思議と勇気が出るお守り。
ボロボロで、一見すると壊れたおもちゃだし。
もしかしたらもう、誰かに捨てられてしまったかもしれない。
「はぁ...。」
みんな教室にいるのか、校舎の外には人がほとんどいなくて。
探し回るにも疲れて、中庭の桜が見えるベンチに腰掛ける。
桜がキレイだけど、お守りを無くしたことがショックで、素直に感動できなかった。
「あの、少しいいかしら?」
「へ...?」
その時だった。
わたしがあの子と初めて話したのは。
入学式で、美人がいるなとは思っていた。
わたしとは住む世界が違う感じの、漫画とかアニメにいるような"ヒロイン"が似合う女の子。
「もしかしたらと思って。あなたが探してるのって、これ?」
「あ...!?」
その子がわたしに見せてくれたボロボロのマスコット。
間違いなく、わたしの落としたお守りだった。
「そ、それですっ!でもなんで、わたしが探してるって...?」
「昼休みなのにご飯も食べないで、不安そうに一人で教室を出ていくんだもの。
最初はお手洗いかと思ったのだけど。
窓の外からあちこちキョロキョロしてるのが見えてね?
何か探してるって分かったから。」
「見ず知らずのわたしを...心配して...?」
「クラスメートだもの。あんまりにも慌てていて、ほっとけなくて。」
す、すごく親切で優しい人だぁ...。
と、その温かさに泣きそうなわたしにひょいとマスコットを渡してくれる。
「それ、大事なものなんでしょう?ボロボロなのは、ずっと大切にしてきた証ね。」
「は、はい...あの...あ、ありがとうございます...。」
「どういたしまして。もう失くしちゃダメよ?」
「あ、あの...!」
そう言って立ち去ろとする背中に、仲良くなりたかったのか、それとも弁解したかったのか。
声を掛けて彼女を呼び止めた。
「へ、変、ですよね...。こんな、子どものおもちゃみたいなの...ずっと、大事に持ってて...。」
「...そうかしら?それ、魔法少女モノのアニメのやつよね?」
「わ、分かるんですか?」
「女の子なら誰でも一度は通るわよ。」
その子はまたわたしの方に近づいて、こう続ける。
「いいわよね、魔法少女。
夢と希望と魔法で溢れていて。
それをずっと好きでいられるってことは、
そういうキラキラしたものが本当に素晴らしいって。
そう信じているからだと思うの。」
「...っ///」
「だからね?」
初めてだった。
そんな風に、わたしの気持ちを分かってくれた人は。
だから、あこがれた。忘れられなかった。
「それってとっても、素敵なことだと思わない?」
その子の輝く笑顔と舞い散る桜が、あまりにもキレイで。
今もその景色が、瞳の奥に焼き付いて離れなくて。
だからわたしは、きっと。
この時から、たぶん。
小夜ちゃんが、"好き"だったんだ。
――――――――――――――――――――――――――
「さよ、ちゃん...どこに...どこ、なの...?」
焼け焦げた床を這いながら、わたしは小夜ちゃんを捜し続ける。
ひび割れたハートを落としただけだ。
小夜ちゃんはどこかに飛ばされただけで、きっと、まだ。
「捜さなきゃ...っ。捜して早く...助けなきゃ...。」
「無様だな。マジアベーゼ。いや、柊うてなと言うべきか。」
「...。」
誰かの声がするけど、今はどうでもいい。
今は早く、小夜ちゃんを助けないと。
「無駄だ。マジアアズールは、水神小夜はこの世にはもういない。灰にもならず燃え尽きた。この、私の手でな。」
「...?」
なにを、言っているのか、分からない。
そんなはずはない。
そんなのあり得ない。
小夜ちゃんが死ぬわけがない。
だって小夜ちゃんは、わたしのあこがれで。
強くて、優しくて。
だから。
『悩むのはもっと喜んで、楽しんだ後でいいのよ!』
『改めて、ありがとう。何かお礼をしなくちゃ。』
『わたしの推しなんだから。人気者に決まってるわよ。』
『強くなったようね、マジアマリーノ。』
『こんなファンサは、今回限りだから。』
『うてなちゃん。ありがとう!』
頭の中で、小夜ちゃんとの思い出が、その声とともに再生される。
その、最期の瞬間も。
「ぁ......あぁ...ぁあ...っ!? 」
「...憐れなものだな。武器を取ることもせず、ただ泣き叫んで地に這いつくばるだけとは。それではアズールの死も無駄になるというものだ。くだらん。」
「......む、だ...?」
ロードがわたしの服を掴み持ち上げる。
「聞こえなかったか?"無駄死にとはくだらない人生だ"と言ったのだ。」
「.......ァ?」
ぎょろりと。虚ろな瞳に、今度は確かにロードエノルメを捉える。
小夜ちゃんを殺した、
「コロ、ス...。」
「...!」
魔力が迸り、ロードを後方へ弾き飛ばす。
星型のアイテムがどす黒い輝きを放つ。
「コロス...コロス、コロス、コロス、コロス!ころす...!ころすころすころすころす殺す殺す殺す殺す...ッ!殺してやる絶対にッ!ロードォ!!エノルメェ...ッッッ!!!」
「なんだ、この魔力は...っ!?」
許さない、絶対に。
こいつだけは、ダメだ。
もう魔法少女の矜持なんてどうでもいい。
散々に痛め付けて、辱しめて。
体も心も、尊厳も命も弄んで。
死ぬことすら救いになるほどの苦しみを与えてやる。
殺して!ころして...!
コロシテ、ヤル...ッ!!
思考の全てが黒く染まり、ただ殺意だけがわたしに残る感覚。
全てを失う、その瞬間に。
"カラン"。と。
何かが落ちた音がする。
思わず視線を落とすと、今日小夜さんにもらった、魔法少女展の缶バッジがあった。
『ミラクルみみる』の、復刻缶バッジ。
『小夜さんの好きなエピソード、ばっちり選ばれてましたね!』
『ええ。女幹部が倒されて怒りに震えるみみるが、それでも魔法少女として戦うことを選び覚醒するシーン。』
『あれぞ魔法少女って感じですよね!』
『ええ。だから好きなのよ、あの話。』
何でもない会話。
幸せだった頃の、当たり前の日常。
そこにあった、確かな"あこがれ"。
「なん、で...っ」
なんで、こんな時に...!
思い出すのかなぁ...っ!
「さよ、ちゃぁん...っ!!」
体を包む闇が消え、再び地に倒れる。
震えながら、『覚醒みみる』の缶バッジを拾って、抱き締めるように握る。
「そう、だよね...わたし...っ!
間違える、ところだった...!
ごめん、ね...っ...ごめんね...!小夜ちゃん...っ!」
「やはり貴様は危険だ...!マジアベーゼ...!今すぐに、我が手で焼き尽くしてやろう...!」
ロードの手に再びあの時の炎が灯る。
『うてな。あなたが、倒しなさい。あなたなら、勝てるわ。』
「......倒すよ、小夜ちゃん。わたしは...。わたしは魔法少女、柊うてなだから...っ!!」
「ほざくな
魔力を最大にまで高め、ロードはわたしを捉えて叫ぶ。
「わたし"たち"のあこがれた魔法少女にッ!わたしはなるんだぁッ!!」
「跡形もなく消え去れッ!くだらぬ物語の主人公よッ!!」
放たれた炎を真っ直ぐ見据え、わたしは『ハート』と『星』の二つの変身アイテムを構える。
『
『
――――――――――――――――――――――――――
「柊うてな。それがキミの、本当にあこがれた姿なんだね。」
輝く星の如く。
その光はフワリと宙を照らす。
圧倒的魔力、圧倒的輝き。
しかし感じるのは、畏れよりも安らぎ。
その小さな体は、それでも世界を包むように闇を消し去る。
「なん、だ...?...なんなのだ、それは...しら、ない...そんなのっ...そんな力は、知らない...!?」
天使のような羽に、輝く光の輪。
されど走るラインは禍々しく、紫を貴重とした衣装に身を包んでいる。
頭には悪魔の角を有し。
その魔法少女らしいステッキにも、悪魔の翼が生えている。
長い髪は美しくも艶かしく。
慈愛に満ちた表情には似つかわしくない牙が、口元から僅かに見える。
悪魔と天使。
相反する二つの要素が無理矢理混じり合ったような、そんな歪な姿。
「なんなのだ...お前は...なんだと言うのだ...っ!?」
狼狽するロードを見据え、柊うてなは答える。
自分が何者であるか。どう"在る"かを。
「私は、『"魔法少女"マジアベーゼ』。
悪を抱いて、正義を為すモノ...!」
「魔法少女、だと...ッ!?」
「面白いね。君はそういう結論に至ったのか。」
ベーゼでありながら、それでも魔法少女であることを捨てない。
欲張りなうてならしい、無茶苦茶な解答だった。
「でも、嫌いじゃないだろう?」
ヴェナは呟く。
今はいない、彼女の"大ファン"に語りかけるように。
「ふざ、けるな...ッ!私が、私がこの為に...ッ!どれほどのモノを犠牲にして...ッ!奇跡すら無駄にして...ッ!なのに!貴様はぁ...ッ!!」
地から無限に眷属が湧き出す。
ロードの怒りに呼応するように、その姿を刺々しいものへと変化させる。
「たかが物語風情がッ!!私の邪魔をするなぁぁぁッッッ!!!」
一斉にベーゼへ襲い掛かる眷属たち。
表情を変えず、ベーゼはステッキを振るう。
まるで魔法をかける、おとぎ話の魔法使いのように。
「"みんな"!お願い...!」
現れたのは、
ベーゼの魔力から形作られた魔法少女たちが、黒い軍勢を迎え撃つ。
「......は、はぁ...!?」
「...なるほど、そう来たか。」
ロードは我を忘れて驚愕し、ヴェナリータは納得したように頷く。
魔法少女と言っても様々だ。
現実に存在する魔法少女、二次元の魔法少女。
剣を使う者、銃を使う者。
拳で戦う者に、ロボットを扱う者。
あるものは杖のようなメカメカしい武器からエネルギーの塊を発射し、またあるものは仲間と連携しながら矢を番え敵を穿つ。
「これは、柊うてなが魔法少女と認識し、蓄積してきた数多の魔法少女が舞う世界。
名付けるならばそう。
『
魔法少女マジアベーゼ『
そう勝手に名付けられた特殊な真化形態は、まさに幻想的な光景を生み出す。
現実、漫画、アニメ、作品、世界観。
全てを超えて魔法少女たちが協力し、無限の軍勢を打ち倒していく。
その中には見覚えのある、黄色と赤紫色の魔法少女もいて。
「ベーゼェ...ッ!!」
「!?」
指揮に意識を割き、高速で肉薄するロードへの反応に遅れたベーゼ。
その間に割って入る、"紺碧"の魔法少女。
「貴様...ッ!」
「ぁ...。」
『...。』
彼女は"違う"。
ベーゼの作り出した幻想だ。
分かっているはずなのに。
その幻想は確かにベーゼを見て、笑った。
そう彼女には思えた。
「...分かってる。一緒に、いこう。
アズール!」
「亡霊に何ができる...!」
爪や尻尾の殴打を避け、掻い潜り。
放たれる灼熱を魔法で打ち払っては、ロードの体に魔力の光を叩き込んでいく。
「がは...ッ!?」
地に叩きつけられたロードは再び立ち上がり、忌々しげにベーゼへ魔力を放つ。
「亡霊ごと消えろ...ッ!"
「アズール!?」
アズールはまたしてもベーゼを背中に回し、今度は
「やめて...っ!私の前で、また...っ!」
『勝つのよ、うてなっ!』
「!......うんっ!」
アズールを信じ、ベーゼは体中の魔力をステッキに集中させる。
幾重にも重なる魔法陣が、魔力を更に圧縮させていく。
「小夜ちゃん...!」
『"愛の、アヴァランチ"。』
「私の魔力を、跳ね返すだと...ッ!?」
その体を光の粒子に変えて消えていきながら、アズールはロードに彼女自身の魔力を跳ね返す。
「ぁ、が...ッ!?」
煙を上げ、焼かれた体の痛みに悶えるロード。
その隙こそ、"致命的"だった。
「これで、決めます...っ!!」
「っ!?」
ロードに向けられた圧倒的魔力。
必殺のその一撃は、数多のヒロインたちが築いてきた、愛と希望と夢の煌めき。
「"マジア・フィナーレ"...ッ!!!」
七色に輝く極光が今、ロードに降り注ぐ。
「!...わた、しは...っ。」
放たれた輝きを防ぐことも出来ず、ロードはただその光に体を投げ出す。
極光に呑まれ、消え失せていく意識。
「は...はは...っ」
その、あまりにも見事な"奇跡"。
ヒロインにのみ許された、そんな物語の輝きを。
叶うのならば、"あの子"に。
何故だ。
何故、あの子には起きなかったのか。
"この"奇跡は、あの子にこそ相応しかったのに。
あの子のあこがれた物語なら、救ってくれてもいいじゃないか。
「ごめん、ね...っ。○△□...。」
――――――――――――――――――――――――――
「おい、これ...っ!」
「眷属たちが、消える...?!」
全員が全員ボロボロになり、何もかもが限界に近いその時。
スライムたちは突然その体を溶かし始め、やがて幻だったかのように、跡形もなく消え去った。
「か、勝ったの...?」
「...コクリ。」
嫌な感じがしなくなったとアリスは頷き、他の者は安堵と歓喜の声を上げる。
「やったわぁ!アイツらついにロードを倒したのよ!」
「ああっ!アズールのやつ、大した女だぜェ!」
「...。」
「良かった!マリーノちゃん!アズールちゃんっ!」
何かを察しているアリスは一人喜ばず、その場にただヘタリこむ。
「ぉ~ぃ...。」
「!」
「あれ...。」
「レオパルト~!なんだアンタ生きてたのね~!」
よろよろでボロボロだが、一応生きてはいるレオパルトが帰って来た。
変身もギリギリで保っている。
身バレを気にする程度の思考はまだ残っていたようだ。
「アンタボロっボロじゃない!?何で生きてんの!?」
「生きてちゃ悪いんか!?」
「シスタはどうしたんだよ...?」
「あぁ?倒したに決まってんだろ~。」
「マジかよ!?どうやったんだ?」
「そりゃあれだよお前。愛の力?」
「ほざきなさいよ。」
「さ、サルファちゃんは!?」
「ツンデレ?しらん、そこらに転がってんじゃね?」
「えぇ...っ!?さ、サルファ~っ!?」
マゼンタがサルファ捜索の為、離脱したのを確認し。
そそくさとドールハウスを準備するアリス。
「お、わり~なアリス~。でも、ちょっと後回しでいいか~?」
「?」
「は?死ぬわよアンタ?」
「死なんし。アズールちゃんとエッチするまでは。」
「あ、あっそ...///」
らしくない神妙な面持ちで、レオパルトは回復を後回しにしたいと言う。
「夢でさ、アズールちゃんに謝られて...。」
「フラれたの?夢で。」
「ちげーし!超両想いだし~!」
「あーはいはい。で、その夢がなんなんだよ?」
「夢だけどさ~...心配なんだよ、アズールちゃんが。ケガしてないか、とか...///」
「意外と献身的よね、アンタ。」
乙女な顔を見せるレオを見て、複雑な感情を抱くアリス。
恐らく、アズールはもう...。
「だから早くナハトベースに!この目でアズールちゃん見なきゃ、安心できねーんだよ!」
――――――――――――――――――――――――――
「...っ...?」
目を覚ますと、酷く広い空間にひとり。
体を横たえていたようで、起き上がってみると自分が真っ裸であることが分かる。
相変わらずデカイ...。
と見事な自画自賛を決めた上で、
ここがどこか考えてみる。
「天国?」
にしては殺風景過ぎる。真っ白だし。
「地獄?」
にしては優しくないだろうか。叩き起こされない辺り福利厚生しっかりしてるのかな?
というか、前死んだ時は天国も地獄もなく速攻で小夜ちゃんボディ(ばぶぅ)だったんだけど。
「ここは、いったい...。...?」
周りを見渡していると、突然目の前に黒い点が現れ、どんどん大きくなる。
やがてそれは、見覚えのある、あの姿となった。
「"ヴェナ"...?」
「やあ、目が覚めたみたいだね。」
私が困惑していると、ヴェナは何を話し始めるでもなく、ただただ私を見つめたまま宙に浮かんでいる。
「ちょっと?どうしたのよ?」
「...ああいや。ごめん。相変わらずえっちな体だと思ってね。」
「......はぁ!?な、何言ってんのよこのエロメガネっ!?///」
あのヴェナから下ネタが出た!?
困惑しながらも体を隠し、咄嗟に罵倒までする私。
少しして、自身の違和感に気付く。
「...は?エロ、メガネ...?」
「あっはっはっ。久しぶりだねぇ。その捻りも何もない故に、尊敬も信頼も感じ取れない見事な罵倒加減。推しの口から出ていると思うと流石に興奮するよ。」
この軽薄な笑い方。
とりあえず気持ち悪い感想。
あり得ない。あり得ない、はずなのに。
「おっと。いつまでもこの姿のままじゃ、ヴェナへの風評被害が加速して変な薄い本が増えてしまうね。失敬失敬。」
薄い本だとか、今生では聞き馴染みのないワードを言いながら、ヴェナはその姿を変え、やがて見覚えのある"成人男性"の姿となった。
「せ...せん、せぃ...っ!?!?」
「やあ。久しぶりだね、
頭が真っ白になる。
もう会えないはずの、私の『先生』。
私を、まほあこにハマらせた張本人。
その先生がなぜ、こんなところに。
「...ま、まさか先生!?先生も死んじゃったんですか!?それでヴェナに転生して、それで...っ!?」
「ああ、いや。まずは落ち着きなよ。あまり激しく動くと乳首とか色々見えてボクが困る。正確にはボクの息k」
「言わんでいい変態っ!///」
ほんっとにこの変態メガネは...っ!
真面目に心配した私が馬鹿だった。
先生は私に上着として、自分の白衣を渡してくる。
一応それで体を隠すけど。
「やっぱり、それはそれでクるものがあるね。」
「帰っていいですね?」
「ああごめんごめん。久しぶりに朝陽ちゃんと話せたから、ついついテンションが上がってしまったよ。」
「ふん...キザメガネめ...///」
顔はいいのが尚更ムカつく。
話ならヴェナと小夜でそこそこしていたではないか。
「まずはボクの説明からしないとね。安心して欲しい。ボクは死んでヴェナに転生したわけじゃない。」
「ちっ...一回死んどけばいいのよ変態。」
「ボクだって傷つくんだよ...?」
また話が脱線するので、とりあえず大人しく話を聞いておくことにする。
「まあ、有り体に言えば"憑依"ってやつだね。ある日突然、目覚めたらボクは『ヴェナリータ』だったわけさ。」
「何それ。」
「ボクもそう思った。最初のうちはただの夢だと考えていたし。」
元の体はどうなっているんだろう?SAO状態?それとも時間の流れが違うとか?
「何もかも分からなくてね。とりあえず、この世界がまほあこに近い世界だということだけしか分からなかった。
時期も行動も手探りさ。」
「ヴェナになったんなら、その目的とかも分かるんじゃないの?」
「いいや。
彼?の抵抗なのか、そういう"ルール"なのか。
ヴェナになる前の、つまり物語以前の記憶も、根幹に関わる記憶も閲覧不可。
ただ、その時やるべき行動だけは分かる。
頭に直接指令が来るみたいにね。」
「...ふーん。」
「疑ってるよね...?頭の中身を見せるわけにもいかないし、こればっかりは信じてもらうしかないな。」
未だに整理が付かないのだけど。
じゃあ、やっぱり普段話していたヴェナは先生だったわけで。
私が色々やらかしているところも見られたわけで。
「キウィにメス堕ちさせられる小夜なんて、普通の発想じゃまずお目にかかれないからね。朝陽ちゃんナイス!と思わずガッツポーズが飛び出たよ。」
「それは見せてないはずなんだけどぉ!?///」
やはりここで始末するべきだ。
魔法さえ使えればこんな奴っ!!
「新鮮な殺意は置いといて。
自分の状況はまったく分からないけど、いつまでも帰れないし。
これはこれで楽しいかもって考えていた時に、君を見つけたんだ。」
「私を?」
「ボクには分かったんだ。
君が、"水神小夜"としてこの世界に生きていることが。
『転生したらアズールだった件』、ってやつかな?」
「アズールはスライム扱いなの...?」
始めから、私と知って小夜を勧誘していた?
「君がなかなかのベーゼ推しなのは知っていたし、きっと下心満載でそうすると思っていたよ。」
「読まないでよ、気持ち悪い...。」
「ボクたち友達だったよね?」
「...。」
「せめて罵倒くらいしてくれないかな?」
今までの言い方じゃ、全部私の為に動いてたみたいに聞こえる。
どうせシスタと打ち合わせとかしてたくせに。
「勿論、ヴェナとしての行動はせざるを得なかった。
だけどボクの行動指針は、"君"だった。
それは嘘じゃない。」
「...どうしてよ?
「そりゃまあ、下心はなくもないけど。
一番はやっぱり、"約束を守れなかったから"からかな。」
「約束...。」
約束ってあれかな。
『必ず君を元気にして、コミケでも何でも好きな場所に連れて行ってみせる。』
っていう。
「...私を元気付けたくて言ってくれたんでしょ?助からないこと、分かってたから。」
「...違う。ボクは君を救いたかった。
君を、失いたくなかった。」
「...先生?」
先生はメガネの位置を直して、こちらから視線を外す。
「あんまりにも突然でね。あの日はさ。
11巻の感想を聞きながら、ボクもそれを読んで笑い合う予定だったんだよ。...それが、病室に行って。ボクが見たのは、もう息がない朝陽ちゃんと、泣き崩れるご家族だった。」
「...みんな、来てたんだ...。」
そっか...。お見舞いに来てくれてたんだ。
もう少し、頑張るべきだったな...。
「ボクはね、朝陽ちゃん。
君に感謝してるんだ。
ボクの好きなものを受け入れて、一緒に好きになってくれて。
ボクは友達が少ないからね。
君に会うのが、一日の楽しみだったんだ。」
「そう、なんだ...。」
てっきり、私の為にやってくれてることだと思ってた...。
先生も、楽しかったんだね。
「キウィちゃんの言葉を借りるようで悪いけど、ボクにとっては君が、救うべき"ヒロイン"だった。」
「!...な、なんですか急に...///」
「これが"最後"だからね。気持ちは素直に伝えておくべきだ。」
「...じゃあ、やっぱり私は...。」
ロードに負けて、そのまま死んでしまったのか。
「大丈夫。行きたい場所に行く方は、神様か他の誰かが叶えてくれたみたいだからね。
"元気にする"のはボクの役目だ。」
「それって...!」
つい期待を込めて、子どもみたいに興奮してしまう。
先生をそれに笑うこともなく、ただ真剣に私を見つめて言う。
「ボクは君を救うために"ここ"に来た。
もう二度と、君を死なせたりするもんか。」
「っ...先生今年でもう29でしょ!?17の私を口説くとか犯罪じゃない!?しかも今14才だし...!///」
照れ隠しで罵倒して、先生から顔を逸らす。
本当は、すごく嬉しくて。
生きてる時に、言って欲しかったというか。
「後少しで合法だったじゃないか。
だから真剣に色々考えていたんだけどね。
まあ、それはもういいんだ。
もうあまり時間がないからね。」
「え...?」
先生の体が透けて、溶けるように光の粒子が浮かんでいく。
「ヴェナの蓄えていた力の一部と、この世界でのボクの存在とを引き換えに、君をうてなたちのところへ"戻す"。」
「そ、それじゃあ先生は...!?」
「まあ、上手くいけば元の世界に戻るんじゃないかな?ヴェナについては記憶も残って、君を素直に協力者として認識するはずだよ。」
「そういう、ことじゃなくて...!」
最悪死んでしまうということじゃないか!
それに、なんというか...。
「もう一緒に、いてくれないんですか...?」
「朝陽ちゃん...。」
先生はまた、らしくない辛そうな顔を見せる。
でもすぐに笑って、諭すように話始める。
「君はこの世界で、自分のような異物が大好きな世界を変えることに、苦しんでいたよね?」
「うん...。」
「だから、最後に一つ。
その間違いを正しておくとしよう。」
「間違い...?」
先生は私の頭に手を当て、優しく撫でる。
「君は、"水神小夜"なんだ。
たとえどれほどあの作品の世界に似ていたとしても。君は、まほあこの水神小夜とは違う、ただ一人の人間なんだよ。」
「小夜とは、違う...?」
「人生に正しい、間違ってるなんてない。
原作通り=正しいなんて、これはフィクションじゃないんだ。
君だけが作り出せる、君だけの物語。
君の、新しい人生がこれなんだ。」
「私だけの、物語...。」
「君が言ったんだろ?考えるべきなのは、『憧れになれちゃった!やったー!』ってことだけ。ってね。」
「!」
あの神社で、迷ううてなに言った、あまり深く考えてもいない発言。
それがこんなにも、自分に刺さるなんて。
「だからね、小夜ちゃん。
君はもう、前のことなんて忘れていいんだ。
辛い病気も、狭い病室もない。
君は健康体で、この世界には魔法がある。
君は、君の人生を楽しんでいいんだよ。」
「......っ。」
そうやっていつもいつも。
変態のくせに。
色情魔のくせに。
優しくて。お人好しで。
お医者さんなのに、馬鹿なんじゃないの。
「忘れられるわけ、ないじゃん...っ」
「...朝陽ちゃん...?」
今にも消えそうな先生に抱き着く。
この朴念仁。唐変木。
「先生がいたから、私はこの世界に憧れたんだよ?
先生がいたから、最後まで頑張れたんだよ...?
先生が、いたから...っ。
だから私...毎日、楽しくて...っ!」
私なんかが好きになっちゃいけないって思ってたのに。
なんでこんな...。
もうどうしようもないタイミングで、ヒロインだなんて言うの...!
「初恋だったんだから...っ!
忘れられるわけないだろばか...っ!!///」
「!.....。」
いよいよ触れないほどに透ける先生を抱き締め、想いをぶつける。
「...ありがとう、朝陽ちゃん。ボクはもう、その言葉だけで救われた。」
「せん、せい...っ。」
「だからもう行って。"みんな"が、君を待ってるよ。」
私の体も、先生と同じように光輝き透けていく。
「先生...!今まで、本当に...!ありがとう、ごさいました...っ!」
前は言えなかった、お別れの挨拶。
あの時伝えられなかった想いを伝えて、私たちはお互いの場所に戻っていく。
「...そうだ、一つだけ言い忘れてたよ。」
「え...?」
「ボクは、小夜挟みのはるか×小夜×薫子が一番好きだ。今からでも魔法少女になって、あの二人を堕としてくれると個人的には嬉しい。どうかな?」
「......ぷっ。ばーかっ!!」
最後の最後に、なんだそれは。まったく。
本当にどうしようもない変態さんだ。
私は涙を拭いて、精一杯の笑顔でこう答える。
「私、魔法少女にはなりませんっ!!」
――――――――――――――――――――――――――
「ハァ...ハァ...。」
体から力が抜け、光と共に魔法少女の姿から、ただの柊うてなに戻る。
足にも腕にも力が入らなくて。
瓦礫の山となったアジトの床に、ただ寝転がることしかできない。
両手には、傷ついたハートと、星の変身アイテム。
私と小夜ちゃんの、憧れの象徴。
「や...やったよ...私...勝った、よ...。」
やり遂げた充実感も、たくさんの魔法少女を見られた感動も。
全部胸に空いた穴に、吸い寄せられるように落ちて消えていく。
「勝ったよ...さよ、ちゃん...っ...わた、じ...がっだ...!から...っ!だからぁ...っ!!」
まだそんなに残ってたのかと思うほど、目一杯に涙を溜めて流す。
視界はボヤけ、天井から差す光で余計に何も見えなくなる。
「ほめてよ...っ...笑ってよ...っ...側に、いてよ...っ!なんで...いないの...っ!」
浮かぶのはただひとつ。
あの桜の日の、憧れたただひとつの笑顔。
「小夜ちゃん...っ」
いくら呼んでも、叫んでも。
悲しんで、嘆いたとしても。
私の大好きな人は、もういない。
「呼んだ?」
「....................。」
いくら瞳の奥に焼き付いたと言っても、別に幻覚を見てるわけじゃなくて。
大体、私の見たあの時の小夜さんはもっとこう
『今、お呼びになったかしら...?』キラキラ。
みたいな。
そういう気品溢れる感じで。
こんな
『なによ?今呼んだ?』ヒョコ。
みたいな、猫的な雰囲気で登場したりしない。
「ねぇ、今失礼なこと考えてるでしょ?」
「....................。」
ほら、ついに会話し出しちゃった。
もうダメだ。
私に鬱耐性なんてないんだから、あんなことがあれば心が限界に決まってる。
ロードを倒した時点で奇跡も奇跡なのだ。
妄想ならもっと褒めて欲しい。
ついでにえっちなことも希望します。
「ふーん。そういう態度なのね。じゃあ...。」
私の妄想は仕事が早い。
小夜ちゃんの幻覚が上着を脱いで、下着姿となる。
今日は黒なんだ...?お、大人っぽい。
でも私的には、やっぱり水色のフリフリとかも捨てがたい。
「欲しがりやさんめ。」
ぽゆん。
幻覚小夜ちゃんは私の顔に、その豊満な胸を押し付けてくる。
妄想にしては随分とリアルな温かさ、柔らかさ。
思わずスリスリしたくなる。
あったか~♥️やらかぁ~♥️
「ってぇ!?たわわぁぁ!?!?///」
「あ。正気に戻った。」
あまりにもたわわ過ぎるたわわに意識が覚醒し、漸くこれが現実だと分かった。
私の腕の中には、失ったはずの温もりがあって。
「......小夜、ちゃん...?」
「ええ。やっと分かった?」
瞬間、今までのたわわやらなんやらは吹き飛び。
下着姿なのも気にせず小夜ちゃんに抱き着く。
「小夜ちゃん...!小夜ちゃぁん...っ!!」
「...ごめんね、心配をかけてしまって。」
「なんで...!どうして...っ!?」
「何というか。...そう。蘇ったの。
私だけの、"特別な魔法"で。」
「特別な、まほう...?」
「ええ。大切な...とても大切な、愛の魔法なの。」
頬を赤らめながら、それでもはにかみ笑う小夜ちゃん。
その姿と温かさに、これが夢じゃないことを強く認識する。
「よっしゃあ!やっとついたぁ~っ!!アズールちゅわあぁぁぁん~っ!!!♥️」
「ばっ!?んな体で走んな死ぬぞ!?」
「おう、しねしね。さっさと逝っておくれやす。」
「す、少しはロコの心配しなさいよぉ...ゲート開いた上に、スタミナ切れで...も、もう...」
「だ、大丈夫?ロコちゃん...。」
「ゲシッ。」
「いったあぁ!?ロコの可愛いヒップに何すんのよぉ!?投げ飛ばすわよ腹黒アリスっ!?」
遠くの部屋から聞こえる、聞き馴染みのある声たちに思わず吹き出す私たち。
終わったんだ、全部。
「うてな。ただいま。」
「おかえりなさい。小夜ちゃんっ。」
何で小夜ちゃんが帰って来られたのかはよく分からない。
でも、一つだけ言えることがある。
この日常が、人生が。
かけがえのない、私たちを取り巻くあらゆるすべてが。
魔法みたいな奇跡で出来ていて。
私たちは今、世界で一番幸せだということ。
私は、マジアベーゼ。
"魔法少女にあこがれて"。
私は今日も、この奇跡を生きていく。
「綺麗にまとめているところごめんね。このままだと、漏れなく全員に正体がバレるよ。キミたちはそれでいいのかい?」
「「.........と、
ここまで読んでくださった奇特な皆様、本当にありがとうございました!
最終回かな?残念、まだ続きます←
次回は海回、もう仲良しのトレスマジアとエノルミータ。
でも彼女たちにはいくらでも戦う理由があるのです。
うてなの魔法少女としての姿にも大きな変化があったとか...?
海回の次は閑話としてあの人とあのマスコット?のそれぞれの裏話、さらに何人かの日常回を投稿予定です。
「このキャラの絡みが見たい!」「このキャラの主役回くれ!」とかご要望募集します。活動報告にコメントお願いします!