メシがまずいこの世界、ポイズン   作:ファ○通の攻略本

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十二月七日、五条悟生誕日。

さしすせカルテットが濁り切った友情で共依存しながら過ごす、曇り空のようなアオハル過ごしてんなって言われて草。
待ってください!コイツらも馬鹿騒ぎして軽やかなアオハルを過ごしてるんです!……軽やかか???(自分で読み返してみる)
……読み返したらこいつらドロドロ成分しかねぇな……こいつら……。ええい!おれがアオハルを魅せてやる!(失敗フラグ)

栄養食パン、一食につき二袋とか流石に嘘だろ。腹一杯になって仕方ないんだが?(瀕死)
もしかするとハーブティーで流し込んでるから、チアシードが膨らんでどえらいことになってるのかもしれない。でもパサパサすぎてそのままだと飲み込むのも大変なんすよ。付け合わせにミントチョコを買ってミントチョコで味や食感を誤魔化しています。



骨せんべい・練物・野菜フライ

「俺の誕生日まであと三週間」「俺の誕生日まで後十七日」「俺の誕生日まであと十二日」「俺の誕生日まで後……」

 

 遠足を待ち侘びる小学生か何かかお前は。

 毎朝毎朝出会うたびに、ぎゅうぎゅうと抱きしめて誕生日までの期限を耳元で呟く悟に流石にちょっとイラッとしてくる。スポンジ食わせてやろうかと脅すが、「でもなんだかんだでオマエそういうことやったことないじゃん」と返された。ぐう。

 

 今回は王道にケーキを作るつもりだ。作るケーキは——ブッシュドノエル。丸太を横にしたかのような、茶色のケーキ。

 クリスマスをまとめてこなすつもりかだなどと言うでなかれ、全くもってその通りです。

 行事はまとめてこなせばいいんだよなんならここに蕎麦と雑煮混ぜ込むぞ。

 

 悟が任務にバビュッと行っている隙に、オーブン部屋の扉をくぐる。「開けるな」とだけ書いた付箋は呪いの札みたいに扉にペタペタ貼りまくった。ついでに、飯整備関係の仕事をお願いしている旦那さんとこに贈る用の分も作るとするか。

 旦那さん、今、単発で孔さん通してちょこちょこ仕事の依頼を出してるんだけど、その内容が国に関係した公的な仕事で。

 旦那さん、仕事っぷりが評価されて環境省の方から「ちょっと君、うちで調査員として働かない?」なんて言われてるんだよね。初めてのことすぎてきょどってたのが少し笑えた。

 

 あと、その仕事の関係で鉄腕……、じゃなかった。敏腕SMASHの村開拓にも、メシ関係にやたらと詳しい、国からの信頼が厚い日雇いのおじさんとして出演して評判になってたし。もう二度と術師殺しとして活動できないねぇ!

 孔さんが爆笑した後、しんみりとした顔で「お前はこっちの方が向いてるよ」と言って、今までの後ろ暗い経歴の隠蔽を勝手にしてきたらしい。新しいブームとなった味噌汁を鍋から啜りながら愚痴ってきた。

 テレビ側からも、「村開拓手伝いませんか」と度々交渉されてるそうな。恵くんやおっかさんから圧力をかけられ、何回か圧に負けて渋々出演してるし、多分そのうちレギュラー化しそう。安定した職に就けそうじゃん、と励ましておいた。

 

 ……彼が開拓している、村の所在地に関わる話。

 原発関係に関して、さりげなく電力会社の株を買ったりだのなんだのして、国に対しても交渉した上で管理体制の見直しを行うようにさせている。いつかの厄災は、呪術師ですら対応できない自然災害だ。そこに人災が混ざり、最悪の状況に陥った世界を私は知っている。

 ……最悪が、起こらないといいなぁ。結局これに関しては現地で勤務している人々の尽力次第な部分が一番強い。

 

 バターに牛乳、卵に薄力粉を入れたものにシナモンと黒糖を混ぜ込んだ生地の素を型に流し込み、予熱済みのオーブンに入れた。焼き上がるまでの間に、砂糖をぐつぐつ煮込み、そこに梅酒を注ぎ入れたシロップを作る。本当はオレンジリキュールを入れるべきなのだろうが……、まぁ梅酒も実質リキュールだし問題ないな、ヨシ!

 

 そして、さらに用意したのはカカオ100%のチョコレート。医薬品。

 ……を、湯煎で溶かした後に牛乳やら砂糖やらでいい感じに味を調整した、悟用の非常食を取り出して、溶かした後に七分立てにした生クリームと混ぜ合わせた。

 この悟用チョコレート、もしもに備えて作ったけど一回もあいつの口に辿り着いたことはないんだよね。まぁいいか、言わなけりゃわかんないし。

 

 焼き上がったスポンジ部分を一旦、冷ますために取り出して置いておく。クリームは一旦影行きだ。この平たいスポンジが冷めたら、クリームを塗ってコロコロ丸めた後に冷蔵庫で冷やす。スポンジを冷ましている間に私がすべきことは、骨付きのキジモモ肉を使ってローストダックを作ること、だ。……キジってダックでいいのか?

 

 予熱の設定を調節して、200度まで引き上げて温度が一致するまでの間に、冷蔵庫に漬けておいたモモ肉を取り出した。漬ける際に使ったのは梅酒に黒糖、ローズマリー。でもってこしょうに魚醤だ。

 

 鶏に関しては、卵用の種ばかりでなかなかいい肉がない。烏骨鶏あたりは肉も美味しいはずだが、そもそも育てているところがほとんどない。

 それに、食べる用として育てていないからとにかく肉が脂が薄くて硬くなってしまう、というか……。ぶっちゃけジビエの方がまだ美味しい。廃鶏になった肉は動物性タンパク質等にバラして、完全栄養食バーの一部にされているらしい。だからあんなバサバサでもそもそしてて味が粘土みたいで美味しくないんだな。

 そのうち、食肉用の鶏を育てる畜舎の設立に乗り出したいところである。いやジビエも美味しいんだけどね、狩り尽くされたらまずいからね。現に今、魚ブーム到来の影響で魚いっぱい獲られては売られてるし。

 

 じんわりこんがりともも肉を焼き上げている音を聞きながら、おもむろにタブレットを取り出した。今なら誰もいないし使えるかなって。タブレットで計算ソフトのアプリ版を起動して、暴走するセル選択に悪戦苦闘しながら任務の報告書の作成に取り掛かる。

 この報告書のアプリバージョンをダウングレードして呪術師サーバーの報告書エリアに上げておけば、先日の任務の報告書の提出は終わりだ。たまに不備で再提出になることもあるが、まぁそれはミスしたこちら側が悪いので仕方ないということで一つ。

 

 サクッと入力し終えたタブレットにUSBを繋ぎ、USBにファイルを保存してからタブレットを仕舞い込む。ある程度、触れる程度まで冷めた生地にクリームを塗ってコロコロと丸め、それを冷蔵庫に入れる。生地が固まった後にクリームを塗りたくって、木目を付けてからデコレーションすれば出来上がりだ。

 冷えるまでは自由時間となる。とはいえ、これを見られたらお祝いの意味が減って困るので私は今日ここから出るつもりはない。

 

 出るつもりはない、が。

 ノックを通り越して殴られてる哀れな扉の前へと、歩み寄った。

 

「なーなーなーなー!俺の誕生日のメシ作ってんだろー?あーけーろーよー!!見たい嗅ぎたい味見したーい!」

 

 扉をガンガン叩きながら激しく主張してくる悟がかなりうざいのでドア越しに「天元に全部送ってやってもいいんだぞ」と言い放つ。ひっくい声が出ただけはある、悟はピタリと扉を叩くのをやめた。お前もう任務終わらせたの?

 しばらく黙り込んでいる悟は、扉から離れるつもりがないようだが、無理やり突入するほど乱暴なことをするつもりはないらしい。

 

「…………俺のために作ってくれてるのなら、別に今食べたっていいじゃん」

 

 拗ねた声色でぽつりと呟く悟に対して、「祝う意思を見せると同時に、その日に祝う事に意味があるんだよ、悟」と宥める傑のくぐもった声が聞こえる。リビングまで扉叩く音がうるさかった?それを私に言わないでくれ。

 

「傑ぅ……、でも今作ってくれてるから今食べたい。

 祝うつもりで作ってくれてるんだからさぁ……、影にしまって当日まで時間停止が出来るとしても、出来立てのうちに食べて美味いってお礼言いたいんだよ……」

「それでもだよ、悟。その気持ちは、今じゃなくて後になるとしたら、薄れてしまうというのかい?」

「そんな事ねぇよ!」

「ほら行くよ」

「ア────!!!耳引っ張るなよこの福耳野郎!ヤリチン!!人妻相手に手を出した最低男!!!」「それ私が聞いてるとこで言っちゃう?」「私達が行くべき場所はリビングではなく、どうやら外のようだね」

 

 同期のクズエピソード聞きたくなかったなぁ。そっかぁ黒髪の美人さんに手を……。経産婦、えぇ……。硝子にパイプカットしてもらったほうがいいのではないだろうか。

 いやでも硝子もそんなもん触りたくないか。

 というか私、二月になったらこんなクズの誕生日も祝うんですか?いや祝うけども。私を含めて、この世代にはクズしかいないな。

 

 改めて、静まり返った空間で、私は一人だけ。

 

 …………今、本当に人が居ないし来ないよな?

 

 そっ、と。私本来の術式を起動する。異界遺傀、術式順転——不撓仰願。術式反転により不要品を返還しストックした呪力、もしくは自前の呪力を対価にこの世ならざる場所より、物品を取り寄せる。

 この世ならざる場所、というのは。前世の世界以外の、人が観測し得る世界の物品も含まれる。まぁその世界で呪力というエネルギーにどれだけの価値があるかによって取り寄せコストが左右されるから、どんな世界からでも取り寄せられるわけでは無いのだけれども。

 

 えーっと、通販通販……、あまぞねすあまぞねす。そこからポチるのは、食品————A5ランクの和牛。

 こういう人がいない時ぐらいにしか食べられないもんなぁこういうの!一人になれる時間がほぼほぼ無いし!!

 

 肉を焼く用のオーブントレイにオリーブオイルを塗りたくり、秒で取り寄せた肉には……こんなの何もかけないでもいいじゃないか!あぁ〜!和牛やぞ和牛!ヒュー!それもシャトーブリアン!!

 まだ熱の籠ったオーブンに、天元に献上する口止め用の和牛と共にトレイを突っ込んだ。

 

 

 

 そして、いよいよ悟の誕生日……の、前日。

 シャトーブリアンはベリーソースで美味しくいただきました。コレが……、誰も知らない、A5ランク和牛シャトーブリアンの味……ッ!!

 すごかった。甘酸っぱいソースの中でふんわり柔らかな赤身から滴り落ちる肉汁。とろみと甘味。美味しすぎて、天元は小指の先ぐらいにカットした小ちゃいシャトーブリアンを丁寧に少しずつちまちま食べてたらしい。本来ならウン十万だからね、そりゃもう美味いよ。

 

 そんな事は一切知らない悟には、繁忙期にみんなで集まれるかもわからないので、クリスマスパーティーを兼ねてクリスマスディナーを馳走する予定だ。料理は一通りできている。

 んーでも大丈夫なんかなぁあいつ。晩飯、珍しくおかわりもしないでいたけれど。具合悪いのか?少し気にはなるが……まぁ、明日になればわかることだ、と思いながら硝子と一緒に眠って、数時間後。

 

 時刻は0時を回り、悟の誕生日である、十二月七日へと移り変わり、

 

「おはよ────!!!!!いま気持ちが良い位の丑三つ時!!!!!!!ほら日付が回ったぞ起きろ!!!!!!!今日は五条悟様のHappy Birth Dayだぞ!!!!!」

「うるっせぇクソ五条!!」

 

 ナチュラルに布団の中に潜り込んでいた硝子に盛大にキレられる浮かれポンチ・ホワイトロングゴジョウが現れた。

 ごめん、硝子。耳元で叫ぶお前も結構うるさいよ。

 

「きゃあ!何よその女!あたしを裏切って同衾したのね!」「元から清与は私のものだ、失せろ泥棒猫」「ムキ──!!今日はあたしが主役なのよ?!」「寝てたら修羅場が発生して叩き起こされたんだけど、私悪いことした?」

 

 コントのようなやりとりを交わす二人の姦しい声が頭に響いて、くらくらする。いや本当にどうしてこんな。私悪いことした覚えないよ。

 悪いことしてませんって顔してるけど……でも、君、同期には秘密で美味しいもの食べてたよね?という天元のツッコミは当たり前のことだが、彼らに届くことはなかった。

 

「いやおま、お前……、今火曜日、じゃねぇ水曜日だぞ学校もあるしなんならお前任務だろ。鍵壊してまで普通入る?そもそもなんで女子寮にお前いんのに、結界に引っかかってないの?なんで?」

「結界の持ち主が問題ないって判断したってことはそういうことなんじゃね?」

「天元!!」

 

 ちくしょう!裏切りやがった!

 信頼できる相手だから問題ないとでも思ったのかよ、ごめんなさい私でもその判断すると思いますが今に限ってはそういう判断しないで欲しかったな。

 

「いや、あの本当……浮かれる気持ちはわかったから……。プレゼント交換は朝やろうね、傑も寝てるからね……」

「え?傑起きてるけど」

「なんで」

「起こした。アイツ多分こっちまで自分で来てくれるぞ」

「ねぇそれお前の頭カチ割る為に追いかけてきてるって言わない?」

 

 その言葉と共にドタバタドタバタと寮内を駆けてくる音。傑も今回は被害者だから仕方ないとはいえ、男子が女子寮に入って大丈夫なのか?全然大丈夫じゃないし夜蛾先生にバレたらゲンコツされる。

 

「その白髪頭にタンポポの種植えて綿毛まみれにしてやろうか、この女子寮に押し入る変質者!!帰って寝るよ!!」

「は?今季節じゃねぇだろ。せめてカリフラワーにしろ」

「そこなの?」

 

 最近、ブロッコリーとカリフラワーは厳密には違うものであると理解した悟のボケたレスは通用しなかったようで、傑は呪霊を骨刀に変質させて構えている。

 珍しく荒い言葉を使う傑は、髪を下ろした寝巻き姿だ。ふと、周囲を見渡して、傑は我に帰ったかのようにものすごくどうでもいいことを言い出す。

 

「というかこの部屋物なさすぎない?えっここ清与の部屋だよね?」

「着替えとか消耗品、雑貨はいくらでも影に収納できるから収納用品自体いらないっていうか……。

 必要最低限のベッドと机とデスクトップPCだけでよくない?……なんならベッドも影に布団仕舞ってるし机とPCだけで充分なんだよな」

「花の女子高生の発想じゃないんだよな」「衛生面を気にするのはらしいと言えばらしいんだけど、普段化粧っ気無いのちょっと気になるよ」「俺達がプレゼントしても、身につけないで影に大切に保管すんだよなコイツ」「最近は国会まで行く時は貰ったもの使ってちゃんとめかしこんでるよ」「なんで普段からしないの?」

 

 なんで不法侵入者から本来の部屋の持ち主が貶されないといけないんだよ、不法侵入者三名がよ。

 ちょっとしょぼしょぼの瞼を持ち上げて、大欠伸をしてから仕方ねぇ奴らの為に、ベットからむくりと起き上がる。

 

「あー、もう、もう。悟は誕生日おめっとさん、夜食出すからそれ食ったら全員部屋帰って寝ろ、ちゃんとディナーは豪華にしてやっから……」

「あっ」「はぇ」「わ」

 

 瞬時に硝子が慌てて布団を持ち上げて私の体を隠したが、多分クズ二人には一瞬私の上裸が見えたと思う。あー、なんかもう寝起きで色々とダメになってる。

 ……私、実は、寝る時は裸族である。硝子が初めて部屋に侵入してきた時から特に気にしないでいたから、硝子がいても下着を着る程度で服を着ないでいたが……いや眠すぎて服脱いでるの忘れてたわ、あっぶねーシャツとズボンどこだっけ。

 ゴソゴソと布団の足元ら辺を漁る。

 

「ば、ばばばばか!!!年頃の女がなにそんなカッコで寝てんだよ服着ろこのヘンタイ!!」

「…………最近大きくなったなぁなんて思ってたけど、見て確信した。もしかして硝子、清与の胸揉んで育てた?」

「なぁに言ってんだこのスケベクズ!最低!見るなッ!!」

 

 目を瞑って顔を真っ赤にして大慌ての悟に、合点がいった表情でクズ発言をかます傑。コイツ最悪だな。悟ですら恥じらっているのに……。ん?恥じらう?なんで?

 いや悟お前硝子のスカート拝借して履いてゲラってたよな?何その反応、クズなのに乙女すぎる声でちょっと笑う。

 

「おいクズとウルトラクズ。お前らマジで——」

「ふ、私は年頃になったにも関わらず、憎しみと愛情がごちゃ混ぜになって欲情して襲いかかってきた父親が、あまりのまな板っぷりに萎えてしまったという実績持ちの女だぞ?

 女としての恥じらいなんぞその時に捨てたわ」

「いや清与。流れるように自虐の念の籠った爆弾発言するのやめてくれない?」

 

 というか、この部屋防音の結界貼ってるとはいえ、本来なら近所迷惑だからマジで帰ってくんないかな、全員。私の安眠のためにもメシ出したら帰ってくれ。

 

 着替え終わってから、ようやく硝子の布団ガードが降ろされた。

 影から旦那さんが土産に持って帰ってきたサメで作ったはんぺんやかまぼこを取り出す。サメは高級魚だけど、傷むの早いんだぞ、物珍しさで持って帰ってきやがって。でかいし傷んだらアンモニア臭でくさくなるんだって、おっかさんすごい困った顔してたじゃないか。おっかさんが悪臭を知ってるあたり多分前科持ち。

 でもって、秘蔵の骨せんべいと野菜フライ。

 

 すりおろした生ワサビと、からしを小皿に添えて、真ん中に塩をざらりと載せて、影から出した折りたたみの机に置いていく。

 色々と申し訳なさそうな顔で、二人は立ち尽くしている。

 

「食ったらはよ……かえれ……」

「……その、ごめん。浮かれすぎて、バカなことしたわ。俺たち、悪いけど——」

「——来て騒ぐんなら、事前にメールなりで連絡してからこい……」

 

 悟と傑の呪力を部屋の結界に登録し、解錠しての出入りの許可を付与すれば、「えっ」「いやおま、おい」などとゴニョゴニョ言ってるがよくわからない。

 ベッドの掛け布団にもう一度包まって、目を瞑る。

 

 その後、何があったのかはよく知らない。ふと、外が明るくなったのに合わせて目が覚めたその時、折りたたみの机の上には、食べ終わった後の皿と箸が綺麗に机の上に並べられていた。

 冬だというのに、暑苦しさと息苦しさを全身で感じて呻き声が出る。

 

「むぐえ」

 

 その呻きに反応するかのように、寝言が身体の上から聞こえた。

 身体の上に乗ってむーむー唸る硝子に、両脇には半分ベットからはみ出た悟と、もはや足しかベットに乗ってない傑。

 

 同期三人は、私の狭いベットの上でぎゅうぎゅうになってスヤスヤと寝ていた。




……作者に透き通ったようなアオハルを執筆する力はないってはっきり証明されちゃったね(諦観の表情)
会話内容がまるで生々しくてダメ。でもそういうアオハル過ごせる陽の者じゃないじゃないですかこの人たち!(とんでもねぇ暴言)

クリスマスが近いからって誕生日会を一緒に兼ねてやるなよって?季節の行事が近いとまとめてやったほうが楽なんすよ、節約にもなるしね。
この後、全員で起きては寝てを繰り返してみんな揃って遅刻した。
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