第0回 夏油傑
あの日から自分に言い聞かせている。
祓う、取り込む、祓う、取り込む、その繰り返し。
こうしていて、何かが変わるのだろうか...
やたらと呪霊が多いこの日本。
全ての呪霊を祓えば楽になるのだろうか。
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「遅かったじゃないか、悟。」
乙骨優太との戦いで右腕を欠損した夏油傑が五条悟に遭遇する。
「君で詰むとはな。」
夏油傑は五条悟に問う。
「私の家族たちは無事かい?」
「揃いも揃って逃げ仰せたよ。」
五条悟はその問いに答え問い返す
「京都の方もお前の指示だろ。」
夏油傑はその問いに言葉を返す
「まぁね君と違って私は優しいんだ。」
夏油傑はまた問う
「あの2人を私にやられる前提で送り込んだろ。」
「乙骨の起爆剤として。」
五条悟は言葉を返す
「そこは信用した。」
「お前の様な主義の人間は若い術師を理由もなく殺さないと。」
「信用か...」
夏油傑は親友である五条悟、家入硝子達と過ごした青い春を走馬灯かのように思い出す。
「まだ私にそんなものを残していたのか...」
「これ、返しといてくれ。」
そういうと夏油傑は1つ、カードのような物を渡す
それは乙骨の学生証だった。
「小学校もお前の仕業だったのか。」
「まぁね。」
夏油傑が少し誇らしげに答える
「呆れた奴だ...」
そういうと五条悟は少し声を低くし夏油傑に最後の質問を問う
「何か言い残すことはあるか。」
「誰が...なんと言おうと...猿どもは嫌いだ。」
「でも...別に高専の連中まで憎かったわけじゃない。」
「ただこの世界では私は心の底から笑えなかった。」
夏油傑は先ほどとは違い憎しむべき記憶の高専時代を思い出す。
その言葉を聞き五条悟は口を開く
「傑...」
座り込んでいる夏油傑に徐々に近づき身長を合わし最後の言葉をかける。
「⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎。」
夏油傑が少し驚いた表情を見せる。
「ふっ...最期くらい、呪いの言葉を吐けよ...」
最後の言葉を吐くと五条悟が夏油傑を手にかけようする。
だが、その時...
バシュン
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ここから夏油視点になります。
悟が私を手にかけたその時
バシュンと音がし、私の視界が揺らめいた。
その音のあと私は気がつくと電車に乗っていた。
目の前には1人の少女が座っており私の方をちらりと見ると口を開き出す
カァァァァァン
電車の音が鳴り響く。
「私のミスでした。」
『は?』