虹の、潔きよ 洗いし手に御ざれ 作:別所篤(べっしょあつし)
※あらすじまとめです。適宜追加されます。多分。
:『緑の香り』
…大学で知り合った三幸という女の子は楠と友達らしい。
:『顎、裂かれる』
…「暗闇坂の人喰いの木」事件の決着から一年、東北地方の山奥で起こった事件はなんとも現実離れしている上に事件当事者が望まない事もあって書籍として世に出される事は無いだろう。
だが同時に文章として書き起こさずにはいられない類の事件でもある為こうして書き残す事とする。
文字に残しておいて矛盾するようだが私もこの事件を書籍に残す事は望まない。
どうか理解を頼みたい。
──石岡和己氏執筆の未発表原稿の冒頭より。
:『転生したらエジプト人だった件〜陰謀に疲れた俺の上司が拾って来た子が無防備過ぎてヤバい(ガチ)くらい生きてけなさそう(ガチ)なんですが〜』
…「いやいくら疲れたからってあんな純朴過ぎる子王宮に連れて来ちゃダメでしょ……」
:『鮫の歯、潮の契り。』
…私は、彼の子を産む。
そう決めた。
:『今、この時代の奇跡を』(※クロス)
…我らはひとりぼっちなどではない。
:『天球傾く』(※クロス)
…「彼女等は何も変わってはいないのさ。縋る先が男から得体の知れない果実に変わっただけでね」
女尊男卑の世界に起きた一つの事件の記録。
:『現状報告』(※If)
…なんやかんや上手く行って無事幸せを掴めました……
……で終わらないのが人生だ。
とあるジャーナリストの夫婦喧嘩或るいは惚気話を聞かされる探偵もどきの占星術師の話。
:『嘲笑の箱』(※If)
…「悲嘆八景」や「私達が奪うもの」など社会の暗がりを伝える取材で名を馳せるジャーナリストの初めてとなるはずだったテレビ出演の三十分前、番組プロデューサーが命を落とし──。
:『屑籠の月』
…マンハッタンはビルを詰めた屑籠だ。
人間大のウサギの話。
:『鏡の向こう』
…「その鏡の向こうであんたは
迷い子がウサギになる話。
:『終には百球』(※If)(『縁の下』より改題)
…「そりゃぁあの人は一軍入りできるような投手じゃなかったよ。球威が弱すぎるんだもん、百パーセント正確に投げられても意味無いって話よぉ?…………でも『百パーセント正確に投げられる』ってのがどれほど恐ろしい事か、どれほど追い詰められる事なのか知らない奴ぁ俺達の中にゃぁ居なかったね」
──某バッターへのインタビューより。
──ある球団に『巧打者育成の名人』と呼ばれ、栄光の影に力を尽くした男が居た。
:『人魚転生』
…前の人生を覚えてるという子を自宅で預かる事になった。
その子は前世でひどい事をした旦那さんと娘さんに謝りたいのだと言う。
ヤブ医者を一発ひっぱたきたいのだとも。
……根強いファンが居るのは他の作品だって同じはずなのにどうしてこんなに戦々恐々とする気持ちが存在するのだろう……