転生したら知らん内に結束バンドをぶち壊してしまった件について 作:AGE2
「…」
後藤ひとり本人の口からバンドに参加はしないと言われ、正直行き詰まっていた。そうなると彼女をバンドに参加させる手段は限られていて、そこである人にメッセージを送ることにした。
~イソスタ、ぽいずんやみのアカウント~
『guitarheroさんについて重大なお話があります。直接会ってお話したいです。』
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~下北沢のテキトーなカフェ~
「どうも、はじめまして♥私ぽいずん♥やみ14歳で~す。」
ぽいずんやみ(現26歳)彼女は原作でも物語の転換に一役買ったキャラクターだ。捨て台詞にこんなところにいたら才能が腐るだの何だの言っていて音楽に対しては真面目だと評価出来る。そして何より面の皮が厚いだから彼女を呼んだのだ。
「そう言うのはどうでも良いので本題に行きましょう。」
「…はい。」
「guitarheroさんはご存じですよね。」
「ッ、当然!!!3ヶ月前にチャンネル登録者50万人を越えたTopですよ!この業界で知らない者はいません!!!」
「でしたら、guitarheroさんの顔は見たことありますか?」
「いえ…それは知らないです…」
なるほど…彼女が『後藤ひとり=guitarhero』を知らないということは、結束バンドの活動は文化祭ライブで最後ということらしい。
「順番に説明しましょう。彼女は後藤ひとりと言います。彼女がguitarheroです。」
ぽいずんやみの時計の針が止まる音がした。無理もない。いきなり有名人の素性を明らかにしたのだから。
「ゑ゛ゑ゛ゑ゛!?!?!?」
3秒遅れ、反応が来た。電池の切れたおもちゃのような反応が少し面白かったと同時にこの世界にコロナを持ち込んだ自分も似たような…いや、俺のはもうちょい悲壮感あったと思う。
「え、いや、その、え?もうちょい証拠と言うか…何か身元を証明出来るような物は…?」
頭ぶっ壊れて警察みたいなこと言ってるおもしろ
「え、いや後藤ひとりはguitarheroだろ。」
「いや、さも当然のように言われても!流石に信じられないですよ!」
盲点だった。原作知る俺視点では『後藤ひとり=guitarhero』のロジックが出来上がっているが、普通は知らないのだった。て言うかそもそも俺はぽいずんやみを『後藤ひとり=guitarhero』を知っている前提で話をしていた。
「え~あっ、そっかぁ……あ、この動画見てくださいよ。」
そう言って結束バンド文化祭ライブの動画を再生する。
「あー、ここ!ここの辺りguitarheroの癖出てません?」
「確かに…癖はそっくりですね…でもこれだけじゃ…」
「面倒ですね…じゃあ彼女の家に侵入して物的証拠持ってきましょうか?」
「いや、不法侵入!!!いいわよ別にそこまでしなくても!信じる!信じますから!!!」
「わかってくれたようでなによりです。では次の話ですが、現在のguitarheroは今年から✕✕社という会社に就職して営業として働いています。」
「ち、ちょっと待って!?guitarheroさんは今だと大学生のハズじゃ…?」
「年齢的にはそうですが、学力がカス過ぎてどこの大学にも入れなかったそうです。」
「えぇ…」
「そこで毎日パワハラ喰らいまくり、余った在庫自分で処理しまくり、ついでに休みは2週間に1回の1ヶ月半だったらしいですよ。」
「そんな企業辞めれば良いのでは…?」
「本人が辞めたがらないんですよ。所謂洗脳って奴されちゃってます。」
「じゃあどうするんですか?本人にその気がないならもう打つ手が…」
「いえ、まだ手段はあります。そのために…」
「そのために…?」
「法律は無視します。」