最悪の呪詛師キヴォトスに君臨   作:メグメル2007

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メモリアルロビー早瀬ユウカ編









第8回 対策委員会編 〜前日譚③〜

 

「んーたまには息抜きに読書も大切だよねー。」

 

夏油傑がシャーレで読書をしているとスマートフォンから通知音が鳴る

 

ピロン

 

「ん、誰だ私の優雅な読書時間を邪魔するやつは。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ユウカ「こんにちは、先生。ユウカです。」

 

ユウカ「私のこと、覚えてますか?」

 

夏油「うん、もちろん」※本当は忘れた

 

ユウカ「よかった覚えていただいて幸いです」

 

ユウカ「先生のご連絡先をもらっておいて正解でした」

 

ユウカ「そうだ、用件なのですが」

 

ユウカ「以前のシャーレ奪還作戦時の弾丸の経費について、振込が確認できておらず」

 

ユウカ「請求書はシャーレに届いているはずですが、お支払いはいつ頃になりますか?」

 

夏油「え、こっちで処理しないといけないのかい?」

 

ユウカ「もちろんです、弾丸だって無料ではないのですから」

 

ユウカ「お仕事での経費扱いでしょうし、連邦生徒会に請求すれば、シャーレに支払われるはずです。その分をそのままこちらに頂ければと」

 

夏油「...ユウカさん、請求書ってどうやって作れば良いの?」

 

ユウカ「...ふう。ミレニアムで使っている請求書のひな形がありますので、今度シャーレに伺う時に持って行きます」

 

夏油「...助かるよ」

 

ユウカ「いえ、大したことではありませんし」

 

ユウカ「では、今日も良い一日を」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「はあぁぁぁぁ...シャーレに来るのかー...」

 

「これはあらかじめ準備しておかないとね。」

 

夏油傑が不満を漏らすとそのままエンジェル24に向かった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

3日後

 

ガチャリ

 

「こんにちは、先生。この間お話した請求書のひな形を持ってきました。お手すきの際にご確認ください。」

 

予定通り早瀬ユウカがシャーレに到着した

 

「あっ、ちょうどお食事中だったのですね。お邪魔してしまいすみません。」

 

「いや、かまわないよ。」

 

「えーと、名前なんだっけ」

 

「早瀬ユウカです!忘れたんですか!?」

 

「あ、そうだ!早瀬さんだ!」

 

「...先生この間のモモトークでの会話は嘘だったんですか?」

 

「いや、たまたまだよ君のようなさ...模範的な生徒はしっかりと目に焼き付けてるからね。」

 

「そーですか。」

 

早瀬ユウカは呆れたように夏油傑の顔を見つめる

 

『...話してみれば中々良い人じゃない。この前の戦闘指揮が粗かったから悪い人だと思ってた。あとよく見れば結構塩顔だし。』

 

「あ、では私は先生がお食事の間、机を片付けてますね。」

 

「ところで先生、もしかしてお昼ってそのコッペパンひとつだけなのですか?」

 

「僭越ですが、もう少し栄養のある食べ物を召し上がった方が良いと思いますよ?」

 

「そうやってパンだけですと、体調を崩してしまうかもしれませんし。」

 

「いやー実は通帳の残高がほとんどなくて、食費にお金を割けないんだよね。」

 

「そうなんですか!?」

 

「えぇ...シャーレの先生が、そんなに薄給のお仕事だったなんて知りませんでした、意外ですね。」

 

「あれ、この領収書は、100円ショップの?」

 

「こっちにはドラッグストア、エンジェル24も。」

 

「購入日が3日前、購入した物は...除菌シート、除菌スプレー、アルコール消毒、石鹸、掃除機で合計が...10万円!?」

 

「先生っ!この領収書は何ですか!?このお金があれば、優に一カ月分の食費になるじゃないですか!」

 

「いやー私は常に清潔感を大切にするタイプでさーこれは大義というかなんというか...」

 

「だとしても清潔感を保つためだけに食事を抜くだなんて、言語道断ですよ!」

 

「いや、私の大義で世界が素晴らしくなるなら食事くらい何てことない!」

 

「あぁ、素晴らしい、素晴らしいよ!」

 

「...とにかく!消費は計画的にしないもいけません!」

 

「このままではよくないですね、先生の支出記録、私がこの目で直接確認します!家計簿はどこですか?」

 

「いやそんなのはないけど。」

 

「はい?家計簿をつけてないんですか?」

 

「だからこういう衝動的な消費をしてしまうんじゃないですか!」

 

「...先生、私も手伝いますから、いままでの領収書を全部集めてください。」

 

「今から領収書を整理して、先生の消費をチェックします!」

 

『えぇ...早く帰ってくれよ...』

 

早瀬ユウカが机に座ると夏油傑の領収書を整理し始めた

 

「まったく、大人なんですから、しっかりと大人らしく計画的な消費をしてください。」

 

「お小遣いをもらってパーッと使っちゃう子供じゃないんですよ?」

 

「...それに、こうして領収証の整理を手伝ってくれるのなんて、私くらいなんですから...」

 

「次はもう、絶対に手伝いませんからね!」

 

「数日前にコンビニで購入した弁当600円、6日前に購入した本が500円。」

 

「ん?昨日の夜、【これであなたもバッチリ!SMについて学ぼう!】購入で1200円...?」

 

「せ、先生!いったい何ですか、この領収証は!」

 

「生徒たちの模範となるべき教育者が、こんな、い、いかがわしい本を購入するだなんて!」

 

「信じられません!最低です!」

 

「あぁ、それかい?私は機械が苦手だからそのスーパーメカについて学ぼうという参考書を購入しただけだよ?」

 

「え?.......ふう。てっきり私、その...」

 

「そ、それより消費は計画的にですよ!」

 

「ほら、見てください。あの大量の除菌グッズ以外にも、節約できたはずの金額が2万円以上あるんですよ?」

 

「これからは家計簿をつけて、残りのお金を頻繁に確認しながら購入なさってください。そうすれば、今日のようにコッペパンだけの食事になることはないでしょうから。」

 

「それから、今後5000円以上の物を買うときは、私に相談してください!」

 

「それってつまり買い物のたびに早瀬さんに相談しないといけないかな?」

 

「だ、だって、先生のその悪習慣を直すためには、私がそうやってお世話しないとですし。」

 

「とにかく!これは先生のためなので、絶対に!守ってくださいね!」

 

その後、早瀬ユウカはしばらく小言を言った後に帰っていった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ガチャリ

 

「ふう。やっと帰ったか。」

 

夏油傑が除菌スプレーと消臭スプレーを両手に持つと部屋中に吹きかけた

 

「はぁ、お金をどう使おうと個人の自由じゃないか。」

 

「これから色んな生徒たちが部屋に出入りするのか...絶対除菌グッズが足りないなぁ...」

 

夏油傑はため息を押し殺しこれからの生活に対する不満などが頭に浮かんでいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 




すみません色々と忙しくてかなり投稿が遅れました。これからも不定期更新だとは思いますがご期待ください。
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