見滝原解放戦線物語   作:かずボコ

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ボコブリンと振り返る前回のあらすじ
ボコブリン「何故か僕があらすじをされる羽目になりました。まあ、そんなこと言ってもしょうがないからさっさと行くぞー!
僕とカズキたちが遭遇したのはお菓子の魔女の大群。それに乗じてカズキ、僕、青ボコブリン、黒ボコブリン、千束、たきなVS.まどか、ほむら、マミ、さやか、杏子、なぎさでお菓子の魔女討伐数対決があったよ。その中で寄生虫野生種と新型・デジモン種の襲来があったけど、無事終えることができたとさ。そして、僕とカズキで遊園地に行ったきり連絡が取れなくなったんだ。それに動いたのはボコブリン博士、白銀ボコブリン、いろは、やちよの四人だったが…」


第六話 娯楽の傍らで

一章:白銀ボコブリンVSダークナイトモン

見滝原市内

ボコブリン博士がヘリの中で

「♪な~んで、と~んでるだ~けなの~に…

こんな黄緑いやつに襲われないといけないんだ!?  」

と、目の前にいる昨日登場したばかりのデジモン種・アルゴモンの大群に囲まれていた

(白銀ボコブリン、頼むぞ…)

ボコブリン博士がそう願った理由…それは

「何でこういう奴って、そんなに道を譲れないのだろうね…?」

日本刀を構えた白銀ボコブリンは今現在、完全体・ダークナイトモンと対峙していたから

が、白銀ボコブリンは何か違和感を感じていた

(コイツ…自我がない?何かに操られてる…?)

「き、教祖様の思想に反するものは…始末…する…!」

肩に付いている月形の刃を白銀ボコブリンに向け突進してきた

それに対し白銀ボコブリンもダークナイトモンめがけて突進する

そして、二人の刃がぶつかり合い、甲高い金属音が響いた

が、白銀ボコブリンが押され始めた

「だったら…」

白銀ボコブリンが身をひねり、刀を横にずらし突進を受け流した

そして、そのままダークナイトモンの胸の装飾に斬りかかった

だが、その装飾から赤黒いエネルギー弾が発射された

「うお!マジかよ…」

白銀ボコブリンがバックステップを踏み、エネルギー弾を弾きながら距離をとった

(今のところ相手の武器は、あの赤色の槍のようなもの、肩の月形の刃、胸の装飾のエネルギー弾…恐らくまだ他にある)

と、考えを巡らせた

すると、ダークナイトモンが、持っていた赤い三角コーンが2つついたような武器・ツインスピアから衝撃波を出して攻撃してきた

それに対し白銀ボコブリンは一気に距離を詰めにかかった

「豚流・多頭狂乱!」

技で衝撃波を突破した

そして、ダークナイトモンと斬りあいになる

斬りあいは白銀ボコブリンが優勢だがダークナイトモンの守りが手ごわかった

その時、ダークナイトモンの右肩の装置から突然エネルギー弾が飛んできた

「わ!?」

白銀ボコブリンがとっさに回避したが、エネルギー弾が右の腹をかすめた

そこにツインスピアを振り回し、白銀ボコブリンがその攻撃をもろに食らった

「グハ…!」

白銀ボコブリンが体制を崩しながら後退した

「や、やってくれるね…!」

右の脇腹から出血していた

(アイツの持っている攻撃手段を確実に潰していくか)

そして、白銀ボコブリンが再びダークナイトモンめがけて突っ込む

それに対しダークナイトモンがツインスピアを振り上げる

そして、白銀ボコブリンがダークナイトモンの間合いに入った瞬間、ツインスピアが振り下ろされる

が、白銀ボコブリンがそれを見切り横っ飛びで回避した

そして、着地した瞬間刀を右肩の装置目掛けて突き技を放った

「豚流・漁夫木突(ぎょふもくづき)

それがダークナイトモンの右肩を貫いた

そして、

「おーりゃ!」

肩に刺した刀を上に斬りあげた

そして、白銀ボコブリンがいったん距離を取ろうとしたとき、ダークナイトモンが弓を構えていた

「今度は弓矢!?」

ダークナイトモンが三発同時に矢を発射してきた

が、白銀ボコブリンは飛びながらその矢を全弾弾いた

そこにダークナイトモンが再び左肩の刃・ショルダーブレードを使い突っ込んでくる

だが、間合いに入った瞬間、白銀ボコブリンの技がさく裂した

「豚流・虎視横薙(こしよこなぎ)!」

それはダークナイトモンの胸の装飾を切り裂き、ショルダーブレードを真っ二つに両断した

いったん距離をとった

「もう、終わりにしようか」

「あの方の命令は絶対…!」

「じゃあ聞くけど、その『あの方』って誰よ?」

「…言う訳ないだろ」

「そうか…」

そうすると、白銀ボコブリンが一気に距離を詰めた

「これで終わりだ。豚流・爬虫木打(はちゅうもくだ)

それはダークナイトモンの首を真っ二つに断ち切った

そして、ダークナイトモンは首のない状態で地面に倒れた

「そんな姑息なことをしても、正統派には敵わないんだよ」

とダークナイトモンに言った

そして、

「つ…のさ…申し訳…でし…」

途切れ途切れの謝罪を述べながらダークナイトモンは青い粒子となって消滅した

その最後の姿を見ながら

「自我はちゃんとあった。ただ、仕えていただけだったんだな…」

と独り言を言った

そして、ふと後ろを見たら二人の影が迫っていた

「お?あいつらは…」

 

二章:魔法少女VSアルゴモンの大群

白銀ボコブリンの戦闘中、ボコブリン博士たち

「通行の邪魔だから…」

ヘリの攻撃スイッチを押した

そして、連射カノン砲を放った

「どいてくれないかな?」

それを目の前のアルゴモンの大群に向かって掃射した

確実に数は減らせてはいるが、いかんせん数が多く減った実感がしない

だが、アルゴモンの攻撃も四方八方から飛んでくる

「この攻撃酸性の液体を当ててくるせいでヘリが解けてきてるんだが…」

と博士が愚痴をこぼす

そこに

「これ、何処かにこの大軍を指揮しているのがいるはず」

とやちよが提案した

「確かに、親玉でもいないとこんなに統制が取れないもんな…」

すると、

「私、親玉を探してきます!」

といろはが言ってきた

「おいバカ。これじゃあハチの巣にされてジ・エンドだ」

「私も行きます」

とやちよも一緒に行くようだ

「…気をつけろよ」

いろはとやちよがヘリから飛び降りた

そして、二人が着地したとき博士がスプラッシュボムを投下した

が、このボムは爆発したら辺りに煙が充満する仕様だ

「スモークスプラッシュボム!新開発の代物だぞ!」

いろはたちが辺りを見渡していると、いろはが奥にツタで覆われたような姿のアルゴモンを発見した

「やちよさん!おそらくあれです!」

その姿を博士も視認した

「アルゴモン完全体・脅威度7か」

※脅威度とはボコブリンの敵の危険度を示す十段階の指標

その時、いろはたちに向かっている丸っぽいアルゴモンが、二本の角と触覚が生えた姿に変化した

「何だ?形態変化した?」

が、それはやちよに瞬殺された

(…ボコブリンがつけていた『デジタルポーチ』って確かデジモンの技術を応用したものの特徴が色濃く出ていた。で、そのボコブリンのマギアが進化(レボリューション)だった。要するにデジモンにも『進化』の概念がある?)

と考察をしていた

「…じゃあ、あのツタ野郎もあの小さいやつの進化系ってことか…ってことは、周りにいるやつ全員がアレに進化できるってことか…

だったら時間がないな…!マギア・制御人形(ユニティードール)

能力を発動し、生まれた人形にヘリの連射カノン砲の機構部分を持たせ、周りのアルゴモンに向けて掃射した

その頃、いろはとやちよはアルゴモン完全体のもとに到達した

「一気に片付けましょう!」

「ええ!」

そして、二人が手をつないで

「コネクト!」

と叫び、やちよの槍をいろはのクロスボウで発射し、アルゴモン完全体を一撃で仕留めた

が、その頃、後方でも三体のアルゴモン完全体が出現

「キリがない…!」

と博士も困っていた

が、その時、その三体が突然何かに吹っ飛ばされた

と、ほぼ同時にハンマーを持った魔法少女がアルゴモンの群れに特攻し、一気に蹴散らしていった

「待っとれって言ったのに」

とその状況を見てやちよがため息をついた

駆けつけたのはフェリシア、さなの二人

この時既にアルゴモンの数は残り6分の1まで減らせていた

その頃、白銀ボコブリンは単身、カズキたちの方に向かっていた

「待っとけ…絶対に救い出す!」

その一方でフェリシアとさなが合流したことで戦況は圧倒的有利になった

「おい!やちよたち!コイツ等はオレたちが引き受ける!」

「分かったわ!」

そうして、博士、いろは、やちよは残ったアルゴモンをさなとフェリシアに託し、白銀ボコブリンを追う形でカズキたちのところに急いだ

そして、フェリシアとさな側

さなとフェリシアがコネクトを発動して、アルゴモンを次々と倒していった

そうして、アルゴモンの群れを全滅させることに成功した

「フェリシアさん!やりましたね!」

「オレたちならこれぐらいできるさ!」

 

三章:カズキとボコブリンに迫る悪夢

その頃、カズキとボコブリン

二人は観覧車に乗っていた

「ここからの眺め結構いいね!」

「そう…だね…」

カズキは違和感を感じていた

(周りの景色が見えない…この遊園地…何かがおかしい!)

その時、観覧車の下に黒く光る何かがあった

それに気づいたのはボコブリンだった

「カズキ~。あれなんだ?」

と言われたので

「後で調べるか…」

と返した

その後、観覧車を降りて、それを調べに行った

そこで分かったのは

「きれいだね…ずっと見ていたい…」

(ずっとここでのんびりしていたい…この気持ちは何だろう?)

と思っていた時、

「まさかこれって…

侵食核!?」

とカズキが驚いていた

ここにあったのは侵食核…辺りの侵食を司っているもの。それを持つ個体は侵食適応個体の上位種・侵食母体個体。その事実にカズキは気づいていた

「おい!ボコブリン!そこでぼーっとしている暇じゃないぞ!」

「いいじゃ~ん」

そこに寄生虫・ワームが十体ほど生えてきた

「やるしかないか!」

スパッタリーでワームから出てきた寄生虫を一気に蹂躙した

そして、ボコブリンを連れ結界の外の方へと走った

「青ボコブリンたちと繋がらない!いったん脱出するよ!」

「え~ここにいいようよ!」

よく見たら、ボコブリンの体にウワサと書かれたノイズが浮かんでいた

しかも、結界からは出られなくなっていた

 

その外でカズキたちの方へと走っていく白銀ボコブリン

(神浜市や、マギウスのことについて聞いていた矢先、見滝原に来る直前にあいつはゲリラに攫われていた…まさか…)

その後ろでヘリに乗っている博士、いろは、やちよ。やちよが電話をかけているが誰も出ない

「やちよさん…」

いろはが心配そうにやちよをみる

電話をかけていたのは白銀ボコブリンの救出にも一役買った由比鶴乃という魔法少女。

 

カズキたちの方

「クッソ!出られないのか!?」

と、かなり動揺しているカズキ

「大丈夫?」

とボコブリンが聞いてきた

「ボコブリン。計画変更だ!ここから脱出できないから…ここにいる侵食母体個体と侵食核を破壊しよう!」

「…分かった」

その時、あたりのスピーカーにノイズが走り、誰かの声が聞こえた

そして、ここからカズキとボコブリンを取り巻く過去最大の悪夢が待ち受けていた

 

「キュレーションランドへようこそ!のんびりしていってね~!」

 

【見滝原侵食開放率:1.0%】




ボコブリン隊の敵モンスター紹介&次回予告
⑮アルゴモン
ボコロイド「黄緑色の体が特徴の幼年期~究極体までの形態がある特殊なデジモンだよ。進化していくほど凶悪になるから見つけたら、早く倒そうね!」
白銀ボコブリン「最近アルゴといえばアルゴリズム体操が真っ先に思い浮かぶのは僕だけかな?」
いろは「アルゴリズム体操って何ですか?」
白銀ボコブリン「♪手を横に~あら危ない。頭を下げればぶつかりません。っていう子供向けの体操だな」
やちよ「後でフェリシアにでもやらせてみようかしら…」
白銀ボコブリン「なんかチームみかづき荘の闇が見えた気がする…」

⑯ダークナイトモン
ボコロイド「完全体の暗黒騎士型のデジモン。多種多様な武器で挑んでくるらしく、正面で戦って勝てた者はかなり少ないとのこと」
ボコブリン博士「9月11日に今はいない河村貫希隊長が主役の物語が来ます!河村貫希体調に何と恋人ができるらしいですが、それと同時に見え隠れするそれぞれの思惑が交差し、名古屋駅一帯が戦慄する最悪な事件に発展していくらしいです。さて、この9月11日というのはアメリカで同時多発テロ事件が発生した日でもある。もう二度とこんなことが起きてほしくないです…なんかダークナイトモンの胸のやつ「w」って見えるのは僕だけか?」
フェリシア「本当だ!笑ってるぞ!何笑ってるんだ!?」
さな「フェリシアさんの言う通りです!罰当たり!」
ボコブリン博士「ダークナイトモン涙目だよ…」
カズキ「急に登場!次回予告!僕たちがいたのは見滝原遊園地なんかじゃなくキュレーションランドというウワサの結界だった。そこで遂に侵食母体個体と激突しますが、侵食母体個体の凶悪な生態でカズキたちが絶体絶命の最大のピンチに陥る!そこでボコブリンがまさかの奇跡を起こす!」
ボコブリン「果たしてカズキたちの命運はイカに!?次回第七話 死闘・キュレーションランド
河村貫希隊長の活躍もお見逃しなく~!」
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