キヴォトスの若鷲(エグロン) 作:シャーレフュージリア連隊員
長くなったので、分割です。
今年もワーテルロー勝てなかったので本作は続きます。
対犯罪戦争の根幹は貧困との闘いである、秩序とは衣食足りて始まる事だ。
従いアネモネ学園などここ数十年にわたる動乱、経済混乱から廃校となった地域の生徒を再教育するというのが、対犯罪計画での対処法だ。
分かりやすく言うなら「水から魚を叩き出せ」という訳である。
現在療養から回復中のスオウが判子を押したこれも、そうしたものである。
「……で、話は聞いてたんだよな」
「「途中まで聞いてましたァ」」
無言でスオウがボードを構える。
「「失礼しまァす!」」
慌てて書類を回収して退室する姉妹に、胃が痛みそうだといつも通りスオウが目を細めた。*1
事件以来スオウは回復しつつある、漠然と失っていた何かがあるような気がした。
それが何か自分でも全く分からない、アビドスは異常気象が去り、砂嵐が沈静化し出したが無関係とも思えなかった。
少なくとも職務復帰は特に問題なく、先生が「ゲマトリアのクソの工作」と述べ、非公式だが「カイザー及びシャーレはゲマトリアを1名実力排除した」という噂も聞いた。
事実上ほぼゲマトリアは判明しているメンバーは一人遺して無力化か完全に実力排除されたことになる。
少なくとも誰にとっても良い事だ。
貨物ターミナルで橘姉妹は予定通りIDを確認し、予定通りキーを確認し、予定通りの事前確認を終えた。
ノゾミが安全確認表を確認し、ヒカリがペンライトで車輪を確かめる、いつもの安全確認作業である。*2
こうしたダブルチェック体制は硬直化にもつながるリスクはあるがやらないよりは良いし、単純に橘姉妹は自身の乗る物のコンディションを見ておきたいのだ。
すると、同じように確かめている作業員が見えた。
「あれっ、誰だろ」
「みしらぬー」
2人が首を傾げると、その生徒は少し面倒そうにしたが、制服を見て驚愕した。
基本的にCCCの幹部はそうそう現場に居ないし、そうした人間に嫌われても良い事はない。
「貨物輸送管理部?ご苦労さん」
ノゾミが制服と立ち居振舞いで察した。
「あ、はい。内海です。内海アオバです。この貨物の運転担当で……あれ、連絡、されてたと思うんですけど」
「あー。だいたい自分らで運転してたからね」
ノゾミとヒカリが新鮮だなと二人が頷く。
「あの……CCCが来ているのに乗り組みが私だけなんですけど……」
「そりゃね!」
「アリウスとアビドス建設で人手再編中ー、無から人間は生えないー」
「推進計画主導したのは貴方達なんですけど……」
アオバの言葉に「「過去の事だ、忘れたよ!」」とにこやかに返すと、姉妹は待機室へ向かった。
余りにも当然のように歩くので最初は呆気に取られたが、アオバは慌てて追いかける。
「場内で無理に走らないほうがいいよー?」
「インシデントレポート多いからね、パヒャヒャヒャ!」*3
「いやぁ、あの、ど、どこへ」
「「待機室ー」」
本気かこの二人。
アオバにはまるで信じられない気分だった、ハイランダーの幹部が来るような所じゃないからだ。
基本的に待機室とは概ね一部汗臭く、壁の膠は油臭く、机は絶妙に曲がっているという次第で、挙げ句にゃ下着一枚で寝てるようなのも屡という空間だ。
幸いここは治安が大して悪いわけでもない、せいぜい疲れた目をして寝てる奴が居るくらい、宿泊室にナンパした奴連れて来た馬鹿などは居ない。*4
そうでなくても幹部が来て休めるわけがあるか。
「ピザ頼もう~」
「いいね~」
マジかよ……。
アオバは波乱を確信から確実な未来へ認識を改めた。
待機室へ入り、驚愕から困惑へ変わる職員に「ああ、気楽に休んで」とヒカリとノゾミが告げる。
「なんか食べるー?」
「えっ」
「詫び代かねておごっておくー」*5
「は、はぁ。いただきます」
橘姉妹の言葉に困惑しながら、待機室の職員たちが頷く。
他愛なき雑談を挟んで、20分ほどでバイクが来た。
札を渡してヒカリが纏めて支払い、ノゾミがケースを開けた。
「なにこれ」
「は?」
「は?じゃない、ぐちゃぐちゃじゃん、何考えてんの」*6
「腹に入れば同じっすよ」
「よかないよ!あんたそれでも配達?!」*7
ヒカリが電話で店へ苦情を叩き込み、ノゾミが配達員に呆れている。*8
「んだよ早く届けただけだぜ!」
「固定もろくにせず運んだからこのザマなんでしょ」
「ぐっ……」
図星である、実際そうなのだ。
彼女らブロロロ疾走連合は配達を請け負いながら後部に積載スペースを用意していないのである!
無論であるが配達先から評判は最悪だ! つい数日前にも怒らせたミレニアム某開発部の自称シナリオライターに銃撃されている!
ちなみにその際は配達員がクビになった、キレたシナリオライターにサービス券が賠償で払われて解決している。
「この借り忘れねぇからなァ!」
「んな事言われてもねぇ」
「私ら
「ぐぬぬ……」
呆れた二人は「別の中華でも頼もうか」とピザは諦め、別の店へ注文した。
何でか電話先が「う、うちは便利屋なんだけど」と言われたが、電話番号は間違ってないと告げると、「少し待って」と言われた。*9
届いた中華はちょいと見た目が不格好だったが、中々美味だった。麺と向き合ってるのが味などからも感じられたのだ。
チップ付きで払うと、運輸司令部から呼び出しが入る。*10
「はい?」
『おい、さっき管理部から列車が出たと言われたが、もう出たのか?』
「いえ、予定通り1300からです。」
『え、じゃあ何で列車が出ている!?』
ノゾミがハンドサインし、ヒカリが窓から身を乗り出す。
「消えてるー」
「消えてるそうです、無人のようです」
『ようですじゃない!止めろ!ちゃんと制御下に入れんかァ!』
ガチン!と通話が切られた。
どうしたものかと考えていると、後ろからエビチリをかけた親子丼を食べている職員と、ラーメンを啜っている職員が路線図を指さした。
「多分自動信号ですから、5駅向こうで一時停車するはずですよ」
「今からなら地下鉄経由が早いっスね」
ありがとうと礼を言って、ノゾミが飛び出す。
しかしヒカリが「あっ」と思い出した。
「金欠ー」
「……あちゃー」
ノゾミが財布を見る、しかし基本的に2万以上は持ち歩かない主義の橘姉妹は財布の見た目も中身もそう派手ではない。
しかしヒカリが面白そうなものを思い出した顔をした。
「先生呼ぼー」
「エッ」
困惑するのはアオバである。
無理もない、世間一般の大半の生徒は関わりと言うのを持たない組織だ。
超然主義で何してるか分からないと言うよりは、あれこれと大変な事をしている集団と言う認識である。
無知と偏見予防で各種広報をしているといっても、それ以上知らない。
「良いんですか」
「パヒャヒャヒャ!良いんじゃない?今回の荷物確かシャーレからだし」
終わった……。
内海アオバは愕然とした、とんだ厄ネタである。
「緊急で呼ばれたから来てみたら、何だ?」
多分キヴォトスに置いて双子は凶事か何かなのだろうという気がしてきた。
ヒカリが指令室の回線で呼び出したが、勝手に列車が消えたとは。
間違っても自動システムがおかしいというなら確認する筈だが……。
「よく死人出してないよなぁハイランダー、今後もこの赤券使うのは最終手段かねぇ、こりゃ」*11
そうは思いつつ「公用」と地下鉄改札を通る。
役員特権の一つである、DU内の移動機関はなんと官民問わず無料だ。
基本的に地下鉄はあまり人気がない、というのもホームレスや犯罪率が高くなりがちで、また狭く暗い地下鉄構内の向こうであれこれと取引しやすいのだ。
ネフティスが買収して全線リニア化を達成したが、自慢の列車はシャーレが本格的に不良学生支援計画を始めるまで落書きされまくっていた。
何ならアビドスで俺が暴れ終えて帰ってきたころとかハイランダーの電車ですら落書きされまくっていた。
「治安良くなったねえ」
「ねー」
見違えたような様子の地下鉄車内に驚く橘姉妹に無理はなかった。
基本的にゴミが良く散乱してるのが少し前の地下鉄だ、DU中央駅なんかホームレスの典型的たまり場であちこちで雑魚寝していた。*12
「で、なんで私も連れてこられたの」
キキョウがラフな開襟スタイルの紺色制服で尋ねた、立ち姿はスオウなどの監督官の制服によく似てはいる。
しかし詰襟スタイルのあちらと明確にシルエットが違っている、百花繚乱の新制服だ。*13
帽子も制帽ではなく略帽である。
「俺じゃこいつらを制御できん、お前が一番適切だ」
「……まあ、手間のかかる子は嫌いじゃないけど」
キキョウはそんな事だと思ったと言いたげに肩を竦めた。
アオバとかいう生徒は何故か委縮してるが、人見知りなのだろう。
そうしたことを思いながら、ふと横を見る。
不良が何人かこちらを見て話していた。
口元の動きを見る辺り無賃乗車が云々と言っていた。
「無賃乗車だぞ?何時ものアレやらないのか?」*14
「無賃乗車は戦闘開始の同義語じゃないんですよ」
「「地下鉄は管轄外」」
姉妹のあまりに「知った事か」というオーラに、思わず戦意も何もかもが冷めた。
「ならどこが管轄なんだ?」
「ネフティスが買収したんだよ、交通室室長になんか積んだ疑惑もあったはずー」
ヒカリが何とも無さげに返す。
流石にキヴォトスだ、収賄容疑がすぐにポップしやがる。
「ああ、カイザーに一当てでボコボコにされたあれか。カイザー辺りにパクられたんじゃないんだな」
頭の中で「ネフティス利権の地下鉄駅に弾道弾基地入れたの、あの馬鹿ども」と困惑する。
まあ表向きは大型商業施設建設にかこつけたものと言う名義だが……。気づかない方も大概だろう。*15
すると、不良が絡んできた。
運賃値上げでいちゃもんとは片腹痛い。絡んで来なければ無賃乗車は聞き流して後日と思ったが。
「この3人はハイランダーだが管轄が違う。他所行け、急ぎの用事だ」
「鉄道走らせてんだから一緒だろうが!代わりに責任取れよ」
「その理屈ならヘルメット団とスケバンも同じ組織だな」
「おっさん馬鹿にしてんのか!?」
「そんな、馬鹿にしてないよ。貨物室と客車間違えたかと思っただけだよ」
ノゾミがあれマジ?と先生を指さしてヒカリへ目線を向ける。
アオバはこの世の終わりの3歩手前に気付いたように遮蔽に隠れる。
キキョウはため息をついている。
「あの人達放置してて良いんですか?」
「良い訳無いでしょ。何時も同行してるメンバーが苦労してる訳ね」
「流石に私らもあれと一緒にされるのはちょっとね」
「遺憾の意ー」
どんどん冷めていく先生の目と態度と比例するようにスケバンの方はヒートアップしていく。
「慰謝料じゃなくて医者金か?病院代まで強請るとは欲張りさんだねぇ……」
「しょうがねえじゃねえかよ!勉強は嫌いで金もねえからケンカしてんだから」
「確かにそう言う生き方もあるがよ、だが他の強者に挑む勇気も無ければそれ以外も無いのは駄目だろそりゃー……」
呆れた言葉に思わず返す。
曲がりなりにも事業が出来てる便利屋だの、普通に生活資金は自活できてる兎がマシなのは分かるが、考えなしかよ。
確かにポケットマネーはあるが、脅して奪おうとするのが一番癪に触る、徒党も組めない辺りがもうダメだ。*16
「そんなんで食って行けるのは良くて数年、悪い事言わんからさ。技能職の免許でも取って置けよ。
人生後30年はあるんだし、死んだように生きる屑どもより堂々と表通り歩いた方が良いぞ?どうせ強く無いんだしさ」
「人の上に立つを得ず。人の下につくを得ず。路辺に倒るるに適す。」*17
キキョウが呆れた存在に目を向けた。
何たる百鬼夜行の作法と物言いタクティクスに溢れた発言であろうか。桐生キキョウは食い詰め者の犯罪者に慈悲は有れど、単純に考えが甘いバカには無慈悲なのだ。
魑魅一座のバカ一同は基本的に真っ当にやれば出来る筈の間抜け、うつけであるので然程感情を動かす対象ではない、アラタが何かしようと鎮圧が出来るし、別段誰かを不幸にする奴でもない。*18
「なんだよ、二人して酷いじゃねえか!優しさとか無いのかよ」
「ご、ご自身の選択と決断の結果としての現状が原因なのでそこを改めるほか道はないかと思うんですけど……」
「良い事言うねアオバ。」
うんと頷いてアオバに同意する。
「だ、だってよぉ!うち等だって愛されたいんだぜ!」
「そうさ!最近はそこらからガジると装備が良くなったサツが飛んでくるしよォ」
「現金輸送車襲ってもマーセナリーとかが出てくるしよォ!」
「ロバが旅に出て馬になる訳無いんだから身の丈に合った事をするのが一番だと思うんですけど……」
その後、アオバのネガティブトークが続き、着いた駅で降りた直後に「キリノ!無賃乗車及び脅迫現行犯!」と突き出した。
心がへし折られているのに困惑しながらキリノがドーナツ呑み込んで、無線で連絡している。
「すんごいマイナスオーラじゃん」
「生きてて楽しくないのー?」
「い、生きるのに楽しさって要ります?」
うわぁ筋金入りと橘姉妹が閉口し、アオバが空を仰いだ。
「後悔無く笑って死ぬために人間生きてるんだろ?それじゃ死人と変わらん気がするがな」
「それがどうした。唯この一句に、大方の議論は果てぬべきものなり。政治といはず文学といはず。」*19
キキョウは皮肉気にそう呟いた。
アオバは少し何か言おうとして、まあ良いかと言わない事にした。
「前向きだねぇ先生ー」
「イェーイ人生フルスロットル!」
「まっとうに働いて真っ当に生きてる人間はそれだけで偉いと思うぞ、それすらしないアホが出るから困るんだが」
橘姉妹の手を引くキキョウを見上げながら、階段を上がりながらそう呟く。
「正義は呼号すべきものなり。印刷すべきものなり、販売すべきものなり。決して遂行すべきものにあらず。というけれど?」
「そういって何もしないじゃ納得出来ぬというのが人の性、天地全てを我が意のままにというわけよ」*20
「呆れた。それ随分危険な思想じゃなくて?」
「否定はしない。」
キキョウに笑ってそう返した。
外に出て少し歩き、現地のハイランダーの生徒が「時刻表に無い列車が1本、2分前に出て行った」と返された。
運輸司令部にヒカリが問い合わせると、しばし黙った後に『次の停車駅は恐らく5駅向こうだ、国道の方が短縮できる』と返答し『移動手段は自力で何とかしろ』と返してきた。
「らしいけどヘリとかあるー?」
「ヘリはアビドス駐屯地だ、無理だな」
「車両も無理?」
「ここまで回して来るのを待つんだったらバスのが早いと思うが」
それを聞いてやむを得ないかと歩き出す橘姉妹に、アオバは致し方なさげに歩いていくが顔色が良くない。
「どうした?疲れたのか」
「いえ乗り物酔いが酷くて……」
「列車は平気なのに?」
「すみません」
「場合によっては帰っても大丈夫だぞ?強制させるようなことでも無い」
卑下しているがプロ意識と根性はある、もう少し自信が付けばいい歩兵になるだろう。
「見といてやれるか?」
「任せて置いて」
バス自体は些か以上に早く来たが、別の問題が出ていた。
アオバの体調じゃない、寧ろドライバーが車酔いの軽減法を教えてくれたぐらいだ。
「これが終わったら早く寝てよく休みなさいよ」とキキョウが世話を焼いている。
本題はヘルメット団の塗装がされたUAZ-469が、M60軽機関銃を発砲している。
「んだぁ一体。」
そういうと真横をバイクが走り抜けていった。
暴走族らしいがマイクロUZIを片手撃ちして、続けて電球改造の火炎瓶を投げ込んだ。
ドン!と爆発が起こり、UAZ-469がひっくり返る。
そのままぽーんとポップコーンの様に投げ出されたヘルメット団の団員がレストランのショーウィンドウへ飛び込んだ!
「驕るヘルメット団さン、こんにちはァ!」
そのまま滅多打ちにして暴走族が走り去っていく。
「なんだよ、今度は暴走族が暴れてんのか」
「報告レポート出てたわよ、7囚人がヘルメット団の部隊蹴散らして弱ったから暴走族が襲ってるのよ」
「共食いか」
「アビドスでカイザー相手に小規模陣地襲撃して蓄えた武器弾薬類目当てでしょ」*21
キキョウが何とも言えない諦観した顔をして、アオバの背中を摩っていた。
珍走団が調子こきやがって神経に触るなぁ、ミュラとか居るなら引き潰せと言ってやるんだが……。
いや駄目だ、アイツになんとかしろとか言った日にゃ、数日後には暴走族のカリスマと化してしまう。あいつ騎兵として天才以上なのだ、モンゴル辺りならハーンになれたに違いあるまい。
「まあ族がドンパチしててもビビらず任務をこなす、輸送屋の鏡だよ、運ちゃんアンタ男だな!」
「そりゃあんがとよ、これが仕事さ」*22
少しして、ヴァルキューレの交通機動隊や自ら隊が走り去っていった。
4WDに外側へ立ち乗りで隊員載せてまで追撃している。
バスを降りて、ノゾミが通信機で貨物ステーションと隣接している駅を呼び出す。
「ちわー、CCCの橘ノゾミなんだけど、時刻表に無い列車あるよね」
『はい、ありますが』
「グレイト!自動運転装置を切ってくれるかな、いまその車両ちょいとおかしいんで」
『エッ、こっちの独断でですか!なんでェ』
通信先の相手がごねているとノゾミが言うので、少し借りた。
「こちらは連邦捜査部シャーレ、指揮官の先生だが、現在その列車はこちらの”重要な案件”のものでね、そうしてくれるとありがたいが。」
『先生?』
相手が訝しむ。
「官姓名は」
『漣ナスノですが』
アロナに指示して、携帯端末に文章を直送する。
「これでご理解できたかな」
『あー……その、非常に申し上げにくいのですが……。今現在……クロノスが……取材中で聞いております』
「
アロナ今すぐ放送検閲しろ!電波法違反しても構わん!
そう指示するのも間に合わず、プラナが『手遅れです、既に放映されております』と返してきた、畜生が!
富、名声、権力、あらゆるものをそんなに強くない癖に欲しがる死んだように生きてるクズども、そんな悪ガキたちがクロノスの言葉に揺れ動かされる。
品行方正とはまるで無縁の危険なオーラを放ちながら続々襲撃を計画、金鉱を掘り当てたゴールド・ラッシュならぬ列車に群がるトレイン・ラッシュ、泣いて詫びる弱者を冷徹非情にぶちのめすのが強さと信じる野蛮人たちがスタンドアップ。
『お聞きしたでしょうか!連邦捜査部は何を運んでいるのか!さァ腕に自信があるなら列車へいけ!確かめろ!
急げ!乗り遅れるな! トレインラッシュだ!』
「俺いい考え有るんだ、見せしめにクソ報道機関潰せ、そうすればゴシップ記者はあの世行きだ!」
「それだとうち等もトぶでしょ」
感想評価お待ちしてます。
誤字脱字などの報告本当にありがとうございます!
この場を借りてお礼申し上げます。
原作のどっちを見たり知ってます?
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長谷川ナポレオンシリーズは知ってる
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ブルーアーカイブだけは知ってます
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どっちも知ってます。