無自覚クソボケ野郎が迫られるまで 作:いもけんぴ。
現在、俺こと如月サクヤは大変困っている。理由としては、最近俺の周りが変だからだ。こう……なんというか、変なのだ
何故だろうか……俺は何か彼女たちに嫌われる様なことをしたのだろうか。と不安になり、先生に相談した。最初はちゃんと相談に乗ってくれていたが……途中からはこちらを揶揄うばかりで真面目に考えてくれなかった。許せぬ
先生が言うには、もっと俺の行動を振り返れとの事らしいが……何度考えてもよく分からないため、とある知り合いに相談してみることにした
「というワケなんだが……どう思うよ、ホシノ」
「ん〜、そこでおじさんに相談されてもねぇ」
目の前に居るのは、自分の事を"おじさん"と自称する可憐な少女である。……本当になんで一人称がおじさんなんだ?
「ふむぅ……まあそうだねぇ。本当に心当たりはないんだよね?」
「あったら相談してねぇって」
「それもそっかぁ。うーん、まあ言ってしまえば、みんな恥ずかしいんだよ」
「恥ずかしい?」
ふむ……恥ずかしいとな。……いやなんで?
「それまたどうして?」
「親しい人間と改めて目を合わせながら話すのは、若い子はなんとなく気恥しいんだよ」
「そういうもんかぁ?」
「そういうもんだよ」
「へぇ〜……ホシノは恥ずかしくないのか?」
「おじさん?おじさんは別にー?あの子たちとは年季が違うからねぇ」
「同い年だろ」
ふむ……まあ言われてみればそんな気もする……か?でもそれだけであんなになるかぁ?
「ま、よく分かんないけどさ、サクヤだって他の子に悪いことをした訳じゃないんでしょ?」
「俺からすれば、まあそうだな」
「なら、そんなに深く考えなくても良いんじゃない?」
「そうか?」
「そうそう。サクヤは昔から深く考えすぎなんだよ。それで何回失敗したのさ」
「うぐっ……それは、そうなんだけどさぁ」
それを言われると、こちらとしてはなんとも言えない……けど、言われっぱなしもなんか癪だな
「けど、お前だって、人の事言えないだろ」
「んぇ?」
「一人で抱え込んで色々悩んで、挙句の果てに取った選択がまったく成長してなくて後輩に呆れられたくせに」
「なっ……いや、あれは違うじゃないですか!あの時はあれが最善だと……」
「おーおー。口調も戻っちゃってまあ」
「くっ……」
「ホシノちゃんが成長してなくて、私悲しいよぉ!」
「ユメ先輩の真似しないでください!大体、そんなこと言われてませんから!」
いやーすっきりすっきり。弄られっぱなしは趣味じゃないんだ
「はぁ……まあ兎に角、そんな深く考えるなってことですよ。あなたはもっと自分に自信を持った方が良いです」
「そっか……まあお前が言うならそうなのかもな。……よし、じゃ話題を切り替えよう。そうだなぁ……あ、この前見た映画なんだけどさ……」
「へぇ、面白そうじゃないですか。それで……」