旅する狼達よ、鋼鉄の城にて吠えろ(シャングリラ・フロンティア×ソードアート・オンライン) 作:しらすの番人
こっちと次話をどっちを先に投稿しようか迷って、こっちを先にあげることにしました
こっちは光属性もヒロインなんだぞってことを頑張って書きました
「うわぁ・・・・・・!!」
「偉い本格的だなぁ」
今俺と秋津茜の二人は外から見えていたビルのエントランスにいる。ウォルプータのメインと言ってもいいこのカジノの正式名称は「ウォルプータ・グランドカジノ」。真っ白な大理石で造られた巨大ビルの中は、シャンデリアで赤色がメインのエントランスが照らされ、それはそれは高級感が漂いまくっている。
「私こんなところ初めて来ました!!」
「流石にカジノは俺も初めて・・・・・だな。ゲームとかでちょくちょくカジノにありそうなやつはやったことがあるけど」
おそらくこのカジノでもあるだろうがブラックジャックなんかは普通にトランプでの遊びでも出来るからな。オンラインに慣れすぎてて紙のトランプとか久しくやってない
・・・・・・周りにいる人見て気付いたがカジノの場でゴリッゴリの冒険者装備をしているのはどうなんだ?こっからでも見える一部のプレイヤーは普通にモンスターと戦う格好でカジノにいるが、NPCだったりオシャレに気を使うプレイヤーはカジノにふさわしいドレスコードをしている。別に俺はこのままでも構わないがなんか場違い的な雰囲気もあるような・・・・・・
「サンラクさん、早く行きましょうよ!」
「ぇ、って引っ張るな引っ張るな、行くつってもどこに?やっぱりカジノに来たからにはゲームしにか?」
「それもそうですけどまずは服装です!あそこに服屋とレンタルショップがあるじゃないですか。こんなに綺麗な場所に来たんですから、服もしっかりしなきゃダメです!」
そう言うと秋津茜は俺の手を取りエントランス右側にあるショップ方面へと向かい始めた。
「・・・・・・サンラクさん!お待たせしました!!」
「おー、お帰りー」
服の試着室等々はもちろん男女別なので、俺と秋津茜は一旦別れ、それぞれ服を選んで借りてからエントランスで集合、そしてゲームをプレイしにいくという形を取った。俺はシンプルに黒スーツと灰色のズボン、一応の革ブーツを選んだのだが──
「・・・・・・これまた随分派手な物を」
秋津茜はキラキラした白のワンピースに水色のヒールと中々目立つ服を選んでいて、いつもはしているヘアゴムを外して髪をロングにしている。
「えへへ・・・・・・似合ってますか?」
「似合ってる、よ」
いやヘアゴム外しただけでこんなに雰囲気違うもんか?いつもはなんかずっとニコニコ笑ってる陽の塊みたいなのに今はどっかの姫様みたいになってるんですけど
俺の服も中々馬鹿に出来なく、レンタルだとは言え総額700コルを徴収された。もし紛失でもしようものならこの十倍の金額を払わなくちゃいけないが、秋津茜の服は借りるのにもどんだけのコルがかかったのか分からない。
「じゃあ早速行きましょうか!私こういうところのゲームするの初めてなので、解説お願いしますね!」
「メジャーどころならな、というかまずはカウンターだな。カジノだと普通のお金は使えなくて、チップっていう通貨に交換して遊ぶんだ」
「じゃあまずはそのカウンターにレッツゴー、です!」
「ようこそ、ウォルプータ・グランドカジノへ。チップへの交換でしょうか?それとも景品への交換でしょうか?」
「初めてなのでチップでの交換で。あ、あとこの景品パンフレットってやつも二枚貰えるか?」
「かしこまりました・・・・・・こちらがパンフレットになります」
カウンターの店員は俺達にパンフレットを一枚ずつ差し出してくる。
とりあえずパンフレットは後で見るとして・・・・・・チップへの交換だな
「チップは何コルで一枚の交換なんだ?」
「100コルで一枚の交換となっております」
100コル・・・・・・だと?一枚でか!?
今までの生活でSAOでの1コルは恐らく現実での10円程の価値がつけられていると俺は予想を立てている、つまりコルは円の十倍。それで100コルで一枚のチップと交換なのだ。現実で言うと1000円で一枚のチップとの交換と言っていい。
「うーむ、最初だし様子見程度で行くべきだよな・・・・・・」
お金に関しては一層のネペント達で稼いだ分だったりボスのLA分だったりで二十万コル程貯まっている。・・・・・・一万くらいだったら使ってもいいよな?
「私も出せますよ?」
「いや一旦どんなもんか見るために俺の分だけ使おう。店員さん、チップを一万コル分と交換してくれ」
「かしこまりました・・・・・・100枚のチップとなります、どうぞ」
「サンキュー」
まぁ稼げば問題ない、幸いこっちにはリアルラックカンストもいるし、存分に暴れてもらうとしよう
「秋津茜はなんか最初やりたいものとかあるか?」
「えーと・・・・・・じゃあ私、あれやってみたいです!」
そう言って秋津茜が指さしたのはプレイルームの手前エリアにあるトランプのマークが掲げられている場所・・・・・・ブラックジャックか
「ブラックジャックなら俺もルール知ってるわ、行くか」
「はい!」
「いらっしゃいませ、当エリアは「ブラックジャック」のゲームとなっております。二名様でよろしかったでしょうか?」
「はい!」
先ほどまで三人のプレイヤーがここでゲームをプレイしていたが、俺達が着くとほぼ同時に全員やめていった、俺と秋津茜の貸し切り状態である。とは言ってもブラックジャックは周りのテーブルでもたくさん行われているので貸し切りは珍しくもないのだろうが。
「ルール説明は必要でしょうか?」
「いや、どっちも知ってるんで大丈夫だ」
「とにかく21を目指せばいいんですよね?」
「そうそう」
秋津茜には来る途中にブラックジャックのルール説明をしておいた。
ブラックジャックとはトランプを使った子どもでも出来る遊びで、プレイヤーとディーラーの二人からでも遊べる。
平たく言えばトランプの出目を足して、一番21に近かったプレイヤーが勝利のゲームだ。21ピッタリだったらその場で勝利確定、逆に21を超えてしまった場合はその場で負けとなってしまう。そして重要なのが、クローバーでもスペードでも何でもいいがAを引いたら1または11の好きな数でカウント出来て、10およびジョーカー以上の絵札は全部10としてカウントされるということだ。これさえ知ってれば誰でもブラックジャックを遊ぶことが出来る。
「それでは始めさせて頂きます、お二人様、チップをお支払い下さい。勝利したら二倍のチップが、ブラックジャックで勝利されたら五倍のチップが支払われます」
店員が言った「ブラックジャックで勝利されたら」、これは21ピッタになったらという意味だ。にしてもただ勝っても二倍か、ゲームの中だとは言え随分プレイヤーに勝ちやすい設計にしているんだな。確か普通ならブラックジャックで勝っても1.5倍なはずだ。
「とりあえず最初は一枚ずつで様子見だな」
「はい!」
ここからは俺と秋津茜は仲間でも一人のプレイヤー同士、どちらも勝てるのが良いがそれはどっちもがブラックジャックをすることでしか成立しない。基本的なルールは説明したので秋津茜なら大丈夫だろう。
店員がトランプをシャッフルし、俺達にトランプを二枚ずつ配る。基本的にゲームはプレイヤーが先行、ディーラーが後攻で始まるから俺達が先なのだ。俺のカードは2と7、十以上余裕があるからまだまだ余裕だな。そしてディーラーの表になっている一枚のカードは8か。
「一枚追加で」
「私も!」
秋津茜も十七以下の十一なので追加。基本的に追加は何回でも出来る、21を超えなければだが。そして追加カードは6・・・・・・15かぁ。それでディーラーの裏になっていたカードは10、ディーラーは合計で17以上になったのでこれ以上カードは追加出来ない
「もう一枚頼む」
「私はこれで大丈夫です!」
秋津茜が追加をやめたか・・・・・・て19!?ディーラーに勝ってやがる!
「あ・・・・・・くっそ!」
「サンラクさんが負けちゃいました」
23かよ!いやでも引かなかったら確実負けだししょうがないなこれは
「やったぁ!勝ちました!!」
ディーラーが出した数は18、に対して秋津茜は19だ。ギリギリだが秋津茜の勝利である
「おめでとうございます・・・・・・はい、二枚のチップになります」
「ありがとうございます!勝ちましたよ、サンラクさん!」
「おめでとう秋津茜。これでまぁプラマイゼロだな。」
今回は一枚しかチップを賭けていないのでプラマイはゼロだが、もっと賭ける枚数を多くすれば当然勝った時のチップは増えるし、負けた時も痛くなる。
「もう一回プレイなされますか?」
「もちろんだ・・・・・・秋津茜、今回はデカく賭けるぞ」
「どのくらい賭けます?」
「ふふふ・・・・・・十枚だ」
「十枚ですか!?」
100あるチップの内ここで二割を賭ける・・・・・・結構俺にしては強気だが今日は秋津茜がいる!もし二人ともブラックジャックならその時点で180まで膨らむし、どっちかが勝てばまた振り出しに戻る、今日は乱数の女神が微笑んでる気がするんだよ、ここで勝てなきゃ今日は勝てないね
「チップ十枚ずつ、確かに受け取りました。それでは始めさせて頂きます」
ディーラーは俺達に二枚ずつ、自分に表にしたトランプと裏にしたトランプを配る。
「Aと4か・・・・・・」
「あ!ブラックジャックです!」
「うそん!?」
見ると秋津茜はAとK。Aは11として計算出来て、Kは10として計算するので合計は21。確かにブラックジャックとなっている
「これはこれは・・・・・・おめでとうございます。賭けたチップの五倍、50枚のチップのお渡しです」
「わぁー!!」
・・・・・・秋津茜ここに連れてきて正解だったなマジで。
どっちかが勝てばいいとは思っていたがマジでブラックジャック出すとは思ってなかったな流石に。
「やりました!やりましたよサンラクさん!!」
ニコニコと満面な笑顔を浮かべる秋津茜。うーん見てるこっちまでスッキリとした気分になってくるなぁ
その後も少しずつだが順調に勝利を重ね、俺達は最初100程だったチップを300枚程度まで増やすことに成功した。
「三倍ですよ三倍!これだったら良いものと交換出来るんじゃないですか!?」
「そうだな、一旦さっき貰ったパンフレット見てみるか」
俺はストレージに入れておいたパンフレットを実体化させる。丸められた洋半紙を開くと、秋津茜も隣から覗き込んでくる。
「サンラクさんこれ・・・・・・」
「そうだな、これ一番ヤバいわ」
ペンシルゴンが無駄にした回復結晶なども交換のラインナップに並ぶ中で、一番下にドン!と描かれている「ソード・オブ・ウォルプータ」という片手剣に俺達は注目した。
まず書いてあることがヤバいのだ。【水竜ザリエガを退治し、ウォルプータを築いた英雄ファルハリの剣。持つ者の傷を癒やし、あらゆる毒を浄め、振れば必ず会心の攻撃となる】とかかれている。説明文前半は存じ上げないが、後半はつまり常に回復・解毒状態で確定会心ということだろう。強すぎるぞこれは
更にヤバいのがこれを入手するのに必要なチップの枚数だ。「100000VC」と書かれている。「VC」というのはここのカジノのチップの正式名称「ヴォルコイン」を表しているのだが、それが十万枚だ。コルで言うと一千万コル、現実で言うなら一億円だ。
「三万枚でビーチの通行証が貰えるVIP待遇だそうですよ!!」
「そっちかよ」
それでも現実で言うなら三千万のビーチがどんなもんかは気になるな・・・・・・七層は暑いし海にでも入れたらさぞ気持ちいいだろ・・・・・・あ
「秋津茜、もし大量にチップを稼げるかもしれない可能性があるって言ったらどうする?」
「やります!絶対やります!」
「そうか・・・・・・じゃあ行くか」
「何をやりに行くんですか?」
「スロット」
一番掛け金の高いスロットで当たりを出しまくるんだよ!!
なんかサンラク×光属性って言っていいのか分かんないなこれ
ヒロインちゃんとは違って明確にそういう描写が書けてない・・・・・・
ビーチかなんかで追加すればいいか