ぼたん「どうもー佐々木ぼたんですー。さあ始まりました『ししろんのガンダム列伝』第6弾、不定期ながら続いているこのコーナー・・・今回も機動戦士ガンダムより、とあるMSを紹介していきます。先生はこの方です、よろしくお願いします」
ミオ「ウチウチ~ウチだよ~!大神ミオだよ!今日はウチの好きな機体を解説したいと思うから、よろしくね」
ぼたん「はーい。量産機好きなミオ先輩だけど、もう解説する機体は分かっていると思うけど・・・どの機体かまでは分かるでしょうか? 今回紹介していくMSは何ですか?」
ミオ「ウチが解説するのはジム・・・バリエーションが多いから、基本となる素のジムを解説していくよ」
RGM-79 ジム
ぼたん「ミオ先輩は量産機好きで、それも連邦系の機体を好む事で有名だけど何故ジムを選んだのでしょうか?」
ミオ「まぁ一つは一括りにジムと言えば多いし、別の機会で語るにしても『え、どういう事?』ってなったら駄目だからね。だからウチが呼ばれた時には最初に素ジムを語ろうと思った訳。勿論、お気に入りの機体だから・・・というのもあるけどね」
ぼたん「成程。では先生、解説のほどをよろしくお願いします」
ザクと並ぶ名脇役
ミオ「まず、ぺこらが初代ガンダムの解説で触れてた『V作戦』の一環の一つ『モビルスーツの開発と量産化』の一環で生まれた機体、ガンダムの簡易量産モデルがジムって訳。何故簡易量産モデルとして開発、生産されたのかというと『ジオンの新型兵器であるザクⅡに圧倒され、これに対抗しうるMSの大量配備を連邦軍が急いでいた』『性能よりも生産性が重視されていた』というのが理由なんだよね」
ぼたん「確かガンダムの量産はやろうと思えば出来るけど、コストなり生産なりでかなりかかるから勝てても財政破綻する恐れがあった・・・という事情もあったんだよね? 大量生産出来て、尚且つ早急に配備する事を優先したってのも理由の一つだけど」
ミオ「そう。ガンダムはあくまで主力量産機に繋げる為の試作機で、本命がジムだからね。GMも『Gundam type Mass-production model』という『ガンダムの量産型』とされてるからね」
ぼたん「でもその割には設計なりなんなり変更しているから、本当にガンダムの量産型と言えるか怪しいけどね・・・」
ミオ「まぁ設計から大幅に変わっているからねぇ・・・それでチグハグになって、初期型は実戦データを取り入れる前という事もあってドム所かザクにすら負ける事もある感じにはなったと思っているけど」
ぼたん「簡易量産型・・・と言えばそうだけど、武装も簡略化しているからね。中身は引き継いでいるからパワーアップしているけど、それに追いついてない的な」
ミオ「そうとも言える。で、武装は頭部バルカン、ビームサーベル一本、ビームスプレーガン、ハイパー・バズーカ、シールド・・・が基本装備で、他にも陸戦型ガンダムや陸戦型ジムが使用するショート・シールドや100mmマシンガンも装備可能だね」
ぼたん「というか基本、連邦製の武装は大体使えるんだよね? ジェネレーターの関係でビームライフルは使えないか、使えても威力が低い的な」
ミオ「大体使える、中期型・・・というか初期型の後期型や、後期型の初期型辺りからビームガンなら使えたし」
ザクは武装の共通化が出来ない事を発覚したのか、連邦は量産に当たって武装の共通化を標準化
ジオンは統合整備計画を反映させたゲルググやドム・トローペン(ザクF2型も?)辺りから共通化
それ以前は何故か共通化出来なかった(規格等が違うとかだから? 理由は不明)
ミオ「もうこの辺りがあるから決して弱くはないんだよね。富野監督は強く従ってたけど、商標的な事情でそれが許されなかったけど」
ぼたん「後は使い手の練度の問題とかありそうだね。コックピット周りが共通化されたりして機種転換の短縮を測ったり、陸ガンを生産して小隊での実戦運用のデータ取り等をして何とか埋めようとしたけどそれでも埋めきれない物があったし」
ミオ「開発出来たから良いけど、満足に訓練する時間すら取れなかった可能性もあるだろうからね・・・戦後は戦後で軍縮の影響で訓練時間も十分に取れず、教導出来る人材も前線に引っ張り出さざるを得ないから満足に指導出来たか怪しいし」
ぼたん「一年戦争で勝てた理由の一つとして、教育型コンピューターの恩恵が大きいとも言われているからね。データが届いてなければ、届いても十分なデータが集まって泣ければ・・・とも言われているし」
ミオ「勝ててももっと人的損耗が大きかったろうね」
天パと教育型コンピューターは伊達じゃない
ミオ「で、個人的にね・・・凄い言いたい事があるんだけど」
ぼたん「何?」
ミオ「ジム・カスタムの代名詞として『特長がないのが特徴』というのがあるけれど、個人的には『ジムシリーズ自体、特長がないのが特徴』だと思っているんだよね」
ぼたん「それは・・・どうして?」
ミオ「そもそも連邦のドクトリン的に、『突出した戦力』よりも『安定した戦力』を揃える事を重視している気がするんだよね。これはさっきも言ったように、満足に訓練する時間すら取れなかった可能性もあるから突出した戦力を大量に揃えても活かせるかどうか怪しいって話だよね」
ぼたん「まぁ確かに皆が皆、アムロさんみたいにマニュアル読んだだけで何とかなる訳じゃないしね」
ミオ「だからそれもあるから最初から突出させていくよりも、余力を残しつつ安定を求めたってのもある気がする。『生存率を高める為に個の性能を活かし、マンパワーで一騎当千する』というのがジオンの戦術ドクトリンなら、『生存率を高める為に連携を活かし、小隊組んで一つずつ確実にキルを取る』というのが連邦の戦術ドクトリンだからね。第二次ネオジオン抗争時の主力MSであるジェガンとギラ・ドーガがまさにそうだし」
ぼたん「設計は古いけどドーガの方が古いけど、基本スペックで言えばドーガの方が上とも言われているしね。実戦では互角に渡り合えているけど」
ミオ「ジェガンは廉価版Mk-Ⅱであるジェダからデチューンし、コストを抑えて防衛と警備を主目的として開発されたから実戦での性能で不利になってたからね・・・改良型であるA2型やD型から性能は上がっているけど。これはジムの流れを踏襲している気がする」
ぼたん「『取り敢えず仮想敵と渡り合える事を意識しつつ、足りないものは後々アップデート等をして改善していきましょう』的な?」
ミオ「そんな感じ。だから派生機も多く出回っているし、ジムベースのエース向けの少数生産機も出来たんだと思う。『ジオンと違って一から設計するだけの時間が無かった』+『新規設計はガンダムタイプにリソースを割いてたから、ジム系は発展型に留まった』とウチは思っている」
ぼたん「まぁ戦後もそうだけど、『一から作るならいっそガンダムタイプにすりゃ良いじゃん』というのがあるからね。だから色々とガンダムタイプが生まれる訳だし」
ミオ「腕の立つエースもガンダムに乗せされるからねぇ・・・ユウがまさにそうだったし」
ぼたん「そう考えると・・・やっぱりガンダムタイプよりかは、ジム系の方が好きと」
ミオ「うん。親近感故に・・・というのがあるけれど、正直ガンダムタイプはウチの好みに合わないってあるからね。強いしそれを求めるのも分かるんだけど・・・何か違うし、結局はそれを活かすにも安定して揃えられる戦力がないと活かせないじゃんって思うし」
ぼたん「実際ガンダムタイプだけで勝てた訳じゃないし、何ならZZでも局所的には勝てても大局的に見たら負けたというね・・・」
ミオ「そういう事。だからジムやジェガンと言った量産機が好きなんだよね。そっち方面にロマンを感じるし、何より個人的にはガンダムタイプにはロマンが欠けてる気がする」
戦いは数だよ兄貴
ぼたん「それじゃ、後語る事は以上でしょうか?」
ミオ「そうだね、もう一通り語った感じ。細かい違いとか上げていくとキリがないし・・・」
ぼたん「あー・・・頬部ダクトの有無とかね」
ミオ「そういう事、ウチからは以上かな」
ぼたん「分かった。それじゃあそろそろ締めに入らせていただきます・・・機動戦士ガンダムよりジム、この機体は・・・守護神!ミオ先輩、ありがとうございました」
ミオ「ありがとうございました」
皆はどのジムが好き?
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