ライジングボルテッカーズにポケモンオタクとバトルジャンキーを加えてみた 作:ギザ
リコとニャオハが新たな仲間として加わったライジングボルテッカーズは、リコのペンダントの謎を追うため、そしてリコの母、ルッカからリコのボディガード代を受け取るべくブレイブアサギ号をパルデア地方へと舵を切っていた。
「パルデア地方かぁ。どんなところかなジメレオン」
「ジメ」
甲板をモップで掃除しながら、ダイチは船端から身を乗り出しているジメレオンと一緒にブレイブアサギ号の進行方向を眺めた。船は雲の上まで高度を上げており、視界いっぱいに雲海が広がっていて、見下ろせば雲の隙間から海が見える。
カントー地方からまだ出てすらいないのでパルデア地方が見えるわけはないのだが、実は行ったことのない地方への冒険はダイチも密かに胸を躍らせている。
「ガラルやホウエン、アローラも楽しかったしなぁ」
「ホーホー、ホー……♪」
「お、今日も絶好調だねホゲータ。さてと、掃除も一通り終わったし……」
どこからか聞こえてくるホゲータの歌声に耳を傾けながら、ダイチはモップを壁に立て掛けてスマホロトムを取り出し、タブレット状に広げてノートアプリを開く。内容はリコのペンダントについて、リコから聞いた情報をダイチなりに纏めたもの。
そもそもリコのペンダントはリコがセキエイ学園入学前に、祖母であり冒険家のダイアナから貰ったものらしい。
そしてある日、ダイアナの使いを騙って現れたエクスプローラーズにペンダントを奪われそうになった。そこにリザードンに乗ったフリードが空から乱入。フリードとアメジオのバトルになり、流れ弾の『サイコカッター』がリコに当たりそうになった瞬間、ペンダントがリコを守るようにバリアを張り、その中に見たことのないポケモンがいたのだという。
情報を箇条書きしたノートの空いたスペースには、リコに何とか記憶を振り絞って貰って聞き出したポケモンの特徴を纏めてダイチが描いたスケッチがある。
亀型で四足歩行。宝石のようなきらびやかな甲羅を背負い、全体的に深い藍色をしているそのポケモンは、ダイチの記憶にないポケモンだ。ダイチはタッチペンで気になったことをさらに書き加えていく。
「亀型だけどゼニガメやナエトルとは全然違うなぁ。色からして水タイプやゴーストタイプ? いや先入観を持つのは良くないしタイプに関しては一旦置いておこう。アメジオの様子からしてエクスプローラーズはこのポケモンの事を知らなそうだったな。いやアメジオに知らせてないだけでエクスプローラーズのトップとかが知ってるかもしれないしどの道狙ってくるのは変わらないだろうから要注意っと」
「あのー……?」
「バリアを張ったのはリコさんを守るためだったのかそれとも単に自分を守ろうとしてリコさんを巻き込んだのか……どちらにしてもあの『サイコカッター』を防いだだけでかなりの強度だな。全方向を守るバリアらしいし前面に壁を張る『リフレクター』とは違うっぽいかな。いやそもそもペンダントになってるのは何でだろ。擬態してるのかあるいは……休眠してるとか? 興味が尽きない……!」
「あの、ダイチっ」
「うえい!?」
「ひゃあ!?」
「ニャー!?」
書き込みながらぶつぶつ呟いていたダイチの肩にリコが手を置き、長考をやめて思わず飛び退く。リコと足元のニャオハも驚いて一歩引いてしまう。
「ご、ごめん……考え事してて気づかなかった」
「う、ううん、私の方こそいきなりごめん。凄い考えてたね?(全部口から出てたし)」
「あー例のペンダントのポケモンについてちょっとね。一度考え出すと中々止まらなくって……」
「へえ……わ、凄い書き込んである!? スケッチも上手!」
リコがスマホロトムを覗き込んで感嘆の声を上げる。褒められたことは素直に嬉しいが、それはそれとしてダイチはリコとの距離が近くなったことにどぎまぎしていた。誤魔化すようにリコから目を逸らしつつ咳払いする。
「ん"ん"……ありがとうリコさん。こういうの書くの好きだからね。ところで、その……近いから少し離れてくれると……」
「え? あ、ごめん! 私ってば……!」
リコはハッとした様子を見せるとダイチから素早く離れた。頬を染めて俯くその仕草にダイチの心が搔き乱される。先程まで頭の中にあった考えが一瞬で吹き飛んでしまっていた。
オリオやモリーのような年上の美人というのは姉がいるのでまだ(比較的)慣れているが、同世代の女子にここまで近づかれたことがないのであまり免疫がなかった。しかも改めて見ればリコは普通に美少女の類なのがまた拍車をかけていた。
一方リコもリコでどちらかと言えば引っ込み思案で人付き合いは苦手な方だ。異性となればなおさらであり、セキエイ学園のただのクラスメイトならともかく仲のいい男友達もいない。シンゴはむしろ向こうが壁を作っているのでノーカンとして、要するにシンゴとは別の意味でダイチとの距離感を掴み損ねていた。恥ずかしさを誤魔化すように服を整える。
リコの服装は昨日までと違っていた。白いシャツと胸の前に回した黄色いショルダーバッグの上に肘までの水色のジャケットを羽織り、黒の短パンに縁が水色のハイソックスを履いている。上から下まで薄茶色で統一されていたセキエイ学園の学生服と印象がガラリと変わり、ファッションにさほど詳しくないダイチでも良く似合っていると思った。
「な、何?」
「い、いやその、似合ってるねその服」
「あ、ありがとう……いつまでも学生服って訳にはいかないし、持ってきてた服なの」
「ニャー?」
「ジメ」
二人して赤面して顔を逸らし合っていると、その様子を見ていたニャオハが首をかしげ、ジメレオンがやれやれと首を振ってダイチの腿をはたき、自分の手首を指差す仕草をする。
それを見たダイチがスマホロトムの時計を見てはっと気づいた。
「そ、そろそろ朝のミーティングの時間だし、ミーティングルームへ行こうリコさん!(駄目だ駄目だ落ち着け。仲間になったんだしいつまでもこんなんじゃやってけないぞ)」
「そ、そうだね! 行こっか!(お、男の子にあんなに近づいちゃった。恥ずかしい~……!)」
お互い顔が赤いのを誤魔化すように、2人は逃げるようにして甲板を後にした。
ホゲータの歌声は、いつの間にか聞こえなくなっていた。
□□□
朝食がてらのミーティング、とはいえ話すのは方針の確認と仕事の割り振りくらいなものだ。進路は当然このままパルデア地方へまっすぐ。食料や医薬品類物も問題なし。ただ船の修理やメンテに使う資材の在庫が少し心もとないのでパルデアで補充は必須。
新入りのリコとニャオハは展望室での見張り役に任命されていた。見張りは基本的にヨルノズクの役割なのだが、ふくろうポケモンだけあって夜行性であり昼間は寝ているのだ。これまでは手が空いている誰かが展望室に入っていたが、リコとニャオハがそこに入ったことで余裕ができた。
「よしよしトロッゴン、今日も石炭ありがとうね」
「トロッゴー!」
ダイチは主に機関室で、せきたんポケモンのトロッゴンの落とした石炭を運んだりエンジンの簡易点検など、オリオの助手をしていた。ライジングボルテッカーズに入ったばかりの頃、もともと機械系に強かったダイチが自ら志願した結果である。
ちなみにシンゴはというとあれで料理ができるので、キッチンでマードックの手伝いだ。反骨精神バリバリのシンゴは面倒見が良いマードックと意外と相性が良いのか、文句を言いながらも仲良く一緒に料理をしている。
溶鉱炉の中でようがんポケモンのマグマッグが放つ熱でかいた汗を首にかけたタオルで拭いていると、操舵室のフリードから連絡が入った。
『どうした? 高度が下がっているぞ!』
「えーっと……エンジン異常無し! ダイチ、ガスメーターはどう?」
「……うわ、ちょっとずつ減ってます! どこかで漏れてるのかも!」
『まずいな、このままじゃ……お、あの島は! よぉし、一旦船を島に下ろすぞ!』
フリードは過去に訪問したことのある島を見つけたらしく、ブレイブアサギ号はやや進路を変えてウイングデッキを畳みつつ小さな島へと降りていく。海岸の切り立った岩場の隙間に入り、アンカーを射出して船を固定した。
その後、オリオが筆頭となってポケモンたちの力を借りて船をくまなく調べた結果、ガス袋が一部破けておりガスが抜けていることが発覚。やはりというか、積乱雲に突っ込んで無傷とはいかなかったらしい。翌日の点検では問題なかったが飛んでいる最中にガタが来て破けたようだ。
「異常がある箇所はここと、ここと、ここ。破けちゃってるでしょ? こっからガスが抜けちゃってるみたい」
「俺らがニャオハの方行ってる間に港で直してたんじゃなかったのかよ」
「主に目に見える範囲と、電源とかウイングデッキの展開機能の方を直してたからなぁ……エクスプローラーズが追ってくるかもしれなかったし、ガス袋の方まで見てる余裕なかったよ……」
諸々調べた結果を暗くしたミーティングルームに集めたフリード、キャップ、シンゴ、マードック、モリーにプロジェクターでスクリーンに映したブレイブアサギ号の全体図で説明する。ちなみにリコはいない。今頃ポケモンたちにご飯を配っているはずだ。
ブレイブアサギ号のガス袋部分を六分割した内の先端上側、下側、中央下側をアップにし、破損個所を画像で映す。フリードはそれを見て立ち上がって考え込んだ。
「マジか。これじゃこのまま進めないな」
「応急処置が必要だけど、そのための材料が足りない」
「現地調達か……そうだ! この島には世話になった爺さんがいる! 材料を融通してもらうとするか!」
「ピカピィカ!」
「外出るならバリアは切れてるから、出るとき気を付けて」
「おう! 戻るまで船のことは頼んだ! 行くぞキャップ!」
そう言ってフリードは肩に飛び乗ったキャップと共にミーティングルームを出て行った。臨時ミーティングは終了だ。ダイチは部屋の電気を入れ、プロジェクターを切ってスクリーンを天井へしまう。
「じゃ、俺たちはいつも通りだな。シンゴ、晩ご飯の仕込みの手伝い頼む」
「あ? しゃーねーな……」
「私は医務室で待機と」
「私は……なんとか応急処置してみるかぁ……裁縫苦手なんだけどなぁ……」
「あ、じゃあ僕はリコさんに方針を伝えてきます」
オリオは足取り重そうにガス袋の応急処置に向かい、シンゴとマードック、モリーはそれぞれキッチンと医務室へ。ダイチはリコのいる甲板に向かう。
ポケモンたちにご飯を上げているリコの背中を見つけ、声をかける前に深呼吸した。朝リコと若干気まずい空気になったのは頭から追い出すことにする。
「今朝のことは気にしないように……リコさーん」
「あ……だ、ダイチ、ミーティングは終わったの?」
声をかけた瞬間、リコはビクッと震え、若干ぎこちない動きで振り向いた。ダイチは全力でスルーしようと決めた。
「う、うん。損傷個所を直すのに応急処置が必要なんだけど、材料が足りなくって。この島にフリード博士の知り合いが住んでるらしいから、材料を融通してもらえるよう頼んでみるって、さっき飛び出していったよ。戻ってくるまでは待機かな」
「そっか……あ、そうだダイチ、ホゲータを見なかった? ご飯の時間なのに見当たらなくて……」
「え? あのホゲータが?」
ほのおワニポケモンのホゲータ。ブレイブアサギ号に住み着いているポケモンではおそらく一番の食いしん坊であり、つまみ食いの常習犯。ご飯の時間となれば呼びに行くまでもなくいの一番に突撃してくるほどだ。そのホゲータがご飯の時間に現れないというのは確かに不自然である。
「僕は見てないけど、確かにホゲータが来ないのはおかしいね……えーとホゲータの朝食の時間はきっかり7時だったからこの時間にはもうお腹を空かせているはず……」
「え? 記録してあるの? ひょっとして船のポケモン皆の分を!?」
「うん、半分趣味だけどね。ポケモンたちに健康にも繋がることだし」
スマホロトムのアプリに記録してある各ポケモンたちの食事時間を確認しているとリコに驚かれた。本当に趣味で始めたようなものだが実際ポケモンの健康管理アプリというのは存在している。それをライジングボルテッカーズのポケモンたちに特化にしたものがダイチのスマホロトムには入っていた。
ちなみに1人で船のポケモン全ての管理はどうしても見落とすかもしれないのでモリーとも協力し、データをダイチと共有して健康診断に役立てていたりする。
「わ、私もニャオハの観察日記をつけてるんだけど、ご飯の時間とか計った方がいいのかな……?」
「ニャッ?」
「あー、自分のポケモンの健康管理はトレーナーの責任だから最低限でも管理はした方が良いと思うよ。でもニャオハって猫ポケモンだしきまぐれだから、あんまり縛り付けないようにね? 個人用ならおススメの健康管理のアプリとか後で教えるよ」
「! あ、ありがとう!」
ダイチの言葉にリコは嬉しそうに顔を綻ばせた。その笑顔に思わずドキッとしてしまうが、なんとか顔には出さないで済んだ。ちょっと別の方を向いて深呼吸して息を整える。
「ふー……そ、それじゃホゲータを探そう。どこかでお昼寝してるだけかもしれないしね」
「うん。でもホゲータなら、お昼寝しててもお腹が空いたら飛び起きてきそうだけど……」
「お腹が空きすぎて動けなくなってるのかもね。ジメレオンも手伝ってくれる?」
「ジメッ」
「あ、ありえそう……すぐに探さなきゃ! 行こうニャオハ!」
「ニャオハッ!」
こうして2人は今朝の空気もすっかり頭から抜け落ちて、ホゲータを捜索することになった。
2人と2体がまず向かったのはキッチンのマードックとシンゴの所だ。
「ホゲータ? いや見てない」
「ワンワン!」
「ああそうそう。キッチンでつまみ食いをしようとしてたのをイワンコに怒られてたな」
「おっさんこそ人参かじってんじゃねえわ! それちゃんと切っとけよ!」
「シンちゃんこそ食材に唾飛ばさないでよ……?」
「(シンゴってキッチン担当なんだ……意外……)」
話しつつ手に持った人参の先端をかじったマードックにシンゴがキャベツをノールック千切りしながら大声で注意していた。ダイチは訝し気に見て、リコはシンゴの配属がキッチンなことに内心驚いていた。
「なんか言いたげだなモブリコ」
「な、なんでもないよ!」
「次行こうかリコさん。お邪魔しました!」
やたらと察しの良いシンゴには見抜かれたが、慌てて否定したおかげでリコは呼ばれ方が微妙に変わっているのに気づかなかった。
ガス袋の応急処置に苦戦しているオリオからマードックにヘルプの電話が入ってきたところで撤退し、頭にニャオハを乗せたリコはスマホロトムを取り出す。
「ロトム、ホゲータのこと教えて?」
『ホゲータ ほのおワニポケモン 炎タイプ 体内から溢れた炎エネルギーが 頭でゆらゆら揺れる 感情が高ぶると 炎の放出量が増える』
「手掛かり無しか……そういえば朝から変な声出していたんだけど、ダイチはあれなんだったんだかわかる?」
「ああ、あれは──」
「歌じゃな」
「「うわあ!?」」
「クワッスー」
「ジメ」
リコの疑問にダイチが答えようとしたところに、ひょっこりと現れたランドウが被せるように答えた。驚いて思わず仰け反る2人をよそに、ランドウの足元にいるこがもポケモンのクワッスが挨拶するように手、いや翼を上げ、ジメレオンがタッチして返している。
「え? 歌?」
「あやつは歌が好きなようでな。フンッ」
そう言ってランドウは船端から海に向かって釣りざおを振るい、釣り糸を垂らす。
「あれ歌だったんだ……」
「じゃが、誰かに聞かれると歌うのをやめてしまうようじゃ」
「僕も何度か聞かせてほしいって頼んでるんだけど、中々首を縦に振ってくれないんだよね」
「ダイチの場合は録音までしようとしたからじゃろう」
「いやぁ、研究してみたくてつい……」
おやつで釣る……もとい、お願いするところまではうまくいったのだが、いざあるところから借りてきた録音機材を取り出すと、その途端に逃げられたのを思い出してダイチは苦笑してしまう。ちなみにおやつはちゃっかり持ってかれた。
歌と聞いて体がうずいたからか、ダンスが好きなクワッスも歌いながらスピンして踊り始める。
「クワックワッ♪ クワッワワー♪」
「そっか、だからさっきも私たちが来たから……」
「そういうことだろうね。僕もホゲータの歌は好きなんだけどなあ」
「次からは
「
ランドウにまでからかわれるように言われてしまい、ダイチは思わず声を上げてツッコんだ。
ともあれ、2人と2体はランドウとクワッスと別れ、次にモリーのいる医務室へと向かった。
「ホゲータか……展望室は見た? 何時もあそこでリザードンの帰りを待っているんだけど」
「ああ、そこならいるかもですね。後で行ってみます」
「リザードンの?」
「ああ。憧れてるんだろうな。はい、元気いっぱい」
「ニャオハ!」
話しながらモリーはニャオハに聴診器を当てたり目を確認したりして健康チェックしていた。ニャオハがお礼を言うように鳴き声を上げる。
「そういえば、私が初めてこの船に来たときも真っ先に駆けつけてた……」
「この船に居ついたのもリザードンと一緒にいたかったからかもな。ほら、次はジメレオンだ」
「ジメ」
ジメレオンもチェックしてもらってから医務室を後にし、2人と2体は展望室に足を運ぶもそこにもホゲータの姿はない。しかし、そのままウイングデッキに出たところでニャオハとジメレオンが何かを見つけたらしく走り出した。
「ニャァ!」
「ジメ!」
「何!? どうしたの?」
「これは……」
それはウイングデッキの床に刻まれた、海に向かってまっすぐ伸びた二本線だ。何かが滑って削れた跡らしい。
ダイチは嫌な予感がして、すぐにウエストポーチからメジャーを取り出して二本線の跡の幅などを計り、スマホロトムに記録してあるデータと見比べた。
「このサイズ間だと……これやっぱりホゲータの爪痕だ」
「ということは……ホゲータ海に落ちちゃったってこと!?」
「船を降りてみよう! ジメレオン、先に降りてホゲータを探して!」
「ジメッ!」
ダイチの指示を受けてジメレオンがウイングデッキから綺麗なフォームで海に飛び込み、ダイチとリコ、ニャオハも慌ただしく船を降りた。
砂浜ではジメレオンが待っており、そこにはホゲータのものと思われる足跡が森へと続いていた。
「よかった、海からは上がれたんだ……」
「でも森に入っていっちゃったみたいだね……跡を追って探すしかないか」
ホゲータはお腹を空かせているであろう上に、溺れずに済んだとはいえ弱点である水を被って弱っている可能性もある。そこに野生のポケモンと出くわしてしまえば、余計に状況が悪転してしまいかねない。
ダイチとリコは顔を見合わせて頷き、それぞれのパートナーを引き連れて森へと入っていった。
ダイチとリコはお互い意識しているとかじゃなくて異性に慣れてないってだけです。今のところは。
次回 第七話 話はお腹を満たしてから