遊戯王GX 戦場に立つ乙女   作:なおにぃ

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満を持して、あの人とのデュエルです


TARN 13  VS アカデミアの帝王

アカデミアの昼休み、みさとは明日香達とお茶をしていた

 

「みさと、アンタ本気で言ってんの!?」

 

「本気だけど?」

 

「あんなにたくさんイケメンの殿方がいらっしゃるのに!?」

 

「全然

あたし、ブルーの男子に一切興味無いし」

 

「アンタねぇ…明日香さん、言ってやってくださいよぉ!!」

 

一切態度を変えないみさとに、ジュンコはとうとう明日香に泣き付いた

 

「まあ、人には好みというものがあるからこればかりは仕方ないわよ」

 

「そうそう……それにこの間の爽やかテニス部長で、ブルーの男子は完全にパスって決めたし…」

 

「「「あぁ…」」」

 

テニス部 部長の綾小路の泣き顔を思い出した3人は、遠い目をしてお茶をすすった

 

「イエローの三沢やレッドの十代の方がまだ面白いわ……でもまあ、強いてあげるとするなら…」

 

「「するなら!?」」

 

ズイッと顔を近づけた2人を見ながら、みさとはお茶請けのクッキーをつまんだ

 

「ぉ、これマンゴー味」

 

「「みさと/さん!!」」

 

「はいはい、わかったから

……強いてあげるなら、アンタ達の後ろからこっちに来てる彼がどんなデュエルをするのかな、くらい?」

 

「「え?」」

 

「あら…」

 

ジュンコとももえが振り返り明日香が顔をあげると、4人の前に1人のブルー生が近付いて来た

 

「亮…」

 

「「カイザー/亮様!!」」

 

「明日香…それと君は、不知火 みさとだったな」

 

「あたしの事、ご存知なんですね」

 

「今じゃみさとさんの事を知らない方がおかしいですわよ?」

 

「KCの依頼でアカデミアの調査に来た調査員って事でかなり有名じゃない」

 

「ああ、そうだったわね」

 

「それに、亮も私と一緒にあなたの入学試験のデュエルを見ていたのよ

あの時、あなたが手加減していたのを見抜けたのは亮だけだったわ」

 

「そうなの?」

 

「ええ」

 

「…あの時の君のデッキ、調整中だったそうだな」

 

「ええ、調整どころか罠カード1枚も入れて無いカードの寄せ集めでしたよ」

 

「「罠カードが1枚も!?」」

 

ジュンコとももえが声を揃え、明日香も信じられないと言わんばかりの眼差しでみさとを凝視した

 

「そこまで見抜いてしまうなんて…お見事の一言に尽きるわね

流石はここで最強と呼ばれるだけはありますね、カイザーさん」

 

「亮で構わない

オレの名は丸藤 亮だ」

 

「あたしもみさとで構いません…ってん、「丸藤」?

どっかで聞いた事あるような……」

 

首を傾げて考え込むみさとの傍で、三騎士達も顔を見合わせて話し合いをしていた

 

[確かに聞き覚えがあるな]

 

[ここに来て聞いたような気がするぜ]

 

[でも、どこででしたっけ…?]

 

「……翔くんのお兄さんよ」

 

いつまでも思い出さないみさとに、見かねた明日香は手元の紅茶を飲んで答えた

 

「ああ、そっか!!

いやー、どっかで聞いたと思ったのよねー…って」

 

《ええええーっ!!!?》

 

明日香の答えにみさとだけでなくジュンコやももえ、三騎士達も一斉に叫んだ

 

「そんなに驚く事?」

 

「だって…だって……」

 

「似てませんわ、まったく!!」

 

[[[ごもっとも]]]

 

「嘘でしょ…有り得ないわよ……身長的に」

 

「「そっち/ですの!?」」

 

信じられない顔をするみさとのボケに、ジュンコとももえはテーブルに突っ伏した

 

「確かに身長差は有るが、翔はオレの弟だ」

 

「へぇー、そうだったんだ…

(翔くんがやや気弱な理由、何となく分かった気がするわ…)」

 

「話を戻すが、オレのデュエルが気になると聞こえたんだが…」

 

「まあ、あなたがどういうデュエルをするのかちょっと興味が有るなーって話をしていたところです」

 

「─オレも君の本気が知りたい……オレの挑戦を受けてくれないか?」

 

亮の一言に、その場にいた生徒達が一斉にざわめき出した

 

「カイザーからの挑戦状!?」

 

「1年生の、しかも女子に!?」

 

「あのカイザーが!?」

 

「……亮、一気に注目を浴びてしまったわよ」

 

「すまない、彼女を追い詰めるつもりではなかったんだが…」

 

明日香にジト目で見つめられ、亮は苦笑をもらした

 

「明日香、そんな顔しないで良いわよ

元から受けるつもりだったし」

 

「そうなの?」

 

「言ったでしょ?

「彼がどんなデュエルをするのか気になる」って」

 

「受けてくれて感謝する

急だが今日の放課後で構わないだろうか?」

 

「あたしは大丈夫です」

 

「では放課後に、デュエルフィールドで」

 

そう言い残し、亮は去って行った

 

「…いいの、みさと?」

 

「何が?」

 

「亮はここで最強のデュエリストなのよ?

そんな人といきなり戦うなんて…」

 

「まあ、気にしないでいいわよ

いつでもデュエル出来る準備はしてるし、放課後までまだ時間もあるし」

 

「…だからといって、授業はサボっちゃダメよ」

 

「…バレたか」

 

紅茶を飲みながら半目で睨む明日香に、みさとは悪戯っ子な笑顔で返した

 

(丸藤 亮…確か『サイバー流』の奴だったハズ…アレをデッキに入れておいた方が良さそうね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…放課後、デュエルフィールドには噂を聞き付けて来た生徒達で埋め尽くされていた

 

「…想像以上の大事になったわね」

 

「そりゃあ、カイザー様ですもん!!」

 

「そうですわ明日香様!!

あんなにイケメンなんですもの!!」

 

「見た目とデュエルって、関係が有るの…?」

 

ももえの斜め上な意見にやんわりツッコんだ明日香の後ろから、十代が翔と隼人と三沢と一緒に走って来た

 

「おーい、明日香ー!!」

 

「十代、翔くんに隼人くんに三沢くんも」

 

「こんにちはっス」

 

「やっぱり、明日香さん達も来てたんだな」

 

「当然よ!!」

 

「亮様のデュエルを見逃すわけがないじゃないですの!!」

 

「しかも、相手はあのみさとくんだ

好勝負が期待出来そうだ」

 

「みさととカイザーのデュエルかぁ……くぅ~!!

今からワクワクしてくるぜ!!」

 

「そうね…さあ、早く良い席を取りに行きましょう?」

 

明日香がその場の全員を促し、最前列の席を確保しに歩き出した

 

 

 

 

 

デュエルフィールドで亮とみさとは、デュエルディスクを起動させながら向かい合う

 

「…な~んか、とんでもない事になっちゃったな……」

 

「重ね重ねすまない…こんな風にするつもりではなかったんだが……」

 

「まあ、なんでもいいか

別にあなたが悪い訳でも無いし、気にする必要もありませんよ」

 

「感謝する…入学試験でのクロノス先生との一戦を見た時から、君とデュエルするのを心待ちにしていた

互いに全力を出し切り、良いデュエルにしよう」

 

「…手加減は出来なさそうですしね

(…という訳だからみんな、用意はしておいてね)」

 

背後に控えている三騎士達にみさとが声をかけると、三騎士達は静かに頷いた

 

「(万丈目とのデュエルで、オレは彼女の中にあの人物を見た…それを確かめる!!)

では、始めよう」

 

「負けませんよ」

 

「「─決闘(デュエル)!!」」

 

2人の掛け声に、会場は一気に盛り上がった

 

みさと LP 4000

亮 LP 4000

 

「あたしのターン、ドロー

『ビッグ・シールド・ガードナー』を守備表示で召喚

カードを1枚伏せて、ターン終了」

 

ビッグ・シールド・ガードナー

☆4 地属性 戦士族 ATK 100 DEF 2600

 

「オレのターン、ドロー

相手フィールド上にのみモンスターが存在する時、『サイバー・ドラゴン』を特殊召喚!!」

 

亮のフィールドに、銀色の機械の竜が現れて金属音に似た雄叫びをあげた

 

サイバー・ドラゴン

☆5 光属性 機械族 ATK 2100 DEF 1600

 

「サイバー・ドラゴン、やっぱサイバー流か

厄介なシリーズを……」

 

目の前に現れた機械の竜に、みさとは小さく舌打ちした

 

「更に『プロト・サイバー・ドラゴン』を攻撃表示で召喚」

 

サイバー・ドラゴンの隣に、作りがやや雑な機械の竜が現れた

 

プロト・サイバー・ドラゴン

☆3 光属性 機械族 ATK 1100 DEF 600

 

「このモンスターはフィールド上に表側表示でいる限り、サイバー・ドラゴンとして扱う事が出来る」

 

「つまり今、あたしの前にはサイバー・ドラゴンが2体いるって事ですね」

 

「そうなるな」

 

 

 

 

 

「いきなりサイバー・ドラゴンが2体も出て来たっス!!」

 

「流石は亮様ですわ!!」

 

「だが、サイバー・ドラゴンの攻撃力ではみさとくんのモンスターの守備力には敵わないぞ」

 

「…この状況で、ビッグ・シールド・ガードナーを破壊する方法は幾つか有るわ」

 

三沢の呟きに、明日香は真剣な顔をして呟いた

 

 

 

 

 

「─魔法カード『エヴォリューション・バースト』発動!!

このカードは、自分フィールド上にサイバー・ドラゴンが存在する場合のみ発動できる

相手フィールド上のカード1枚を破壊する!!

オレが選択するのは、そのリバースカードだ!!」

 

「くっ…!!」

 

「行け、エヴォリューション・バースト!!」

 

サイバー・ドラゴンのビームが、みさとの伏せカードを破壊した

 

「…『万能地雷 グレイモヤ』か、破壊出来て良かった」

 

「その魔法カードの弱点はそのカードを使ったターン、サイバー・ドラゴンは攻撃出来ない

…けど、これだけじゃ終わらないんですよね?」

 

「─気付かれていたか……速攻魔法『フォトン・ジェネレーター・ユニット』を発動!!

自分フィールド上のサイバー・ドラゴン2体を生け贄に、手札・デッキ・墓地から『サイバー・レーザー・ドラゴン』1体を特殊召喚する事が出来る!!」

 

(ぁ……ツインじゃない分マシだけど、いきなりヤバめかも……;)

 

「現れよ、サイバー・レーザー・ドラゴン!!」

 

サイバー・ドラゴンとプロト・サイバー・ドラゴンが分解され、尻尾にレーザーのついた機械の竜が現れた

 

サイバー・レーザー・ドラゴン

☆7 光属性 機械族 ATK 2400 DEF 1800

 

「サイバー・レーザー・ドラゴンの効果発動!!

1ターンに1度、このカードの攻撃力以上の攻撃力か守備力を持つモンスター1体を破壊する!!」

 

「サイバー・レーザー・ドラゴンの攻撃力は2400、ビッグ・シールド・ガードナーの守備力より下だぜ!!」

 

「サイバー・レーザー・ドラゴンの効果の範囲内に入っているわ!!」

 

「じゃあ、この効果でモンスターが破壊されたら……!!」

 

「みさとさんは丸裸なんだな…!!」

 

「─破壊光線 フォトン・エクスターミネーション!!」

 

十代・明日香・翔・隼人が焦ったような声を出す中、ビッグ・シールド・ガードナーはサイバー・レーザー・ドラゴンのレーザーに貫かれた

 

「くぅ…!!」

 

「サイバー・レーザー・ドラゴンで、ダイレクトアタック!!

─エヴォリューション・レーザー・ショット!!」

 

サイバー・レーザー・ドラゴンの放ったビームが、みさとを直撃した

 

「ゃああっ!!」

 

《みさと/くん/さん!!》

 

みさとのライフが一気に削られるのを見ながら、十代達が一斉に叫んだ

 

みさと LP 4000→1600

 

「ターンエンドだ」

 

 

 

 

 

「みさとのライフが……」

 

「半分以上も削られたっス……」

 

「まだ2ターン目なのに…」

 

ジュンコ・翔・ももえ…と次々に気弱な声を漏らす中、三沢は口を半開きにしたまま固まっていた

 

「…みさとくんは壁モンスターと迎撃の罠カード、2重の守りを敷いていた

それをこうもあっさり……これが、カイザー…」

 

「ええ、亮は最初から本気で挑んでるわ」

 

「明日香さん?」

 

「……亮と前に何度かみさとの話をして、亮はみさとを高く評価してると気づいたの

本気でいかないと、自分は負けると思っているんだと思うわ」

 

「お兄さんが…」

 

「けどよ、あのみさとがやられっぱなしで終わるとは思えないぜ?」

 

真剣な表情の明日香の傍で、十代は無邪気な顔でフィールドを見ていた

 

「十代?」

 

「デュエルはまだ始まったばかりだ

これから楽しくなっていくって!!」

 

 

 

 

 

 

 

[みさと、大丈夫か!?]

 

(ッ、何とかね…)

 

[あのクールなボウズ、相当出来るな]

 

[ええ、始めからみさとちゃんにこれだけのダメージを与えられるんですから…]

 

(油断してたつもりはなかっただけな……みんな、今回はアレにならないとマズイかも…!!)

 

ダメージでふらついた体を戻しながら、みさとは三騎士達に指示を出した

 

[…それしかありませんね]

 

[オレ達の力、見せてやろうぜ!!]

 

[お嬢、あのカードをちゃんと揃えておけよ]

 

「(分かってる!!)

乙女を丸裸にするなんてエッチな人ね…今度はこっちから行くわよ!!

あたしのターン、ドロー!!」

 

軽口を叩きながら引いたカードを見たみさとは、2枚のカードを手札から引き抜いた

 

「─魔法カード『クロス・ソウル』を発動!!」

 

「何っ!?」

 

「うん、いい手だ」

 

「クロス・ソウル?」

 

「って何だ?」

 

「知らないんだな」

 

宣言されたカード名に三沢が頷く隣で、レッド組の3人が首を傾げた

 

「クロス・ソウルは発動したターンの間、自分のモンスターを生け贄にする代わりに相手フィールドのモンスターを生け贄に出来るカードよ」

 

呆れた様子の明日香が、レッド組の3人に効果を話していた

 

 

 

 

 

 

「この効果であたしは、サイバー・レーザー・ドラゴンを生け贄に捧げて、『月の女戦士』を召喚!!」

 

亮のフィールドのサイバー・レーザー・ドラゴンが消え、みさとのフィールドに綺麗な長い金髪を持つ麗しい女剣士が現れた

 

月の女戦士

☆6 闇属性 戦士族 ATK 2100 DEF 1400

 

「クロス・ソウルを使ったターンは攻撃出来ない

あたしはこれでターン終了」

 

「よし!

これで厄介なレーザー・ドラゴンが消えたぞ!!」

 

「しかもサイバー・ドラゴンシリーズはほぼ光属性、月の女戦士は光属性のモンスターを攻撃する時、攻撃力を1000ポイント上げる効果が有るわ!!」

 

 

 

 

 

 

「サイバー・レーザー・ドラゴンが、こうもあっさりとフィールドから下ろされるとはな…オレのターン、ドロー!!

『サイバー・フェニックス』を守備表示で召喚しターンエンドだ」

 

亮のフィールドに、機械で出来た鳳凰が現れて守りの体制をとった

 

サイバー・フェニックス

☆4 炎属性 機械族 ATK 1200 DEF 1600

 

「あたしのターン、ドロー

このままバトル、月の女戦士でサイバー・フェニックスを攻撃!!

─月光一閃!!」

 

月の女戦士の剣が、守備表示のサイバー・フェニックスを斬り捨てた

 

「っ…サイバー・フェニックスの効果

表側表示のこのカードがバトルで破壊された時、デッキからカードを1枚ドローする」

 

「カードを2枚伏せて、ターンを終了」

 

「オレのターン、ドロー!!

2体目のサイバー・ドラゴンを特殊召喚!!」

 

「早ァ!!」

 

みさとのツッコミを聞きながら、亮のフィールドに再びサイバー・ドラゴンが現れた

 

「─更に装備魔法『早すぎた埋葬』を発動

800のライフを払い、自分の墓地のモンスター1体を特殊召喚する

蘇れ、サイバー・ドラゴン!!」

 

亮のフィールドに現れた2体のサイバー・ドラゴンを見上げながら、みさとはどこか現実逃避してそうな口調で呟いた

 

「なんだかな~…」

 

「ん?

どうかしたか?」

 

「ぁいや、大したことじゃないんですけどね…そのカード、早すぎた埋葬ですよね?」

 

「ああ、そうだ」

 

「…埋葬が早すぎたって意味ですよね?」

 

「そうだな…?」

 

「─つまり…生き埋め……?」

 

みさとのツッコミに、その場シン…ッと静まりかえった

 

 

 

 

 

 

「言われてみれば…」

 

「そういう解釈もとれますわね…」

 

「考えた事なかったんだな…」

 

「僕、もうそうとしか思えなくなったっス…」

 

「なぁ、今のどういう意味だ?」

 

静まりかえったその場で無邪気に質問する十代を、周りにいた明日香達は信じられないモノを見る目で見ていた

 

 

 

 

 

亮 LP 4000→3200

 

「……と、とにかく続けるぞ

─魔法カード『融合』を発動!!

フィールドの2体のサイバー・ドラゴンを融合、『サイバー・ツイン・ドラゴン』を融合召喚!!」

 

亮のフィールドの2体のサイバー・ドラゴンが分解され、双頭のサイバー・ドラゴンになってみさとの前に現れた

 

サイバー・ツイン・ドラゴン

☆8 光属性 機械族 ATK 2800 DEF 2100

 

「(2回攻撃する効果のサイバー・ドラゴン…けど)

そのまま攻撃して来たら、あたしの女戦士の餌食になるだけですよ?」

 

「─分かっている…装備魔法『レインボー・ヴェール』をサイバー・ツイン・ドラゴンに装備

装備モンスターが相手モンスターとバトルする時、バトルの間だけ効果を無効に出来る」

 

「ンゲッ…」

 

「サイバー・ツイン・ドラゴンで、月の女戦士を攻撃!!

─エヴォリューション・ツイン・バースト!!」

 

サイバー・ツイン・ドラゴンの片方が放ったビームが、月の女戦士を吹き飛ばした

 

「ぬうぅぅ…!!」

 

みさと LP 1600→900

 

「─ッリバース発動、罠カード『オプションハンター』!!

自分のモンスターがバトルで破壊され墓地に送られた時、破壊されたモンスターの元々の攻撃力分のライフを回復出来る

月の女戦士の攻撃力分、2100のライフを回復!!」

 

みさと LP 900→3000

 

「回復のカードを伏せていたか…だがまだオレの攻撃は終わらない!!

サイバー・ツイン・ドラゴンは、1ターンに2回の攻撃が出来る!!

─ダイレクトアタックだ、エヴォリューション・ツイン・バースト!!」

 

控えていたサイバー・ツイン・ドラゴンのもう片方の放ったビームが、みさとを直撃した

 

「うあああぁぁ!!」

 

《みさと/さん/くんっ!!!!》

 

サイバー・ツイン・ドラゴンの攻撃を受けたみさとに、十代達は思わず叫んだ

 

みさと LP 3000→200

 

 

 

 

 

 

「危ねぇ、ギリギリだったな…」

 

「ああ

みさとくんがオプションハンターを伏せていなかったら、このターンで決着が着いていた」

 

「でも、みさとの残りのライフはたった200…」

 

「対する亮様は攻撃力 2800、しかも2回攻撃出来るサイバー・ツイン・ドラゴン」

 

「流石にもう無理よ…」

 

「そうっスよ

いくらみさとさんが強くっても、お兄さんには敵わない…」

 

ジュンコと翔が亮の勝利を確信していると、明日香はフィールドにいるみさとの様子に気付いた

 

「─みさと…笑ってる…?」

 

《え?》

 

 

 

 

 

 

 

(不知火 みさと、ここまでか…)

 

どこか失望したような表情を見せる亮に、みさとは不敵な笑みを返した

 

「─ちょっとそこのお兄さん?

このみさとちゃん相手に、何勝手に失望してくれてるのかしら?」

 

「何…?」

 

「…あたしの罠にかかってくれた事、感謝してあげるわ!!」

 

「何!?」

 

「─リバース発動、罠カード『ダメージ・コンデンサー』!!」

 

「そのカードは…!?

(しまった、以前も使っていたカード…!!)」

 

地面から隆起するように、大掛かりな機械がみさとの前に現れる

 

「自分が戦闘によりダメージを受けた時に、手札を1枚捨てて発動

受けたダメージ以下の攻撃力を持つモンスターを、デッキから表側攻撃表示で特殊召喚できる!!

─あたしが受けたダメージは2800、行くわよ、『ギルフォード・ザ・ライトニング』!!」

 

バリバリと雷鳴と轟かせながら、みさとのフィールドに大柄の剣士が現れた

 

ギルフォード・ザ・ライトニング

☆8 光属性 戦士族 ATK 2800 DEF 1400

 

「ギルフォード・ザ・ライトニング…本物を見るのは初めてだ……」

 

 

 

 

 

 

 

「嘘っ!?

この土壇場でエース召喚するの!?」

 

「ダメージ・コンデンサー…受けたダメージ次第では、今のみさとくんのように最上級モンスターも容易く召喚出来るカード…」

 

「万丈目くんの時と同じ…亮の攻撃を利用して来るなんて…!!」

 

 

 

 

 

 

 

「…まあ、これは特殊召喚

3体を生け贄にしないと、コイツの効果は発動出来ませんけどね

ぁそれと、さっき墓地に送った『代償の宝札』の効果も発動しといたわ

手札から墓地に送られた事で、デッキからカードを2枚ドローっと」

 

「…こちらの攻撃を利用してエースモンスターを呼び出して手札まで増やすとはな

ターンエンドだ」

 

「あたしのターン、ドロー

─魔法カード『強欲な壺』、デッキからカードを2枚ドロー

更に『クィーンズ・ナイト』を召喚」

 

みさとのフィールドのギルフォート・ザ・ライトニングの隣に現れたクィーンは、ブンッと自身の剣を軽く振るって身構えた

 

[私の出番ですね]

 

クィーンズ・ナイト

☆4 光属性 戦士族 ATK 1500 DEF 1600

 

「君のフェイバリットカードか」

 

「あら、よくご存知で

─けどそれだけじゃないわよ、装備魔法『団結の力』をライトニングに装備

装備モンスターの攻守を、自分フィールドのモンスターの数×800アップさせる

あたしの場にモンスターは2体、1600アップよ」

 

ギルフォート・ザ・ライトニング ATK 2800→4400 DEF 1400→3000

 

「攻撃力 4400!?」

 

「サイバー・ツイン・ドラゴンを大幅に上回ったぞ!!」

 

ジュンコと三沢の声を聞きながら、みさとはサイバー・ツイン・ドラゴンを指差した

 

「ギルフォート・ザ・ライトニング、サイバー・ツイン・ドラゴンを攻撃!!

─ライトニング・クラッシュ・ソード!!」

 

一息で跳び上がったギルフォート・ザ・ライトニングは背負っていた大剣を抜き、刀身に稲妻を瞬かせた大剣でサイバー・ツイン・ドラゴンを斬り裂いた

 

「ぐうぅぅ…!!」

 

亮 LP 3200→1600

 

「まだよ、クィーンでダイレクトアタック!!

─クィーンズ・セイバー・クラッシュ!!」

 

[いきますよっ!!]

 

一気に駆け出したクィーンは、自身の剣で亮を思い切り斬りつけた

 

「ぐあぁッ!!」

 

亮 LP 1600→100

 

「カードを2枚伏せて、ターン終了」

 

 

 

 

 

「お兄さん…!!」

 

「そんな…亮様が押されてる…!?」

 

「あのカイザーをここまで追い込むとは…!!」

 

「みさと…あなたは一体…!!」

 

みさとの怒涛の反撃に翔達が圧倒されている中、十代だけは無邪気に笑っていた

 

「スゲー!!

カイザーのライフが残り100になった!!

みさと・カイザー、どっちも頑張れー!!」

 

 

 

 

 

 

 

「オレのターン、ドロー……魔法カード『天よりの宝札』、互いのプレイヤーは手札が6枚になるようにデッキからカードをドローする」

 

0枚だった手札が6枚になるように互いにデッキからカードを引くと、亮は静かに話し出した

 

「…君をみくびっていたつもりは無かったんだが、まさかこれほどだったとはな」

 

「あら、ありがと

あなたも噂以上だわ」

 

「…そんな君の強さを、オレは素直にリスペクトする

君がエースモンスターでオレに挑んでくれるのならば、こちらも相応のモンスターで受けて立つまで!!

─速攻魔法『サイバネティック・フュージョン・サポート』発動!!

このカードは自分のライフを半分支払って発動する

自分が機械族の融合モンスターを融合召喚する際1度だけ、融合モンスターに指定された素材となるモンスターを手札・フィールド・墓地から選んで除外して融合召喚する事が出来る」

 

亮 LP 100→50

 

「残りライフは100、半分払っても大差は無いってわけね

(っていうか、この土壇場でそれって有り…?)」

 

「─その通りだ…魔法カード『パワー・ボンド』!!

墓地から2体、そして手札から1体のサイバー・ドラゴンを除外して融合する」

 

亮のフィールドに現れた3体のサイバー・ドラゴンが分解され、1つの大きなドラゴンに変わっていく

 

 

 

 

 

「3体のサイバー・ドラゴンでの融合…!!」

 

「って事は、お兄さんはあのモンスターを!!」

 

 

 

 

(来る…!!)

 

「─出でよ、『サイバー・エンド・ドラゴン』!!」

 

みさと達の前に、3つの首を持った巨大な機械の竜が現れて金属音のような雄叫びをあげた

 

サイバー・エンド・ドラゴン

☆10 光属性 機械族 ATK 4000 DEF 2800

 

「サイバー・エンド・ドラゴン…ここで出て来たか……」

 

「パワー・ボンドで融合召喚したモンスターの攻撃力は2倍になる

よって、サイバー・エンド・ドラゴンの攻撃力は8000!!」

 

サイバー・エンド・ドラゴン ATK 4000→8000

 

 

 

 

 

「攻撃力 8000!?」

 

「あんなの喰らったら、一溜まりもないんだな!」

 

 

 

 

 

「これがオレの全力だ!!

サイバー・エンド・ドラゴンで、ギルフォート・ザ・ライトニングを攻撃!!

─エターナル・エヴォリューション・バースト!!」

 

3つの首が一斉に放ったレーザーが、ギルフォート・ザ・ライトニングに向かって行く

 

「─ッリバース発動、罠カード『ホーリーライフバリアー』!!

手札1枚をコストにこのカードの発動ターンの間、相手からの全てのダメージを0にする!!」

 

サイバー・エンド・ドラゴンのレーザー攻撃は全て、みさとのフィールドに張られたバリアに守られみさととギルフォート・ザ・ライトニングは無事だった

 

「ッ…倒せなかったか

手札から『サイバー・ジラフ』を召喚」

 

亮のフィールドに、四足歩行の機械の動物のモンスターが現れた

 

サイバー・ジラフ

☆3 光属性 機械族 ATK 300 DEF 800

 

「サイバー・ジラフの効果

このカードを生け贄に捧げる事で、このターン自分が受ける効果ダメージを0にする」

 

亮のフィールドのサイバー・ジラフが、光に包まれて消えていく

 

「パワー・ボンドは発動ターンのエンドフェイズ時に、召喚したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける…それのデメリット対策ってわけね」

 

「そういう事だ

オレはカードを2枚伏せて、ターンエンド」

 

「あたしのターン!!」

 

デッキからカードを引いたみさとは、6枚の手札を見て小さく微笑んだ

 

「…昼間のやり取りで思ったんだけど、あなたは明日香と親しいのね?」

 

「ん?

ああ、明日香はオレの親友の妹だ」

 

「(天上院 吹雪、か…)

やっぱり、情報源は明日香か

まああの娘にも言ってないから、勘違いさせちゃったみたいね」

 

「何をだ…?」

 

「─ギルフォート・ザ・ライトニングは、あたしのエースじゃないわ」

 

「何ッ!?」

 

 

 

 

「そんな…!?」

 

「ギルフォート・ザ・ライトニングが…」

 

「エースモンスターじゃない…!?」

 

「じゃあもっとスゲー奴がいるのか!?

見てみてぇー!!」

 

みさとの一言に明日香達が驚く中で、十代だけはただただ無邪気にはしゃいでいた

 

 

 

 

 

「あれほどのモンスターがエースじゃないのか…」

 

「まあ、主力だって事は本当だけども…けど、そんなの出されちゃったらどうしようもないわね

…という訳で見せてあげるわ、あたしのとっておき!!

『キングス・ナイト』を召喚!!」

 

みさとのフィールドのクィーンの隣に、オレンジ色の甲冑を身につけたキングが現れて剣を構えた

 

キングス・ナイト

☆4 光属性 戦士族 ATK 1600 DEF 1400

 

「クィーンにキング、という事は……」

 

「ご明察、キングス・ナイトの効果

クィーンがいる状態でキングの召喚に成功した時、デッキから『ジャックス・ナイト』を特殊召喚できる!!

来て、ジャックス・ナイト!!」

 

みさとのフィールドのクィーンとキングの間に、青い甲冑を身につけたジャックが現れた

 

ジャックス・ナイト

☆5 光属性 戦士族 ATK 1900 DEF 1000

 

 

 

 

 

「出たぜ!!

みさとの精霊の騎士達!!」

 

「精霊…?

よく分からないが、どうするつもりだ?

万丈目の時のように攻撃力を上げるカードが手札にあるのか?」

 

 

 

 

 

 

 

「決闘王 武藤 遊戯が愛用した剣士達か…対峙すると威圧のようなものを感じるな

(そして、あのモンスター達を使ったのは決闘王だけではない…)」

 

「ありがと…でも、これだけじゃないわよ」

 

「明日香の話だと、君はその三騎士を生け贄にギルフォード・ザ・ライトニングを呼んだそうだが…」

 

「確かに、明日香の時と状況は似てるわ

けど、あの時には来なかったカードが、今はあたしの手札にあるのよね」

 

[みさと、オレ達はいつでもいいぞ!!]

 

[後はお嬢がそいつを発動させるだけだぜ?]

 

[みさとちゃんと私達の結束の姿、今こそ見せてあげましょう!!]

 

「(いくわよ皆…!!)

─魔法カード 融合を発動!!」

 

「何!?」

 

「フィールドの三騎士達を融合するわ!!」

 

フィールドの三騎士達が融合の渦に見る見る飲まれていく

 

 

 

 

 

 

「融合!?」

 

「みさとの三騎士達は、融合素材のモンスターだったの!?」

 

「って事は、みさとのエースモンスターは融合モンスターなのか!?」

 

 

 

 

 

 

 

「─三種の紋を司りし聖なる光の騎士達よ その強き意志集わせ 邪なる未来を凪ぎ払え!!

融合召喚!!

─導け、『アルカナ ナイトジョーカー』!!」

 

三騎士達の融合の渦から、黒い甲冑に身を包み片手に大きな剣を持った騎士が現れた

 

アルカナ ナイトジョーカー

☆9 光属性 戦士族 ATK 3800 DEF 2500

 

 

 

 

 

 

「アルカナ ナイトジョーカー……」

 

「アレが、みさとの本当のエースモンスター…」

 

「スゲー!!

みさとの戦士の中で一番カッコイイー!!」

 

現れたモンスターを見て、十代以外の全員が出て来たモンスター アルカナ ナイトジョーカーの威圧感に飲まれていた

 

 

 

 

 

 

 

 

「─魔法カード『受け継がれる力』を発動

自分フィールドのモンスター1体を生け贄に、他の自分フィールドのモンスター1体の攻撃力を生け贄にしたモンスターの元々の攻撃力分アップさせる

ギルフォート・ザ・ライトニングを生け贄に、アルカナ ナイトジョーカーの攻撃力を2800アップさせる」

 

みさとのフィールドのギルフォート・ザ・ライトニングが光に包まれて消え、その光はアルカナ ナイトジョーカーに吸収された

 

アルカナ ナイトジョーカー ATK 3800→6600

 

「バトル、アルカナ ナイトジョーカーで、サイバー・エンド・ドラゴンを攻撃!!

─アルカナティック・デルタ・スラッシュ!!」

 

剣先で描いた三角を纏った剣で、アルカナ ナイトジョーカーはサイバー・エンド・ドラゴンに斬り掛かる

 

 

 

 

 

「ちょっと、みさと!?」

 

「サイバー・エンド・ドラゴンの攻撃力は8000、全然届いてませんわ!!」

 

「自滅…いや、何か手があるのか!?」

 

みさとのプレイングミスと言える行動に、ジュンコ・ももえ・三沢が叫んだ

 

「これが通ったら、みさとのライフは尽きる…!!」

 

明日香の悲鳴に近い声に答えるように、みさとは声を張り上げた

 

 

 

 

 

「─手札の『オネスト』の効果!!

このカードを手札から墓地へ送る事で、自分フィールド上の光属性モンスター1体の攻撃力はこのターンの間だけバトルを行う相手モンスターの攻撃力分アップする!!

サイバー・エンドの攻撃力、8000を追加!!」

 

透明な姿で現れた天使が両手から放った光が、アルカナ ナイトジョーカーを包み込む

 

アルカナ ナイトジョーカー ATK 6600→14600

 

 

 

 

 

「攻撃力が逆転した!?」

 

「しかも一万超え!?」

 

「このままだと、カイザーのサイバー・エンド・ドラゴンの負けなんだな!!」

 

「お兄さん…!!」

 

 

 

 

 

 

「─リバースカード発動、速攻魔法『リミッター解除』!!

機械族モンスターの攻撃力をエンドフェイズまで倍にする!!」

 

「ここで機械族の切り札を出すのか!!」

 

三沢が焦ったような声を出す中、サイバー・エンド・ドラゴンは攻撃力を上げていく

 

サイバー・エンド・ドラゴン ATK 8000→16000

 

「攻撃力 16000…!?」

 

「行け、サイバー・エンド・ドラゴン!!」

 

パワーアップしたサイバー・エンド・ドラゴンがビームを放つと、みさとは伏せていた残り1枚のカードを開いた

 

「(相手がサイバー流だから入れといて良かった…!!)

なら、これならどうよ!?

─リバース発動、速攻魔法『決闘融合-バトル・フュージョン』!!

自分の融合モンスターが相手モンスターとバトルする時、バトルを行う自分のモンスターの攻撃力をダメージステップ終了時まで相手モンスターの攻撃力分アップさせる

サイバー・エンドの今の攻撃力、16000を追加ァ!!」

 

アルカナ ナイトジョーカー ATK 14600→30600

 

「攻撃力が、3万を超えた…!?」

 

「うおおおおォォーッ!!

スゲー!!

燃えるぜェ!!」

 

明日香と十代が叫ぶ中、亮は最後の伏せカードを開いた

 

「(やはりそうだ…やはり君が彼女か…!!)

リバースカード発動!!

─罠カード『決戦融合─ファイナル・フュージョン─』!!」

 

「はぁ!?」

 

「互いの融合モンスターがバトルを行ったバトルステップ時に発動

このバトルを無効にして、お互いのプレイヤーはその融合モンスター達の攻撃力の合計のダメージを受ける!!」

 

 

 

 

 

「サイバー・エンド・ドラゴンの攻撃力は16000…」

 

「アルカナ ナイトジョーカーの攻撃力は30600ですわ」

 

「合計、46600のダメージ…」

 

「どっちのライフも、そんなに無いわ」

 

「って事は、このデュエルは……」

 

 

 

 

 

亮 LP 50→0

みさと LP 200→0

 

「引き分け、か……」

 

「ふぅ…とんでもないわね…」

 

衝撃の余韻が無くなりデュエルディスクを戻した亮は、みさとの元へ向かって行く

 

「良いデュエルをありがとう

とても充実した戦いだった」

 

「引き分けでしたけどね」

 

「また、デュエルしてくれるか?」

 

「ええ、喜んで」

 

握手した2人に、会場からは惜しみ無い拍手が送られた

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー、疲れたぁ……」

 

夕方、みさとは海辺で思い切り背伸びしていた

 

[お疲れ様でした、みさとちゃん]

 

[今回が一番レベル高かったからな]

 

「そうね、みくびってたわけじゃないけど…あんなに強いなんて……あたしもうかうかしてらんないわ

けどそれ以上に、本気…出し過ぎたかも……」

 

[…ん?

みさと、誰か来るぞ]

 

「へ?」

 

ジャックの声にみさとが後ろを振り返ると、1人の男が歩いて来た

 

「あら、亮さん…」

 

「ここにいたのか」

 

「あたしに何かご用ですか?」

 

[告白だったりしてな]

 

[キング、からかってはダメです!!]

 

[正体を知らないといっても、みさとに目をつけたのは良いと思うけどな]

 

(ジャック、それ褒めてんの?)

 

声に出さずにみさとが精霊達と話している事を知らずに、亮は真剣な表情を見せた

 

「…単刀直入に言う、君は……」

 

タイミング良く波が起こったが、亮の言葉はみさとに届いていた

 

「…理由は?」

 

「君のデュエルだ

万丈目とのデュエルや、三沢とのタッグデュエル…その中でオレは君の中に彼女を見た

そして今日のデュエルで、それは確信に変わったんだ」

 

言い切った亮に、みさとは肩をすくめて眼鏡をとった

 

「…髪も染めて結構変装頑張ったのになぁ、こんなあっさり見破られるなんて

ぁ、よくよく思い返してみれば身バレ情報結構ポロッと出しまくってるかも!!

イヤァァー、ひょっとしなくてもあたしやらかしてるぅー!!」

 

1人で取り乱すみさとを、亮は呆然と見つめていた

 

 

 

 

「…落ち着いたか?」

 

「…おかげさまで」

 

…5分後、冷静さを取り戻したみさとは亮と向き直った

 

「調査員の仕事以外にも、そうした理由が有るんだろう?

この事は内密にしておいた方が良さそうだな」

 

「そうしてくれると助かります」

 

「改めて、これからもよろしく頼む」

 

「…こちらこそ」

 

そう言ってみさとは、眼鏡をかけ直した




そしてみさとちゃんは少しずつ正体がバレていきます
これは何もかもがバレるのは、時間の問題かな?

そして今回登場した、アルカナ ナイトジョーカーがみさとちゃんのエースモンスターです
絵札の三銃士メインのデッキですし、当然といえば当然ですね
これからもしょっちゅう出していくつもりなので、よろしくお願いします
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