旅する狼達よ、鋼鉄の城にて吠えろ(シャングリラ・フロンティア×ソードアート・オンライン) 作:しらすの番人
「あン?この階層の守護者討伐も手伝ってくれないかって?」
「そう!理由合って少人数で挑まなきゃいけなくなっちゃってさ、ガリウス達が来てくれたらもの凄い助かる」
うん、知り合いって言ったってガリウス達以外知らないね、だって一層の時からホルンカの村で引きこもってたんだもの。他ARKの一部とキリト、エギル達くらいしか知り合いなんていないな。
という訳でガリウス達にフロアボス攻略の協力を仰ぐために、俺達旅狼は第五層のエルフクエストの舞台である、場所としてはカルルイン近くの遺跡エリアと地下に広がる「マナナレナ」の村を超えて「枯れ木の森」に来たのだ。
「あーそれは・・・・・・」
「待ってルイド。・・・・・・その守護者討伐はいつ行う予定なんですか?」
えーと?ディアベルと話したのが昨日でそん時は「明々後日に計画実行」って話したから・・・・・・
「明後日だな」
「明後日」
「あーサンラク。そのな、悪いけど今回はその討伐作戦に参加出来無さそうだ・・・・・・」
「・・・・・・マジ?」
「これがマジなんすよねえ。前の時は城主様がその場にいたので協力することが出来たんすけど、本来だと任務に関係ないことをするためには九層にいる王に許可を取りに行かなきゃいけないんすよ」
「更に付け加えますと、急いで申請しに九層まで向かっても申請が許可されるのに二日程かかりますし、移動時間も考慮しないといけないので無理、ということですね」
「決して嫌だから行かないとかじゃないからな?本当ならオレ達も守護者討伐について行ってやりたいンだけどよ」
「いや大丈夫だありがとう。そう言ってくれるだけで嬉しいよ」
「せめて守護者の情報だけでも伝えておきます。・・・・・・と言っても私達もこの層の守護者にはあまり詳しくないんですよね・・・・・・。確か名前は・・・・・・フスクス?なんとかコロッサス・・・・・・だったような気がします。私達が知ってる限りだと巨大なゴーレムで、九連合王国時代に人達の手によって作られた「決戦兵器」・・・・・・と伝わっています。古代の人族の技術はほとんど明らかになっていません・・・・・・どうか、お気をつけくださいね」
ということで、ガリウス達にはまんまと断られてしまったわけだが、いちいち落ち込んでられないので、俺達は今回はやけにあっさりとしていたエルフクエストを終わらせ、作戦会議と言う名の雑談会をカルルインの宿で行っていた。
「・・・・・・で?ミーアちゃん達には断られちゃったわけだけどさ、大丈夫なの?」
「まぁ今のところあいつらがいなくとも何とかはなる、と思う」
「へぇー?今は誰が参加予定なのさ」
「まず俺達だろ?それにディアベルとキリトとアスナとアルゴの四人、エギル達のパーティも来てくれるって言ってたからプラス四人。それとキリトの知り合いってことで「ネズハ」って人が来てくれて、アスナの知り合いが来るかどうかまだ分からないってとこだ」
「合計十七もしくは十八人・・・・・・急にしては結構集まりましたね・・・・・・」
「私達とディアベルさんだけ、ってことも可能性としてはあったんですよね?」
「まぁそうだな、最悪キリトとアスナはなんとしても引きずりこんだけど」
「俺達がこの層の推奨レベルを大幅に超えてるってことを加味しても、これでやっとボスとの戦力差は五分くらいかな?」
「どうだろうな・・・・・・キリトが言ってた分だとこの五層は区切りの層だとか何とかで今までよりも大幅に強いボスが出てくるって話だったが・・・・・・」
「そこら辺はギリギリまでアルゴちゃんの情報だよりかなー、でも結局勝たないとARKの内部崩壊が始まっちゃうんでしょ?他には・・・・・・後考えられることは少ないかもね」
「後はボスの攻撃パターンくらいでしょうか?私はガリウスさん達はゴーレムって言ってましたし、武器は持って無くて素手で殴ってくると思います!」
「まぁそれはね・・・・・・サンラク、僕はボスの攻撃パターンも考えなきゃいけないとは思うけど、まずはパーティの分担じゃないかな?多分アタッカーの比重が凄いことになってると思うんだけど・・・・・・」
あー確かになぁ。今までは俺達のパーティだけで役割分担すれば良かったが、今回はディアベルとかエギル達もパーティに入るからな、そこら辺も考えなきゃいけない。
てことで各メンバーの役割を書き出してみたのだが・・・・・・
「アタッカー」
サンラク・カッツォ・サイガー0・京極・秋津茜・ルスト・キリト・アスナ・ディアベル・エギル・ウルフギャング・ローバッカ・ナイジャン
「タンク」
モルド
「重金属装備者」
サイガー0・ペンシルゴン・ナイジャン
「不明」
アルゴ・ネズハ
「これは・・・・・・」
「偏りすぎてるねぇ」
「タンク僕だけ・・・・・・?」
「重金属装備してる私とレイちゃん、ナイジャンさんが半タンクするしかないね・・・・・・」
「エギルから聞いたけどナイジャンは両手鎚だからタンクっぽいことは出来なそうだってよ」
「マジですか・・・・・・」
「あ、俺盾持ってるからタンクもいけるよ」
「マジかよカッツォ!!(・・・・・・受けカッツォじゃん)」
「あ?」
「何でもないです」
「ディアベルも片手盾持ってなかったっけ?」
「あーそう言われると持ってたような気も・・・・・・じゃあ意外とタンクは何とかなりそうだな」
ウルフギャング以降の名前は通称エギル隊のメンバーだ。パーティ全員がアタッカーとか中々良い趣味してるねぇ。ネズハとアルゴが今のとこ不明だがアルゴは俊敏特化みたいな見た目なのでほぼほぼアタッカーもしくはデバフ付きソードスキルでのデバフ役、ネズハというプレイヤーはキリトから聞く限り「チャクラム」とかいうちょっと良く分からない武器を使うそうなので特殊枠。
「ボスの攻撃は全部避けるから問題ない」
「避けタンクか・・・・・・まぁそれ出来そうなのお前と俺くらいだけど」
「ゴーレムって一撃が重いイメージあるから避けタンクでも出来そうだけど・・・・・・」
「まぁ攻撃喰らった時が怖いよねぇ」
雑談会と言ってもやっぱりボス関連の話になるわけで。結論実際戦って見ないと分からないという身も蓋もないような感じになってしまった。
個人的にはミーアが言ってた「決戦兵器」とか言う単語が気になる。SAOから生還するのはもちろん最重要案件なんだが、それはそれとしてゲーマーとしては「ソードアート・オンライン」としてのストーリーも気になるからな。
次からボス戦入ります。
やっと、やっとここまで来た・・・・・・。本作の最初の構想として第五層がある意味スタート地点的な意味を持たせようというのがあったんです。
幸いにもカーディナルのせいにすれば辻褄が合いそうだし