「8月のif」   作:1999bizzare summer

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難産でした


第二話 遭遇

夏休みの始まり、学生は浮かれたりハイになったりするものだ。

この町の陽気な住人もまた、例に漏れない

 

 

「「いってきます(!)」」

 

「ちょ…ちょっと香澄ちゃん!お母さんにはナイショだから抑えて抑えて!」

 

「えへへへ、ごめんごめん」

 

 

かすみんは迷っていた。香澄の「みんなに会いたい!」という願いは叶えてあげたいし、

もう一人の自分に「私たちの音楽」を聞いてもらいたかった。

しかしよく考えてみたら、こんな荒唐無稽な話をみんなに信じてもらえるのか、

だんだん不安になってきてしまった

(でもまぁ、なんとかなるよね)

 

 

かすみんはとりあえず、香澄を有咲の元へ連れていくことにした。

有咲に会えるとわかって香澄は上機嫌だ

 

 

「やっぱり私たちといえば蔵練だよね〜、

そういえばかすみん達も有咲の家の蔵で練習してるの?」

 

「うん、みんなで曲合わせする時は有咲ちゃんの蔵にお邪魔してるんだ」

 

「有咲ってばカワイイよね!すぐ照れちゃうんだもん」

 

「えへへ、そうかも」

 

「あ、そうだ!カワイイといえばもう1人ね…」

 

「動くな」

 

「え?」

 

「…師匠、コヤツの首をカキ切っても?」

 

「ええっ!?」

 

 

裸足のニンジャガールが香澄の首を背後から狙っていた。

 

 

「キサマ、師匠のコスプレなんぞして何のつもりだ。ハッ…!?もしかしてカゲムシャ!」

 

「り、りみちゃん…こ、この子は…」

 

 

りみりんの気がかすみんに向いた瞬間、香澄はりみりんの肩をガッチリホールドした

 

 

「ちょっおまなにすんね…」

 

「ねぇ!アナタがかすみんが言ってたりみりん?」

 

「そうだよ♪うちは牛込りみ!りみりんって呼ん…」

 

「すごい!わたしが知ってるりみりんと全然違う!」

 

「ねぇ、話を…」

 

「やっぱりこっちのりみりんもチョココロネ好きなの?」

 

「…師匠ぉ」

 

 

「すごい…あのりみちゃんが押されてる」、かすみんはそう思った。

その後、かすみんはりみりんに説明した

 

 

「何と、あなたはトヤマカスミであったか」

 

「りみちゃん…飲み込み早いね」

 

「師匠はついに並行世界へもカゲブンシンできるようになった。これでうちらも日本一に近づいた」

 

「…やっぱり早くないかも」

 

「りみりん、やっぱりかわいい!」

 

「ウギョベッ」

 

 

結局りみりんは香澄に捕まり、小動物のように撫でられていた

 

 

「……それで師匠たちは何処へ?蔵か?」

 

「そうだよ!有咲に会いに行こうと思って!」

 

「フッ…やはり蔵か…うちも同行する」

 

「あ、それじゃありみちゃんベース持って来てくれない?香澄ちゃんにわたし達の歌を聴かせてあげたいの」

 

「了!師匠の命とあればソクザに!」

 

「あっ」

 

 

ばひゅーん!

タンバのニンジャが飛んでいった

 

 

「りみりん、行っちゃった」

 

「あはは…りみちゃんはなんというか…ニンジャっぽいから…」

 

「でもやっぱり可愛かった!」

 

「えへへ、そうだね」

 

 

 

2人で他愛のない話をしながら歩いていると、香澄はあるモノを見つけた

 

 

「あれ…この星のシール…もしかして」

 

「そうだよ、この矢印を辿っていくと…って香澄ちゃん!?」

 

 

香澄はそのまま見えなくなってしまった。

かすみんは相棒を担いでいたので、すこし急ぎ足で追いかけた

 

 

かすみんは、ようやく蔵に着いた。

そんなかすみんの目の前には、ものすごい光景が広がっていた

 

 

「有咲ぁ〜、」

 

「ちょ、ちょっとかすみん今日どうしたの?夏のアツさにやられちゃった?」

 

 

なんと、香澄は有咲に抱きついていたのだ。

しかも思いっきり寄りかかって

 

 

「…えっと…有咲ちゃん?」

 

「あれ、かすみん?…じゃ、じゃあコイツは…ぎゃああああ!!」

 

 

かわいそうに、有咲は気絶してしまった

 




りみりんの初期設定で残ってるの関西人設定ぐらいじゃないかなってぐらいには違う小説版りみりん。彼女には伸びしろがあると思います。
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