旅する狼達よ、鋼鉄の城にて吠えろ(シャングリラ・フロンティア×ソードアート・オンライン)   作:しらすの番人

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流石にサンラク達がSAOが帰ってきたあと、シャンフロにログインしたらNPC達は自分のこと忘れています\(^o^)/はあんまりすぎるんでこれ挟みます


継久理創世()茅場晶彦()

 

◆三人称

 

―『シャングリラ・フロンティア』開発会社「ユートピア社」―

 

11月6日 15:00

 

ユートピア社・宣伝部長である「木兎夜枝(つくよぎ) (さかい)」は、仕事を中断し、遅めののティータイムを楽しんでいた。

 

「木兎夜枝さん!!「茅場晶彦」からデータとメッセージが送られてきました!!」

 

そう木兎夜枝に言ってくるのは会社のシステムを担当している1人の部下。随分急いで来るのも納得の内容だった。

 

「何・・・・・・!?」

 

木兎夜枝は出された端末を見て驚く。そこにはSAOの参加者名簿と「継久理(つくり) 創世(つくよ)」宛へのメッセージがあった。

 

「これは....分かった、私から継久理に伝えよう」

 

木兎夜枝はティータイムを中断し、足早と継久理がいる会社の地下へと向かっていった。

 

 

―ユートピア社地下10階・原典閲覧室―

 

 

「はぁ、あの子も予想とは違う展開で倒されちゃったし、もうめちゃくちゃだわ・・・・・・」

 

『シャングリラ・フロンティア』の世界を作った継久理創世は呟く。彼女が創った世界は、1人のプレイヤーが時を進め、その勢いは加速しつつある。

 

「1体目のユニークモンスターが倒されてからわずか2ヶ月足らずで更に2体が撃破...明らかにおかしい、本来ならもっと時間がかかるはずなのに!!」

 

わなわなとそう言う継久理には、表情に出るほどの怒りが浮かんでいた。

 

「これ以上私の世界をめちゃくちゃにされるわけには行かない・・・何か対策を打たなきゃ・・・・・・」

 

 

「失礼、継久理、いるか?」

 

 

継久理が考えを巡らせていると、そこに木兎夜枝が入ってきた。

 

 

「・・・・・・何?私も暇じゃないんだけど」

 

 

「・・・・・・つい先程、「茅場晶彦」からデータとお前宛てのメッセージが送られてきた」

 

「なんですって!?」

 

茅場晶彦、普段、原典閲覧室からあまり出ない継久理でもその名を知っている。彼は、継久理と同じく、VR世界に自分が想像した世界を作った男だ。

 

「お前宛と書いてあったからな・・・・・・お前がいるところで見た方がいいと判断し、持ってきた」

 

そう言い木兎夜枝はメッセージが入ったファイルを開く。そのメッセージにはこう書かれていた。

 

 

ユートピア社・継久理創世殿へ──

 

初めまして、私は茅場晶彦と言う。貴方と同じくVRに1つの世界を作ろうとしていた者だ。今日の13:00、私の世界は正式にスタートし、プレイヤー達も楽しく遊んでいるはずだ。はは、すまない、このメールは貴方から見て昨日に書いているのでね。推測の形でしか伝えられないのだよ。ここからが本題だが──私は自分が作った世界──SAOを、デスゲームに仕立てる。このメールが届く頃には、犯行声明が発表されているだろう。そこで、だ。恐らくだがSAOには、あなたの、「シャングリラ・フロンティア」のプレイヤーが少なからず参加するはずだ。貴方の世界は一定期間ログインしないとNPC達からの好感度がリセットされる、と聞いている。このメッセージと同時に、参加者のリストを送るので、そちらで確認し、SAOに巻き込まれたと考えられるシャンフロプレイヤーに保護を与えてやってほしい。自分がログイン出来ない状況で好感度がリセットされているのはプレイヤー達に来るものがあるだろうからね。私が言いたいのはこれだけだ。長文、失礼した。

 

──茅場晶彦

 

 

曰く、私はSAOを作った。

曰く、そのSAOをデスゲームにする。

曰く、デスゲームに巻き込まれたシャンフロプレイヤーにシャンフロ側から保護をしてやってほしい。

 

こういう旨の文章が送られてきた。

 

 

「茅場晶彦・・・・・・いったい、何を考えているの?・・・・・・木兎夜枝、メディアを確認して」

 

「もうしている・・・・・・本当だ、茅場晶彦は少し前に犯行声明を出している」

 

SAO内で死んだらゲームハードから流される電流で現実でも死ぬこと。クリアするにはアインクラッド100層を登りきり、最後のボスを倒さなければいけないことが書いてあった。

 

 

「・・・はあ、リストを渡して、少し確認するわ」

 

「ああ、分かった」

 

 

木兎夜枝はリストデータを継久理に渡す。継久理はシャンフロのデータと比較しながらリストに出されたデータを確認していく。

 

 

「このプレイヤーは・・・・・・」

 

そこにはサンラク、と書かれたプレイヤーがリストに乗っていた。さらには同じクランのメンバーと思われる名前も乗っている。

 

 

「こいつらは・・・・・・シャンフロに大きな影響を与えたプレイヤー達じゃないか、SAOに巻き込まれているのか」

 

 

継久理は他にもシャンフロをプレイしているプレイヤーでSAOをプレイしていると思われるプレイヤー達をリストアップしていく。照合AIも使われて行われ、その数は約4000人に登っている。

 

 

「SAOをプレイしているプレイヤーの約4割がシャンフロプレイヤー・・・・・・これは、対策を打たないとまずいかもしれないわね・・・・・・」

 

 

継久理は考える、この時点で何かしらの対処をすることは確定だが、その内容、茅場に言われた、NPCの好感度に付いての内容について考える。

 

 

「決めたわ、木兎夜枝、『シャングリラ・フロンティア』は緊急パッチを配信する、内容は「各プレイヤーに一定の好感度を持ったNPCの、一定期間ログインしないことによる好感度リセットの消去」よ。」

 

「そしてこれは全プレイヤーに適用させる。そうすれば細かい作業をしないでいい分、時間がかからないでしょ?」

 

 

「分かった。私はすぐ開発スタッフに連絡しに行こう」

 

「ええ。あと律にもこのことは連絡しておいて頂戴」

 

「了解した。」

 

 

そう言い残し木兎夜枝は閲覧室を去る。残った継久理は茅場晶彦について考える。

 

 

「(一体茅場晶彦は何を考えているの・・・・・・?それにシャングリラ・フロンティアを知っている・・・・・・参考にしているのはいいとして、もしかしてプレイヤー?)」

 

 

「まさかね」

 

 

継久理は机に向き直し、シャンフロについて考え治す。

 

 

そして3日後、シャンフロプレイヤーにはアナウンスと共に、一部機能の変更が伝えられることになる。

 

 




更新頻度下がるかもしれないと言っておきながら更新していくスタイル。テストなぞ捨ておけ!己が楽しいならそれでいい!!

あと2つくらいSAO外のこと挟むつもりでいます。本編はもう少々お待ちください
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