旅する狼達よ、鋼鉄の城にて吠えろ(シャングリラ・フロンティア×ソードアート・オンライン) 作:しらすの番人
26はまだギリクリスマスだろ!って言う自分と流石に違うって言う自分がいる。
相反してんなぁこれがambivarent worldってことですかい
静かに響く波の音。
映る景色は海模様。
ただし季節は冬色でって感じで、俺達はウォルプータが誇るビーチに深夜、お邪魔している
なんで深夜かって?そりゃ吸血鬼なんだから昼に外出た瞬間即蒸発だからさ
「・・・サンラク」
「どしたカッツォ」
「いや、サンラクが気にしてないんならいいだけどさ、大丈夫なの?その体」
「うーん、今んとこ昼活動出来ないのと百コル銀貨が使えないのが痛いけど、それ以外は大丈夫だな」
「それ大丈夫って言う??」
ガチモンの昼夜逆転生活をすることになるとは思わなかったけどな!
アギエラ君をバルムンク(笑)こと剣ビームで真っ二つにしてからも色々あった。
キリトの考察だと二ルーニルのクエストを受けている奴しかドロップしないはずの『竜の血』が入った壺が、二ルーニルと関係のあった俺と秋津茜ならまだしもレイ氏達までドロップしたことで(ディアベル達はドロップしてなかった)「これエルフ関係てコト!?」となったり、
ボス戦終わったのが十時くらいでまだ日没まで七時間くらい。俺と秋津茜、二ルーニルは太陽浴びたらアウト(誇張なし)、なんでキリトからの提案で塔にある?っぽいフォールンのアジトを探してみたりした。まぁ結局転送装置なのがあっただけ。キリト達は驚いていたが、旅狼メンツは二日ほど前に真ん前でワープを披露されたんで然程驚かなかった。強いて言えばワープ?と疑問だったのが確信に変わったくらい。
八層主街区のアクティベートはARKとエギル達がやってくれることになってめでたしめでたし。
「サンラクさーん!カッツォさーん!こっちで遊びましょうよー!!」
・・・・・・めでたし、なら良かったと俺は海ではしゃぐ女性陣を見ながら思う。
「ちょ!サンラク!カッツォ!!お前らも来て!!人手不足だから!マジdeごぼ!!」
眼前ではキリト・モルド・ガリウス・ルイドの男四人衆VSその他女性陣の壮絶な水掛けバトルが行われている。壮絶とか言っときながら男四人が無様にボコされてるのが壮絶なだけだがな。
まず、いくつか二ルーニルから説明があった。
『ソード・オブ・ウォルプータ』改め、『ドールフル・ノクターン』の意味は『憂いの夜想曲』、なんでウォル剣だったかって言うと、ノクターンの名前と外見を隠して、経験値吸収する厄武器魔剣だってことを隠すためだったらしい。
そして二ルーニルがノクターンを「ファルハリの剣」って言っていたが、まぁ案の定水竜ザリエガなるモンスターを倒した英雄ファルハリも『
元はと言えばコイツの跡取り達が争ったせいでモンスターカジノが出来たり、『夜の主』で寿命がクソ長い二ルーニルに対し、自分は先が短いし子孫もまだ若いから全部乗っ取られると勘違いしていたからバーダンは二ルーニルを殺そうとしていたらしい。
そして俺と秋津茜的にはこっちのが重要。『夜の主』こと二ルーニルに血を吸われヴァンパイアになった俺達だが、厳密には『夜の主』ではなく『
で、それで何が変わるのかという話だが、まず弱点は夜の主と変わらない。具体的に言えば太陽と銀。なんで俺と秋津茜の持ち物にあった銀のアイテムは全部ペンシルゴン達に預けることになった、一番使う百コル銀貨使えないのがクソ痛い。
そして相違点、「眷属を作れない」。吸血鬼らしく血を吸えばHPは回復するっぽいが、例えば俺がカッツォを吸ったところでカッツォが夜の民になることはあり得ないってことらしい。何故かレイ氏が二ルーニルに夜の民にさせて貰えないかお願いしてたが、昼俺達を守ってやれと言われて拒否られていた。
で、ちなみに日中外に出て太陽浴びるとマジで蒸発するんだと。これがSAOじゃなきゃ試してみたが一乙したら本当に死ぬSAOじゃ試すなんてとてもとても。銀のアイテムを触ったくらいでも火傷するらしいので本当に不便になったものである。
「よっしゃカッツォ!ちょっくらボコされてるアイツらに加勢しに行ってやろうじゃねぇの!」
「・・・いいよ!ペンシルゴンに一泡吹かせてやろう!」
だが一つ、良い発見があり、それは『全体的な技能の向上』である。なんか全ステータスがちょっとずつ上がってたし、視力も良くなる、キリトの考察だと『料理』や『裁縫』など、自分で取ってないスキルでも少し出来るようになるらしい。
ちなみに水掛け合戦は所詮男二人が参戦した所で6VS8の不利対面に変わりはなく、更に二ルーニルとキオも参戦してきて男側の大敗に終わった。
「サンラクさん、少し隣いいですか?」
「秋津茜か、もちろんいいぞ」
「・・・・・・」
「皆とはもう遊ばなくて良いいのか?」
「はい!少しサンラクさんとお話がしたくて、」
「サンラクさん、私ですね。その、二ルーニルさんに血を飲んで下さいって言った時、自分が夜の民になるって知らなかったんです」
「まぁそうだろうな。ただ二ルーニルを助けたくて言ったんだろ?」
「はい!あ、別に血を二ルーニルさんに飲ませたのを後悔してるとかじゃなくて、その・・・・・・怖かったんです。二ルーニルさんに血を飲ませた後、なんだか自分の体が変になっていって」
「あー確かに体が冷え切る感覚あったもんな、もう慣れたけど」
「・・・私、自分が何か別のモノに変わっていくんじゃないか、自分が自分じゃなくなったんじゃないか、って、あの時思ってたんです」
「・・・・・・・・・・・・秋津茜」
「でも、サンラクさん。あなたも、私と一緒になった。・・・・・・少し、嬉しかったんです。一人ぼっちじゃなくなった気がして」
「・・・・・・・・・・・・」
「えへへ・・・お揃いです、ね?」
「・・・そうだな」
夜空に浮かぶ上弦の月。明るく照らされる秋津茜の顔は、今の俺にはとても鮮明に見えて、
──少し、頬が赤くなっているように見えた。
秋津茜がヴァンパイアになったことで、ヴァンパイア→ドラキュラから、「こっちでもドラ姫になったんか!」と最前線プレイヤーに思われるまでそう時間はかからなかった。
さよなら原作プログレッシブ。こっから先は独自路線を突っ走るよ・・・・・・