魔法科高校に多次元宇宙の神の弟子が入学しました   作:ビリオネア

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入学2日目

〜三人称side〜

 

「おーいトビー。こっちこーい。」

 

歩利矢がそういうと、トビーは彼に目掛けて走ってくる。そして歩利矢はそのままトビーを抱えてリードを付けた。

 

「よーしそれじゃあ早速散歩に行くか!」

 

「ワンッ!」

 

歩利矢はトビーを連れて家を出て散歩に行く。これは彼が毎日やっている日課だ。

 

○*○*○*○*○*○*

 

入学式の翌日の朝、達也は深雪と一緒に小さな丘の上にある寺へと向かっていた。山門をくぐると、20人ほどの門人から手荒い歓迎を受けたのでそれを軽くいなすと奥から和服を着た坊主頭の男が現れた。

 

「やぁ、達也くんに深雪くん。久しぶりだね。」

 

「お久しぶりです師匠。すいません、急にそっちに向かうと連絡して。」

 

「いやぁまったくだよ。おかげでこっちは急いで彼らを配置したんだから。」

 

達也が師匠と呼ぶ男-九重八雲は達也によって倒された、門人たちを見てそうぼやいた。そして、彼らは一通り鍛錬をした後深雪からサンドイッチを受け取って食べていた。

 

「それで師匠。今日は頼みたいことがあるんです。」

 

「ほう、それはどんな?」

 

「ある人物に着いて調べて欲しいんです。」

 

「ああ、なるほど。そういうことなら別に構わないが、ちなみに誰について調べればいいんだい?」

 

「この写真の人物、夢骸歩利矢に着いてです。」

 

そう言って、達也は九重に写真を見せる。九重はそれを受け取ると、その写真をまじまじと見ていた。

 

「あれ?彼、確かこの間ここに来ていた気がするよ?」

 

「…!ほんとですか!?一体なぜ!?」

 

「ちょうど先週の朝ぐらいかな?山門の近くに犬がいたんだ。首輪をつけていたから捨て犬かなと思ったんだけど、暫くしたらその彼がきたんだ。事情を聞いたら散歩中に目を離したら急にいなくなって、首輪につけたGPSを追っていたらここに来たと。」

 

「はぁ。」

 

「写真の通り、とても変わった子だったよ。特にあの髪型。君があの時言っていた深雪くん達を助けたっていう少年と特徴がほぼ一致していたからね。」

 

「やっぱり…」

 

達也は以前にも九重に同じような頼み事をしていた。それは、三年前沖縄で深雪と彼等の母親である深夜、そしてその深夜のガーディアンである桜井穂波を助けたという少年を調べて欲しいという頼みだ。だが、そっちに関しては情報が少なすぎるので半ば諦めていたのだ。

 

「それで彼の戸籍にやらについても調べてみたんだけどね…。これを見てくれ。」

 

そう言って八雲は一枚の紙を達也に見せる。それを見た達也は驚愕した。その紙は、歩利矢の戸籍について書かれていたのだが、写真と生まれた年以外、ほぼ全てが『404 not found』と表示されていたのだ。

 

「初めて見た時は驚いたよ。それから何回か解析しようとしたけどダメだった。何回やってもその表示のままなんだ。」

 

八雲はそう言うと、バツが悪そうに頭をかいた。

 

(夢骸歩利矢…お前は一体何者なんだ…?)

 

八雲から歩利矢ことについて聞いた達也は、彼に対して警戒を高めていた。

 

*****************

〜歩利矢side〜

 

学校に着いて、俺は端末機器を操作して履修登録をしていた。すると、教室が急に騒ぎ始めたので何事かとふと扉の方に目を向けると、そこにはあの司波深雪がいたので俺は納得した。

 

「おはようございます歩利矢さん。昨日も言いましたが、よろしくお願いしますね。」

 

「ん、ああよろしく。」

 

深雪にそう挨拶をされたので、俺も返すが彼女の顔を見て思わずたじろぐ。大方、あの兄とクラスが一緒じゃ無いのが残念だったのか、少し寂しい顔をしていたからだ。ちなみに深雪と挨拶を交わした時に、数人から嫉妬とさっきのような目を向けられたような気がしたが無視だ無視。

 

「ほら、ほのかと雫も挨拶したら?ほのかは仲良くなりたかったんだろ?」

 

「え?あぁ、うん!」

 

俺は後ろを振り返って、後ろにいるほのかと雫に声をかける。ほのかは、俺の言葉にビクッと反応すると、足を震わせながら立とうとする。おいおい大丈夫かよ…。

 

「み、深雪さん。私はえっと…ってうわぁ!」

 

ほのかが深雪の元に向かって挨拶をしようとすると、ほのかが躓いて転んでしまった。あーれま。

 

「ええと…、大丈夫ですか?」

 

「ふえ!あ、は、はい!私は光井ほのかと言います!よろしくお願いします!」

 

「私は北山雫です。よろしくお願いします。」

 

ほのかが、立ち上がって挨拶すると雫も続いて挨拶をした。

 

 

 

 

 

最初は緊張していたほのかだったが、深雪と話しているうちに徐々にその緊張もほぐれていったのか、今では雫を入れて三人と仲良く話している。俺はその間取り出した糸で、あやとりをしながらたまに話を振られるたびに頷いたりしていた。その間も何故か俺に対する視線が強かった。特に他の男子生徒からの嫉妬のような視線が。まぁ、特に気にしていないが。そうこうしているうちに、先生らしき人が教室に入ってきた。

 

 

「1-A担任百舌谷ですよろしく。まずは皆さん、入学おめでとう。難関である一高の中でもこのA組は特に叫んで優秀成績を取って通過した生徒によって構成されています。主席であり新入生総代の司波さんだけでなく、皆さんは全員優等生であり期待を背負われていることを自覚するように。」

 

百舌谷と言った先生はそう語ってから、さらに一息ついて

 

「この学校では図書館や情報端末で学校秘の豊富な知識にアクセスが可能であり、実際に魔法師として活動している先生の授業を受けることができます。これらの権利はまだまだ一科生にしかありません。この機会を大いに利用して学んでください。」

 

そう言った。あれ?二科生も図書館や情報端末にアクセスできたはずでは?

 

「この後は専門授業の見学です。午前中は基礎魔法学と応用魔法学、午後は魔法実技演習の見学を予定していますので、希望者は10分後に実験棟1階ロビーに集合してください。他に見学したい授業があれば自主的に行動しても構いません」

 

 

そう言って百舌谷先生は教室を後にした。




歩利矢くんに関する情報は、神様によって作られた完全無欠のセキュリティによって保護されています。
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