見滝原解放戦線物語   作:かずボコ

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これまでのあらすじ
ボコブリンの拠点に所属していたボコブリン隊員・青ボコブリン隊長・黒ボコブリン部隊長・ボコブリン博士。
そんな中バンカラ街に飛ばされ、寄生虫や魔女などを撃退した。その後、2023年名古屋市に飛ばされたボコブリン隊員はカズキと出会う。その頃、青ボコブリン隊長は錦木千束、井ノ上たきなの二人。ボコブリン博士は神浜市で活動している魔法少女たちと出会った。そんな中カズキたちは見滝原から来た魔法少女と一緒に事件を解決し、行方不明になっていた黒ボコブリン部隊長を救出した。そして、ボコブリン博士はなぜか存在していた記憶が抹消されていた白銀ボコブリン団長と出会う。そして、見滝原市で発生した事件を解決すべくボコブリンたちやカズキ、魔法少女たちが向かった。

…が、今からは、カズキが所属しているなごやウハウハ隊・河村隊長についてのお話。


河村隊長過去編
第一話 空白の名前


本編1:暗殺一族の子

約二十年前、名古屋市某所

「おぎゃあ!おぎゃあ!」

元気な産声が響いた

…が、ここは病院ではない。河村一族…暗殺一族のうちの一つで主な仕事は、非道な行いをする人を暗殺すること。

…だが、最近、リコリスやリリベルなどによってその仕事が奪われつつある状況だった

生んだ両親が話す

「最近気が晴れないからサンドバッグにでもなってもらうか」

「いいわね…」

それから数年

「何でこんなこともできないんだ!」

などと罵声を浴びせられ、虐げられる日々が続いたが、

「大丈夫だよ…」

と、母親は父親がいないところで寄り添ってくれた

だが、任務中に

「アイツがターゲットね…」

が、そのターゲットを追い詰める一人の影があった

「あの子…凄い」

が、その直後爆発によって吹き飛ばされ、後頭部を強打し、殉職した。この日の任務は、電波塔の中にいたテロ犯・真島の暗殺だった

…が、そこにいたリコリス・錦木千束に追い詰められた時に爆発が起き、その爆発に巻き込まれたのだ

その遺体は回収されたが、

「この痣はなんだ?」

上層部が、遺体にあった痣が気になり、調査していた

その結果、

「おい!これ見ろ!」

「これは…」

「やってるな。アイツ…」

証拠が見つかったことで、父親が虐待していたことが発覚し、子供は流産したと噓をついていたことも発覚した

「おい!子供を隠して、それを数年間殴り続けた…お前は外道を裁く一族の名に恥じ畜生野郎だ!やれ!!」

組長の言葉に

「そんな子供捨ててやるよ!」

と窓からその子を放り投げたのだ

その直後、その父親は組長によって体を真っ二つに切り裂かれ死亡した。

その子は七歳でトラックの荷台にうまく着地したが、足の骨が折れ動けないままそのトラックは東京方面へと向かっていった

この子こそ今のなごやウハウハ隊の河村隊長の子供時代だった

「お腹すいたよ…」

トラックは走り続けた東京に向けて

 

本編2:河村隊長のリコリス生活

そのトラックは数時間かけて東京へと入った

「痛い…」

そう言うが、高速道路では到底聞こえるはずがない

数十分後、トラックは墨田区のとある店に停車した

そこに和服を着た男の人がやってきた

そして、小さい隊長を見つけた

「こ、これは…」

その人物はミカ、そして、ここは喫茶リコリコ

こうして、彼女はミカたちによって保護された。彼女は母が 亡くなってからろくな食事を食べていなかった

そして、喫茶リコリコでの料理を

「おいしい!」

と涙を流しながらおなか一杯食べた

翌日、彼女はDA本部に送られることとなった

 

現在

カズキと河村隊長が一緒にその過去話を話してた

「隊長はそんな過去があったんですね」

「うん。あの父親は本ッ当にクズな奴だった。あいつだけは死んでもいい奴だって思った」

「ていうか隊長のお母さんが亡くなったのって」

「そう。今でいう旧電波塔事件のこと」

「聞くのは少しいけないかもしれないけど、年齢って?」

「今、二十歳なんだ。じゃあその続きだよ」

 

過去

河村隊長の子供時代、彼女は暗殺一族生まれということもあって暗殺の技術は目を見張るようなものがあった

だが、銃の扱いが壊滅的に下手くそだった。が、ナイフを極めるという訓練にシフトし、その訓練の末、銃弾をナイフで弾くという離れ業ができるようになった

そんなこともあり、何と、ファーストリコリスとなった。その実力は千束と互角にやりあえるぐらいだった

「強いな~千束は」

「あんたもじゃん!」

そんな感じで仲良しだった二人であった

そんなかんなで数年が過ぎた。ここである転機が訪れる。それは、千束が喫茶リコリコに異動になった

 

千束がいない中、任務に赴いた

それは、子供を誘拐する誘拐犯を殺すことだった

…が、この任務はただの任務ではなかった。

「どうにかして待ち伏せるか」

そうして、路地に隠れた

「アイツか…?」

見たのは、子供に話しかける黒服の人…だが、行動に少し違和感を感じた

「コンニチハ。キミノオカアサンガビョウインニハコバレタカラオクッテアゲヨウカ?」

「行かない!だってお母さん死んでるんだもん!」

が、その男はその女の子の口にハンカチを押しつけ、眠らせた。更にそれをスーツケースに入れて道路に出たのだ

「お母さんがいないのか…ってかなんだあの感じ人間らしさを感じないぞ…?」

その男を尾行した。しかし、その後ろを何かフードを被った誰かが追っていた

 

その後、街の真ん中にあるビルに入っていった

「ん?」

小さい河村隊長は首元に何か文様が浮かんでいるのを見つけた

 

現在

「というわけで私はこの任務でリコリスをやめることになってしまうんだ」

「そうなんですか?」

「そして、今さっきあの時助けってくれたのを思い出したんだ!」

「え?」

「というわけで、この事件の結末だ」

 

本編3:事件の真実と衝撃の助っ人

過去

「ドアの鍵閉まってるじゃん!」

あたりを見渡した

「あ!あの窓から入ろう」

こうして、ナイフで窓ガラスを破り突入した

「どうも!その子供を返してもらえますか!?」

中には動きも言葉もカタコトな男が数人いた

その男たちを次々と倒していった

「これで…最後!」

最後の一人も無事に倒したが、首の文様のことが気掛かりだったが、中にはスーツケースが数台転がっていた

その中にいた子たちを救出して、最後の一台からも救出した時、突如として謎の空間に送り込まれた

その直後にそこにいた数人が泣き喚いた

「大丈夫だよ!」

みんなを慰めていたが今度は開けた場所についた

「今度はなんだ!?」

子供も

「怖いよ~!」

「ママ~!」

などとさらに泣いてしまっていた

(実際この空間怖すぎる突如として飛ばされた。ありえない状況だ)

その時

(何かいる!)

ナイフを抜いた

前にいたのは触手のような足が生え、蝶のような羽が付いている『化け物』という言葉がぴったりな生物

「みんな下がってここから動かないでね」

そして、走り出してその化け物に一気に近づいた

その化け物も負けじと触手を伸ばしてきたが、それを避けて触手を断ち切りながら化け物をナイフで突き刺した

「リーチが短くて中まで入らない…」

しかし、その化け物は子供たちに向かって椅子を投げてきた

「危ない!」

あたる直前に子供たちの前に入りその椅子が直撃した

しかし、その直後触手が絡まり拘束された

そして、再び子供に向かって椅子を投げつけた

(あいつらを守れないまま死ぬのか?)

脳裏に浮かんだのは今までの思い出だった

(ごめんな。もう会えそうにないや…千束)

だが、突然子供たちを襲っていた椅子や子供の河村隊長を拘束している触手がバラバラになった

(何が…起きた…?)

そこにいたのはフードを被り日本刀を持った謎の人物

「こんにちは。そして、突然だけど、あなたに選択肢をあげるよ。何もしないまま一刀両断されるか?抵抗してもいいけど、バラバラになるか?」

しかし、薔薇をふうんでいたのでその化け物はハサミや椅子を大量に飛ばしてきた

「それじゃあ後者のバラバラですね!」

日本刀を構えた

「豚流・多頭狂乱!」

いなくなったと思えばその化け物の後ろに立っていた

そして、その化け物は飛ばしてきた椅子やはさみと共にサイコロステーキのようにバラバラになってその空間もろとも消滅した

そして、その人は河村隊長に向けて

「ありがとね」

「あなた、名前は?」

「白銀ボコブリン…」

とっさにメモをした

「じゃあね!」

と日本刀を納刀し立ち去って行った

それを子供たちと一緒に手を振って見送った

こうして、今回の任務は幕を閉じた

「肩の骨絶対折れてるじゃん」

子供たちを送り届けた後、本部に戻ろうとした

そこに千束から電話が入った

「もしもし?」

「大変だよ!どうも本部があなたを死んだと判断しちゃったみたい!」

「は!?」

「ところでさ、君はどこから来たの?」

「分からない…けど、河村一族の一員だったことは憶えてるんだ」

「河村一族…本部は名古屋にあるはず。そこで待ってて!」

 

本編4:河村一族への帰還

その後、千束たちと合流した

「ついてきて」

そういわれて着いたのは品川駅だった。

いわれるがままホームで待っていたら白い列車がやってきた

「乗って」

千束にそう言われ車内に乗った

そうして一時間半くらいが経った

「ここで降りて」

降りたのは名古屋駅だった

「この街並み…覚えてる」

その後、河村一族の本部へとやってきた

出迎えてくれたのは一族の長・組長だった

「よく戻ってきてくれた…!」

抱きしめた

「く、苦しいです…」

「私も定期的に来るから、その時はまた一緒に話そう!」

こうして、河村一族へと戻ったのだった

が、この一族では『ヒカリ』と名前が付けられ、これが人生で初めての名前だった

 

現在

「ということ。後から分かったことだが、あの化け物は薔薇園の魔女という魔女種の敵だった」

「魔女の出現、そして、一族に戻ったんですね」

「そう。もうリコリスには居場所がなかったんだ。そもそもリコリスにとって銃を使わない存在はあまり認めてもらえてなかった。そして、あの『ボコブリン』という名前を探したが、一向に見つからず、時がずいぶん経ち、まさかカズキがボコブリンを連れてくるとは思ってもみなかったよ

「で、ここからはどうなったんですか?」

「…実は、この後、河村一族は破滅したんだ…あの忌まわしき、寄生虫によって…」

そのあと語られるのは、河村一族の衝撃の結末と、なごやウハウハ隊結成の理由だった…が、それは、次回のお話




ボコブリン隊の敵モンスター紹介&次回予告
①薔薇園の魔女
ボコロイド「薔薇園の結界を持つ魔女で、性質は不信。薔薇園を荒らす奴には容赦はしない性格だよ」
河村隊長「実は私が一番初めに出会った魔女は人魚の魔女ではなくコイツだったんだ」
カズキ「そして、この解説コーナーは続投です!このシリーズでは何体の敵モンスターを紹介できるのでしょうか?そして、次回予告もこのコーナーに埋め込みます!」
河村隊長「次回予告!次回は私が属していた河村一族が壊滅してしまいます…」
千束「そこに色々あって救援に行くことになった
千束!」たきな「たきな!」
カズキ「被るな!」
ボコブリン隊員「そして、なごやウハウハ隊結成の秘密が明らかに」
カズキ「滅茶苦茶!次回第二話 なごやウハウハ隊の河村隊長」
ボコブリン隊員「お楽しみに!」
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