ぼたん「どうもー佐々木ぼたんですー。さあ始まりました『ししろんのガンダム列伝』第7弾、不定期ながら続いているこのコーナー・・・今回も機動戦士Zガンダムより、とあるMSを紹介していきます。先生は前回に引き続きこの方です、よろしくお願いします」
ミオ「ウチウチ~ウチだよ~!大神ミオだよ!今日はウチの好きな機体の派生機を解説したいと思うから、よろしくね」
ぼたん「はーい。量産機好きなミオ先輩だけど、もう解説する機体は分かっていると思うけど・・・どの機体かまでは分かるでしょうか? 今回紹介していくMSは何ですか?」
ミオ「今回は機動戦士Zガンダムより、ジムⅡを紹介していくよ」
RGM-79R/RMS-179 ジムⅡ
ぼたん「ジムⅡって型式番号が二つあって、RGM-79Rが・・・改修機だっけ?」
ミオ「そう。RMS-179が新造機・・・GWDWCでも出題されてたけど、どっちもジムⅡ。そんな機体を紹介していくけど・・・良いかな?」
ぼたん「お願いしますミオ先輩。今回は色々と語れるネタが多いし、期待してるよ」
派生が多いねん
ミオ「さて、ジムⅡは一年戦争後の宇宙世紀0080年10月に可決された「連邦軍再建計画」を受けて、ジムを大量生産されたジムのバージョンアップ研究が開始されたんだよね」
ぼたん「けどこの頃と言えば『互換性の低いバリエーションが多数存在することとなったジム系の規格統一化を図るべく、生産性や部品調達においては平均値を指標としつつも高性能化』という目標を掲げて作られたジム・カスタムの開発や、戦後の資金難をどうにかすべく接収したガルバルディαを改修してガルバルディβを作ったり、アクト・ザクをベースにしてハイザックを作ったりしてたけど、ジムのバージョンアップを図ったのはやっぱり『大量にあって、近代化改修すれば安く抑えつつ主力として運用出来るから』というのが大きいとか?」
ミオ「それもあるね。ジム・カスタムや後継機のジム・クゥエルは『エース向けの少数生産機としてはアリだけど、主力量産機としては生産性が低い』という難点があるからね・・・流石のティターンズも初期の頃は兎も角、グリプス辺りになればジムⅡとハイザックにその座を譲る事になったし」
ぼたん「で、ハイザックは操作性が良いけどビームライフル、ビームサーベルの両立が出来ないという難点を抱えているのもあると・・・まぁ個人的にはハイザックは主力機というより、『プロパガンダにも使える新兵育成の為の練習機』という側面が強いと思っているけど」
ミオ「そういう意味でも『次へと繋げる為の主力機』という意味ではエゥーゴは勿論、ティターンズも重宝してたからね。両陣営ジムⅡを主力にしていたし」
ぼたん「数を揃えられてビーム兵器両方使えて、元が素ジムだから操作のマニュアル化されてるから比較的取っつきやすいだろうしね。それでいて近代化改修するか、性能を底上げした部品を使った新造機を使うから一からの新型機よりかはコストが安いと」
ミオ「ジム改からの転換を目的としているからコスパ重視とはいえ、それでも元と比べてきちんとパワーアップしているからね」
以下一部変更点
| 装甲 | チタン系合金→チタン合金セラミック複合材 |
| ジェネレーター出力 | 1,250kW→ 1,518kW |
| スラスター総推力 | 55,500kg→62,000kg |
| センサー有効半径 | 6,000m→8,800m |
ぼたん「このお陰で本体重量で言えば0.7t、全備重量で言えば0.1tは軽くなって、尚且つ出力が低いとはいえビームライフルをデフォで持てる様になったと」
ミオ「数値だけで言えば素ジムよりかは『ちょっと強くなった』って感じだけど、これだけでも違うからね。一年戦争中は量産を諦めてたビームライフルをデフォで持てるようになったのは強みだし、共通の武装が使えるようになる強みはそのままだから、当然100mmマシンガンやハイパーバズーカも装備出来るしね」
ぼたん「こう聞くとかなり強くなった感があるけど・・・実際はもうこの頃になるともう旧式扱いだし、『次世代機としての性能を満たせているものでは無かった』のが実情だよね?」
ミオ「うん。実際主力量産機はマラサイやハイザック、ネモに置き換えられていたし後方に回されてたからね・・・でも、数合わせ感が否めないとはいえそれでも戦線を支え、主力を活かし、地球を守った名脇役だと個人的には思っているよ」
ぼたん「ほう。それは何故?」
ミオ「ZZの時のネオ・ジオンが良い例。劇中ではジュドー達が活躍して一騎当千!という感じだけど実際はそれ以外のコロニー等はもう制圧され、講和を結んでダカールを無血開城して実質敗北したというのがあるよね?」
ぼたん「うん」
ミオ「それが出来たのも宇宙ではガザDやガザCが戦線を支え、空いたリソースを地球侵攻用MSであるガルスJ、ズサ、ドライセン、カプールに回す事が出来たから無血開城に成功したのが大きい。で、当時のネオジオンの主力MSを連邦で置き換えると、ドライセンやカプールをネモやガンダムタイプとするなら、ガザシリーズはジムシリーズと置き換えるとしっくりくると思う」
ぼたん「あー・・・広大な戦線を支え、主力防衛や後詰をジムで行い、戦力の中枢を攻めるのにガンダムタイプや主力量産機に任せると・・・戦力の屋台骨となっているのは主力量産機ではなく、実は後詰部隊と」
ミオ「そういう事。しかもその後詰部隊となるジムⅡもさらなる改修でジムⅢやジムⅢ・ディフェンサー、ジムⅡセミストライカーやジムⅢパワード、ジム・スナイパーⅢにもなれるという派生が多いのも強み。これで居て戦闘だけでなく、自然災害の対応や火災の火消しという戦闘以外の任務にも対応できるというのもポイント」
ぼたん「リソース割いてまでネモやマラサイにやらせる訳にはいからないけど、ジムⅡなら割いても差し支えはない。何なら第二次ネオジオン抗争かラプラス事変にはジムⅡやジムⅢを民間に売り払って、閃光のハサウェイでのジェガンみたいに消火活動を主軸にしたり、ジェムズガンみたいにインフラ整備等をするモビルワーカーにも転身出来ると」
ミオ「そう。そういった利点があるからUCでのトリントン基地襲撃でジムⅡが配備されたのも、そういう事じゃないかなと」
ぼたん「近代化改修されてジムⅢになれず、後方の拠点防衛用MSに回されたのがあのジムと」
ミオ「軍縮で予算削減しないといけないという苦しい事情もあるしね・・・ジェガンに置き換えようにもまとめては出来ないし、その頃でも未だジムⅡのままなのが大半な気がするし・・・」
ぼたん「中には武装解除して、民間に売らないと更新する予算すらままならない物もあるかもしれないと」
ミオ「多分ね」
連邦軍、主にガンダムタイプのせいで金欠説
ぼたん「もう、語る所は以上かな?」
ミオ「あ、最後に一つ言わせて」
ぼたん「どうぞ」
ミオ「ジムに限らず量産機に対して『弱い』『引き立て役』というイメージを持った人が未だにいるのが悲しいと思う。同時に、ガンプラウォーズ等のガンダムゲームで量産機に対する考えが変わった人がいるとは思う。強い機体を活かす為にはこういった支える存在が居てこそ真価を発揮する訳だし、弱いからと言って偏見を持つのは改めて欲しいかな。『弱い』や『古い』とされてても使われるにはそれなりの理由があるし、意味が分かれば見方も変わるし、評価も変わると思う。強いのにも理由があるし、『強さを活かす為の何か』があって強くなれる。これを機に量産機等に興味を持って欲しいかな・・・ウチから以上だよ」
ぼたん「良い言葉、ありがとうございました。あたしもね、ゲームを通して量産機の良さを知ったから言えるけど高性能機には高性能機の良さ、量産機には量産機の良さがあるからね。色々と触って見て欲しいな。それじゃあ、そろそろ締めに入らせていただきます・・・機動戦士ZガンダムよりジムⅡ、この機体は・・・連邦を長きに渡って支えた名脇役!ミオ先輩、ありがとうございました」
ミオ「ありがとうございました」
ジムⅢ編はいずれ作成予定
御意見、御感想をお待ちしております。