MY NAME IS KAISEN... JUJUTSU KAISEN!!!   作:ごごてぃー

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真人絶対殺すマン

HEY YOU!!! MY NAME IS KAISEN... JUJUTSU KAISEN!!!

「え?僕?」

HEY YOU!!! MY NAME IS KAISEN... JUJUTSU KAISEN!!!

「えっと、すみません、僕は英語が喋れなくて…」

HEY YOU!!! MY NAME IS KAISEN... JUJUTSU KAISEN!!!

「あ、ぇっと…」

 

「ちょ、ちょっと!KAISEN君!何してるんですか!」

ソカモナ!

「あ、KAISEN君、一体どこに!す、すみません。失礼します!」

 

「なんだったんだろ、今の人たち…

…………なんかもう、映画って気分じゃなくなったなぁ」

 

 

1

 

 

 

「ふふーん、漏瑚見て見て!」

「うん?どうした真人」

 

地下水道に蠢く呪いが二つ。

その足元には、かつて人間だったモノが倒れている。

 

「じゃじゃーん☆人間を限界まで大きくしてみた件」

「おお!これはなんとも醜い!流石だぞ!真人」

 

子供のように無邪気に遊ぶ呪霊、真人と老獪な雰囲気を醸し出した呪霊、漏瑚。

さながら、孫と祖父が遊ぶような声色だが彼らの遊びはあまりに冒涜的だ。

 

「うーん、そろそろ新しいおもちゃを取りに行こうかな」

「おもちゃを見つけるのはいいが、そろそろ呪術師どもが嗅ぎ付けてくる頃だ。十分に気を付けるんだぞ」

「わかってるって!」

 

 

HEY YOU!!! MY NAME IS KAISEN... JUJUTSU KAISEN!!!

 

地下水道にKAISENの声が反響する。

コツコツ、と足音が響き渡る。

光の中から、薄茶色でツーブロック短髪頭の少年が姿を現した。

 

「あれ?呪術師じゃん。思ってたより見つけるの早いね」

「一人でやってくるとはいい度胸だ、呪術師」

 

ほら喋る死体がいるよ

「…なにが言いたいのかは知らんが、馬鹿にしていることだけは分かった。

死ね!!」

「ヒャア!」

 

漏瑚は恐るべき速さでKAISENへと急接近し、手のひらから炎を噴射した。

しかし、KAISENに手傷一つ負わせることなく掻き消える。

 

「(な、なんだと?わしの術式が搔き消された──いや中和された──?)」

 

がしり、とKAISENの手が漏瑚の頭を掴む。

動揺もあったが単純な速度でも漏瑚の最高速に匹敵する速さだった。

漏瑚は抜け出そうと足掻くが万力で固定されたようにびくともしない。

 

「(さっきの中和は領域展延か?なんにせよ、この術師が術式を中和するというのなら、中和できぬほど濃度を上げるまで…!)」

 

「罹災、脈動、炎の流星──!?」

「(!!? 術式が発動しない?いや術式に流れるはずの呪力がどこかへ流れている!)」

 

「エネルギー…吸──」

「(まずい、祓われ()───)

 

 

「漏瑚から、離れろ!」

 

真人の右ストレートが黒い火花とともにKAISENに命中する。

これにはKAISENも不動とはいかないようで、掴んでいた漏瑚を離して吹っ飛んでいった。

 

「助かった!真人!」

「いいって、呪いは助け合いだろ?それより、今はあいつに注意しろ」

 

漏瑚は真人の言葉を受けKAISENが吹っ飛んでいった方向に注意を凝らす。

土煙が晴れたころKAISENが見えてくる。

 

「大したダメージがあるようには見えぬの」

「…結構渾身の一撃だったんだけどね」

 

「…(おそらく、さっき、奴が見せた能力は二つ。同じ一つの術式から派生した力ではない。

一つ目は術式の中和、領域展延にしては些か出力が高すぎる。なんらかのカラクリがあるのだろう。

そのカラクリさえとければ突破は不可能ではない。

問題は二つ目の方だ、対象の呪力を無理矢理奪う術式か?もしそうなのであれば、あれは呪霊に対して相性が良い。肉体が呪力で構成される呪霊にとって呪力を無理矢理奪われることは致命傷だ。

奴を倒すには、一つ目のカラクリをときながら、二つ目の呪力吸収攻撃を回避する必要がある。

…不可能だ。儂だけでも万に一つの勝ち目しか見えん作戦に、戦闘経験がほぼない真人が付いてこれるわけがない。

領域を展開するか?だが、もし相手が領域に対抗する手段を持っていた場合自ら逃げ道を防ぐことになる。

強引に押し切ろうにも、儂の領域は真人にも有害だ。そもそも、押し切れるかどうかも定かではない。

ならば、儂が前で領域展延をしながら、真人に攻撃してもらうか?

いや、おそらく、さっき真人の攻撃が当たったのは、奴が自身に課していた縛りによるものだ。

動かない代わりに、術式効果を底上げするといったところか。

儂らが同時に逃げた場合、どちらかを逃がす可能性を考えて初手で儂を潰しにかかったのだろう。

…しかし、逆に言えば儂らが同時に逃げた場合どちらか片方が逃げられる可能性が高いか…)」

 

「おい、真人、儂が気を引いてる間に逃げろ」

「嫌だ」

 

「今は冗談を言っている場合では──」

「嫌だ!黒閃後(いま)の俺なら、俺たちなら、あいつに勝てる!」

 

黒閃後のゾーン状態、そして、KAISENによってもたらされた死の感触。

それが真人という存在を急速に膨らませていた。

その感覚が、真人の戦闘意欲を凄まじく沸き立たせている。

そんな真人を見て説得が不可能だと感じ取った漏瑚は戦うことを選択する

 

「………………わかった。お前を信じることにする

儂が奴の攻撃を防ぐ。その間に奴を殺せ!」

 

「罹災、脈動、炎の流星──ヒャア!」

 

呪詩付きの熱線とKAISENの展延がぶつかり合い、少し拮抗したところで中和される。

しかし、KAISENの注意を引くことは出来た。

 

「(カラクリが暴けるのならそれでいいが……。何度見ても、ただの展延のように見える。しかし、生半可な縛りではなしえない出力だ。かならず、弱点はあるはず)」

 

漏瑚はKAISENの目の黒を見ながらKAISENに近づいた。

人間であれ呪霊であれ、目で認識していない相手への対処は遅れる。

故に、漏瑚は相手と戦うときは相手の目線を見て戦っている。

 

「(奴は儂を目で追っていない?ならば一体何を、まさか──!?)」

「逃げろ!真人!」

「え?」

 

普通なら彼らは初対面だ。

当然、お互いのことを知らない。

しかし、KAISENは彼らの術式を知っていた。

彼らの呪力量(スペック)を知っていた。

彼らの精神構造(あり方)を知っていた。

だから、わかった。真人が自分の背後に回っていることに。

その認識の差が今この瞬間にとてつもないアドバンテージを誇っていた。

 

「(そうか、奴は最初から儂のことなぞ眼中になかったのか。真人を祓う(ころす)ことしか──)」

「エネルギー…吸収…」

「(まずい、真人がこれを食らえば、間違いなく祓われる(しぬ))」

 

KAISENの術式が乗った右ストレートが真人に迫る。

 

 

 

「やらせはせんぞ!!!呪術師!」

 

真人をかばうように一つの陰が入り込んだ。

 

「漏瑚ッッッ!」

 

命を賭けた縛り。

KAISEN(てき)を殺すためじゃなく、真人を守るために。

最後の言葉すら、ろくに残せず呪霊は祓われた(しんだ)

 

「お前ッッッ!絶対殺してやる!覚えてろよ!」

それは本当です?

 

KAISENは逃げようとする真人を追撃しようとしたが、唐突に出現した大量の呪霊に阻まれる。

 

「エネルギー…吸収…」

 

KAISENが呪霊を掃討し終えたころには、真人は気配ひとつなく消え去っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「や、真人、危ないところだったね!」

「…夏油」

 

真人がKAISENから逃げた先に夏油を名乗る男が待ち構えていた。

真人もその理由がわからないほど、純粋ではない。

 

「いやー、思っていたより何倍も速く成長したねー。

それに、ちょうどいい感じに悠仁の術式が当たってくれたみたいだし

…おっと」

 

真人は夏油を名乗る男を殺すために飛び掛かるが、するりと避けられる。

純粋な武術なら五条悟に匹敵する達人に素人が触れる道理がない。

 

「お前ら全員殺してやるッッッッッッッッ!!」

 

復讐を果たせず、最後に呪いの言葉を残して、真人は夏油を名乗る男に取り込まれた。

 

「あとは、五条悟を封印するだけ、か」

 

 

 

 

 

 

 

「KAISENに関する重要な要件ってなに?僕はお前ら老害のせいで忙しいんだけど?」

「しかも、呼びつけておいて待ち時間クソ長ぇし」

「え? KAISENの母親が僕に会いたいって?」

「はぁ、しょーもな。いいよ、案内しなよ。は?もうここに来てんの?

ここ高専の中なんだけど?」

 

「やぁ、悟。久しいね。私が悠仁のお母さんです」

 

「は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




かなりダイジェスト感あるけど、普通にやったら一生完結しないだろうし(いいわけ)
ゆるしてちょ♡
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