旅する狼達よ、鋼鉄の城にて吠えろ(シャングリラ・フロンティア×ソードアート・オンライン)   作:しらすの番人

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え、三層だけでギルドとエルフ戦争やんなきゃいけないんですか?元々やらない選択肢はないですケド

なんか色々考えたら三層長くなりそうです。エルフ関連終わればサクサク行けるはず!


第三層
第三層の大型キャンペーンクエスト


 

 

〜アインクラッド・第三層〜

 

 

第二層を突破した46名のボス戦参加者は、各自第三層に向かったり、第二層に戻って休んだり宴会などをするやつらに分かれたのだが、俺達は時間もまだ13:00程だったので第三層に進んでみることにした。第三層に進むという目的が一致したため、キリトとアスナも一緒である。

 

「わぁ・・・!」

 

「キレイですね」

 

「そうだね、レイ氏」

 

「え、それってどういう・・・・・・」

 

「サンラクあれ見ろよ!木に顔が付いて歩いてら!」

 

「何それ」

 

カッツォが指差す方向を見ると、まじでカッツォが言った通り木に顔が付いて歩いてる。まぁとは言っても枯れ木だが。だがそれでも立派な人面樹であった。見ると「トレント・サプリング」と表示されている。

 

「トレント族のモンスターだな。第三層では基本的にあいつらがメインだぞ。そしてこの層から本格的な人型のmobが敵として出てくる。あと皆気づいている思うがこの第三層のテーマは「森」だ。」

 

キリトが解説してくれる。やっぱβ経験者がいるとすぐ情報分かるからありがたいな。

 

 

俺達は今森の中を歩いている...のだが、一層のホルンカ周辺にあった森がちっぽけに感じてくる。巨大な古樹達の間から降り注がれる光、という光景は言うまでもなく幻想的な雰囲気を醸し出している。

 

「二層に戻らなくて正解だったね。」

 

「ほんとほんと、まぁ一人場違いな格好してるヤツはいるけど。」

 

そう言ってペンシルゴンと京ティメットの二人がこっちを見てくる。理由は明白だ。俺が第二層ボスの「将軍王」のLAボーナスとしてゲットした牛のコスプレ装備をしているからだろう。顔が牛で体は服が破れていてほぼ半裸という姿はまさに牛、と言わざるを得ない。だがしょうがない、この装備達は見た目こそふざけているものの第二層ボスのLAアイテムとして相応しい性能をしているのだから。

 

 

「お、見えてきたぞ。あれが第三層の主街区──「ズムフト」だ。」

 

そう言うと奥の方にずんぐりと立つ木が見えてくる。おそらくあの木を中心とした街なのだろうと予測する。

 

「さて、ここら辺だな。後はその道まっすぐでズムフトに着けるから頑張れよー。」

 

「じゃあね、皆」

 

「おう、ありがとな。そっちも頑張れよ。」

 

そう言ってキリトとアスナは主街区であるズムフトとは違う、西の方の森へと向かっていく。事前に説明は受けていた、何でも主街区途中の西の森に用があるんだと。

 

「じゃあ私達はそのままズムフトを目指しちゃおー!!」

 

「「「「「「「おー!」」」」」」」

 

 

 

〜第三層・ズムフト〜

 

 

俺達よりも先にズムフトについたディアベル達により転移門が有効化(アクティベート)されたことにより、二層や一層からのプレイヤーがズムフトへと上がってきていた。俺達はその中に「情報屋」のアルゴを見つけると、ボス戦のことやさっきキリト達と分かれたことなど話した。そうするとアルゴはこう言った。

 

「ヱ?じゃあキー坊はお前達に説明しなかったのカ?」

 

「「「「「「「「ん?」」」」」」」」

 

「アー、多分と言うか確実にだガ、キー坊とアーちゃんが西の森に行ったのは、この層で始まる「キャンペーンクエスト」をやるためだろうナ」

 

「キャンペーンクエスト?」

 

「ンー、これ普通なら有料なんだガ・・・どうせオイラが教えなくてもキー坊から教えて貰うんだろうし、言ってもいいかァ」

 

「この三層ではナ?(フォレスト)エルフと(ダーク)エルフとの戦いの大型クエストを受けられるんダ。しかも終わるのは層を跨いで九層」

 

「「「「「「「「「九層!?」」」」」」」」

 

「なっがいだロ?その分貰える報酬もオイシイからキー坊は先に受けに行ったんだろうナ。」

 

「あ、あんの野郎・・・・・・」

 

「まァまァ、クエは誰でも受けられル、オネーサンが場所を教えてやるかラ、お前達もやってきたらどうダ?」

 

皆コクコクと頷く。教えなかったキリトをぶっ飛ばしてもやりたいが、皆こういうデカいのには参加したいのだろう。俺もワクワクしている。

 

「決まりみたいだナ。場所は──」

 

 

 

〜第三層・東の森〜

 

 

「何だよ基本的に森ならどこでも発生、ランダムエンカだから頑張れって」

 

 

アルゴから俺達に伝えられた情報は、「場所は西の森でも東の森でもどこでもいイ。つーか第三層で森ならどこでも発生するゾ。まぁあとは運次第のランダムエンカウントだから頑張って探してくれよナ。発生してるなら意外と見つけやすい音出すからすぐ分かると思うゾ。」とのことだった。

 

 

「リアルラックカスいサンラクだけだったら一生見つからなかったかもね?」

 

「それ言ったらカッツォも「特殊無し(ノーユニーク)」効果で見つけられねぇんじゃねぇの???」

 

「あ、やんのか?」

 

「かかってこいよユニーク自発できないマン!どうせお前だけじゃ見つけられないだろ!」

 

「よしやるかぁ!!」

 

「二人とも静かにして下さい!!何か音が聞こえました!!」

 

取っ組み合いを始めようとしていた俺とカッツォに秋津茜からストップがかかる。すると俺達の奥の方からキン、キンと金属同士がぶつかっているような音が聞こえてくる。

 

 

「あれがアルゴちゃんの言ってた「森エルフ」と「黒エルフ」じゃない?」

 

「まぁそうだろうね」

 

俺達の少し先、森が開けた先で戦っているのは、金髪の髪をした「森エルフ」らしき、俺等とあまり変わらなそうな見た目をしている少年と、逆に背のデカい茶色の髪をした「黒エルフ」らしきおっさんだった。

 

 

「フハハハ!俺はついてる!こんな弱っちい森エルフを殺すだけでいいんだからなぁ!!」

 

「ちっ・・・!!まだここで死ぬ訳には行かねぇんだよクソがアア!!」

 

 

 

「なんか一方的」

 

「あの森エルフの方は見るからに若いし、例えるなら新入社員と課長が戦ってるみたいな感じなのかな」

 

「それどんな例えなのモルド」

 

「私!あのやられてる金髪の方のエルフさんを助けたいです!!」

 

「いいんじゃない?僕なんか黒エルフの方ムカつくし」

 

「私も、です」

 

「まぁ今のみて黒エルフの味方したいって言う人の方が少ないよね」

 

「ペンシルゴンは黒エルフの味方したいって思ったでしょ」

 

「少しどうなるのかなって思っただけだよ〜」

 

「「「コイツ・・・」」」

 

 

何にせよやることは決まった。俺達はあの金髪森エルフを助ける。戦っているエルフ達の頭上には「?」マークが浮かんでいるので、近づけばすぐにスタートするはずだ。

 

 

 

「おいおい、弱いものイジメはそこまでにしたらどうだ?黒エルフさん」

 

「む?何だ貴様ら」

 

「お前等・・・人族か?こんなとこ来んじゃねェ!!さっさと逃げろ!!戦いに巻き込まれてぇのか!?」

 

「少しばかり戦いを見させてもらってたよ、そこの金髪君はボコボコにされてたのに「逃げろ」って言える状況じゃないよねぇ?」

 

「ペンシルゴン、ペンシルゴン、何か脅してるみたいになってる」

 

「ありゃ」

 

折角俺が「弱いものイジメはそこまでにしたらどうだ?」ってロールプレイでかっこよく登場したのに全部無駄になったじゃねぇか!!

 

「私は弱いものイジメをするあなたを許せません!何で仲良くしないんですか!?」

 

 

「仲良く?そこの小娘、今「森エルフ」如きと我ら「黒エルフ」に仲良くしろ、と言ったのか?フハハハ!笑止千万!こんな奴らなどとは幾億の時が流れようと戯れることなぞできぬわぁ!!」

 

 

そう言って黒エルフはビリビリとした威圧を放つ。笑ってからすぐ威圧するとか情緒どうなってんのコイツ。

 

 

「なら──私達はあなたを止めます!!」

 

「やってみろ小娘ェ!この黒エルフの「第二隊長」である「グレトリクセル」を止められるのならなァ!!フハハハハハハ!!!!」

 

 

「おい、そこの金髪エルフ、俺達はお前に力を貸す!相手の強さはどんなもんだ!?」

 

「オレはガリウスだ!力を貸すだか何だか知らねぇがやるなら勝手にしやがれ!⋯⋯だが、一緒に戦うってんならやぶさかでもねぇ。あいつの言ったことが本当ならオレより遥かに上位の黒エルフだ!なんてったって「隊長」クラスのエルフなんて森エルフにも数人しかいねぇ!!」

 

 

えー?これ結構まずくない?ほんとに相手が黒エルフの中でも上澄みだとしたら相当強いってことじゃないかそれ?だがガリウスと言った森エルフにも並々ならぬ事情があるようだ。めちゃくちゃ険しい顔をしている。が、諦めた顔はしていない。なら俺達は言った通り力を貸すだけだ。

 

 

「よっしゃやってやろうぜ黒エルフ(いじめっ子)退治!第三層での初戦闘にしちゃあ随分大物っぽいじゃねぇの!!ここで勝って盛大に第三層攻略の開始と行こうぜ!!」

 

「俺もちょっとコイツにムカついてたんだよねぇ!思い切り殴れるならそれがいいや!!」

「僕も本気出そっかな!!」

「誰が相手でも冷静に対処するだけ」

「ルスト前出すぎて重い一撃とか喰らわないでね??相手強そうなんだから。」

「絶対に勝ちます!!」

「私も⋯頑張ります!!」

 

「ヘリウム君だっけ!?私達も戦うけど君にもキリキリ働いて貰うからね!!」

 

「ガリウスだ!!覚えとけやこのクソアマァ!!」

 

「何か私に対してだけ当たり強くない!?」

 

それはお前が名前間違ったからだろ、と言いそうになった喉をグッ、とこらえる。

 

 

「準備は良いか森エルフとそれに加担する愚かな人族共よ!!一人残らず粉微塵にしてくれるわ!!」

 

 

こうして俺達旅狼は、第三層初の戦闘にして超強敵と思われる自称「第二隊長」こと「グレトリクセル」戦を開始するのだった。

 

 

 




はい、こっからどんどんオリジナル要素出てきます。


次はグレトリクセル戦書いてエルフ戦争クエストが進む感じになると思われます。

ちなみに今サンラク達のレベルは21か20でガリウスが23なのに対してグレトリクセルはレベル29です。はっきり言って化け物です。
サンラク達も他の最前線プレイヤーと比べて6か5レベルくらいは上行ってるんですけどね。

グレトリクセル君は第三層に派遣された黒エルフの中で一番強いです。黒エルフ側にはいくつかの部隊があるのですが(そういう設定)、その中で二番目に強い部隊の隊長です。本作のキズメルが現時点でレベル20だと言えばその強さが分かるんじゃないでしょうか。ちなみにキリトとアスナは現時点でレベル18です。

原作の方と比べると本作はレベルがインフレ気味ではあります。ですが大丈夫、どうせ後から未来の自分が調整してくれるでしょう。

ガリウスはイメージ的にはエルフになった爆豪◯己と言うかエルフっぽくなったガー◯ィールというか...そんなイメージのキャラです。なんでCV岡本◯彦さんですね。こればっかりは譲れないです。
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