【三次創作】ししろんのガンダム列伝   作:お覇王

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第11弾。


あまり活躍しなかったけど、実は宇宙を支えた最良の可変MS!? 機動戦士ガンダムZZ ガザDを解説!

ぼたん「どうもー佐々木ぼたんですー。『ししろんのガンダム列伝』第11弾、前回ガザCの解説しましたが今回はその派生機を紹介したいと思います。先生は引き続きこの方です、よろしくお願いいたします」

 

真理愛「鷹月真理愛です。まぁガザ系はそこまで思い入れがある訳ではないんですけど・・・これと次回に紹介するMSは、とても重要な機体なので解説したいと思います」

 

ぼたん「それは何でしょうか?」

 

真理愛「それはこちら、ネオ・ジオンの主力MS『ガザD』です」

 

 

AMX-006 ガザD

 

 

ぼたん「これはアレだよね、前回解説したガザCの後継機だけど・・・ぶっちゃけどうなの?」

 

真理愛「一言で言えば理想の可変MSでありZ系が連邦の可変MSの決定版なら、ガザDこそがジオンの可変MSの決定版です。そして、ハマーン率いるネオ・ジオンを支えた最高の名機であると思っています」

 

ぼたん「そこまで言うほど?」

 

真理愛「言う程ですよ。袖付きでも運用されていましたし、多分宇宙で運用する上ではこれとガ・ゾウム等の主力機があれば賄えるんじゃないかなって思うレベルの名機です」

 

ぼたん「ほう・・・ではそのガザDの解説をお願いしたいと思います」

 

 

実は完璧な可変MS?

 

 

ぼたん「真理愛ちゃん。正直私の中のイメージを言っていい?」

 

真理愛「どうぞ」

 

ぼたん「ぶっちゃけ、ガザCのデータを取って改修したとはいえ『そんな対して強くないし、劇中でもパッとしなかった』って感じだけど・・・どうなの?」

 

真理愛「まぁ確かに目立った活躍も無い機体ですけど、それは『真価を発揮できる場面に恵まれなかったから』でしかないんですよ」

 

ぼたん「どういう事?」

 

真理愛「まず、ガザDの機体コンセプトからして対MS戦をメインにした可変機というよりも、ビグロとかのMAよろしく宇宙で高速機動しながら敵艦隊を強襲するのがメインなんです。分類上はTMSなんですけど、思想的に言えばアッシマーみたいなTMAに近いんです」

 

ぼたん「『可変して強襲し、射撃を一発撃ち込んでそのまま逃げるように退散する』という運用思想がまさに?」

 

真理愛「まさにです。しかもアッシマーと違う所はMA形態時にはクローで攻撃し、出力が2倍近く強化したビームサーベルもあるから白兵戦も出来るのでMSとしても戦う事が可能な事です」

 

ぼたん「まぁアッシマーは基本、寄られたらパンチしか出来ないからね。同じ連邦規格の物ならビームサーベルも一応使えるみたいだけど」

 

真理愛「そこが大きな違いの一つです。そしてもう一つの特徴として、『ガザCで使用された砲撃モードへの変形がオミットされている代わりに、中途半端だったMA形態とMS形態の性能が改善されている』という事なんです」

 

ぼたん「この辺りは多分だけど、ガザCで得られた戦闘データのお陰で欠点等を洗い出して見直す事が出来たのが大きいんだよね」

 

真理愛「そうだと思います。その一つとして機体構造の変更点として『コクピットは頭部から胸部に移設』、『バインダーのマウントを前腕部から肩部に変更』するなどして、可変機構やMA形態での性能向上を図っているんです。MS形態での問題点を改善した上で」

 

ぼたん「元が改造しやすいのもあるのかもしれないけど、よくムーバフルフレーム無しで改善できたよね・・・何ならマグネットコーティングも施してないと思うし、時代を考えればOS周りもまだそこまでの筈だし・・・」

 

真理愛「恐らくですけど、OS周りの未熟さに関してはもうMA形態に近い運用にする事でカバーしてたんじゃないのかなって思ってたりします。ガザの嵐の運用を考えるに」

 

ぼたん「確か大気圏用の戦法として、『煙幕で自分達の機体を隠しつつ攻撃を仕掛ける三位一体の連携攻撃を仕掛ける』というガザ・ストーム・フォーメーションを取ってきたんだよね?」

 

真理愛「はい。『大量の煙幕で敵の視界を奪い、その中へミサイルやビームの集中砲火を打ち込む』という事からMA形態の運用にも似ていますし、格闘戦はあくまで自衛に留めるのが基本にしてたんじゃないかなって思います」

 

ぼたん「『寄られたから倒す』じゃなくって、『寄られたら追い払う』感じでやるのが基本と?」

 

真理愛「恐らく」

 

ぼたん「あー・・・そう考えると確かにMAとしての毛色が強いし、確かにメインは艦隊への襲撃と威力偵察がメインって感じなのも頷けるかも。これでいて生産工程やパーツ等はガザCとの共有率も高そうだから大量生産出来て、尚且つ一撃離脱と射撃戦を徹底させれば戦力にはなるか・・・」

 

真理愛「その辺りの運用ノウハウも、ガザCによってマニュアルが出来上がっていると思うのでそこまで苦労はしなかったんじゃないかなって思います。ガザCからガザDに移行したパイロットも多かったと思いますし」

 

ぼたん「それでいて、後にガザ系から得たノウハウを下にバウとかの可変MSにも繋がってくるしねぇ・・・」

 

 

めっちゃ良いじゃん

 

 

真理愛「まぁ此処まで聞くと宇宙だけでなく、一応地上でも使える良い機体ではあるんですが・・・他に何かあると思いますか?」

 

ぼたん「何かって・・・コストとか?」

 

真理愛「そうです。ベースがベースなだけに大量生産出来るのに、かかるリソースで言えばそこまでではないんですよ。このお陰で『ジュドー達は局所的な勝利が出来たけど、大局的に見たら負けた』というのが出来たんです」

 

ぼたん「一部の部隊を頑張って叩いても、他のコロニー等をガザD部隊が制圧する事で制宙権を確保。そこから地球侵攻に踏み切った訳だけど・・・宇宙は安く抑えられるガザ系に任せて、地球侵攻の為のMSにリソースを回す事が出来たって言いたい訳?」

 

真理愛「その通りですぼたんさん。海ではダカール制圧時に接収したザク・マリナーとカプールを運用したのですが、前者は元々連邦が運用してたMSだから最悪廃棄してもそこまで痛手にはならないし、カプールも一年戦争の反省を活かして使()()()()()()()()()()()()()()()ようになっているからそこまでリソースを割かずに済んだんです。そして宇宙ではガザDによって新規にMAを開発せずに済ませ、尚且つ流用しているからコストもそこまでだから低コストに抑える事に成功している。此処まで言えば何が言いたいか分かりますよね?」

 

ぼたん「ハイローミックスのハイの部分に地球侵攻MS、そしてそこから宇宙や地上を担うための次期主力に回す余裕が出来るようになると」

 

真理愛「そうです。連邦で言えばまさにジム系とガンダムタイプのそれですし、ネオジオンは過去の失敗から反省し、不必要なパイの奪い合いをせずに済んだんですよ」

 

ぼたん「それにガ・ゾウムの開発にも繋がったけど・・・これはまた別の時にした方が良い?」

 

真理愛「別の時にお願いします」

 

 

ガ・ゾウム解説はまた次回に

 

 

ぼたん「ただまぁ結果的に地球侵攻用MSは『結局ドライセン一本で良いじゃん』とはなったけど、それでも三種類に抑えつつ宇宙でも使えるようになってるから無駄にはならなかった。ただ話聞いてて思った事言って良い?」

 

真理愛「何でしょうか?」

 

ぼたん「ある意味ザクのF2型に通じるものがある気がする。改良と改善した事で性能が上がり、コスト面で言えばそこまで高くない上に整備や補給面で苦労しないから他にリソースを回せれる・・・でもって一部パーツはゲルググと共有しているから、兵站の面で見ても結構優秀という。だからその後も使われ続けたんじゃないのかなって・・・」

 

真理愛「それですよぼたんさん。この辺りは憶測交じりの部分が多いですけど、戦後残党軍がFZ型よりもF2型が多く使われたのも()()()()()()()()()()()()()()()()()って思うんですよね。ゲームとかでは重宝したり、しなかったりとマチマチですけど、上手に活用すればかなりヤバい機体になったと思うんですよね。戦略的に見たら」

 

ぼたん「中コスト寄りの低コストを活かしてアパム*1を仕掛けてくる場合もあるしね。それでいて補給や再出撃が早かったりするし」

 

真理愛「そうなんですよ。だから正直、もしガザDがHGで発売されたらとんでもない事になりそうなんですよね、扱いが難しいでしょうけど」

 

ぼたん「ガンプラウォーズにもコスト制のバトルがあったりするからねぇ・・・後の時代では型落ちにはなるけれど、それでも使い続けれるだけのポテンシャルがあるのも今回の解説を聞いて納得したよ」

 

真理愛「性能が高い=強いとは限りませんし、低コストの量産機=弱いではないですからね」

 

ぼたん「後何かあったりする? 無ければそろそろ締めに入るけど・・・」

 

真理愛「あー・・・ガザD関連はこれで以上です」

 

ぼたん「分かりました。では締めに入らせていただきます・・・機動戦士ガンダムZZよりガザD、この機体は・・・『ザクF2型』!真理愛ちゃん、ありがとうございました」

 

真理愛「ありがとうございました」

 

 

次回、ガ・ゾウム解説

*1
アパム戦術の事。一言で言えば「自機の損害を省みず突貫する戦術」なのだが、この戦術の強い所は「相手側への嫌がらせや遅延に特化しており、「瞬間火力が出せて、装甲もそれなりにある低コストの機体」を使う事で敵に対して甚大な被害を出しつつも、自軍には最小限の被害に抑えれるというコスト制やポイント制によるバトルでは非常に有効な戦術。ただし上手く行かないと自軍に対して無駄な被害を出して終わる恐れがある為、機体の選択やタイミング等で慎重な判断が求められる。




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