この1話…このキャラを書いておかないと、追々大変なので書いておきます
「─オシリスレッドに転入生?」
朝、オベリスクブルー 女子寮で朝食を食べていたみさとは、ジュンコ達から聞いた話を聞き返した
「そう、何でも昨日到着したばかりみたいよ」
「でも、オシリスレッドですから将来有望とは言えませんわね」
「転入生は誰でも最初はオシリスレッドのハズよ」
話を聞いていた明日香は、話に加わりながらパンをちぎって口に入れた
「そういえば、そんな話を聞いた事有るわね
ったく海馬の奴、その辺ももう少し考慮して学園作りなさいよね」
「…そんな事言えるの、アンタだけよ;」
「そうですわね…;」
文句を言いながらサラダを食べるみさとに、ジュンコとももえは苦笑していた
『…毎年恒例、北にある姉妹校デュエルアカデミアノース校との友好デュエルが近づいています
昨年は2年生だった丸藤 亮君がノース校代表を倒し、本校の面目躍如となりました』
朝のHR代わりの全校集会により全員が集まった部屋のモニターで、校長が主催のデュエルの概要を説明していく
その説明で一度注目を浴びた亮へと、翔の隣に立っていた小さな少年が視線を向けている事に、みさと達は気づいた
「あの子がそうなの?」
「ええ、そうですわ」
「確か名前は、早乙女 レイっていうんだって」
「へぇ…」
「3人共、静かにね」
「「「はーい」」」
明日香に嗜められた3人は内緒話を止めたが、みさとはレイという少年を見続けた
翔が自慢げに何かを話すと頬を染めながら亮を見るレイに、みさとは違和感を覚えた
(何か、変な感じ…)
[ええ、確かに違和感が有りますね]
[小さいからじゃねぇのか?]
[そういう問題じゃねぇだろ]
『今年の本校代表はまだ決まっていませんが、誰が選ばれてもいいように…皆さん、日々努力を怠らないように』
そう言うと校長のモニターは映像が途絶えた
「よし、代表目指していっちょ頑張るか!!」
「何言ってるんスか!!
今年もカイザー亮で決まりっス!!」
「何だよそれー」
聞こえてきた十代と翔の会話の横で、レイはまた亮を見つめていた
(あの子、何かがおかしい…)
みさとはその姿に、違和感にも似た何かを覚えていた
授業後、真っ直ぐ寮に戻ったみさとはKCのパソコンを立ち上げた
[お嬢、例の転入生の事でも調べるのか?]
「何か、正体暴きみたいでヤな感じだけど…気になるのよね、あの子」
[そうですね…]
カタカタとキーボードを叩いて、みさとは情報を調べていく
…15分後、みさとと騎士達は考え込んでいた
「……無いわね」
[無ェな]
[無かったな]
[有りませんでしたね]
「何であの子のデータが無いのよ…アカデミア本校の最新の生徒データに乗ってないっていうのはおかしいわ」
[転入したててで、まだ情報が入ってねぇとか?]
[うっかりミスか?]
「それならいいんだけど…」
[……みさとちゃん]
黙っていたクィーンが、ゆっくりと口を開いた
「クィーン?」
[此方も調べて見るのはどうでしょう?]
クィーンが指したディスプレイの単語に、ジャックとキングはクィーンを凝視した
[クィーン、本気か?]
[ええ、本気です]
[いくら何でも、そりゃ有り得ねぇだろ]
[そうでしょうか?
私やみさとちゃんが感じていた違和感、それってもしかしてって事も有り得ますよ?]
「…確かにね
じゃあ、アカデミアだけでなくもうちょい範囲を広げるわ」
オシリスレッド寮へ向かう途中、みさとは2人の男女…亮と明日香の後ろ姿を見つけた
「やほー、お2人さん」
「みさと?」
「君か」
「2人もレッド寮に?」
「ああ、用事があってな」
「私はその付き添い、かしら?」
「あたしも、レッド寮に用事有るからついて行っても?」
「ああ、一緒に行こう」
3人はそのまま、レッド寮に向かって歩き出した
「そういえば、亮さん達の用事って?」
「これだ」
亮はポケットから、1つの髪留めを取り出した
「髪留め?
しかも女物?
…そういう趣味?」
「違うわよ
なんでも亮の部屋に、十代が忍び込んだらしいの」
「十代が!?
…イヤないでしょ、アイツはそんなタマじゃないわ」
「私もそう思ったけど、ブルーの生徒や亮自身が見たらしいの」
「そして部屋に、この髪留めが落ちていたんだ」
「コレ、絶対に十代の物じゃないわ
って事は…」
「別の人が部屋に侵入して、十代はそれを止めようと追い掛けた
そしてその人は、十代を置いて逃げた…んだと思うけど……」
「何の目的があったんだろ?」
「それを十代から聞こうと思ってね」
「それで、君は?」
「あたし?
あたしはちょっと転入生さんに聞きたい事がチラホラと…」
「そうか…」
「そういえばみさと、あなた眼鏡はどうしたの?」
明日香の隣を歩くみさとの目には、いつもかけている眼鏡が無かった
「ん?
ああアレね…アレは変装用の伊達眼鏡
もう正体もバレちゃったし、変装する必要も無いし
髪も近いうちに元の色に戻すつもりよ」
「そうなの…ついたわね」
話をしている間に、3人はレッド寮についた
部屋を留守にしていた十代達を探した3人は、崖の近くにいる翔と隼人を見つけた
「何というか、まあ…」
「十代らしいやり方ね」
その声に、翔と隼人は後ろを振り向いた
「明日香さん、お兄さん」
「みさとさんも一緒に来たのか?」
「ちょっと転入生さんに用事がね」
「デュエルには人となりが現れる
その人間の心の在りようまでもな」
「十代が事情を聞く必要もなくなるってわけよ」
「もっとも、十代がそれに気付けるかどうかは別だけどね」
亮の言葉に、明日香とみさとが続く
そんな皆をよそに、崖の下の海岸で対峙した十代とレイのデュエルが始まった
「「─
レイ LP 4000
十代 LP 4000
「ボクのターン、ドロー!!
ボクは『恋する乙女』を攻撃表示で召喚!!」
レイのフィールドに小柄な可愛らしい少女が現れた
恋する乙女
☆2 光属性 魔法使い族 ATK 400 DEF 300
「うわぁ、可愛い…」
「ヲイコラ…」
その容姿に翔はうっとりと頬を赤らめ、みさとは声を低くして呟いた
「オレのターン、ドロー!
『
E・HERO フェザーマン
☆3 風属性 戦士族 ATK 1000 DEF 1000
「恋する乙女に攻撃だ!!
─フェザー・ブレイク!!」
「勝負にならないっスね」
口を尖らせる翔を見て、隼人は呆れてしまった
「でも…恋をすると女性は変わるわ」
「そんなもん?」
明日香の一言に呟いたみさとの一言に、4人の視線が一斉に集まった
「みさとさん…」
「まさか…あなた、恋をした事が無いの?」
「ん?
……そうね、ずっとデュエルばかりだったし」
その一言に4人は納得したような、どこか落胆したようなため息をついた
「何なのよ…?」
[まあ、明日香ちゃん達の気持ちも分からない訳じゃありませんけどね
みさとちゃんはずっとデュエルを続けていましたし……あら?]
1人で喋っていたクィーンが仲間達の合いの手が来ない事に首を傾げて辺りを見渡すと、ジャックとキングは恋する乙女を食い入るように見つめていた
[……何をしているんですか?;]
[クリぃ~…ι]
レイ LP 4000→3400
「ッうぅ…恋する乙女のモンスター効果発動!!
攻撃表示である限り戦闘によっては破壊されない」
レイのフィールドの恋する乙女は可愛らしく悲鳴を上げ、膝を折るように地面に手を付けた
十代が顔をゆがめるといきなり場が、一面花畑のロマンチックな雰囲気に変わった
「何だ?」
[クリクリ~]
辺りを見回す十代の側にハネクリボーが現れて目の前を指差した
「あ?…えぇ~!?」
十代の目にはフェザーマンが膝を付いている恋する乙女に向かって手を差し伸べていた
[お、お嬢さん…大丈夫ですか?]
フェザーマンが声を掛けると、恋する乙女は恥らうように瞳を逸らし、それを見たフェザーマンは頬を染めた
「何だーッ!?」
その光景が見えていたみさとは、崖から見下ろしながらドテェとその場に転んだ
「しっかりしろよフェザーマン!
女の子に恋するなんて、ヒーローらしくないぜ!?」
「女にうつつ抜かしてる場合じゃないでしょ!!」
「アニキ…みさとさん…?」
「2人共、どうしたんだ?」
いきなり叫び出した十代とみさとに、翔や隼人達は首を傾げた
「フェザーマン…一体どうしちまったんだ?」
「もう1つのモンスター効果、恋する乙女を攻撃した相手モンスターは乙女カウンターを1つ乗せる」
レイの宣言と同時に、フェザーマンの胸に恋する乙女の投げキッスがつけられた
(ぁ、思い出した……あのモンスターの効果って、確か……ι)
レイのモンスターの効果を思い出したみさとは、これから起こる事を想像して顔を引きつらせた
「ボクのターン、ドロー!!
ボクは装備魔法『キューピッド・キス』を恋する乙女に装備!!」
レイのフィールドの恋する乙女に、ハートマークが吸収されていく
(あ、やっぱそのカード使ったか……ι)
「バトルよ!!
恋する乙女でフェザーマンを攻撃!!
─ 一途な思い!!」
レイがそう叫ぶと、十代とみさとの目の前に再びあの空間が広がり十代は露骨に眉をしかめた
フェザーマンの方へ花畑をいそいそと走ってくる恋する乙女
[フェザーマンさぁん、私の一途な思いを受け止めて…]
そんな恋する乙女の攻撃をフェザーマンが避けると、恋する乙女は花畑で転び涙を浮かべてフェザーマンを見上げた
[す、すまない…そんなつもりじゃ…]
傍らに膝を付いたフェザーマンに、恋する乙女はもう一度投げキッスすると、フェザーマンはピンク色に染められ真っ赤な顔で恋する乙女を見つめた
「な…なんだ…?」
嫌な予感を感じた十代が一歩後ろに下がると、フェザーマンは恋する乙女と共に立ち上がる
[私の言うこと…何でも聞いてくれるわよね?]
[もちろん!!]
[じゃあ…十代を攻撃して]
[もちろん、キミのためなら…出来る!!]
躊躇することもなくフェザーマンは十代に向かって自慢の風を送りつけ、十代はその攻撃を受けた
「くそッ…フェザーマン!!
女の子にメロメロになるなんて、それでもヒーローか!?」
「何言ってるんスか、アニキ…?」
「あの恋する乙女のカードには、精霊が宿ってんのよ
ってかあの精霊、あざと過ぎでしょ…」
みさとの一言で、4人は一斉にみさとを見た
「そういえば、君と十代はカードの精霊という存在が見える人間…だったか?」
「そっ、ここからでも恋する乙女の精霊が見えるんだもの
対峙してる十代に見えてないハズが無いわ」
「それでみさと、どんな内容が見えているの…?」
「……とんでもない茶番劇よι」
「「「「は?」」」」
意味が分からないという顔で首を傾げる4人の隣で、みさとは口元をヒクヒクさせていた
「装備魔法 キューピッド・キスの効果
乙女カウンターが乗っているモンスターを装備モンスターが攻撃し、装備モンスターのコントローラーが戦闘ダメージを受けた場合、ダメージステップ終了時に戦闘ダメージを与えたモンスターのコントロールを得る事が出来るのさ」
レイ LP 3200→2800
十代 LP4000→3000
「カードを1枚伏せて、ボクはターンエンド」
[……可愛いな、あの子]
[ああ、愛らしいぜ]
[はあっ!?]
とんでもない発言をしたジャックとキングにクィーンは目を見開き、みさとは頭から地面に転んだ
「みさとさん!?」
「ちょっと、どうしたのよ!?」
いきなりの奇行にギョッとした翔や明日香の声を聞きながら、みさとはゆっくりと立ち上がった
「だ、大丈夫……ちょっとこっちでもトラブルが起きただけだから…片づけて来るわ」
[クリクリ~!!]
みさとはクリボーを連れて、少し離れた場所で騒いでいる三騎士達の方へ向かった
……クィーンやクリボーと協力して力ずくでジャックとキングを押さえ付けたみさとがデュエルの観戦に戻ると、状況は更に悪化していた
「何でスパークマンまでやられてんのよーっ!?」
「十代は男女の心の機微にうといようね」
「いや十代だけじゃない
1人の美女により国が滅びる事は歴史も証明している」
「カイザーと呼ばれる男もてこずるわけね」
「あ~……はいはい、そういう事ね」
全てを察したみさとは乾いた笑い声をもらした
「さすがの十代も、レイの前ではたじたじだな」
「デュエルのモンスターを夢中にさせる事ぐらい簡単でしょ
初恋の人を追いかけて遥か南の島まで飛んできちゃうんだもの」
「「ええっ!?」」
そう言う明日香に、隼人と翔は仰天して目を見開いた
「でもあの子、男の子っスよ!?」
「そんな事……」
「……もう1つの可能性を忘れてるわよ、アンタ達」
「「え?」」
「そうね、あの子は……」
「オレのターン!!」
カードをドローした十代の手には、女のヒーローがあった
「やっぱ女の子には女の子だよな……ってあれェ!?
何でジャックとキングも一緒にいるんだ!?」
十代の目の前には、フェザーマン・スパークマン…そして、ジャックス・ナイトとキングス・ナイトが恋する乙女を囲んでいた
それを見たみさとは再び転び、手足をピクピクさせた
勢い良く起き上がったみさとは、勢いをそのままにジャックとキングに向かって叫ぶ
「何でアンタ達がそこにいんのよ!?
縛り付けといたハズなのに…って、いなくなってるー!?」
[クリィ…]
[はぁ…]
絶叫するみさとの隣で、呆れて物も言えないと言わんばかりのため息をついたクィーンとクリボーがいた
「な、何か良く分かんないけど…バーストレディ、お前に任せた!!」
十代のフィールドに、E・HEROの紅一点が現れた
E・HERO バーストレディ
☆3 炎属性 戦士族 ATK 1200 DEF 800
バースト・レディが現れると、フェザーマンとスパークマンは顔色を悪くした
[─嘆かわしい事…そのような小娘如きに惑わされるとは…]
「(うわぁ…バーストレディから物凄い怒りの炎が見える…って、今はそれよりも)
行っけぇー、バーストレディ!!
アンタの仲間と一緒にいるそこのエロ騎士達もやっちゃってー!!」
「みさとさん、危ないんだな!!」
崖下に向かって叫びながらハッスルしているみさとを、隼人は腕を掴んで止めていた
「何かバーストレディもみさとも、いつもより迫力あるぜ…」
[─私からも是非、お願いします]
崖の上を見上げた十代の後ろには、額に青筋をたてながら微笑むクィーンがいた
[アンタ、この間の女騎士ね]
[ええ、その節はお世話になりました]
[アンタの仲間も纏めてやっていいの?]
[彼等にはしっかり反省して貰わないと]
[わかったわ]
「(こ、怖ェー…ι)
─魔法カード『バースト・リターン』
バーストレディが自分フィールド上に表側表示で存在する時、フィールド上のバーストレディ以外の「E・HERO」と名のついたモンスターを全て持ち主の手札に戻すぜ!!」
バーストレディの制裁の炎を受けた男達は、我に返ったように辺りを見渡した
[ああ!!
オレ達は何をしていたんだ!!]
[恋にうつつを抜かすなんて!!]
[[ヒーローにあるまじき行為だ!!]]
[あんた達、さっさと戻ってきなさい]
[[はーい!!]]
フェザーマンとスパークマンは十代の手札へ、そしてジャックとキングは……クィーンの元へ帰って行った
[……お帰りなさい]
[ク、クィーン…ι]
[その、オレ達……]
[…言い訳は、後でゆっくり聞かせていただきますね]
[[ヒィ!!]]
目が一切笑っていない笑顔のクィーンに、ジャックとキングは盛大に怯えた
「よっしゃー!!
今よ十代、やっちゃいなさーい!!」
[クリクリィ~!!]
手札から融合の魔法カードを発動させた十代は、フィールドのバーストレディと手札のフェザーマンを融合させて、フレイム・ウィングマンを召喚
そのまま恋する乙女を攻撃して、デュエルは十代の勝ちに終わった
「ヒーローの絆は、そんな恋愛ごっこより強いって事さ」
お決まりのガッチャを決めると、十代は何かを伝えようとしたレイの言葉を止めた
「おっと、みなまでいうな
ここから先はずっと見ていた後ろの奴に言ってくれないか?」
レイが後ろを振り向くと、そこには見ていた全員が降りてきていた
珍しく困っている亮を、みさとは悪のりしながら肘でつついた
「いやぁ、モテるわねぇ
流石亮さん、イケメンは違うわねぇ!!」
「みさと、からかって遊ばないの」
デュエル同様に熱い気持ちを表現するレイに、みさとをたしなめた明日香は苦笑しながら亮に代わった
「そうね、一途な思いは素敵よ
でもデュエルのヒーローとは違って、本物の男性はウインクや投げキッスじゃダメなの
デュエルも恋も、気持ちと気持ちがつながって…初めて実るんじゃないかしら?」
「あなた、亮様の何なの!?
まさか恋のライバル!?
隣のアンタもなのね!?」
「今のとばっちりよね、あたし!?」
そう言うレイに明日香は困ったように笑い、みさとはギョッとして数歩後ろに下がった
「レイ、家に帰るんだ」
「え…?」
「カイザー、そりゃねぇだろ!?
レイだってせっかくここまで来たっていうのにさ」
「そうよ
理由さえハッキリさせれば、鮫島校長がどうにかしてくれるわよ?
なんならあたしが口添えしてもいいし……ダメな理由でも有るの?」
「─……レイはまだ小学5年生だ」
「はあ…!?」
「「「えええェェー!?」」」
その事を知らなかった翔・隼人・みさとは一斉に絶叫した
「何なんだよォ!!
オレってば、小学生に苦戦したのかよォ!!」
「ごめんね、ガッチャ!
楽しいデュエルだったよ」
お決まりのセリフとポーズまでレイに取られ、十代は引っくり返った
…翌日、レイが家族と共に船でアカデミア島を後にした
「─また来年、小学校卒業したらまた編入テスト受けて入学するから…待っててねー……じゅーだい様ぁー!!」
「…えぇーッ!?
何っでオレなんだよォ!!」
十代とのデュエルで惚れて、爆弾発言を残したレイを乗せてゆっくりと動き出す
翔や隼人、亮と明日香は船が見えなくなるまで見送りしろとでも言うように十代を残して去って行った
……そしてその場には、十代とハネクリボー……そして、みさととクリボーが残された
「良かったじゃない、女の子にモテて」
「そういう問題じゃねぇよォ…!!」
「まあまあ……それより十代」
「ん~?」
「─……アレ、どうする?」
「アレ……?」
みさとが指差す先では、不穏な空気のモンスター達がズラッと揃っていた
正座させられているフェザーマンとスパークマン、ジャックにキング
その男達を仁王立ちしながら見下ろすバーストレディとクィーンがいた
[アンタ達、自分達が戦士族だって事を忘れてるみたいだね]
[今回の事でその事を確信しましたので、私達がその弛みきった性根を叩き直してあげますね]
[いや、ちょっ……!!]
[それは勘弁……!!]
[お、落ち着けよ2人共…!!]
[怒りは肌に悪いぜ?]
[[問答無用!!]]
[[[[うわあああああーっ!!]]]]
「うわぁ……ι」
[[クリィ~……ι]]
「どうする?
放っとく?」
「……そうしようぜ」
十代はみさと達を連れて、男達の断末魔の悲鳴を尻目に寮に戻って行った
今回で日常編(?) 邂逅編(?)は終了です
次回から、1期のメイン セブンスターズ編を始めようと思います