キヴォトスの若鷲(エグロン) 作:シャーレフュージリア連隊員
外連味強くてもガンバルゾー
誤字報告ありがとうございました
未だ一部で煙が燻る郊外、コンテナを吊るして青地に白線のヴァルキューレのCH-47の羽ばたきが微かにシャーレ庁舎の窓を叩く。
その巨大な庁舎の中では、一人の男が椅子に腰かけていた。
机の上は整然としているがファイルの数は多く、段ボール箱は多数積まれたままな光景はこの組織の実態を表している。
俺はナポレオン・ボナパルト。
獅子の時代を生き抜き覇道進撃*1したりしていつか見た9歳の夢までもう2,3歩だったが*2、話すと長いので詳しくは歴史*3を読むように。
今思えば、臨終の夢の中だったのであろう負け戦の中で顔に封筒*4をぶつけられたと思ったら。
目の前の血まみれの少女に何かを頼まれ、気が付けば頭に輪っかが付いた少女に囲まれ、神も奇跡も信じない俺が天国送りは有り得んかと思って居たら、先生と呼ばれシャーレのビルを取り返すなどと言われ指揮を頼まれその時の驚きは俺らしくなかったが、あの世で我が老母に伝言できるのならば北欧神話のヴァルハラはあったと伝えたい。ここの連中はみんな何時も喧嘩してやがるからな。
欧州はラス・カーズが上手くやるに違いない、アウステルリッツ以上の逆転を見せてやる、タイユランの奴も驚くに違いないな!目覚める前のあの場所で何かを任されたのだろうから、その時俺は任せておけとでも言ったのだろう。
此処に来た時の話はまたの機会にしよう。キツネ狩りをしながら暴徒を叩きのめし、通信技術や内燃機関、ライフリングされた連発銃……etcに驚いてただけの話だ。最後に連邦生徒会に権力を返したのも今の俺が欲しい物に思えなかったから。
ただ乱世の騒乱の終わらせ方は知っている、火砲と衝撃を以て一撃で粉砕する手段は効いたらしい。
お陰で、連邦生徒会なるここの中央政府は俺の事を脅威視するか困惑している。
『昨日20時を以て騒擾状況は解決したと、連邦捜査部シャーレは正式に宣言しました。
連邦捜査部シャーレは現在行方不明中の連邦生徒会長による特別編成されたタスクフォースでしたが、今回着任した”先生”は昨晩の記者会見で次のように……』
つけっぱなしのテレビが──これは来た時からあった──俺の最初の会見を流していた、今はああいうメディア手段があるのか、昔反抗的な新聞紙を取り潰したけどもう無理だろうなあ。
ここでは『先生』と呼ばれてるのでその役割を務めようと思う、書類にサインを書いても『先生』として読み取られる様だ。
『皇帝』であってもここでは『先生』である。島流しの後のリハビリだ、一から始めるのも悪くは無いだろう。肉体もロディの頃ぐらいにはなって居たからな、初心に帰れと言う事か?
『先生、早瀬です。今お時間大丈夫でしょうか』
来客の知らせが入った。
確かこのモモトークでこの時間に来ると言った早瀬ユウカだったか、このわんぱくAIアロナと騒ぎながら返信に30分以上掛けていたら、学業が終わり次第来ると言っていたな。
このクソ板切れのクソガキ、俺の音声入力にあんま適応しねえんだよなあ……。
俺も飯時だから予定は空いてたのでOKと返した、打ち合わせに時間を惜しんではいけないのはよく知っている、相手が無能じゃないなら猶更である。
ノックがされた。
「どうぞ。」
「入ります」
扉が開いてツインテールの似合う、白いジャケットを着てリュックサックを背負った少女が入ってきた。
最初の騒乱で会った早瀬ユウカという生徒で、数学が得意な財務系らしい。
事実インテリなのだろう、騒乱に際しては各ヴァルキューレ隊員の使用実包数から補給手配を調整してくれたばかりか、一部銃砲店から必要な弾薬類の調達の差配を手伝ってくれた。
昔ミュラのアホが大砲を確保してくれたけど、こいつも俺を助けてくれた、恩義があると言える。
「ま、開けたばかりの執務室だから殆ど何もないがな」
「ですねえ……」
本当に何もないのだ、据え置きのパソコンとデスクと椅子に筆記用品と昨日届いた箱物家電と電気屋にお勧めと言われ購入したウォーターサーバー、説明書を開き、アロナに聞きながら使い方を覚えたばかりだ。とても便利だがどれほどの職業を
「失礼しますね先生、この前の報告書と請求書の雛形ができたので、ご確認くださ……」
ユウカの目が困惑に変わる。
デスクの上の俺の飯を見て困惑している、やや思考が停止したようだ。
「お食事の途中に質問があるんですが、お水とコッペパンがお一つなのと、この紙の報告書と本の山などは? それに後無精髭が」
驚いた猫の様な表情をしたユウカが半分引いた様子で見てくるので一気に水でパンを流し込んで居ると「そんなに慌てなくていいのに」と言っていたが、別に良いだろう。無精髭は3日ほど購入した本を読んでただけだ。
「違う、これは朝と昼の分だ、体質で腹が良くないんだよ、書類は連邦生徒会に出す報告書と開示要求と予算要求、髭は剃刀が見つからない、そしてお前が来るから欲しがる請求書と報告書を書いてたりで時間がない、あの時増援で来てくれた全員に送る予定だ」
「いえ、そうでは無くて食事ならもう少し落ち着いて食べていただいて構いませんし、もう少し栄養のあるものを3食ちゃんと召し上がられないと確実に体壊しますよ? 剃刀って何時の時代ですか!? シェーバー買いましょうよ」
こいつ、俺が今まで見たことないタイプの奴だ……そうか俺は今皇帝ではなく先生だったな、大人が子供にそういう心配はさせるものではないな。
だが理由があるのも説明せねばなるまい、少なくともコイツに面倒をかける意味は無い。
「ユウカ、俺の通帳にもシャーレの予算にもそんなものに使う金は今月分殆どないんだ」
「シャーレの先生って薄給なんですか……?」
ユウカが出納帳ありますかと聞いてきたので、其処にあるぞと渡した。
数ページめくって記載を確かめ、ユウカが首を傾げた。
「んー……?、この請求書シラトリDUでも大きい本屋さんじゃないですか、今週の購入分で軽く20万は超えてますよね? これだけあれば一月の生活費普通に賄えますよね!?
大事な資料かも知れませんが、これは買い過ぎです! これで食費まで削るのは言語道断です! これだけ読めるんですか? 殆ど専門書じゃないですか!」
ユウカは領収書を見ながら「うわぁ、一冊4万越えが数冊以上ある」と呟いている、声色にやや羨望を感じる辺りインテリの悪癖だ。
しかしこの購入は譲れぬ、断固たる必要性がある。
趣味が混ざったのも否定しない、計算さえ正確である限り、最大射程でも殆どずれなく当てれる砲兵の夢と理想が詰まった夢の様な砲もあるという、テクノロジーに合わせた知識のアップデートは必須だ。
交戦距離の拡大は大軍の統制を変え、集団戦法は変容し、密集戦法は廃業!つまり未知の軍事学的新地平があるのだ!なんと素晴らしい。
「まぁ待てユウカ、俺はここの知識が少なすぎる、法学も経済どころかお前が片手間で扱うそのスマートフォン一つまだ使いこなせんし、この前にあるパソコンも同じだ。
現状は箱物家電と多機能ウォーターサーバーだけしか使えんのだ、しかし書籍の半分は読了した、ある程度の入門書を終えたから次は専門書だな」
こめかみを抑えたユウカがため息を付きながら自分の推理を語る探偵のように聞いてくる。
「確かに先生は常識に疎いことが多すぎますが、これは常軌を逸してます、法学や経済などの本は私や各校の生徒会でもレベルの高い様な本を読んでるのに理化学は初等部や中等部などで使われる物ですし、先生貴方は
最後は見たことも無いものを見たような声色で俺に問うて来る。
確かに彼女からすればそうだろう、18世紀フランスでユウカを見たら俺がそう言う。
「当ててみろ、シャーレの指揮権お前に譲って、お前の秘書やってやるよ」
ため息に怒気が混ざり始めるのでこちらもからかってるつもりは無いと言う意味も込めて、皇帝の目をして付け足す。
「言えば信じてくれるのか? そして聞いたなら他言は絶対に許さん、……まぁお前の正気が疑われるぐらいだろうが」
誰も居ないオフィスの空気が俺には懐かしい雰囲気に成り、箱の中で寝てたアロナまで飛び起きて飛び出してきた、寝ていてくれ。
ユウカは一瞬怯んだが、深呼吸し、何かを言おうとした。
片手をあげて「待て」とする。
「まぁ待て、お前の覚悟は理解した。そして、その話をするにはまだ俺たちは相互理解ができていない、一旦お互いの仕事を見て決めよう。
この話は、凄く凄く長いんだ、366ページくらいに込み入った話なんだ」
「分かりました先生、でも近い内に聞かせてもらいますからね! そして……その目は止めて下さい。とっても恐ろしいです」
「そんなダメか」
「少なくとも正義の味方がする眼じゃないですね」
興奮が少し収まり、少し震えた年齢相当の声でそう言われると、そうかと返すしかない、アロナよ。悪人面と言ってたのは聞いてたからな、後で覚えてろ。
掌で両目を覆いマッサージし、深く息を吐く。
「すまない、お前達の見慣れた目に戻ったか?」
早瀬はため息を付いたあとに少し嬉しそうな顔をする。
「ええ、何時もの人相が悪いお顔ですよ、じゃあ先ほど先生が言われた通り仕事の話をしましょうか、組織の方の記録を確認させてください、先生の家計簿もです」
「シャーレの予算に入れてある、職員費用の項目に書いてあるだろ」
「なっ、なんですか、これ!? 自分はシャーレであるみたいな書き方ですよ、変な汗出ましたよ」
うえーと声をあげて呆れた顔をされた。
「近くで大声を出すな、此処から俺の人件費を出すだけだろう、大袈裟に言う」
「それはそうとして、先生自体は薄給ですよね……あっ、この前のシャーレ奪還作戦の私たちの雇用費入れてくれてるんですね、後、各運営人件費も、と言うかでもなんでここまで先生の給料から?」
「俺はこの手の話は慣れてるから平気で流して方策を練るが、基本気分のいい話ではないぞ?」
「聞かせてください、私だって
情報量の多い予算表であるが、これでここまで気づくとはやはり賢い子だ、そう言う質問には答えてやらねばならない、先生なのだから。
説明の前にウォーターサーバーから、水差しに水を入れレモン液を入れレモン水にしておく、本当に便利な時代になったもんだ。
「大きくは省くぞ。連邦生徒会にとってシャーレが始動前に崩壊なんぞしたら連邦生徒会そのものの崩壊、なので緊急動員でシャーレを取り戻し、支払えるようにしてくれと。ここまでは良いんだが」
レモン味の水を二口飲み、次の書類を見る。
「我々はあの大暴動と暴徒の群れを突破しここを奪還した、そうしたら今度はうちの上部組織はサンクトゥムタワー復旧の為のシャーレ奪還だったのでシャーレとして独立したならシャーレが払えばいいとな」
ユウカが「いつものお役所仕事か」と辟易した様な顔をする。
「連邦生徒会に属しているが事実上独立機関だ、本来連邦生徒会長の直轄の、外局とは違う体制のつもりだったのだろう。しかし会長は行方不明だ。
そして"代行は所詮代行"でしかない。予算執行されるだけマシと考えれば良いのか」
スカウトの書類を書き終え、紫色の封筒を封をする。
人員請求書類はこれで終わりだ。
公安局からの青色の封筒の人員異動願いを受理し、これはヴァルキューレにと送付先を書く、こいつだけ志願で来た、馬鹿なんだろうか。
「まぁ貰える予算も鎖の一つだ、悪意に慣れた大人の邪推ではあるが、回される仕事は本来なら連邦生徒会長が手ずから行う"様な"難題の仕事だろうな」
言い終えてから、ユウカの顔をチラリと見た。
スゲェ、言いたい事は渋滞してるが、何から言えば分からないから飲み物を飲みながら平静を維持してる顔だ。
だがこの娘は善良で情に厚いのだろうな、あまり会計など金に関わる仕事に就くべきではないのだろうが、面倒見の良さも含めて彼女をその椅子に留めているのだろう。
上下全員からこいつが適役だと思われている財務担当は強い、昔のゴーダンさんを思い出す、焚きつけたら最高の回答をしてくれた、軍人では無いが男だった。
「……先生がキヴォトスに来たばかりだからって足元見られてますよ、何も知らない人を言い包める文章ですよね? でも先生怒ってもないし、悲しんでも無いですよね。面白くはないって顔ですけど」
短気な方だが、これで切れてては向こうで憤死させられてる、子供の悪戯とここの洗礼と思えば授業料だろう、悪質な悪ガキにはお仕置きは必要だろうけども。
それに騒乱での対応や俺が着任するまでの2週間にろくな対応が出来ていない辺り、連邦生徒会は今や神聖ローマ寸前だ。
変に何かしないかより、あちらが善意で何か言い出さないかの方が恐い。
「気づかなければお人よしのバカな大人扱いだろうな、連邦生徒会も完全に纏まってるわけでもなく、ある意味連邦生徒会長の忘れ形見のようなこの組織が不愉快な連中も居て、それらに一杯食わされただけだろうねえ。
それが行政お役所だ、お返しにそこにある開示請求を提出したら、リン代行は素早く先ほどの無支払いの理由の原文を申し訳なさそうに渡してくれた、かなり粗があったらしいがお目こぼししてもらったらしい」
「先生、開示請求書くの初めてだったんですか?」
ユウカがなかば感心したような顔をしている。
「似たようなのは書いたことはあるが、一昨日法学本に目を通してたら気づいたので書いてみた」
「……後日私が改めて連邦生徒会に請求するので、先生が払わなくても」
それを聞いて思わず破顔一笑した、こういう純粋な人間は革命期ではあまりに居なかった*5、私含めて。
「お前は本当に良い娘だな、だが
「先生その辺は差し引いても人件費その他もろもろ多く取ったりしてますけど、これで本当に無駄遣いしてたら、覚悟しててくださいね。……削るとこは削ってできる限り入れたいとこに予算を入れるような感じの、あっ! もしかして私たちの予算持つ代わりに人件費多く取ったでしょ!」
ばれたか、敏い奴だな。
机から「連邦独立捜査機関、作戦部隊編成予定図」を取り出す。
「ああ、やはり気づいてくれたか、言っておくが横領じゃないからな、臨時補正予算として通させて、限られた予算内でのリソースの配分をする。その配分の移動を人件費として分かりにくくしただけだ。次の月にはその予算で出す、組織として必要な予算が組めたとしてな。
ビルのサイズと組織の内容に対応できるように、取り合えず大雑把に警備部門と建物の管理維持部門、車両関係部門が緊結だ」
本来ならこういう組織編成はある程度専門の役職に一任して具体的命令を与えるものだが、その存在はいま空席である。
防衛室なる連中は名前の割に検察当局が良い所だ、公安委員会*6のロベスピエールがいるわけじゃない。
室長も何か負い目があるような顔をしてたが、本局の政治なんぞ知らん。
「それでも先生最低でも50人、最高が非戦闘員含め680人の雇用は多すぎですよ、なんですかMRAP*7が14両にぺイヴホーク*8が2機の予算まで、こんなの連邦生徒会の予算通りませんって! 本と家電だけでこんな食事になるのも納得です!」
ユウカは「これが通ったらヴァルキューレは苦労してませんよ」と主張している。
軍人と警察が増額を願わないわけないから当然だが。
「そうだとしても、初期の人数だけは妥協し無いぞ、移動手段もだ。だがユウカ、やはり情報は金より勝るな、警備部門と車両部門の根幹人員は当てができた、これを見ろ」
タブの片隅のアロナを邪魔!と脇へ押しやって電子新聞を開く。
「SRT特殊学園閉鎖内示のニュース? 人員はヴァルキューレ警察学校に編入だったはずですよね」
「こういう話はあったとしても急に100人単位で人が動くと色々大変なんだ、だからと言って特殊訓練を受けた精兵を邏卒にするのはおかしい、無駄とさえ言っていい。
と言うわけでユウカ」
警備要員に60人はほしい、3交代制で20人の常駐警備要員が欲しい。
これに機動部隊を編成し、作戦地域の封鎖と安定化もしたい、革命期フランスと違って今の俺は治安の影響を考えねばならない。
あそこなら人食い呼びされても構わんが──勝てば皆が認めざるをえないから──ここじゃ社会不安の種だ、大人が『先生』がそれはマズい。
「嫌な予感がひしひしとするんですが、何ですか?」
「俺はここキヴォトスの労働条件に詳しくない、そして俺は向こうの心理的な部分を付いた引き抜きをする。だからそれ以外は真摯でありたいし労働契約の保証人としてもお前は頼もしい、そして機械を見るうえでもお前は一流だろう、付いて来てくれないか?」
「えっ、急に!?今からですか!?」
呆れたような顔をしつつも、ただちにスマートフォンの予定表を再修正している。
素晴らしい! シャーレはまだ安泰だな!
「帰りに好きなケーキ奢ってやる」
「あー、もうこんなの手伝えるのは私だけなんですからね! 後、3食まともな食事取ってください、それにシェーバー買いに行きますよ、それが条件ですよ!」
「構わん構わん、文句も無い」
コートに袖を通し、裏ポケットにタブレット端末を仕舞う。
まずはヴァルキューレ本館公安局で志願の馬鹿を拾い、続いてSRTだ。
スカウトも車両購入や人員異動も上手く行った。
既に一部精鋭は引き抜かれたり、再配置され出したらしいが、2年生を中心に部隊を編成出来た、訓練未了の1年生はまだ引き抜かない。
こんなに上手く行くなら奢ったケーキを毎日食わせてやってもいいと思えるほどだ、スカウトされた連中はやや不可思議そうに俺を見ていた。
ユウカにケーキタイム中、笑顔で振り向かれ「凄く凄く長い、366ページくらいに込み入った話を今度ゆっくりケーキと一緒に聞かせてくださいね」と言われたのは想像外だったが。
その笑顔は親に物語をせびる子供の用で、少しくらい話してもいいかもしれない。だがケーキ食ってる未成年の女子にも聞かせられるように整えておこう、そう思った。
これだけ優しく情のある会計が生まれる世界だ、できる範囲はやってやろう、俺にやる気を出させたのだ。
ユウカお前にもしっかり手伝ってもらうからな! だが誇れ、もし大事件が起きてそれを俺が解決したのならば、勝因は今日お前が揃えてくれた物とお前が出させた俺のやる気だぞ。
「お前達が青い青春を武器無く憂いなく子供らしく過ごせるようにはしてやるよ」
「何か言いました?」
「何も」
ユウカは此処から始まった腐れ縁に散々振り回される、災難と冒険の始まりでもあったと言って居る。
【次章予告】
先輩、夢、笑い、涙。
かつてこの土地に息づき、溢れていたもの。
それらはある日、あっという間に砂になった。
砂は蒔かれて地表を覆い、砂漠になった。
いま、デザートストームが砂漠を巻き上げる。
怒りと悲しみの砂漠の素顔が、輝く太陽に晒される。
次回「砂の海に沈んだアトランティスへ 」
照りつける太陽が、心に刺さる。
外付け良心回路の会計といいタイミングで精鋭放流してたんですよ。
プロローグ編出来たりすると、こことか直さなきゃとかが増える増える……
原作のストックを溜終えたら改めて見直していこうかと思います。どのタイミングが良いでしょうか?3日ほどアンケートを
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カルバノグ1章後
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最終章後