ぼたん「どうもー佐々木ぼたんですー。『ししろんのガンダム列伝』第16弾、近年の設定変更とかで色々と評価が分かれる機体になったんじゃないかなって思う機体を解説したいと思います。モノアイ系に詳しいこの方に解説してもらいたいと思います」
真理愛「どうもこんにちはー鷹月真理愛です。この機体に関しては私も思う所があるんですよね・・・」
ぼたん「ビームライフル関連でミソがついちゃったからね・・・あの機体は。それにHG関係でも不遇な印象があるし・・・そんな解説する不遇な機体は何でしょうか?」
真理愛「今回はですね、機動戦士ガンダムよりゲルググを解説したいと思います」
MS-14A ゲルググ
ぼたん「ゲルググ!ジークアクスでも何故こうなった感がある奴でもお馴染みだし、今回開設するのはあくまで素のゲルググ?」
真理愛「そうですね。可能であれば派生機である高機動型ゲルググやゲルググキャノンにも触れたいと思います」
ぼたん「分かりました。ではゲルググの解説をお願いしたいと思います」
ジオンを救えなかった機体
真理愛「まずゲルググとはどんな機体なのかを解説しますと・・・ジオン軍が第二期主力MS開発計画の一環として、ザクⅡに代わる主力機として開発されたのがこの機体です。特徴としては地球連邦軍が開発したRX-78ガンダムを強く意識しており、それを超えるべくジオニック・ツィマッド・MIPの三社が共同開発されたのがこの機体です」
ぼたん「ガンダムが開発に成功したとなれば、それをベースにした量産機は出てくるだろうからね。それにザクで主力を張り続けるのも限界だっただろうし、ドムを主力にするにしても適性の問題も出て来るだろうからねぇ・・・ザクを載せ続けるよりかはマシだろうけど、やっぱりザクの汎用性を引き継いだ機体は必要だったと思う」
真理愛「実際『ビーム兵器を標準装備した新たな主力量産機』として要求されましたけど、ザク系譲りの汎用性もありましたからね。近年では統合整備計画による恩恵を受けていてザク改やリック・ドムⅡと同じコックピットを採用されていますし、内部パーツも一部ザクの物を使用しているから量産しやすいという利点もありましたし」
ぼたん「確か一部ザクの構造を使っているんだっけ?」
真理愛「はい。ゲルググの頭部モジュールは基本的にザクの構造を小型・高密度化したものになっていますが、指揮官機並みの通信機能を持った高性能センサーが詰まっています。他にも『マルチプルノズルから後頭部に至る動力パイプは内部にコンポーネントされた事で耐弾性と耐久性が向上している』という特徴もありますよ」
ぼたん「『技術向上によって出来たドムの動力パイプを埋め込み式にした』という恩恵もあると・・・胴体部は3分割されたモジュールによって構成されているって聞いたけど、そこはどうなの?」
真理愛「それに関しては『機体の運動性を高める為』とされていますが、実際は『生存性向上の為』という側面が強いみたいです。生産性や整備性の面でも問題は無かったらしく、寧ろ歓迎されてたみたいですよ」
ぼたん「主推進器は腰部スカート内に配備するのもドム系のノウハウが生かされているし、それによって背部ランドセルは装備しないという形になってるけど、代わりにパック装備が可能になっていると」
真理愛「はい。これが大きな特徴でしてビームライフルが調達できなくて実弾兵装に頼らなければいけない場合でも、パック換装によって高機動型ゲルググやゲルググキャノンに変える事が可能です」
ぼたん「これも今までの機体だったら内装部品の交換や多岐にわたる調整が必要だったのに対し、ゲルググはほぼ無改造でも稼働する事が出来たんだっけ?」
真理愛「はい。中には最初から高機動型として生産されたタイプもあれば、ゲルググキャノンとして開発された機体・・・もあったんだとか」
ぼたん「設定上はビーム・キャノン・パックを装備してビームライフルを使用可能だったりするし、『通常機ほど多用されていない』説があるけど、高機動型タイプでも可能としてば可能と?」
真理愛「はい」
良い機体なのに何故?
ぼたん「めっちゃ良い機体だし、設定上では『ビームライフルの配備が早まっていれば一年戦争の結末は違っていた』とか言われているけど・・・マリアちゃん的にはどう思う?」
真理愛「まぁ・・・正直言って無理だと思いますね。仮に出来て配備出来たとしても、ガルマが生きている間に有利な条件で講和に持ち込めなければダメですし・・・それまでに講和できなければ負け確定だと思っています。もっと言うとビームライフル有る無しではやはり違うでしょうけど、精々『史実よりマシな戦いになった』程度になった位しか変化ないでしょうし」
ぼたん「近年じゃ『9月時点で機体が完成し、10月には生産可能にはなってたけどビームライフルの配備に拘って2ヶ月もずれ込んだ』という設定が出て来たからねぇ・・・」
真理愛「誰が原因でそうなったか分かりませんが、拘ったのがギレン以外でしたら首が飛んでもおかしくない位の大失態ですよ。中には『機体だけでも良いから早く配備すべき』と進言してた人もいたとは思いますし・・・」
ぼたん「その為に急遽リックドムを開発する事にもなったからね・・・9月時点で『ドムのバリエーションを模索していた』とあるから既に宇宙で運用する為の派生機の注文はしてたとは思うけど、機体だけでも配備されていればきちんと手直す時間を設けて最初からリックドムⅡが開発出来たとは思うし」
真理愛「機種転換する時間を十分に設けれたと思うし、一部ザクのパーツを使用しているから生産ラインに影響も大きくは無かった筈ですし・・・」
ぼたん「それにビームナギナタだってサーベルモードに出来るから不便ではないし、ジムの機動力と耐久性を考えたらMMP-80でも抜けない訳じゃないし、何より
真理愛「ビームナギナタも片方のみ出してサーベルモードに出来るからそこまで苦労しないとは思いますが、ライフルは……ですからね。マシンガンやバズーカも、対艦ライフルも『弾道を計算して撃ち込む』という事から勝手も違いますし、絶対合う合わないは出てきますよ」
ぼたん「その辺りも考慮してるか否かは兎も角、それで拘って12月になってやっと先行量産型を配備・・・だからね。地上に回すのは無理でも、宇宙で・・・ソロモンは無理でもグラナダやア・バオア・クー辺りになら先行配備してデータ取りとマニュアル作成して機種転換をスムーズにするように出来た筈」
真理愛「生産側の事情もありますし、そっち方面の慣らしも必要ですからね・・・未だにザクのF型を乗り続けてるパイロットも居たとはおもいますし、10月辺りでようやくザク改やF2型となれば猶更固執せず配備すべきだったと思います」
ぼたん「実際それで機種転換出来たエースもキマイラ隊や海兵隊を除けばシャアやカスペン、エリクにヴィンセント、陸戦型ゲルググでいえばドナヒューやケンとそれなりにはいるけれど、大半は学徒兵といった新兵だからね・・・」
真理愛「それも、数合わせで入れられたって感じだから本当に腕前や才能の方は・・・でしょうからね」
『光芒のア・バオア・クー』にてコルバド・ストルツが「「ザク」を回された連中の方が腕が良かった」とも語っており、「隊列を組むには同機種同士の方が良い。だから少しでも期待されているヤツは「ザク」に「ドム」、単なる数合わせは「ゲルググ」。そんな感じです」と語っているシーンがある。
ぼたん「まぁ中堅パイロットでも慣れや適性の面でザクならザク改、ドムならリックドムⅡを選んでた可能性もあっただろうからね・・・慣らしの問題もあったとは思うし」
真理愛「そこはやはり大きいでしょう・・・」
誰が悪いのか・・・
真理愛「色々と語りましたけど、それでも私はゲルググ好きですよ。見た目もカッコ良いですし、洗練されててザクやドムとは違った渋さがありますし」
ぼたん「分かる。私も大好きな機体でもあるからね……これで、解説は以上かな?」
真理愛「はい、これで以上です」
ぼたん「分かりました、それでは締めに入らせて頂きます……機動戦士ガンダムよりゲルググ・・・この機体は、『ジョージ』!!真理愛ちゃん、ありがとうございました」
真理愛「ありがとうございました」
リバイブ版でリベンジなるか?
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