ライジングボルテッカーズにポケモンオタクとバトルジャンキーを加えてみた   作:ギザ

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中編です。

誤字報告ありがとうございます!


第四話 ポケモンバトルとは

「出てこいドロンチ!」

「──ドロロロロ」

 

 方針と役割が決まり、ニャオハを取り返すべくエクスプローラーズの捜索が始まった。

 

 一同解散し、リコ、モリー、シンゴ、そしてマグマラシのお使い組はポケモンセンターへと向かっていた。シンゴはドロンチをボールから繰り出し、空を指差して指示を出す。

 

「上から監視して怪しいやつ見っけたらソッコで教えろ! そしてモブ女ぁ!」

「は、はい!」

「いいか! てめえは囮だ! なるべく目立って行動してアイツらを誘い出せ! そしたら俺がクソ共をボコって完璧に護衛してやる!」

「アンタねえ……護衛の意味わかってる?」

「ケッ! 守りゃあ良いんだろ守れば!」

 

 モリーの呆れ声にシンゴは怒鳴り返し、護衛だというのにマグマラシを連れて怒り肩で先に歩いていってしまった。そのシンゴのパーカーのフードから2体のドラメシヤが出てきて、その2体を頭に乗せたドロンチは空を飛んでいった。

 

 リコは不安げにシンゴの背中を見送るが、モリーに肩を叩かれた。

 

「シンゴはああいう言い方しかできないけど、根は悪い子じゃないからさ。ちょっと……いやだいぶ口悪いけど」

「は、はい……でも本当に大丈夫でしょうか……?」

「まあなんとかなるよ。なんだかんだやると決まったことを投げ出す真似はしないし、腕も確かだからね」

「(不安です……)」

 

 モリーの楽観的な言葉にリコは困ったように返した。リコが心配しているのはバトルの腕前ではなく、シンゴのあのチンピラ具合だった。普通に怖いのだ。

 

 そんな話をしつつ歩いていると、やがてポケモンセンターが見え始めた。

 

「あそこがポケモンセンター。もう注文は済んでるし、これを渡せばわかるから、言ってきて」

「ええっ!?」

 

 モリーはポケットから取り出した紙をリコに持たせ、背中を押して送り出した。リコは振り返る。

 

「一緒に行かないんですか?」

「フフフフ……」

「(え、えぇ~……ということは、あの人と2人……!?)」

 

 なぜかモリーには微笑みつつ手を振って見送られたので、リコは先を歩いていたシンゴと合流した。

 

「モリーは」

「えと……これを渡せばわかるからって」

「……そうかよ。そいつは受付に持ってけ」

 

 リコはまた何か文句でも言うかと思っていたシンゴが、すんなりと納得してポケモンセンターに入っていったのを意外に思いつつ、自分もまたポケモンセンターの自動ドアを通った。

 

 シンゴとマグマラシがソファーに向かい、リコは受付のジョーイさんに紙を渡して事情を説明すると「確認しますので座ってお待ちください」と言って預かってくれた。

 

 リコもひとまずソファーに移動して座る。背もたれにダルそうに身を預け、足を投げ出して座るシンゴとはやや距離を置いてだ。マグマラシはリコとシンゴの間で丸くなって目を閉じている。

 

 お互い、特に会話はない。

 

「(き、気まずい……)」

「ヴェヴェヴェ?」

「え?」

 

 そんなリコの横顔を、紫色のポケモンが覗き込んでいた。気づいて振り返ったリコと至近距離で目が合う。

 

 リコも見たことの無い小さな子供のようなポケモンだ。大きな頭に突起物が生え、小さな手足に長い尻尾を持ち、リコを観察するように周りを浮遊して飛んでいる。

 

「ええと……?」

「ベベノム。勝手にボールから出るなって言ってんだろ」

「ヴェ~?」

 

 シンゴがうんざりといった表情でベベノムと呼ばれたポケモンを見ていた。ベベノムは「え~?」とでも言いたげに唇を尖らせている。シンゴのポケモンだったらしい。

 

 リコはベベノムを調べるために、スマホロトムを向けてポケモン図鑑アプリを起動した。

 

『ベベノム どくばりポケモン 毒タイプ 異世界に棲むウルトラビーストと呼ばれるポケモン。毒液を相手に かけてケラケラ笑う』

「えっ? 毒?」

「ヴェ?」

 

 検索結果が音声として流れ、リコは思わず声を上げてしまった。その大きな声にシンゴとベベノムが振り向く。シンゴは鼻で笑った。

 

「はっ、こいつに毒吹っ掛けられねえよう気を付けるこったな」

「えと、その子っていったい……?」

「ウルトラビーストとか言われてるポケモンでな。あんま言いふらすなよ」

 

 それだけ言うとシンゴは目を閉じてしまった。それ以上答える気はないらしい。ベベノムの方はリコに興味を持ったらしく、リコの周りを面白そうに旋回している。

 

「ウルトラビースト……」

 

 一応スマホロトムで検索をかけてみた。すると意外なほどあっさりと、過去のニュース記事にその名が載っているのを見つけた。

 

 数年前のアローラ地方にて。アローラ地方初のポケモンリーグが発足し、トーナメントを制した初代チャンピオンが誕生した。しかしその表彰式の最中に謎の巨大なポケモンが複数体現れ、会場を破壊して回ったのだという。

 

 チャンピオンを始めとしたリーグ参加者たちの活躍で鎮圧された後、エーテル財団によってそのポケモンが異世界からやってきたポケモン、通称ウルトラビーストであると公表され、世間で大きく話題になったらしい。リコは知らなかった。

 

「異世界からやってきたポケモン……この子が? じゃあなんでここにいるの?」

「ヴェヴェ?」

 

 スマホロトムに興味が移ったらしく手でつついているベベノムを見て、リコは他の記事を見ようとしたその時だった。リコのスマホロトムから通知音が鳴った。内容はリコが視聴している動画配信者、ぐるみんの動画が投稿されたとのこと。

 

「わわわ! あっ、ぐるみんの……!」

「ヴェ?」

「えと、一緒に見る? 面白いよ?」

「ヴェ~♪」

 

 笑顔になったベベノムがリコの膝に座った。リコも可愛らしさに顔がほころばせ、スマホロトムを広げてタブレット状にして動画を再生した。

 

 軽快なBGMが流れ、ニドリーナを模した着ぐるみを着た人物、ぐるみんが大げさな身振り手振りでハイテンションで話し始めた。

 

『ぃよーっす!ポケモントレーナーの皆~~!ぐる~びんしてる~~っ!?』

「おい、音量下げろ。うるせえ」

「あ、ご、ごめん」

 

 寝ていたと思っていたシンゴからの指摘にリコは音量を下げ、視聴を続けた。動画の内容は今まさに自分たちがいるポケモンセンターについて。

 

『トレーナーが100パーお世話になる場所。それがポォケモンセンターだぜぇ~? ポケモンの治療やトレーナー向けサービス、優しいお姉さんやいろんな癒し系のお手伝いポケモンがぁ、皆を絶賛迎えてくれるぅ~!』

「ジョーイさん!」

 

 その時、受付の方で大きな声が響いた。リコは動画を停止し、そちらの方を向くと、きつねポケモンのロコンを抱き抱えた少女が受付へ駆け込んでいるところだった。ロコンは怪我でもしているのかぐったりとしている。

 

「どうしました?」

「この子を助けてください……!」

「……大丈夫、心配しないで。すみません、先に良いかしら!?」

「え?……あ、はい!」

 

 リコに確認を取ったジョーイさんはストレッチャーにロコンを乗せ、たまごポケモンのラッキーと共に治療室へと入っていった。ロコンを見送った少女は力なく歩き、リコたちが座るソファーとテーブルをはさんだ向かいの椅子に座った。

 

「大丈夫?」

「……初めてゲットした子だったの。うまく指示できなくて、ケガさせちゃった……あたしのせい……!」

「ヴェヴェ~……」

 

 少女の落ち込みようにリコが心配して話しかけるも、少女は手で顔を隠して泣き出してしまった。ベベノムも困ったように頭?をかくような仕草をする。

 

 それ以上リコも話しかけることが出来ず、ニャオハのことを思い出してうつむいてしまう。

 

「(私だけじゃないんだ。どうしよう、ニャオハが今頃ケガしてたら……! 酷い目に合ってたら……)」

「おい」

 

 思考の沼にハマりそうになった時、シンゴが声を上げた。リコが顔を上げて振り向くと、シンゴは目を開けて背もたれから身を起こし、リコではなく、少女に声をかけていた。

 

「あ、あたし?」

「そうだ。そりゃあれか? 野生のポケモンに襲われたとかか? それともたちわりいトレーナーにいきなりバトルを仕掛けられたとかか?」

「う、ううん。フリーのバトルスペースがあって、そこで申し込んで……」

 

 ポケモンバトルを自由に行えるフリーのバトルスペースというのは大抵どの街にも存在している。地域ごとの細かいルールはともかくとして、そこでバトルを申し込み、トレーナー同士が合意すればバトル開始となる。

 

 それだけ聞いたシンゴはつまらなさそうに鼻を鳴らして再び背もたれへと倒れた。

 

「んだよ、トレーナー同士のバトルでかよ……下らねえ」

「…………え?」

「(えぇっ!? な、何言ってるの!?)」

 

 シンゴが最後に呟いた言葉に少女の表情が曇る。リコも信じられないという気持ちでいっぱいになりシンゴを見るが、シンゴは少女もリコも意にも介していなかった。

 

「そ、それって……どういう意味……?」

「意味なんかねえ。下らねえもんは下らねえんだよ。んなことで一々泣いてんじゃねえわうぜえ」

「そ、そんな……酷い……! 大切なパートナーが傷ついたことに悲しくなって、何が悪いの!?」

「そ、そうだよ。謝った方が……!」

 

 少女の目からさらに涙が零れ落ちる。いくらなんでも言いすぎだとリコも何とか嗜めようとするが、シンゴはリコを無視して続けた。

 

「テメエ、そもそもポケモンバトルをなんだと思ってやがる?」

「え?」

「どうせ楽しい遊びやスポーツの範疇だとでも思ってんだろ? 舐めんなアホ。いいか、ポケモンバトルはな、真剣勝負なんだよ……! バトルに勝とうが負けようがポケモンがケガするなんざ当たり前だ。よっぽどの実力差がねえと全くの無傷なんてのはまずあり得ねえ。一々自分のポケモンがケガしたくらいで泣いてるなんて無駄なことしてる暇があんのなら、バトルを思い返して何が悪かったのか頭ん中でこねくり回して考えろ。それでもケガさせんのが嫌っつーなら、二度とバトルに出すんじゃねえ。家で一生、ペットとして子飼いにでもしてろや……!」

「っ……!」

 

 シンゴの一切容赦のない物言いに少女は顔を俯かせ、リコも思わず顔をしかめてしまう。

 

「そ、そんな言い方しなくても……!」

「ヴェーヴェ! ヴェヴェヴェ!」

「うるせえ事実だろうが! 俺はバトルを軽く考えて舐めてるやつが一番嫌いなんだよ……!」

 

 リコとベベノムが抗議するも、シンゴは不快さを滲ませながらそう返した。少女が何も言い返せず俯いているのを見てシンゴは鼻を鳴らし、再び目を閉じてしまった。

 

 リコは少女を放っておけず、かといってどうすべきかもわからない。とりあえずでも代わりに謝るくらいしか思いつかなかった。

 

「あの、ごめんなさい……」

「……ううん、良いの。その人の言う通りだと思う」

「え?」

 

 リコの予想と反して顔を上げた少女は、涙を拭って前を向いていた。

 

「あたし、バトルのこと何にも考えてなかった。ただロコンと一緒に楽しめたらなって。あたしが楽しくても、ロコンがどんな思いでバトルしてくれたかも気にしてなかった……だから、もっとちゃんと考えてみる」

 

 少女はそう言って立ち上がり、リコに頭を下げた。

 

「ありがとう、怒ってくれて」

「……あ、うん! ごめんね、いきなりキツい言い方しちゃって……」

「ううん、良いの。なんだか目から鱗が落ちた気がするよ!」

 

 少女はそう言ってロコンの治療を待つべく座り直した。この様子なら大丈夫だろうし、本当に立ち直ったようだ。リコは安堵して息を吐いた。

 

「(……それにしても、もう少し言い方があると思うけど)」

 

 リコは目を閉じたままのシンゴに目を向けた。結果的に少女が立ち直ってくれたからいいものの、もし本当にバトルをやめてしまったらどうするつもりだったんだろうか。

 

 少しだけ、不満を募らせた。

 

□□□

 

 少し経って、スピーカーからポケモンの回復を知らせるアナウンスが響いた。やがてストレッチャーの上でお座りしているロコンがジョーイさんとラッキーによって運ばれてくる。

 

「コォン!」

「元気になりましたよ」

「ロコン!」

 

 少女が手を広げるとロコンも嬉しそうに飛びついた。少女も笑顔で抱きしめ、リコは元気そうなロコンの様子に安堵した。ベベノムも心なしか嬉しそうだ。

 

「良かったね」

「ヴェヴェ!」

「うんっ! ありがとう!」

「お待たせしました~!」

 

 何やら力がこもった声で受付の方から呼ばれリコがそちらに向くと、受付で段ボール箱が4段山積みされていた。その向こうからジョーイさんが顔を出す。

 

「ご注文のお品です!」

「え、ええ!? こんなに……!?」

「船のポケモン全員分だからな。そりゃこうもなるわなぁ……! 何が護衛だフリードの野郎、荷物持ちのがメインだろクソが!」

 

 リコが動揺していると立ち上がったシンゴが脇を通って受け付けへ向かい、4箱まとめて持ち上げて外に向かう。リコは少女に別れを告げて後を追った。

 

「あ、あの、手伝おうか?」

「いらんわこの程度……! モブ女の手なんざ借りねぇ……!」

「どこに意地張ってんのさアンタは」

 

 男手とはいえ中身が入った段ボール4箱はさすがに重かったのか若干ふらつかせていたが、自動ドアから外に出たところでモリーのラッキーが反対側からシンゴの持つ箱を支えた。

 

「ご苦労さん。重かったでしょう。皆で分けて持ってくよ」

「……ケッ! この程度一人でも余裕なんだからな!」

「はいはい」

 

 シンゴが舌打ちをしてモリーが苦笑いをする。そのまま4つの箱をリコとシンゴ、モリーとラッキーで分けようとした時だった。

 

「ドロロッ!」

「ワンッ! ゥゥゥ、ワンワンッ!」

「ガルルルルッ!」

 

 空を飛んでいたドロンチがシンゴを呼ぶように声を上げたのだ。同時に、どこからかエクスプローラーズを探していたイワンコとヒスイガーディの鳴き声が聞こえてくる。

 

「見つけたかぁ! 行くぞマグマラシ!」

「マァグ!」

「イワンコとガーディも!? ラッキー、これお願い!」

「お、おいちょっと!」

 

 シンゴは一気に好戦的な笑みを浮かべ、段ボール箱を置いてマグマラシと一緒に走り出す。リコもラッキーに自分が持とうとした段ボール箱を押し付けて走り出した。ベベノムも後に続き、モリーが止めるが2人と3体が止まることはない。

 

 ドロンチの案内で路地を走り抜けると、幅広の帽子を被って買い物袋を抱えた女性、コニアに向かってイワンコとヒスイガーディが吠え、フリードとキャップ、マードックもちょうど到着したところだった。

 

「昨日のババア! あの半分頭はどこだぁ!?」

「誰がババアよ!? ってええい!」

 

 妨害するように買い物袋を投げつけ、コニアは踵を返して逃げ出した。ドロンチをボールに戻したシンゴが真っ先に追いかけ、リコも続いた。フリードが止めるも2人とも足を止めない。

 

「逃がすかぁ!」

「待って! ニャオハはどこ!?」

 

 途中、コニアが突き飛ばした通行人の介護を申し出たマードックが離脱し、シンゴたちが最終的にたどり着いたのは海辺近くの倉庫群だった。おそらく貿易品か何かを保管しておく施設なのだろう。

 

 フリードたちは施設の入り口近くでしゃがんで中の様子を窺っていたが、中に入ろうとしたリコをシンゴが襟をつかんで止めた。

 

「ひゃあ!?」

「待てコラ。まさかこのまま踏み込むつもりじゃねえだろうな?」

「リコ、ここからは危険だ。船へ戻って待っててくれないか?」

「わ、わかってます。でもニャオハは私のポケモンです。きっと、今も一人で心細いはず……! 私が行ってあげなきゃ。だって私、ニャオハの……!」

 

 フリードはなんとか船へとリコを帰そうとするが、リコの決意は固いようだった。自分のパートナーが危険な目に合っているかもしれず心配になるのは大いにわかるし、引き下がる気はなさそうだとわかったフリードは、勝手に行動されるよりはいいと判断し、片手で目を覆って作戦を考えた。

 

「わかってる、わかってるさ。あー……そしたら、これでどうだ? 俺とシンゴであいつらの気を引き付けておくから、その間にリコはイワンコとガーディと一緒にニャオハを助ける。助けられたら……そうだな、あの『このは』で合図を送ってくれ。そうしたら俺たちも船へ戻る。どうだ、出来るか?」

「はい!」

 

 リコは力強くうなずいた。その後ろではイワンコとベベノムもやる気十分なようで、イワンコは落ち着きなく跳ね、ベベノムはシャドーボクシングしている。

 

 ヒスイガーディはというと状況がわかっているのかそうでないのか、後ろ足で耳を搔いていた。

 

「それと、危険になったらすぐに逃げろ」

「わかりました」

「あの半分頭とは俺がバトルすっからなぁ!」

「わかったわかった。ただあいつ……アメジオだったか。あいつは強いぞ。それと深追いはするなよ。あくまで目的はニャオハの救出だからな」

「ハッ、こいつが合図送るまでに速攻で終わらせたるわ」

 

 シンゴは獰猛な笑みを浮かべて指を鳴らす。その相変わらずの自信満々っぷりに笑い、フリードは立ち上がった。

 

「よし、いっちょ助けに行くぞ!」

「はい!」

「捻りつぶす!」

「マァァグ!」

 

 3人とポケモンたちは、ニャオハを救出すべく、気合十分に施設へと踏み入れた。




ホントはリコとシンゴをもっとギスギスさせたかったけどシリアス苦手なのでやめた。

ウルトラビーストが一般のポケモン図鑑に載ってるのか迷いましたが、ホゲータの図鑑番号は909だし、アニポケ世界だとめっちゃ目立つところで暴れてるし、サトシとグラジオも一般人の前でアーゴヨンとウツロイド使ってるからエーテル財団が公表くらいしてるやろということで載せました。

次回 第五話 ロマンを追うにはまず現実から目を背けてはならない
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