魔法科高校に多次元宇宙の神の弟子が入学しました 作:ビリオネア
〜歩利矢side〜
あのミッションの後、飛行機の運航が停止したりして色々あったが、なんとか俺は家に帰ることができた。
「ふぁー、色々あったけどなんとか帰ることができたな〜。」
俺は家に帰った後、リビングに行ってソファーの上に寝転がった。
「これでミッションはもう全部終わりなのかな?ん〜なんかあっけないような…あ、そういえば!」
俺はソファーから起きて物置部屋に向かった。そして、そこにある一つの小箱を取り出してリビングのテーブルに置いた。
神様が送ってくれた箱の中にあったものだ。
「そういやずっと気になってたんだよなこの箱の中身…ちょっと開けてみるか。」
そう言って、その箱を開けた。するとそこには、腕輪のようなものと手紙が入ってあった。その手紙を読んでみると…
この手紙を見ているということは箱の中身を開けてくれましたね。この箱の中に入っているのは、『CAD』といって、そっちの世界で魔法を使うためのものです。使い方はもう一個の方の箱の中に使い方の本があるので、それを見ながら学んでください。さて話は変わりますが、今から貴方には最後のミッションを課します。それはCADの使い方を学ぶと同時にある学校に受験して入学をしてもらいます。それは『国立魔法大学付属第一高校』です。いきなりかと思うかもしれませんが、ご安心ください。受験に必要な勉強をするためのテキストを箱の中に入れています。しっかり活用してくださいね。
神様より
そう書かれていた。この世界って魔法が使えんのか。すげえな。てか、俺今から勉強しなくちゃならんのか…。大丈夫かな、前世でそんな勉強できた覚えねーぞ…。とりあえずそのテキストっていうのを見てみるか…。
俺は、もう一度物置部屋に行き箱を取り出して開けた。するとそこには手紙の通り、テキストが2冊ほど入っていた。
そこには『学問の神公認!国立魔法大学付属第一高校に絶対受かる対策本!』、『知恵の神公認!CADの使い方完全マスター本!』そう書かれていた。ふざけてんのか。
「はぁーめんどくせー。まぁでもやるしかなさそうだしな。とりあえずCADの使い方からやるか。」
おれはそう言って、おもむろに本を広げた。
………………………………………
「一通り見たけど…起動式だとか魔法演算領域だとか、なんか俺の想像してたのと違うな。」
俺は、CADの使い方及び魔法の使用方法について学んでいた。最初は魔法と聞いて、ドラ○エとかハ○ー・ポッターのようなものをイメージしてたが、蓋を開けてみればそんなことはなかった。まぁ、勉強自体はerror404との特訓で身につけた『Great knowleage』のおかげで苦では無いが…
「一通り、魔法については理解できたし一回使ってみるか。」
魔法を使うには、魔法演算領域という精神領域を使わなければいけないらしい。ちなみに、テキストに貼ってあった付箋に『貴方の体を色々調べた時に、それらしき物はあったのでそこの部分についてはご安心ください。』と書かれていた。いつ俺の体を調べたんだ…。
俺は机の上に置いてあるCADを付けて、本に書いてあった通りに自分の気を流す。すると体の中から何か抜けていくような感覚にして頭の中に式が流れ込んでくる。
ーーなるほど、これが起動式か…。
そしてそのまま俺の魔法演算領域で起動式に手順通りに記述された想子情報体「魔法式」が組み立てられ魔法が発動する。
そして俺は家の中の動き回った。これは「自己加速術式」という自身の速度を一定の速さまで上げるものだ。
「へー、これが魔法か。…いやでも俺、もう空飛べるしなんなら瞬間移動できるしな…」
最初は初めて使った魔法に興奮して、しばらくそれで遊んでいたが今思えば俺は特訓のおかげで空は余裕で飛べるのだ。
「ま、まぁ空なんか飛んだら不思議がられるだろうし今後はこっちを使うほうが多くなるだろ。うん。」
誰のためかもわからないフォローを入れながら、俺はCADを机に外して机に置いた。
「とりあえず魔法の使い方については、これでいいだろ。次は受験の方だな。にしても、あのテキスト表紙はふざけてたけど滅茶苦茶分かりやすかったな。」
おそらくあの神様が用意してくれたであろう、魔法の使い方が書かれてあるテキストを思い出す。知恵の神公認というのはあながち嘘ではなさそうだ。
「えーっと、色々調べてみたけど受験は確か理論7教科のペーパーテストとあと実技での試験があるんだったな。前世では、受験どころか勉強なんてろくすっぽやった覚えがねーぞ大丈夫かな…。今から7教科を1から勉強するなんて…」
一抹の不安を覚えながら、俺はテキストを開いて勉強を始める。相変わらずだけどテキストはすげぇわかりやすいんだよな…。表紙とタイトルほんとにどうにかならんかったのか。
その後、俺は休憩を交えながら勉強を続けた。
………………………………………
「ふぃー、今日はこれで終わり。とりあえず飯作るか。」
「ワンッ!」
「あーわかったわかった。お前のも作ってやるからな」
あれから3年が経ち、入学試験まで残り僅かというところまできた。この3年間特に何かがあったわけでは無いが、少し変化があった。それは、ペットを飼ったことだ。たまたま食材を買いに行っていた際に、捨てられている犬を見かけて動物病院に連れて行き、何も異常はなかったそうだが引き取り手がいないそうなので俺が引き取ることになったのだ。
ただ…この犬が、Undertaleをプレイしたことがある人なら知っているであろうあの「うざいイヌ」そっくりだったのだ。
「受験までいよいよだな〜。最初は大丈夫かなと思ったけど
全然杞憂だったな。この間模擬テストやった時なんか、全教科ほぼ満点だったんだぜ!」
「ワン!ワン!」
ご飯の用意をしながら、俺はペットのイヌに話しかける。あ、ちなみに名前は「トビー」にした。由来は言うまでも無いだろう。トビーは「どうでもいいから俺の飯はよ!」と言いたげに俺に吠えて返事をする。
「待て待てそう焦るな。今お前の分も用意してやるからな〜」
ご飯の用意を一通り終わらせて、俺はトビーのご飯を用意するべく台所に向かった。
○*○*○*○*○*○*
「ご馳走様でしたっと。ふぅー、食った食った。…それにしても受験まであともうちょいだな。この3年間長かったなー」
俺は、ご飯を食べ終わった後これまでの3年間を振り返る。
一抹の不安を抱えながら始めた勉強も、今では模擬テストで
ほぼ全ての教科で満点を取るほどだ。
「当日はとりあえずケアレスミスとかに注意しないとな。よーし絶対受かるぞー!」
俺はそう意気込む。ちなみにトビーはご飯を食って満足したのか、もう自分の持ち場で寝ていた。
…………………………………………………
あれから数日が経ち、いよいよ試験当日になった。試験は合計で二日間あり、1日目はペーパーテスト、2日目が実技試験だ。
「とりあえず俺は、受験会場に向かうから大人しく待ってろよ。」
「ワンッ!」
俺がそういうと、トビーは力強く返事をする。
「それでよし!んじゃ、行ってきまーす!」
俺は家を出て受験会場へと向かった。
○*○*○*○*○*○*
マンションを出てコミューターに乗り、しばらく歩いていると、目的地である『国立魔法大学付属第一高校』に着いた。
(ここが『国立魔法大学付属第一高校』か…。でっけえ校舎だな。俺が転生前に行ってた高校の倍はあるんじゃないか?)
そんなことを思いながら俺は、校舎の中へと入る。教室へ入り、自分の受験番号と同じ番号が書いてある席に座る。…なんかえらい視線を感じるな。やっぱこの髪型のせいなのかなー。席に座って、テキストを開いて待っていると試験官が教室に入ってくる。そしてそうこうしているとテストが開始された。
*****************
〜三人称side〜
「ふぅ〜とりあえず1日目のペーパーテストは終わったな。何個か「うん?」と思ったところがあったけどまぁ大丈夫だろ。」
そう言いながら歩利矢は帰路に着いた。そして、翌日になり2日目の試験へと赴いた。
2日目の試験は、試験用のCADを使って魔法の処理速度を測るというものだ。
(まぁ、ここもテキストに書いてあった通りにやれば大丈夫だろ…)
そうこうしている内に、ついに歩利矢の番になり、試験用のCADを試験官から受け取る。
(他の人を見てたら、大体500ms台が多かったな。んで300ms台はあまりいなかったってかんじだな。じゃあ300msあたりを目指すか。…よしちょっと気合い入れるか。)
準備は万全とはいえ気は抜けないからな、と彼は意気込んだ。…が、それがいけなかった。
彼はサイオンを流すが、気合いを入れてしまったせいかかなりの量を流し込んでしまった。そのせいで目の前にあった機械がありえない速度で動き出し、そのまま歩利矢の元に戻ってくる。結果はなんと119msこの日の最高速度だった。
「あ、あり?」
試験を終えて、我に返った歩利矢目の前の状況に頭を悩ませる。歩利矢の結果に驚く試験官達、さらに周りを見てみると他の受験者がちょっとざわついている。
「あの〜、多分これ壊れてるんじゃ無いかと…」
「え、あ、あぁ!そそそそうですよね!これ人間の反応速度ゆうに変えてますよ!」
「おい!替えのCADを持ってこい!早く!」
歩利矢の言葉に、一気に騒がしくなる試験官達。そして、すぐに替えのCADを彼に渡し、試験が再開する。が、その再試験の結果も184ms。さっきよりも下がったが、それでもまだ異次元級の速さだ。結局あの後、何回かやり直して彼の結果は『201ms』で落ち着いた。それでもこの日のトップだった。
(はぁ〜、なんかどっと疲れたな。試験終わった後もなんか変な視線向けられたし…。もう今日は早く帰って寝よ。あ、その前にスーパーでマヨネーズ買わないと…)
そのまま彼はスーパーでマヨネーズを買い、住居であるマンションに向かった。
数日後………
「いよっし、受かった!!」
あの試験から数日経った後、第一高校から合格の通知が届いて歩利矢は歓喜していた。
「色々あったけどなんとか受かってよかったな〜。そういや俺の前世の高校生活ってどんな感じだったかな〜、もう全然記憶がねえや。」
歩利矢がそう考えていると、トビーが何かを咥えながら彼の元へやってくる。
「ん?どうしたトビー…って何咥えてんだ?」
彼がトビーからそれを受け取ると、それは手紙だった。
お久しぶりですね。合格おめでとうございます。これにて私が貴方に課したミッションは、全て終了いたしました。後は貴方の自由な生き方をしてください。では、新しく転生した世界で良い人生を。
神様より
そう手紙に書かれていた。
「あ、そういやこれミッションだったな。3年も立っていたからすっかり忘れてたわ。…ん?なんか裏にも書いてある…?」
そう言いながら、歩利矢が手紙の裏を見るとそこには…
じゃあな。 error404サンズ
そう一言だけ書かれていた。
「error404からか。俺が強くなれたのも、あいつのおかげだからな。こうやって一言くれるだけでもなんか嬉しいな。」
「ワンッ!」
「お!お前もそう思うか!?」
彼がそういうと、トビーもそれに応えるように吠えた。
やーっと、次から本編に入ります。いやー自分でも驚くぐらいのグッダグダ具合だな〜。これ書いている間に思いついたもう一個の小説も同時に書いていこうと思ったけど、このペースじゃ厳しそうだな(笑)。