TARN 0 プロローグ
フォレストページで執筆していた作品を、こちらに移動させました
誹謗中傷はどうかお控えください
ー
ーー
ーーー
ー……とある病室で、1つのベッドに横たわる少女を周りの男女達は悲しそうに見つめていた
「…遊戯兄ちゃん…あたし、もう……わからない……デュエルって、何だったのかな…?」
「みさと……」
「みさとちゃん……」
「もう、訳分かんないよ……!!」
泣き出した少女 みさとの涙を止められる者はその場にはおらず、みさとの泣き声だけが響いた
……1年後、1人の男に連れられて、1人の少女 みさとはとあるビルの最上階にいた
「…デュエルアカデミアへの潜入調査?」
「ふん、貴様にはピッタリの仕事だろう?」
「海馬くん、そういう言い方はやめてあげてよ」
「…相変わらず貴様は甘いな、遊戯」
立派な椅子に腰掛けた男 伝説の決闘者(デュエリスト)の1人 海馬 瀬人は呆れたようなため息をつきながら、みさとの隣にいる男 決闘王(デュエルキング) 武藤 遊戯を見つめた
「モクバ」
「うん」
海馬の机の隣に控えていた少年 海馬 モクバは遊戯とみさとに資料を手渡した
「デュエルアカデミアは文字通り、我がKCがデュエリスト育成の為に設立したデュエリスト専門の学校だ
だが、ここ最近の近況報告がどれも同じで疑わざるを得ない」
「そこでKCはアカデミア側には内密に潜入調査員を派遣しようって事になったんだ」
「「学業 実技、共に全生徒に異常無し」……これが3年連続、確かに変よね」
「だから歳がアカデミアの生徒達と同じみさとちゃんを、新入生の中に混ぜて調査させるんだね」
「ふん、貴様がデュエリストとして復活出来る可能性をわざわざ与えてやったんだ
精々足掻くがいい」
「…ホント、相変わらずアンタはブレないわね
……いいわ、やってあげる」
「いいの、みさとちゃん?」
「ええ、癪だけど海馬の言う通り、いい加減デュエリストとして復活したいし……あそこならあたしが無くしたモノを取り戻せそうだし」
「…そう、君がそう言うなら僕は止めない
頑張ってねみさとちゃん」
「もちろん」
「だが貴様はデュエリストの世界では名前が売れてしまっている
入学の際は偽名を使ってもらうぞ」
「それと、筆記試験はパスして実技試験だけ受けられるようにしといたぜ」
「ありがとう、モクバ」
「詳細は追って連絡する、我がKCの仕事なのだ
抜かることは許さんぞ」
「わかってるわよ」
……その一月後、少女 不知火 みさとはデュエルアカデミアの入学実技試験会場にいた