旅する狼達よ、鋼鉄の城にて吠えろ(シャングリラ・フロンティア×ソードアート・オンライン)   作:しらすの番人

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六層終了に入って行きます
とりあえず次でボス戦は入ると思われます


意味分からないことを言ってくるなよ的な

 

エクストラスキル【瞑想】、そしてそのスキルmodとして【覚醒】の入手を確認した俺達はまぁ阿鼻叫喚。一層の大量ネペント狩りで、俺達は最前線プレイヤーの中でも総熟練度数は上位のはずだが、それでも武器を一種類しか使っていないカッツォ達でやっと一番使っているスキルが熟練度200をわずかに超えたばかりなのだ。

 

現時点で熟練度500なんて絶対にたどり着けるものじゃない。というわけで俺達はこのことを女性陣に報告するべく部屋に向かった。

 

「【瞑想】ぅー?」

 

「そう、俺達が受けた時は一気に熟練度500になったぞ」

 

「それは本当です?」

 

「本当だレイ氏、それでついでに【覚醒】って書かれてるスキルmodも解放されたんだ」

 

「はい!その【瞑想】と【覚醒】ってどんな効果をしてるんですか?」

 

「えーと、まず【瞑想】が『座禅を一定時間行うと、阻害(デバフ)への耐性、HP回復速度が一定時間上昇します』そして【覚醒】が──あこっちは常に発動するパッシブタイプだな、で効果が『精神を極限まで集中させ、秘められた力を最大限に引き出す』って書いてあるな」

 

「なんか瞑想は微妙なんだよねー、覚醒の方もイマイチどんな効果なのか分かんないし」

 

「覚醒は何か隠しステータス的なのを上げてくれるのかな?」

 

「それは実際発動してからじゃないと何とも」

 

俺達熟練度500の迫力に圧倒されて速攻言いに来ただけだしな、そもそも一回も実際に発動してないんだから知るわけないよねって言う

 

「じゃあ私は取りに行ってみようかな、なんか【覚醒】って持ってたらピンチの時にとんでもない力が出てきたりするかもだし」

 

「漫画のみすぎでは?」

 

「何を言うのかねサンラク君。そもそもここはゲームだよ?」

 

「それはそうなんだが」

 

ペンシルゴン以外の女性陣も【瞑想】及び【覚醒】を取りに行くことで決定したようだ。十分前くらいに別れたばっかなのにまたフリおじと再会することになるとはな

 

「というわけで来たぞ」

 

「えぇ!?また来たの!?そう言えばパスワード変えるの忘れてた!早く変えないと僕の居場所が入り放題になっちゃう!」

 

お陰で楽に入ることが出来たけどな

 

「まぁ落ち着けってフリおじ、今回用があるのは俺達じゃなくてこいつらだ」

 

「やぁやぁあなたがフリックさんだね?サンラク君から話は聞いてるよ、何でも聡明な「瞑想術師」だとか」

 

「うほっ」

 

うほ?

 

「サンラク君から話を聞いて、私達も瞑想術と覚醒術を教えて貰いたいなーって思ったんだけど、ダメかな?」

 

「・・・・・・・・・・・・も」

 

も?

 

「もちろん教えるに決まってるでしょおおおお!!女子(おなご)が僕に瞑想術を教えてくれてと頼んだ!こんなのミーアちゃん以来だよ!!特別に試練内容も優しめにしたげる!!」

 

うっっそだろお前、結局色目かよ。それも試練内容変えられるなら最初からそっちにしてくれれば良かったのに

 

「ミーアさんもここに来たことがあるんですか?」

 

「うん、何年か前にね。そん時は男二人と一緒だったよ」

 

なんか語弊を生みそうな言い方であるが男二人とはガリウスとルイドのことだろう。年も近そうだし幼馴染とかの関係だったりするのだろうか。

 

「じゃあ早速試練を開始しようそうしよう、女子の皆さんはこっちに着いてきてねー」

 

フリおじは俺達がやった場所と同じ道場へと女性陣を連れて行って、同じ座禅の形をさせた。

 

 

「僕達は邪魔しないようにここにいた方が良いかも」

 

「でもフリおじ甘々になってるし一瞬で終わるかもだぞ」

 

 

「本当ならなぁ、フリカテルかサンドバーガーの匂いで集中力を乱すんだけど・・・・・・もう食べてお腹いっぱいだしやらなくていいか!!」

 

「「「は?」」」

 

「試練の内容は僕が止めって言うまで心を安らかにすることだよ、あまり雑念とかは考えないようにしてね!」

 

あのハンバーガーの匂い結構強かったからそれ無くなるのはデカすぎない?それに時間指定もされてないし、なんか俺達の時よりもずっと早く終わりそうだな

 

「はいそれじゃあ行くよ───始め!」

 

試練が始まった、女性陣は目を瞑りジッ、と同じポーズを取っている。

 

「(なんかシュールじゃない?ずっと動かずに同じポーズしてるんだよ?)」

「(おい馬鹿やめろモルドが笑っちゃうぞ!)」

「(流石に笑わないよ)」

 

「ほあああああ!!」

 

「「「ふぇあ!?」」」

 

びっくりした⋯⋯てか今のフリおじの声って俺がシャンフロのことを考えてた時に頭を木刀で殴られた時の声じゃ?

 

「うぅ⋯⋯いたた」

 

「お主はなんて考えをしてるの!?いやもう⋯⋯とんでもないわ!!集中力凄かったから言うか迷ったけど流石に止めるわ!!そんなに考えついてるならもう言葉にしたらどう!?!?」

 

「で後そこ!え?この世界で革命でも起こす気なの?そんなに危険人物だと思ってなかったわ!」

 

「そこの刀狂いも大概じゃからな!?で機械はなんか少し前に見たから飽きたわ!でお主は⋯⋯ちゃんと出来てて偉いね」

 

「あ、あはは⋯⋯」

「心読めるの!?」

「ちえー」

「あなたもネフホロやる?」

「部活で集中するのには慣れていますから!!」

 

なんと叩かれていたのは秋津茜を除いた全員だった。外道二人とルストはなんとなく想像出来るがレイ氏まで叩かれるとは少々意外であった。

 

二回目は全員雑念を振り払って集中したことにより叩かれることは無かった。結局フリおじは三十分くらいで試練を終わらせやがった、俺達はその二倍以上はやってたのに。だが試練内容が変わっても無事に【瞑想】と【覚醒】は解放されたらしい。俺達はその間フリおじのフライパンを借りてワニ肉を焼いて食ってた。料理スキルを俺達は取ってないので素材そのままの味だったがそれでも美味だった。ゴツい見た目してる割には白身肉であっさりしていて食べやすかった、だが味は濃厚に凝縮されてて本格的に調理したら化けそうだと感じた。

 

そして女性陣の試練が終わった頃にはもう17:00を回っていたので、俺達はガリウス達と合流して夕飯にした。今回のエルフクエストは秘鍵を取りに行くでもなんでもなく、ただ秘鍵奪還のシミュレーションなので、もうクエストは今日の午前で終了したと言っていい。五層に続き六層も短めなクエストだったが、これからの層で物語も終盤に入っていくことを考えると、寧ろ短くなっているのはこれからが長くなるからということを示しているからかもしれない。

 

そのまま夕飯も食べ風呂にも食べた俺達はもう各自就寝やら何やらへ、俺達は明日の昼過ぎまでには出発するということだけ決めた。ガリウス達も明日には七層へと向かうらしい。

 

 

────そして現在(11:50)

 

「メリッサ、短い間だったけどありがとう。エミル城も良い城だった」

 

「そう言って貰えると嬉しいですわ。皆さんとはここでお別れですが、また近い内に再会出来ると何故か感じますわ」

 

「レムザードさん達とも一旦のお別れですね・・・・・・でもまた七層で会えますでしょうか?」

 

「ええもちろん。私達は先に七層へ行ってあなた達のことを待っているとしますよ」

 

「・・・・・・誘惑に負けンなよ」

 

「ん?何のこと?」

 

「七層に着いたら分かると思うっすよ」

 

ふむ、七層には何か耐え難い誘惑があるというのだろうか、七って言ったらやっぱ777だよな。層のテーマがパチンコ・スロット・・・・・・は流石になさすぎるな、一応未成年もプレイ出来るとは言え12歳以上対象のゲームだしなぁSAO。

 

ピロン

 

「ん、あぁすまんちょっとメッセが・・・・・・」

 

誰からだこれ・・・・・・アルゴか、何々・・・・・・『さっきALSが南エリアのムカデボスと戦った。互角の戦いをしてたが、そこに女のNPCが乱入してきてボスを倒しちまった。左手に金色の箱みたいなものを持ってて、それを掲げるとムカデの装甲が四角いブロックになってぼろぼろ崩れた。ディアベルも何も知らないみたいだ。情報求む』

 

 

は?????

 

 

「んだこれ・・・・・・」

 

「どうしたんです?サンラク君」

 

「あぁいやちょっと待ってて・・・・・・」

 

俺はアルゴにすぐさま『何これ?』と返信。すると数十秒で『こっちも何が何だかサッパリで、とりあえず何か情報持ってそうなサー坊とキー坊に一斉送信したんだ。なんかキー坊が情報を持ってそうだから、後でまとめて送る』と来た。俺はまた一言だけ『了解』とだけ送信しメッセ画面を閉じる。

 

「終わった?結局何だったのさ」

 

「いや俺も良く分かってないんだが・・・・・・とりあえず分かるところだけ言うと、ディアベル達が南のエリアのボスを倒したらしい」

 

「えぇ?南エリアってここの次だよね?もうフィールドボス倒したの?」

 

「まぁ僕達ここで丸二日くらい過ごしてたからね・・・・・・」

 

「正確にはディアベル達が戦ってたところに女のNPCが乱入してボスを倒したらしいけどな」

 

「え?どゆこと?」

 

「知らね」

 

南エリアを突破したってことは先に迷宮区につくのはディアベル達か・・・・・・出来れば迷宮攻略には参加して宝箱とかは取りたいが今からだとちと厳しいか・・・・・・と、またアルゴか、えーと『大変だ!キリト曰くその女NPCは第五エリアの迷宮区を目指してる可能性があるらしい!行けるんだったらサンラク達も迷宮区に向かってくれ!』

ふむ・・・・・・ふむ?・・・・・・は?

 

「いや何でそうなんだよ!?」

 

「うわビックリした」

 

「今度は何さサンラク」

 

「さっきムカデボス倒したのは女NPCって言ったろ?そいつが何故か知らんが迷宮区に向かってる可能性があるんだとよ、行けるんだったら俺達も迷宮区に向かってくれとのことだ」

 

「ハァ?」

 

「何で?」

 

「いや迷宮区って第五エリアでしょ?こっからじゃ無理でしょ流石に」

 

もう意味不ここに極まれりだな。アルゴは俺とキリトのことを呼び捨てにして書くくらいには焦ってるらしい。・・・・・・あ、そのNPCがフロアボスに何かする可能性があるからってことか?

 

「うーん、行けるんだったら行きたいがその場合第四エリアを突っ切んなきゃいけないんだよな・・・・・・」

 

 

「ふふふ、皆さん、話は聞かせて貰いました。要は天柱の塔に早く行きたいのですね?」

 

「・・・・・・レムザード、いやだけど時間的に厳しいものがあってだな」

 

「そんなあなた達のために〜テッテテン「ヴィルリの雫」〜。これで湖からショートカットして向かわれてはどうでしょう」

 

「え、でもいいのか?それ結構貴重なやつだろ?」

 

「メリッサ、良いでしょう?」

 

「もちろんです、あなた達は今までもこれからも私達森エルフにとっての大事な人達。これくらいして当然ですわ」

 

「と、言うわけでこれで頑張って天柱の塔を目指して下さいな。道中は訓練のことを思い出して迅速に行動!ですよ」

 

そう言うとレムザードは俺に雫が入った小さな瓶を渡してくる。これなら第四エリアを全カット出来るので早く迷宮区へ行けるだろう。

 

 

「いやぁ結局私達も助けられてばっかりだね。今度何かお返しするよ。」

 

「またどこかで会いましょうねメリッサさん!レムザードさん達もまた七層で!!」

 

俺達は互いに別れを告げ足早とエミル城を後にした。アルゴから意味分からんことを言われて今も何も分かってないが、とりあえずもしかすると今日フロアボスと戦うことになる可能性もある。十分に気をつけなくては行けないな

 

 




ちょっと足早になってしまいましたけど許して下さい。

ヒロインちゃんは一体どんなコトを考えていたのか・・・・・・
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