最悪の呪詛師キヴォトスに君臨   作:メグメル2007

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今回から少々オリジナル要素やボロが目立つと思います...描写不足のところもありますのであしからず。


第2回 指揮

「素晴らしい...素晴らしいよ!!!」

 

『本当にこの方が先生で大丈夫でしょうか...』

 

七神リンが不満を浮かべる

 

チン

 

エレベーターが目的地に到着する

 

-レセプションルーム-

 

夏油傑が周りを見渡すと少女達が何か騒いでる様子が見られた

 

最初に口を開いたのは髪色が紫の少女

 

「ちょっと待って!」

 

「代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!」

 

「うん?隣の大人の方は?」

 

次に黒髪の少女が話始める

 

「首席行政官。お待ちしておりました。」

 

最後に髪色がベージュ色の少女が話す

 

「連邦生徒会長に会いに来ました。」

 

「風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています。」

 

「あぁ...面倒な人たちに捕まってしまいましたね。」

 

七神リンが不満を漏らす

 

「こんにちは、各学園からわざわざここまで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余している皆さん。」

 

「こんな暇そ...大事な方々がここを訪ねてきた理由は、よく分かっています。」

 

「今、学園都市に起きている混乱の責任を問うために、でしょう?」

 

「そこまで分かっているならなんとかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!」

 

髪色が紫の少女が声を荒げる

 

「数千もの学園自治区が混乱に陥ってるのよ!この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから!」

 

髪色がベージュ色の少女が話し出す

 

「連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱出したという情報もありました。」

 

銀髪の少女が話し出す

 

「スケバンのような不良たちが、登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も、最近急激に高くなりました。治安の維持が難しくなっています。」

 

黒髪の少女が話し出す

 

「戦車やヘリコプターなど、出所の分からない武器の不法流通も2000%以上増加しました。これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます。」

 

それぞれの問題を語り終える

 

「...。」

 

「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの?どうして何週間も姿を見せないの?今すぐ会わせて!」

 

「...。」

 

七神リンが黙り続けている

 

しばし沈黙が流れた後七神リンが口を開く

 

「連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました。」

 

「え!?」

 

「...!!」

 

「やはりあの噂は...。」

 

それぞれの少女たちは驚きを隠せずにいる

 

「結論から言うと【サンクトゥムタワー】の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御を失った状態です。」

 

「認証を迂回できる方法を探していましたが、先ほどまで、そのような方法は見つかっていませんでした。」

 

黒髪の少女が七神リンに問う

 

「それでは、今は方法があるということですか、首席行政官?」

 

「はい。」

 

「この先生こそが、フィクサーになってくれるはずです。」

 

「!?」

 

「...!」

 

「この方が?」

 

一同が夏油傑の方に視線を集める

 

「私がかい?」

 

ここで髪色が紫の少女を筆頭に食い気味に話をいれる

 

「ちょっと待って。そういえばこの先生はいったいどなた?どうしてここにいるの?」

 

「キヴォトスではないところから来た方のようですが、先生だったのですね。」

 

「はい。こちらの夏油先生は、これからキヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒か..」

 

「待ってくれ」

 

夏油傑が口を開き話を遮る

 

「どうしましたか、先生?」

 

「この際はっきり言わせてもらうが私は先生とやらをするつもりはない。」

 

「「「「「!?」」」」」

 

一同が驚愕する

 

「その連邦生徒会長が指名したのかどうかは知らないがましてや君たちのようなさ...いや年頃の少女たちを教員として私が導けるわけがなかろう。」

 

「ですが、先生...」

 

七神リンがその話を遮ろうとするが夏油傑は話を続ける

 

「そもそも私がどうやってこのキヴォトスまで来たのかは分からないし、それと連邦生徒会長とやらに先生として指名された記憶もない。」

 

『転生したのはいいがこんな呪術も扱えない猿どもの楽園に長居するのは苦痛でしかないからね...』

 

「そういうことで私はおいとまさせてもらうよ」

 

夏油傑が少女たちの弁解を聞き耳持たずに出口から退出しようとしたその時

 

-大変だよ!連邦生徒会所有の【シャーレ】の建物を占領しようとしてるみたい!-

 

携帯のようなものからツインテールの少女の立体映像が現れ状況を説明する

 

「まさかシャーレが!?」

 

七神リンが焦りを隠せずに少女たちに指示をする

 

「こうなったら、皆さんの力が必要です。シャーレを防衛してください!」

 

-いや、まあ別にむちゃくちゃな場所なんだから別に大したことな...-

 

「モモカは黙っていてください!」

 

-......プツン-

 

通信が途絶えた

 

「先生は...いや夏油さんはここで待機を!」

 

七神リンは焦るように走る

 

タッタッタッタッ

 

「ちょ、ちょっと待ってよ!」

 

それを追いかけるように少女たちも走り出す

 

タッタッタッタッ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

-D.U.外部地区・シャーレの部室付近-

 

(ドカアアァァァァン!)

 

「な、なに、これ!?」

 

髪色が紫色の少女が声をあげる

 

(タタタタタタッ!!)

 

「なんで私たちが不良たちと戦わなきゃいけないの!!」

 

「サンクトゥムタワーの制御権を取り戻すためには、あの部室の奪還が必要ですから...。」

 

「それは聞いたけど!私これでも、うちの学校では生徒会に所属してて、それなりの扱いなんだけど!なんで私が...!」

 

(パパパパパパッ)

 

「いっ、痛っ!!痛いってば!!あいつら違法JHP弾を使ってるじゃない!?」

 

「伏せてください、ユウカ。それに、ホローポイント弾は違法指定されてはいません。」

 

「うちの学校ではこれから違法になるの!傷跡が残るでしょ!」

 

少女たちが軽い口論を繰り広げていると遮るように七神リンから通信が入る

 

「皆さんシャーレに向かってください!私が指揮をとります!」

 

「わかったわ、とりあえずいきましょう!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

-レセプションルーム-

 

夏油傑は少し考え事をしたあと独り言を言い始める

 

「やれやれ、猿の相手には疲れるよ...」

 

「さて、いち早くこの猿どもの楽園から抜け出そう。」

 

夏油傑がもたれかかっていた柱から離れ歩き出すととある男の言葉を思い出す。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『傑...』

 

『⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「....。」

 

「やれやれ、悟にそう言われたらやるしかないか。」

 

「あの時の私なら理解できなかったがまさかこういうことになるとはな。」

 

夏油傑は歩きながら外に出て空を見上げるとまた独り言を呟く

 

「ちゃんと呪いの言葉を吐いているじゃないか、悟...」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「シャーレの部室はもう目の前よ!」

 

「今、この騒ぎを巻き起こした生徒の正体が判明しました。」

 

ここで七神リンから通信が入る

 

「ワカモ。百鬼夜行連合学院で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です。」

 

「似たような前科がいくつもある危険な人物なので、気をつけてください。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あらら、連邦生徒会は来ていないみたいですね。フフッ、まあ構いません。」

 

「あの建物に何かあるかは存じませんが、連邦生徒会が大事にしてる物と聞いてしまうと、壊さないと気が済みませんね。」

 

「ああ...久しぶりのお楽しみになりそうです、ウフフフ♡」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「いくわよっ!」

 

(タタタタタタッ)

 

4人の少女たちが次々に不良たちを倒していく

 

「!!」

 

「騒動の中心人物を発見!対処します!」

 

「待ってくれ!!」

 

「「「「!?!?!?」」」」

 

七神リンが驚いた様子で口を開く

 

-先生!?どうしてここが!?-

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数分前...

 

「さてと、どうしようか。」

 

夏油傑は歩き始めると同時に遠くにいる少女たちにどう追いつこうか考えていた。

 

「やはり、この呪霊かな。」

 

そういうと夏油傑は手からエイのような呪霊を出す

 

「進め!!」

 

夏油傑は現世で乙骨優太との戦闘の際獄ノ番うずまきを使用し、呪霊がすべて排出されたかのように思われたが戦闘向けではない呪霊や大した戦力にはならない呪霊はうずまきには反映されなかったため夏油傑は現在排出外であった178体の呪霊を保持していることになる。  

 

「あの4人の女どもはどこに行ったんだ。」

 

「あぁ、あれか。」

 

「このまま行ったら私の存在がさらに不可思議になる。流石に少し離れたところで呪霊からおりようか。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「君たちの後をつけてきたんだ。」

 

「さて、ここからは私が指揮をとらせてもらう。」

 

「おっと、紹介が遅れたね。」

 

「私は夏油傑。」

 

「先生だよ。」

 




次回第3回 宣戦布告

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