ぼたん「どうもー佐々木ぼたんですー。『ししろんのガンダム列伝』第17弾、前回のゲルググに続いて今回もゲルググ・・・その派生機の一つを解説したいと思います。今回も、真理愛ちゃんに解説してもらいます。先生宜しくお願いします」
真理愛「はい、よろしくお願いします。所で・・・ぼたんさんはゲルググの中ではどれが好きですか?」
ぼたん「結構悩むねぇ・・・どのゲルググも良い物ではあるけれど、個人的にはゲルググ
真理愛「申し訳ありませんが今回はイェーガーではないですね。派生機の一つではありますけど・・・」
ぼたん「あー成程・・・となれば、今回開設するのはアレですか?」
真理愛「はい。今回開設するのは機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYよりゲルググ
MS-14F ゲルググM
ぼたん「ゲルマリ!中々渋い機体が来たねぇ・・・とはいえマリーネの中ではシーマ機仕様のFs型が有名ではあるけれど、実際の所どうなの?」
真理愛「一言でいえばより強くなったゲルググって感じですね。ゲルググの良い所を残しつつ、海兵隊という特務部隊に合わせた設計にされてて非常に良い機体だと思います。私としてもマリーネは好きな機体の一つでもありますね」
ぼたん「ほうほう・・・そんなゲルググM、どんな良い所があるのか是非とも解説してもらいたいと思います」
真理愛「分かりました」
海兵隊仕様
真理愛「まず性能ですが、此方をご覧ください」
| ゲルググ | ゲルググM | |
|---|---|---|
| ジェネレーター出力 | 1,440kW | 1,440kW |
| スラスター総推力 | 61,500kg | 55,000kg |
ぼたん「スラスター総推力が下がってるね・・・本体重量で言えば3t、全備重量で言えば8tもゲルマリの方が重いのにこれは何故?」
真理愛「まずこれは投入される任務の特殊性から装甲厚や形状が独特なのがそうですね。これは『バーニアやラジエーター、プロペラントタンクなどのユニットが大型化した為』なのと『装甲等にスペースドアーマー構造を多用している』のが理由です。因みに公式百科事典によると『本機は性能向上を求めて設計されているが、数値上の性能は決して高くない』とされています」
ぼたん「数値上の性能は決して高くない?」
真理愛「はい。『これは『ゲルググの生産コストを更に引き下げた設計の為』ともされていわれる』との事です。なので海兵隊という特性上、最前線の投入と前線維持の観点から損耗率が高かった為、生産性重視の設計で採用されているんです」
ぼたん「その一環として、
真理愛「そういう事です。燃料の質や燃費の事を考えるとスラスターが高い=良いとは限らないので姿勢制御や運動性を考慮しつつ、プロペラントタンクを追加する事が出来るので前線移動の分を賄うだけでなく素でも十分継戦能力を確保しているんです」
ぼたん「後期から末期になると燃料問題は深刻になるし、末期だから多少は無理できるけど質の問題は無視出来ないからねぇ…まして最前線で戦う事を考慮するとなれば」
真理愛「当然、燃料の質も重要でしょう。燃費が悪いと確保するのも苦労しますし、損耗率が高いから補修パーツの調達も大事ですし・・・」
ぼたん「それを考慮して継戦能力を重視したカスタマイズになっていると?」
真理愛「はい。これにも理由がありますからね」
そもそも海兵隊とは?
真理愛「ぼたんさん。そもそも海兵隊って何だと思いますか?」
ぼたん「まぁ現実的に言えば『水陸両用作戦を専門とする陸上戦闘部隊』だし、その代表であるアメリカ海兵隊って『武力行使を前提とした部隊で『殴り込み部隊』とも呼ばれている』とは聞いた事がある。ジオンの海兵隊も似たような物だったりする?」
真理愛「大体そんな感じですね。宇宙を海に置き換え、陸上をコロニーに置き換え、真っ先に殴り込みをするのがジオンの海兵隊とも言われています。その特殊性からパーツ損耗率も高いですし、ザクとかもF2型に配備してくれたりと優遇はされてるみたいです」
ぼたん「F2型は『F型の後期生産型』とも言われているし、となればパーツ補給や整備のノウハウがしやすいからFZ型よりも都合が良いと・・・で、それと同じようにパーツの品質等を下げた代わりに生産性の高さや補給しやすさを重視したゲルググを新規に開発したと」
真理愛「はい。設定上、ゲルググM専用のビーム・ライフルはありますけど、大半がMMP80マシンガンだったり、一部ゲルググのビーム・ライフルを装備したタイプがあるのはそういう事だと思います」
ぼたん「『海兵隊の過酷な任務に生産体制の不備が重なった事』や『喪失したライフルの補充が追いつかなかった事』からシーマ艦隊では調達の容易なMMP-80が使用されたけど、それ以前にビームライフルの数自体が多くなかったりする?」
真理愛「これは私なりの憶測ですけど、生産ライン側の事情や補充の問題、整備や維持の問題からシーマ様等の一部のパイロットのみに絞り込んで運用していた・・・と見ています。そういう見方も出来ますので」
ぼたん「補給や生産云々の事情も大きいけど、少しでも維持する為に数を絞り込んでいるから実弾装備のが大半になったと?」
真理愛「恐らく。スパイク・シールドやビームナギナタではなくサーベルにしているのも『取り回し重視故』とも言われているので、補給なりなんなりの観点からビームライフルよりもMMP-80を重宝してたのもありそうです。そうでなくとも、『機体だけでも良いから早急に配備すべき』とせっついたからというのもありそうですが」
ぼたん「『ただでさえ生産体制の不備があるし、適性の問題もあるからビームサーベルが出来ているなら妥協して配備しろ』ってあったとか?」
真理愛「多分ですが・・・そうでなくとも希少品な上、それを慣らしていく時間も十二分にとれたかどうか・・・ですし」
ぼたん「まぁ『ビームライフルに拘った結果、満足に機種転換する時間が取れなくなりました』という大失態が起きたからね・・・」
使えなきゃ意味ない
ぼたん「ゲルググMと言えばシーマ機が思い浮かぶけど、こうして聞くと通常のM型も中々に良い物だよね・・・味がして良いし」
真理愛「ですねぇ・・・ロマンや野心的な設計であるイェーガーも良いですが、こういう継戦能力重視のマリーネも良い物です。腕部熱核ジェットユニットの代わりに速射砲装備も味がありますし」
ぼたん「分かる。もう25年も前に発売されたきっとだけど、素のゲルググ共々リバイブされてほしいよ」
真理愛「分かります。取り敢えず、これで解説は以上です」
ぼたん「分かりました、それでは締めに入らせて頂きます……機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYよりゲルググM……この機体は、『継戦能力重視』!!真理愛ちゃん、ありがとうございました」
真理愛「ありがとうございました」
次回、ゲルググJの解説予定
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