キヴォトスの若鷲(エグロン)   作:シャーレフュージリア連隊員

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このカグヤおかき売ってくれないかな?


月兎夢騒 後編

 

 

 叛乱が開始されたのは午前1時、カグヤが出先から帰ってきた直後の事である。

 帰ると同時にカグヤの才覚が火を噴いた、忽ちの内に各部署の眼を付けておいた人間を弁術のみで納得させ、果断に行動した。

 叛乱とは火の如く素早くやるべしと劇でも書いているし、作家らしく彼女は情熱的であった。

 それになによりも、京劇部は大道具の搬入などで人が行きかいしても誰も気にはしない。

 従い深夜に集まり出したことを誰もが知ってはいたが、誰もが気にしなかった。

 その結果としてミナは戦略的に奇襲攻撃を受ける事になる。

 

「なに? 敵襲?」

 

 慌てて連絡がされた頃には彼女の耳に銃声が響いていた。

 各所で交戦が開始されているが、ミナはまず相手が誰だと考えた。

 施設の構造をある程度知っているのならかなりの高級クラスが関与している。

 

「賊徒らが! 何処の連中だ!」

「は、それが」

 

 執行部員が口ごもる。

 

「畏れ多くも賊徒らは”門主様をお救いすると”申してます」

「莫迦者が、それでも忠義者か」

 

 呆れた様に言うとミナは手勢を集めるよう告げた。

 無論殆ど集まるまい、部員宿営の施設も奇襲されているだろう。

 彼女の執行部員はその大半がまず自身の身を守る為に戦うしかない状況だ。

 

「X部隊とY部隊も間に合わん、動ける奴らは門主様のいる方へ後退させておけ!」

「部長はどうなされますか」

 

 問いに対して、崩れた髪を整えなおしてミナは言った。

 

「決まってるだろ、部長の定位置は門主様の隣だよ」

 

 いまさら何を言うんだと言いたげなミナに、何か勘違いしたようにその部員は敬礼して走っていった。

 忠義と言うのはミナにとって天命であるし、自身を使い倒して捨てるのは許せても自身が捨てるのは許せないのだ。

 

 

 

 ミナの奴と連絡をつけ、確認したが敵は京劇部を中心とした叛乱軍らしい。

 さっきまでスヤスヤだったチェリノが聴き慣れた騒音で眼が覚めている。

 

「ここも元気なのだなあ、おいら少し嬉しいぞ」

 

 叛乱の意味が違うんだよバカと言いたいのを堪えつつ、ミナから地図を借りて計画を練る。

 私室は池に庭園に森林と大半が開けた地形である、そうであるなら大軍の平押しが脅威だから、火点の配置をしなくてはならない。

 本来なら侵入された時点で負けであるのだが、相手の事情がやや違う。

 あちらは迂闊にここを撃てない、門主を傷つける事になる。

 必然狙うは白兵戦による直接制圧! 

 

「サキ、お前屋上から軽機で制圧! ミヤコ! お前は森林から側面へ攻撃!」

 

 ミナに部員の弾薬や火器類を確認する。

 流石に護衛として真面目に仕事してたらしい、隠し武器庫はあった。

 

「……ところでなんで武器が97式軽機とかなんだ?」

「昔色々あった名残だ!」

 

 まあ良い、出所が怪しかろうが弾は弾で銃は銃である。

 ネズミをたくさん捕れる猫と敵を沢山倒す兵隊どちらも良い事である。*1

 チャルメラの鳴る音と銅鑼の音が響く、突撃へ入ったらしい。

 ミナが屋上のサキへ続き、何かを撃ち出した。

 爆発音が響き、突撃の前衛が崩れ出す。

 

「凄いな! ニーモーターなんて初めて見た!」

 

 なんでも百鬼夜行でかつてよく使われた重擲弾筒らしい。

 今は手りゅう弾の変化でライフルグレネード、つまり小銃擲弾に更新されたが軽くて大火力なため人気も高い。

 しかしながら相手も生半な火力では止まらない、大義名分は突撃に力を与えやすい、信じる正義が勢いを作る。

 空を1本の白煙が駆ける。

 巨大な爆轟が側面から撃ち込まれて叛乱軍を小隊単位で吹き飛ばした。

 レッドウインター製PRO-Aランチャー、爆発範囲30Mクラスのサーモバリック弾ランチャーである。

 

「レッドウインターには無関係のはずだが」

 

 ミナの問いかけに、マリナが答えた。

 

「クーデターだ、叛乱だと聞くとなんだか親近感が湧いちゃってつい」

 

 照れ隠しではあった。

 なにせ先生やトモエは数日前にマリナが”発作的忠誠心の欠如”でクーデターしていたし、失敗したのを知っている。

 ただそれでもこの参戦は大きかった、叛乱と聞いて慌てて駆けつけてきたレッドウインターの親衛隊の一部が参戦してきたのである。

 RPK-74やAKS-74Uを装備した親衛隊のスペツナズは、たゆまぬ訓練と経験を活かした。

 第一次突撃が失敗したが、叛乱軍はむしろ勢いづいていた。

 混乱していた最中ではあるがカグヤの言う理屈に奇妙な説得力が生まれたのだ、なにせレッドウインターもシャーレも制服は白いのである。

 おかげで随分それらしくなってきてしまい、話がややこしくなりだした。

 また夜戦の常だが敵味方の識別が難しくなった、56式歩槍や49式短機関銃で武装した民兵同然も多い叛乱軍と、レッドウインターは似た口径の銃を使っている。

 夜の闇の中を緑色の曳光弾が駆け巡った。

 いったん態勢を整える為カグヤは部隊を下げたが、諦めるつもりはなかった。

 

 

 

 カグヤ暴虐す! の速報が入った時、ルミの胸裏にあったのは言い表せない怒りに近かった。

 あの小さな身体にみんなが寄ってたかって荷を負わせて何をしようと言うのか。

 その考えが行動をとらせようとしたが、どうするべきか分からない。

 兵事というものにはあまり詳しくない、緊急時に於いてはあてになる事この上ない大人は今鉄火場である。

 しばらくどうするべきかと考え、そして結論が浮かんだ。

 食材でうだうだ悩んでどうする、ある程度料理人に一任してみろ。

 よしこれだ! 

 

「レイジョ、倉庫からあいつら出しなさい」

 

 ルミはある意味正しい決断をした、専門家に頼るが吉である。

 玄武商会のガレージから97式改中戦車が出撃を開始した! 

 以前に百鬼夜行との観光の際に出店の代金ついでに貰ったやつだが、何分気前よくくれた。

 青い髪の子がついでにでっかいのもどうどうと進められたのには参った、火が噴けて料理できると言われると心が惹かれる。

 キサキに買うべきか聞いたら「阿呆」と言われて電話を切られたが。

 

 

 

 庭園の池の水を跳ね上げてBTR-80が侵入する、レッドウインターの親衛隊だ。

 水陸両用のBTRならこのような池はまるで気にしない。

 

「ダワイ! ダワイ!」

 

 AK-74にRPG-29などを背負った親衛隊が、第二次攻撃を阻止せんとする。

 KPVT14㎜機銃が唸りをあげるが、PW80無反動砲の95㎜HEATが刺さって吹き飛んだ。

 恐らく武器庫から持ち出されたのだろう、ああいった火器類が出てくると森林から応射しているミヤコ達も射撃し辛い。

 続く攻撃が開始されるが、奇襲の効果が薄れた為射撃戦になりだした。

 すると、ヘリのローター音が聞こえ始める。

 Z-9A、執行部のヘリだ。

 

「慌てて増援が来たか」

 

 しかしながら火力が足りない、固定式の23㎜では攻撃針路も幾らも取れない。

 MANPADSで次々とHN-5Bが飛翔し、ヘリが離脱機動を取る。

 地上ではZZC‐55が数両交えて前進し始めた。

 

「おいらの贈り物じゃないか! あいつらどの面下げて動かしているんだ!?」

「チェリノも正論を吐くんだなァ」

 

 擲弾筒の弾着位置から見て、サキに射撃指示を出して対車両攻撃をさせるが付け焼刃だ。

 制圧射撃をとられると途端に動けなくなる。

 なんとかさっきのZ-9Aが再侵入して隙を作ったが、戦果は2両擱座、火力が足らん。

 それに車両が済んでも歩兵が押し上げ出した。

 ヘリも飛んできたMANPADSを受けて緊急着陸に入っている、弾頭炸薬量が少ないからまだ良いが、かなりまずいだろう。

 

「警報! 戦車!」

 

 森林をバキバキに踏み荒らして97式中戦車が侵入する。

 

「あれは玄武商会の」

 

 ごねるクレーマー対策に玄武商会がたびたび投入するこの車両、という事は玄武商会は門主につくという事か。

 ミナは「なら援軍のあてもある」と呟き、部下を激励する。

 

「お前ら立て! それでも執行部か! 門主の禁衛か!」

 

 玄武商会のタンクデサントした護衛が降車し、FHJ-84ランチャーと85式軽型衝鋒槍を装備した部隊が展開する。

「料理は火力と情熱!」と交戦を開始したレイジョの攻撃を受けて、第二次攻撃が崩れ出す。

 奇襲を受けてもなお落ちない、カグヤの危険視が猶更現実味を帯び出した。

 時刻は現在3時手前、5時には解決をつけたい。

 手段を目的が肯定した、切り札を放つ。

 

「あー! あれ等は」

 

 レイジョが驚愕と言った声を出す。

 あれはこの学園の消しておきたい汚物の一つ、ZBD-86IFVに、不良債権の85-IIM戦車、更にPTZ-59ではないか。

 

「あの装甲車うちのBMP1じゃないか?」

 

 チェリノの問いにミナがため息をついた。

 昔訳アリで流れてきたBMPを1両手に入れ、保管してたら馬鹿な奴らがコピーして売り出したのだ。

 お陰で随分と大荒れし、レッドウインターと騒動起こす前に差し押さえたのだが……どうやら真実は違ったらしい。

 戦車の方は確かアビドス学園に発注されたが砂嵐とごたごたで支払先も無くなり、倉庫で腐ってたヤツ。

 PTZに至ってはカグヤの主張も真逆の真逆、ゲヘナの雷帝にそそのかされてBW-120K砲を積もうとか言いだしたアホがいたのだ、先代門主の負の遺産と解体するよう計画はしてたが……。

 

「根は深いらしいなあ」

 

 時代のゴミ箱から死人が出てくるんじゃあない! ミナは憤激したが、本当に相手が悪い。

 忌み子、汚物、負の遺産でも兵器は兵器である。

 

『大人しく武器を棄てて投降しなさい! 貴女たちは既に忠義と義理を尽くした! 無用な破壊は望まない』

「あいつら負けだしたな」

 

 先生の言葉に全員が驚く。

 

「焦ってる証拠だ、こんだけ優位なのに詰めを欠いてる」

 

 言われてみればそうである、しかし打つ手がないのも事実。

 投降勧告を聞いていたトモエは、一案思いついた。

 

「拡声器か何かあります?」

「引き延ばしか?」

「いえ、あちらの方と少し論壇時評と」

 

 ミナに確認すると、まあ良かろうと頷いた。

 今のうちに濡れた雑巾で機関銃を冷やしたり茶を呑ませねばならない。

 森林部から戻ったミヤコが予備弾の箱を担いで持ち場に戻っていった。

 サキはサヤに仮包帯を受けると、軽機を取り換えて戻っていく。

 

「あー、あー、聞こえておりますか」

 

 さて噺屋の本領発揮だ。

 反体制の文豪がミノリなら体制の文豪はトモエである、なまじっかインテリや頭は回るレッドウインターであるから、研鑽の度合いは高い。

 事実漢文漢詩をそらんじてみせるような女なのだ。

 

「改革や変化を嫌うのに、どうして”叛乱”という極端な変化を起こされたのです?」

 

 大義名分が揺らぎ始めた。

 そう、反動保守とは足があるにも関わらず歩くことを知らない事である。

 つまるところ、存在が矛盾してしまうのだ。

 

「茶と同じです、沈殿して滞留しては苦くなるばかり、適切に適切に空気をいれて、味を良くするべきなのです」

 

 そしてその先の視野が無いなら反動保守は瓦解するし、先がある奴は穏健な保守派というのだ。

 しかしながら、カグヤは反動保守、しかもがちがちな極右と言える。

 騒然とする叛乱軍の中から反論が返ってきた。

 

『静かに! 静かにしなさい! 静聴せい!』

 

 カグヤの声が響き渡る。

 

『生徒一人が、部長ではなくただ女1匹として話してるのです! 今、今我々がここでもって立ち上がらなければ、我々が愛する山海経ってものは無くなるんですよ。永久に、ただ連邦の下部組織になってしまうんです! シビリアンコントロールに毒されるんです、シビリアンコントロールと言うのは、新体制下で堪える事を言うんじゃない!』

 

 熱量は凄まじい、しかしながら方向は誤っている。

 

『そこでだ! そこで私は待った! 待って今はっきりした! 我々が愛する美しい山海経の伝統と歴史に身体ぶつけて死んでもいいと言う奴は居ないのだと! 門主様の元万民一体となって道義心篤く暮らしてきた! しかるに今! 何処に我々固有の文化があるか! 何処に山海経があるや!』

 

 ミヤコが呆れたような顔をした。

 理屈言い分ともかく、凄まじい熱量ではある。

 恐らくは本気で心から信じているのだろう、言動と態度の節々から理解できる。

 恐らくこれくらい激情的に演説が出来る様な奴が防衛室室長をしてたらもう少し長持ちしたと思う、そうなるとあの大人本気で庁舎に戦車砲撃ちかねないが。

 

『道義は乱れる事麻の如く! 秩序は破壊された! 伝統を守り奉じるは生徒の本懐である! 私は耐えた! ただひたすら耐えた! しかし聞けェ! 門主様を意のままにする佞臣奸臣の元では! 議会制民主主義などでは叶いはしないならば取る道は一つ!』

 

 息を吸い、カグヤが続ける。

 

『今の山海経を見てみろ!何処に美しさがある、何処に秩序がある! 我々は何もかも焼き払ってかつてあった美しい精神と美しい秩序を築く! 

 屑どもに纏めて機関銃を撃ち込め、無秩序な玄武商会に火をつけろ、山海経は燃える再生の炎に! 至純なる魂の者だけ残ればそれでいい! 

 そして我々は進み続ける、あの美しい道路を、あの広い道を、あの栄光ある広場を通って、あの美しい門主様の下へ!』

 

 先生がなんとも言えない顔をしているのを横目に、トモエが言う。

 

『貴女の言う事は理解しました、しかし、貴女の理想を、それを門主様に重ねているだけです! それは忠義と言えません! ただの倒錯的な愛です! 意に添わぬからと叛意を示して道義を乱すは貴女ではありませんか! それでも愛校者ですか!』

 

 時計を見る、朝の四時か。

 日が昇り始め、太陽中を瞬く何かが見え始める。

 AH-64E、そしてMi-28……。

 シャーレの空中機動部隊が展開し始めた。

 

『刮目して周りを見なさい! これ以上貴女が足掻いても、望まぬ結果にしかなりません! これ以上の争いは無益です!』

 

 カグヤはこれ以上の抵抗を断念した。

 夜が明ける、指揮統制の回復が始まり、騒乱の鎮圧行動が開始された。

 朝のラッシュの行きかう自転車の潮流の中に焼け焦げたZSD-63が転がり、放棄されたWZ-701指揮車両が朝露に濡れ、81式自動歩槍をもった戦闘装備の執行部員が警戒している。

 レッドウインターの親衛隊も秋用の茶色の濃い落葉の様な迷彩とZSH-1ヘルメットに6B23ベストを着けて警戒配置についている。

 まだ一部の個所では銃撃戦が起きているが、散発的で無秩序的な小集団である。

 BMD-2が近くで警戒配置についている中、チェリノたちは帰り支度を始めていた。

 

 いつか、また! と。

 

 

 

 捜査すれば出てくる出てくるあの腐れ囚人の関与。

 カグヤが機を見るに敏だったから寧ろマシに済んだかもしれない、なにせカグヤはそれはそれとしてカイも潰すつもりだったそうだし。

 それにサヤがキサキの薬をすり替えた内通者の可能性を疑っている、この件についてはカグヤは無関係だから、恐らくカイの差し金だろう。

 全く……カイザーが静かになれば次は内憂か? 囚人のばかども、今まで判明してるのはまだ大人しい連中だったが、カイは度が過ぎている。

 だが見ていろ、闇の中に潜んでてもあらゆる手段で掘り出してやる。

 

 闇に潜むんなら最初から出てこようとするんじゃねえよ、対峙した時に留年でも生徒ではあるから許されるだろう? などと言われたら、容赦はしない。生徒であることが免罪符なら真面目にやってる奴らが可哀そうだ。

 

 

 

 

 先生が帰りの便代わりにOH-58で帰っていき、ラビット小隊も帰り支度を始める。

 最近のたゆまぬ努力──主にしばいた犯罪者の懸賞金──で購入したNH90ヘリコプターを待つ。

 エデン条約のあれこれと雷帝だので、生産して宙ぶらりんの装備品の物を購入したので、安く済んだ。

 安いわりに性能や素材は悪くない、兵員搭載を多少減らしてガンシップにしたが、8人は載れる。

 このおかげで最近はタクシーも出来そうである。

 

「あれ、先生は」

 

 高機動車から降りたスズがラビット小隊に尋ねる。

 

「さっきの58で帰りました」

「えー、ひでえや。残務処理じゃん」

 

 ぶーと言いながら、スズが愚痴る。

 ……SRTの頃から変わらないといえばそうなのだが、この先輩も変わらない。*2

 最初に会った時は「正義なんか微塵も信じてないな」と正直軽蔑した、なんなら多分今もないかもしれない。

 だが未だに彼女は事実上シャーレで多分3番目くらいの力を有している。

 

「改革と反動、どれが正しいんでしょうね」

「馬鹿だなあ、正しいもなんも無いよ」

 

 書類をめくりながらスズ先輩は言った。

 

「政治に正しいも悪いも無いよ、種まくに時があって耕すに時があるだけ、畑が無くなるようなこと以外に悪も無いよ」

「存続すればそれでいいと?」

「論じれるのは後世になってからだよ。……なに、もしかしてアレ? 真実か何かがあると考えてる? そんなもんは無いよ、誰だって考えが違うんだから……」

 

 パタンと書類をとじて、先輩は言う。

 

「人間みんな何考えてるか分かんないんだから話し合い続けるしかないんだよ」

 

 あれの言う事考えてる事が分かるか、ええ? と親指を上に向ける。

 確かに分からない。

 

「向き合い続ける事、ですか」

「そうそう、そう言う事。適度に向き合いながら考えて悩むしかねえの。政治家になるもんじゃないね」

 

 そう言うと、先輩は指揮所へ帰っていった。

 正しいも何もない、悪かも分からない、向き合うしかない。

 俯瞰して見れれば楽なんだろうが、そうもいかないよなあ。

 ミヤコは一つ、大人になった。

 

 

*1
毛沢東語録より引用

*2
「スズが2年でミヤコは1年です」




来週またお会いしましょう

原作のどっちを見たり知ってます?

  • 長谷川ナポレオンシリーズは知ってる
  • ブルーアーカイブだけは知ってます
  • どっちも知ってます。
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