旅する狼達よ、鋼鉄の城にて吠えろ(シャングリラ・フロンティア×ソードアート・オンライン)   作:しらすの番人

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勇者王ってなんだよ

 

「あ、ディアベル。お前達も呼ばれたのか」

 

「サンラク!生きてたか」

 

「おおきに、サンラク」

 

「キバオウも」

 

ここはウォルプータのある建物の目の前だ。で、ウォルプータと言えば名物は一つしかない、そう、カジノだ。見た所ARKの奴らもいてその場で待機しているので、まぁキリトに呼ばれて来たとして間違いないだろう。

 

ことの発端はこうだ、ノルツァー襲撃から帰ってレムザードと話している最中、キリトから一通のメールが来た。その内容が「頼む、今日18:00にウォルプータのカジノに来ることは出来ないか?お前らには五層で借りがあるだろ、それ少し使わせてくれ」とのことだった。

 

何が少し使わせてくれだよ足元見やがって、男なら借りここで全部使うくらい言えよな。

 

「こっち大変だったわ、例のエルフ達のやつ進めててさ」

 

「うん、見りゃ分かるわ。なんかエルフいると思ったもん」

 

そう、今回は司令官なため拠点で待機を余儀なくされたレムザード以外の森エルフ、ガリウス達三名も連れてきたのだ。あいつらが「カジノ行ってみたい!」と言ったのと別に断る理由もなかったし。任務以外じゃ申請必要なんじゃないかキミィとはなったがそれはそれ。ついてくるなら賑やかにもなりそうだと思ったのだ。

 

「こっちも大変だったんだぜ?なんかクエスト進めてたらさ、急にアフレコすることになったんだよ」

 

「どゆこと?」

 

「なんか劇場みたいなとこ連れてかれてなぁ、素晴らしい作品を作りたいって依頼主が言って、ARKが何人か声優みたいにアフレコすることになったんや」

 

「そんなクエストもあるのか」

 

「ディアベルはん凄かったんやで?『一点、ただ一点!!』とか『そこだ!!』とかもうほんまに迫力が凄くてな、デイアベルはん以上の演技出来るやついなかったんや」

 

「いやいや流石に過大評価のしすぎだ、というよりなんだ勇者王って。設定が凝りすぎてたろアレ」

 

「ラスボスとの戦闘かよ」

 

「大体そんな感じ」

 

「マジ?」

 

「ちなみにワイはずっと『なんでや!』って言う役、なんでや」

 

「「ぶふぉぁ」」

 

「笑かすつもりで言うてないわボケ」

 

そんなこんなで会話してたら、俺達を呼んだ張本人であるキリト、他アスナとアルゴがカジノにやってきた

 

「すまない、今日は集まってくれて本当にありがとう」

 

「いやまぁそれはいいけどさキリト、メールじゃ何がしたいのかさっぱりだ。もうちょい説明をだな」

 

「あぁ。ちょっと説明しずらいんだがな、俺達はウォルプータで受けれるクエストをやってたんだけど、その途中でクエストNPCが一人衰弱状態に陥った」

 

「「「「「「は!?」」」」」」

 

「いやでこっからなんだ。曰くその子を治すためには『竜の血』が必須ってことなんだよな」

 

「竜って今まで出てきてなくない?」

「竜で治るNPCとは・・・・・・」

 

 

「ンぁー、もしかして、守護者の塔に住み着いてるアレか?」

 

そう言ったのは我らが森エルフであるガリウス。キリトは少し驚いたような表情でガリウス、後ルイドとミーアを見ると、こほんと咳をして続けた。

 

「そう、この層のフロアボス『アギエラ・ジ・イグニアス・ウィルム』は俺達が戦う中で初めて竜と呼ばれるモンスターだ。で、これがカジノとどう結びつくかって話しなんだが」

 

「サンラク達もARKももう見たろ?あのカジノの十万VC(ヴォルコイン)で交換出来る『ソード・オブ・ウォルプータ』、あの破茶滅茶スペックな剣を協力して手に入れて、そのままボス討伐に行かないかって提案だ」

 

 

「あの剣ですか!」

「サンラクと秋津茜以外その剣知らないんですけど」

「名前が安直・・・・・・ぶふっ」

「嘘でしょモルド君」

「モルドはいつもこう」

 

なるほど、キリトのやつ、あの説明ゲキヤバソードのインパクトで隠してはいるが要は俺達だけじゃフロアボス倒せないから倒すの手伝っておくれ、ということだ。俺が気づいてるってことはペンシルゴンとディアベルも気づいてるだろう。さてどうなるか

 

「ねぇ、ミーアちゃん達はもしこのままフロアボス討伐とかになっても大丈夫なの?」

 

「まぁすこーし言われるかもしれませんが大丈夫だと思いますよ?」

「なんで質問に疑問形で答えてるんですかね・・・・・・」

「今回オレ達頑張ったし先生にはとやかく言われないだろ」

 

「了解、じゃあキリト君。それ旅狼は参加決定で!」

 

「ARKも参加決定で構わない。だがキリトさん、今の条件のままじゃあ俺達に旨味が少ない気がするな?」

 

「痛いとこをついてくるな・・・・・・まぁこっちが依頼する側だ。俺達も協力して『ソード・オブ・ウォルプータ』の取りに行くから、取れた時は旅狼とARKのモノにしてもらって構わない。俺達は究極、とっととフロアボスを倒せればいいんだ。あ、明日にはフロアボス倒したいから明日の朝には全員出発してもらうぞ」

 

どれだけヤバイ状況なんだよそのNPC、明日にはフロアボス討伐て、だがまぁ朝出発ならそら夜には討伐出来てるか。

 

「ちなみに今サンラクとディアベル達はそれだけチップ持ってるんだ?」

 

えーと確か二ルーニルとかバーダンがいるVIPホテルに入場するため二人分追加で稼いだから・・・・・・

 

「俺達は五万くらいあるな」

 

「ARKも全員合わせたらそんくらいかな」

 

「いっ!?・・・・・・あの、各個人で取ることに変更は」

 

「「男なら、約束守れ、キリト君」」

 

「ちくしょー!!!!」

 




ここからカジノ一話挟んで七層終了へとむか──えればいいですね

ちょっと息抜きで別のやつ書いてたんですが、予想以上にそっち書くのが楽しくてですね、少しこっちの更新頻度落ちるかもです。内容も勇者王なんで気になる人は是非
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