ぼたん「どうもー佐々木ぼたんですー。『ししろんのガンダム列伝』第20弾、オリバー先生によるザクⅡの派生機解説をやっていくとの事なのでその第2弾、紹介していきたいと思います。先生は引き続き、この方ですよろしくお願いいたします」
オリバー「よろしくお願いします。今回はですね、僕が個人的にお気に入りの機体の一つを紹介したいと思います」
ぼたん「オリバー先生の好きな機体と言えば、やっぱりアレですか? アクト・ザクですか?」
オリバー「そうです。今回紹介する機体・・・MS-X出典とも言えるべき機体ですが、この機体。『アクト・ザク』を紹介したいと思います」
MS-11 アクト・ザク
ぼたん「アクト・ザク!ゲームでは普通に強くてカサカサ出来るザクって感じだけど、実際強いの?」
オリバー「強い・・・ですけど、使えるパイロットが限られていたのが難点だったんですよね。有名なマレット・ザンギーヌですら色々と無理して何とか・・・でしたし、そういう所も触れていきたいなと思います」
ぼたん「成程・・・新技術的な所も含めて、どう違うのか解説してもらいたいと思います。ではよろしくお願いします」
オリバー「よろしくお願いします」
ペズン計画より生まれた新しいザク
オリバー「まずスペック比較を見ていきましょう、此方です」
| ザクⅡF型 | アクト・ザク | |
|---|---|---|
| ジェネレーター出力 | 976kW | 1,440kW |
| スラスター総推力 | 43,300kg | 64,800kg |
ぼたん「片方の身とは言え、ビーム兵器が搭載出来るようになっただけに出力は上がっているね。新技術をふんだんに取り込んでいるのもあるんだろうけど・・・何で態々ザクⅡをベースにしたの?」
オリバー「それについてですが、ザクⅡをベースにした設計から生産性が優れてたとも言われています。統合整備計画を見据えてたみたいですし、その技術も一部使われているかと」
ぼたん「後期に開発されたゲルググは勿論、ドム・トローペンやザクのF2型辺りから一部統合整備計画の恩恵を受けて『特定の武装しか使えなかったのを解消し、武装面の問題を解消した』ともされてるからねぇ・・・当然、アクト・ザクもそうと」
オリバー「まぁただビームライフルやビームサーベルが使えるとはいえ、片方しか使えないのはやっぱり設計による限界もあるのかなってのは否めないですね・・・漫画版でもマレットが『これで整備が完全だと言えるのか!?ジェネレーター出力が安定してないぞ!』というシーンもありますし」
ぼたん「ビショップもそうだけど、素体は優秀で試験機としては最適かもしれないけど……やっぱり『古い設計の機体』なのは否めないよね、ザクJ型辺りから限界を感じ始めてたみたいだし・・・」
オリバー「こればっかりは新技術に合わせて新設計された機体か否か・・・ですからね。ただゲルググにはない強みとして、マグネットコーティングが搭載されています」
ぼたん「ほう・・・因みに連邦の奴とはどう違うの?」
オリバー「連邦系とジオン系の違いですが、連邦系は『関節にモーターシステムを採用している』のに対しジオン系は『関節自体をモーターにせず、関節のシリンダーを駆動させて動かす』という形になっていますね。人間で例えるなら関節その物を動かしているか、関節を筋肉しているか・・・という違いです」
ぼたん「連邦系が前者で、ジオン系が後者と・・・上手い例えだけど、それ上手く行かないんじゃないの? 何か嚙み合わないような気が・・・」
オリバー「ぼたんさん……良い所に気が付きましたね。実際マグネットコーティングはモーター用の技術なだけにジオン系技術とは合わないんです。だから駆動系はジオン系主流の物ではなくモーターシステムが用いられた事から、ある意味ジオンと連邦の技術のハイブリットとも言えます」
ぼたん「・・・先々の事を考えると、ジオン系技術だけでは限界があると感じてたのかな?」
オリバー「可能性がありますが、その影響で反応速度が速すぎて誰も使えない……正確に言うと、『マレットみたいに無理やり薬漬けにでもしない限り使え熟せないし、出来ないならリミッター設けないと使えない』です」
ぼたん「ええ……」
失敗作?
ぼたん「ぶっちゃけ失敗作だよね、これ?」
オリバー「まぁこれも『使い方が間違っているんじゃないのか?』という気がするんですよね・・・多分ですが」
ぼたん「というと?」
オリバー「クリスがアレックスに乗った時に『機体の反応が敏感過ぎる』と漏らしている事や、マレットが薬を撃ち込んで無理して大胆に回るように使っている事から、
ぼたん「でもアムロは普通に使いこなせてたけど、その違いは?」
オリバー「それについては『連続で微調整をしている』という見方があるんですよね。普通のエースは攻撃を回避する際、『敵の攻撃を見て
ぼたん「あー・・・後は全天周囲モニターやリニアシートの開発されてなかったからというのもありそう。特に後者は必須レベルだろうし、連邦は開発出来たけどジオンは開発できなかったのも上手く行かなかった気がする」
オリバー「それが無かったからリミッターを設ける等の処置を取らざるを得なかったと思います」
ぼたん「成程ね・・・けど後にアクト・ザクとF2型を接収する事が出来たからジオン系技術を習得する事が出来て技術を吸収し、旧ジオニック関係者の技術者を食べさせる為にF2型を再生産させてノウハウ獲得させ、ジオンと連邦の技術のハイブリットであるアクト・ザクを手直しして開発出来たのがハイザックと」
オリバー「はい。F2型やアクト・ザクの再生産させて技術者を雇って技術を得たからこそ、後に手直ししたハイザックが生まれてそれなりの数を作る事が出来たし、そこから改良してハイザック・カスタムが、第一次ネオ・ジオン抗争後にリバースエンジニアリングして生まれたザク・マシーナリーが出た訳です」
ぼたん「その頃になれば技術も進化し、ザク・マシーナリーに至っては問題点も大分改善されているから古い設計ながらも一線級の戦力にもなれただろうからね。劇中ではエルナルド機位しかビーム兵器使ってないし、ゲームとかでは基本実弾と実体兵器しか使わないけど、
オリバー「多分可能かと。アクト・ザクをベースにリバースエンジニアリングしていますし、設定上は『アクト・ザクをリバースエンジニアリングし、近代化改修を加えた新造機体』とはいえ内部は改良されている筈です」
ぼたん「連邦も接種後にコクピットを全天周囲モニター・リニアシートに換装させてる等の近代化改修を施しているし、ザク・マシーナリーも全天周囲モニター・リニアシートを搭載している筈。でないと『悪くは無いが難しい機体』という評価は出ないよ」
オリバー「リゲルグの方も書かれていませんが、技術進化に加えてアナハイムから裏取引として全天周囲モニターやリニアシートの技術を得ている筈ですからね。その見返りとしてリゲルグの設計データを渡していますし」
ぼたん「それは……あり得るか。ゲルググの拡張性やアクシズもアハナイムと繋がってた事を考えれたら、ねぇ・・・だからリゲルグやザク・マシーナリーでも戦後の機体と渡り合えるだけの機動力を持てたわけだし」
あくまで考察ではあるがジョニーライデンの帰還でリゲルグの設計データを保有してる事からアハナイムを通して技術を手に入れた可能性がある。
オリバー「技術改良や新技術によってこうも変わる・・・ゲルググと言い、中々面白い機体です。という訳で以上です」
ぼたん「分かりました。では締めに入らせていただきます……MS-Xよりアクト・ザク、この機体は・・・『色々と早すぎた機体』!オリバー先生、ありがとうございました」
オリバー「ありがとうございました」
次回、陸戦型ザク
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