遊戯王GX 戦場に立つ乙女   作:なおにぃ

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お久しぶりです
ここしばらく忙しくて、そこそこ時間があきました
まだ忙しい日々は続くみたいです…

皆さん、暑さに気をつけてお過ごしください


TARN 30  光の結社の刺客

明日香が光の結社に入って数日、ブルー寮は男子だけで無く女子寮も光の結社に組み込まれた

 

翔とデュエルをしたブルー生の胡蝶 蘭も光の結社に入り、残っているブルーの女子はみさとを除くとジュンコとももえのような戦力外のような生徒くらいで、彼女達は肩身の狭い思いをしていた

 

……そして十代は、光の結社の刺客からのデュエルを挑まれて勝利した

 

 

 

 

……ブルー改めホワイト寮のメンバーは授業に出ずまともな授業が出来ずに休講になり、みさとは1人でカフェテリアでノートパソコンのキーを叩いていた

 

「…送信っと、ふぅ……今回の報告書はこんな感じでいいでしょ」

 

[お疲れさまでした、みさとちゃん]

 

[クリクリィ]

 

「うん……けど、見事に誰もいないわね……」

 

[殆どが光の結社に行ったからな]

 

[レッドとイエローは関わり合いになりたくなくて、引きこもってる奴等ばかりだ]

 

「ホント、男のくせにだらしない…なんて、相手が相手だし無理も無いか」

 

[そうですね……]

 

パソコンを閉じたみさとは、手元の冷めたコーヒーを飲み干した

 

「少し前に十代が光の結社の刺客に襲われた…アイツはネオ・スペーシアンの力を持つから狙われてもおかしくないわ」

 

[けど、返り討ちに出来てたじゃねぇか…]

 

「そうね、そこは今は置いといて……」

 

[十代が無理となると、次に狙われるのは……]

 

[間違いなく、みさとちゃんですね]

 

「…やっぱそう思う?

けど奴等が何を考えてるのか分からない以上、精霊の力の宿った皆を見せるのは危険かしら…?」

 

[そうだな…]

 

[今回オレ達は、少し様子見するしかなさそうだな]

 

[クリィ……]

 

「そんな声出さないの

遠慮が要らなくなったら、思いっきり暴れましょ」

 

申し訳なさそうに鳴くクリボーを撫でて、みさとは空になったカップを片づけた

 

そこにバタバタと慌ただしい足音を立てて、十代達が走って来た

 

「「「みさとー/さーん/先パーイ!!」」」

 

「どうしたのよ、アンタ達……?」

 

「た、大変だドン!!」

 

「明日香さん達が、今度はみさとさんを狙って来たんス!!」

 

「ふぅ~ん、思ってたより早かったわね」

 

話を聞いてニヤリと笑ったみさとは、ノートパソコンを鞄にしまった

 

「へ?

どういう事だよみさと?」

 

「考えてもみなさい

十代を手元に置けなかったんだもの、連中が次に狙うとすれば…?」

 

「アニキを除けば、みさと先輩が真っ先に狙われるザウルス!!」

 

「そういう事」

 

そこに万丈目と明日香を先頭に白い制服の集団が、ゾロゾロと集まり十代達を取り囲んだ

 

「…相変わらず趣味の悪い光景ね」

 

「この白き服の良さが理解出来ないなんて残念ね」

 

「貴様は相変わらず、その胸の大きさ並の頭脳しか持っていないようだな」

 

白い制服の明日香は、以前とは違う冷たい目をしていた

 

万丈目の一言に額に青筋を立てながらも、みさとは腕を組んで仁王立ちした

 

「話は聞いてるわ

アンタ達、十代を倒せなかったから代わりにあたしを引き抜こうってんでしょ?

……まあ…こ~んなに可愛いあたしを引き抜こうってのは、理解出来ない訳じゃないけどね~」

 

「何でぶりっ子なんスか…?;」

 

いきなりのぶりっ子キャラに翔は引き、ホワイト生達はバカにしたようなため息をついた

 

「ちょっとアンタ等ァ!!

何よそのため息はァ!?

納得いかないわよォ!!」

 

「落ち着けよみさと!!」

 

「先輩、落ち着くザウルス!!」

 

暴れだすみさとを、十代と剣山が羽交い締めにして押さえこんだ

 

「……で、どっちが相手な訳?

まあ今のアンタ達なんかに負けてやるつもりは更々無いから、速攻でしばき倒してあげるわよ」

 

落ち着きを取り戻したみさとは、腰に手をあてて余裕の表情のまま万丈目と明日香を睨み付けた

 

「相変わらずの減らず口だな」

 

「残念ながら、あなたの相手は私達じゃないわ」

 

「ふぅ~ん…良いけど

誰が来ようと、光の結社なんていう腰抜けな格下集団に負けてはあげないから」

 

「先輩、カッコいいザウルス…!!」

 

ホワイト生達に睨まれても強気な態度を変えないみさとを、剣山は憧れの眼差しで見つめていた

 

「みさと、貴様の相手は奴だ」

 

万丈目の視線の先には、白い制服に白いデュエルディスクをつけた女子生徒がいた

 

「アイツは…!!」

 

「剣山、知り合いか?」

 

「オレは直接話した事は無いザウルス

アイツは二階堂 かりん、中等部から上がって来た今年の新入生女子のトップだドン!!」

 

「ええっ!?

今年の女子のトップ!?」

 

「けど、みさとは伝説のデュエリストだぜ

そう簡単に負けるハズがねぇ!!」

 

ゾロゾロとデュエルスペースを作る為に、ホワイト生達は移動する

 

その中央でみさととかりんは向かい合い、互いのデュエルディスクを起動した

 

「先輩、一緒に斎王様のお力になりましょう?」

 

「冗談は止めてくれる?

あたしは光の結社を徹底的に叩きのめす事にしたの

手始めに、アンタを倒させて貰うわ!!」

 

「「─決闘(デュエル)!!」」

 

みさととかりんの声が揃い、2人のデュエルが始まった

 

かりん LP 4000

みさと LP 4000

 

「先攻は譲ってあげる、掛かって来なさい」

 

「それじゃあ遠慮無く、わたしのターン!!」

 

カードを引いたかりんは、1枚のカードを手札から引き抜いた

 

「わたしは『キラートマト』を守備表示で召喚」

 

かりんのフィールドに、不気味な顔のトマトのモンスター現れた

 

キラートマト

☆4 闇属性 植物族 ATK 1400 DEF 1100

 

「(キラートマト…闇属性デッキ……?)

光の結社とか言ってるわりに、闇属性モンスター使うのね」

 

「ふふふ、そんな事は些細な事

闇属性さえも、光の結社の力で白く染まるのです

先輩も一緒に美しい白に染まりましょう?」

 

「お断りよ、誰が斎王なんかに平伏すもんですか」

 

「残念です…けど、すぐにその良さが分かるハズですよ先輩

わたしはこれでターンエンドです」

 

「あたしのターン」

 

[アイツ等、あのインチキくさい白のカードを使ってるんだぜ?]

 

[お嬢、本当にオレ達抜きで闘るのか?]

 

(今のところ、そのつもりよ…けど、ヤバくなったら呼ぶわ)

 

[…分かりました、気を付けて]

 

[クリクリィー!!]

 

精霊達との相談を終えたみさとは、1枚のカードを手札から引き抜いた

 

「『マハー・ヴァイロ』を召喚!!」

 

みさとのフィールドに、全身青いローブを纏った魔法使いが現れた

 

マハー・ヴァイロ

☆4 光属性 魔法使い族 ATK 1550 DEF 1400

 

「─そのままキラートマトを攻撃、ホーリー・ライトニング!!」

 

両手を前に構えたマハー・ヴァイロは両手から出した聖なる雷で、守りの体勢のキラートマトを破壊した

 

「っ…キラートマトの効果発動

戦闘で破壊されて墓地へ行った時、デッキから攻撃力 1500以下の闇属性モンスターを1体 特殊召喚できるんです!!

勿論ご存知ですよね、先輩?」

 

「そりゃ有名なモンスターだしね?

(さぁて、何が出て来るのかなぁ…?)」

 

「ですよねぇ……キラートマトの効果で、デッキから『魅惑の女王(アリュール・クィーン)LV3』を特殊召喚します!!」

 

かりんのフィールドに、黒と赤紫のドレスを着た魔女が現れた

 

魅惑の女王(アリュール・クィーン)LV3

☆3 闇属性 魔法使い族 ATK 500 DEF 500

 

「随分クセのあるモンスターを使うのね……」

 

「攻撃力も守備力も500…?」

 

「何だドン、あのモンスターは?」

 

翔と剣山はかりんの出したモンスターを見て、訳がわからないという表情をしていた

 

「…カードを1枚伏せて、ターン終了よ」

 

「ではわたしのターン、ドローです

─装備魔法『降格処分』を先輩のマハー・ヴァイロに装備します

これにより装備モンスターのレベルは2下がります」

 

マハー・ヴァイロ ☆4→2

 

「チッ…!!」

 

「─魅惑の女王(アリュール・クィーン)LV3の効果発動です!!

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に相手フィールドのレベル3以下のモンスター1体をこのカードの装備カードとして装備出来ます

降格処分の効果でレベル2になったマハー・ヴァイロを装備します、アリュール・キッス!!」

 

魅惑の女王(アリュール・クィーン)LV3の投げキッスを受けたマハー・ヴァイロは、操られるようにかりんのフィールドに向かって行った

 

「先輩のモンスターが…!!」

 

「相手のモンスターのコントロールを奪う効果なんて強すぎる!!」

 

剣山と翔が声を張り上げる中、かりんはデュエルを続行した

 

「更にわたしは、『女王親衛隊』を通常召喚します」

 

かりんのフィールドの魅惑の女王(アリュール・クィーン)の周りに、魅惑の女王(アリュール・クィーン)の護衛の付き人達がズラッと現れた

 

女王親衛隊

☆4 地属性 戦士族 ATK 1700 DEF 1200

 

「覚悟してください、先輩

女王親衛隊で、ダイレクトアタックです!!」

 

女王親衛隊が一斉に剣を抜いてみさとに襲い掛かる前に、みさとは伏せていたカードを開いた

 

「─リバース発動、カウンター罠『攻撃の無力化』

相手がモンスターで攻撃してきた時、攻撃を無効にしてバトルを強制終了させる」

 

女王親衛隊の歩みはみさとの前に張られた渦に遮られ、渋々といった表情で引き下がった

 

「さすがに一筋縄ではいきませんか…カードを1枚伏せて、ターンエンドです」

 

「あたしのターン!!

星因子(サテラナイト) ベガ』を召喚」

 

みさとのフィールドに、星の鎧を纏った女騎士が現れた

 

星因子(サテラナイト) ベガ

☆4 光属性 戦士族 ATK 1200 DEF 1600

 

「ベガの効果発動

召喚に成功した時、手札からベガ以外のテラナイト1体を特殊召喚出来る

手札から『星因子(サテラナイト) デネブ』を特殊召喚するわ」

 

みさとのフィールドの星因子(サテラナイト)ベガの隣に、星の鎧を纏い片手に剣を持った女騎士が現れた

 

星因子(サテラナイト) デネブ

☆4 光属性 戦士族 ATK 1500 DEF 1000

 

「デネブの効果発動

特殊召喚に成功した時、デッキからデネブ以外のテラナイトモンスター1体を手札に加える事が出来る

この効果で、デッキから『星因子(サテラナイト) シャム』を手札に

─いくわよ、星因子(サテラナイト) ベガと星因子(サテラナイト) デネブでオーバーレイ!!」

 

みさとのフィールドの2体のテラナイトが光になって、天井に現れた渦の中へ飛んでいく

 

「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築

─エクシーズ召喚!!

─ランク4 『フォトン・バタフライ・アサシン』!!」

 

天井に現れた渦の中から、蝶の羽根を持つ女戦士がみさとのフィールドに降り立った

 

フォトン・バタフライ・アサシン

★4 光属性 戦士族 ATK 2100 DEF 1800

 

「出たドン、新しい召喚法!!」

 

「みさとさんだけが使える特殊召喚法っス!!」

 

「これが新しい召喚のやり方か!?

スゲー!!」

 

みさとのフィールドに現れたエクシーズモンスターに十代達が興奮する中、みさとはかりんのフィールドを指差した

 

「フォトン・バタフライ・アサシンで、女王親衛隊を攻撃!!」

 

フォトン・バタフライ・アサシンが蝶の羽根で飛びかかる前に、かりんは伏せていたカードを開いた

 

「─リバースカードを発動します、永続罠『六芒星の呪縛』

このカードの効果で、相手フィールドのモンスター1体の攻撃と表示形式変更を封じます

フォトン・バタフライ・アサシンの攻撃と表示形式の変更を封じます!!」

 

飛びかかろうとしたフォトン・バタフライ・アサシンにカードから出て来た六芒星が飛んでいき、フォトン・バタフライ・アサシンは身動きを封じられた

 

「まあ、これくらいはやってもらわないとね

カードを1枚伏せて、ターン終了よ」

 

「わたしのターン、ドロー

スタンバイフェイズ時、魅惑の女王LV3の効果が発動します

自身の効果で装備モンスターを装備したこのカードを墓地に送り、手札かデッキから『魅惑の女王LV5』1体を特殊召喚します

成長して、魅惑の女王!!」

 

かりんのフィールドの魅惑の女王とマハー・ヴァイロが消え、入れ替わるように成長した魅惑の女王が現れた

 

魅惑の女王LV5

☆5 闇属性 魔法使い族 ATK 1000 DEF 1000

 

(あのモンスターは他のレベルモンスターと違って、自身の効果を発動させてレベルアップさせないとほぼ何の効果も持たない

なら、ジョメみたいに『レベルアップ!』のカードは入ってないと見て良さそうね)

 

「女王の力をお見せします

─永続魔法『魅惑の舞(アリュール・ダンス)』を発動します

このカードの発動時、デッキから魅惑の女王モンスター1体か『魅惑の宮殿(アリュール・パレス)』のカード1枚を手札に加える事が出来ます

わたしはフィールド魔法 魅惑の宮殿(アリュール・パレス)を手札に加えて、そのまま発動します」

 

かりんがカードを発動すると、辺りの風景はあっという間に豪華な宮殿の中に変わった

 

(知らないカードね…斎王が何か良からぬ事でもしたのかしら…?)

 

「魅惑の宮殿の効果発動です

手札を1枚墓地に送り、デッキから魅惑の女王モンスター1体を手札に加えるか相手フィールドに特殊召喚する事が出来ます

わたしは手札の『代償の宝札』を墓地に送り、先輩のフィールドに2体目のLV5を特殊召喚します」

 

みさとのフィールドに、かりんのフィールドにいる魅惑の女王とは服の色が違う魅惑の女王LV5が現れた

 

「なるほどね…」

 

「気が付かれました?

まずは代償の宝札の効果です、手札からこのカードを墓地に送った時デッキからカードを2枚ドローします

そしてLV5の効果発動です

LV3の効果で特殊召喚したこのカードは1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に相手フィールドのレベル5以下のモンスター1体をこのカードに装備する事が出来ます

わたしは先輩のフィールドに呼んだLV5を、わたしのフィールドのLV5に装備します

─アリュール・キッス」

 

かりんのフィールドの魅惑の女王LV5の投げキッスを受け、みさとのフィールドの魅惑の女王LV5は引き摺られるようにかりんのフィールドに降り立った

 

「魅惑の女王の装備モンスターを自分のデッキから呼び出せるとか…随分便利なカード使うじゃない」

 

「それだけじゃないんですよ?

フィールド魔法 魅惑の宮殿の効果、この宮殿が存在する限り自分フィールドの魔法使い族の攻撃力と守備力は500アップします

更に永続魔法 魅惑の舞の効果、自分フィールドの魅惑の女王の攻撃力は自身の効果で装備しているモンスターの攻撃力分アップします」

 

「向こうが装備しているモンスターは魅惑の女王LV5、攻撃力は1000」

 

「じゃあ合計で、1500も攻撃力が上がるドン!?」

 

魅惑の女王LV5 ATK 1000→1500→2500  DEF 1000→1500

 

「突撃して、女王親衛隊!!

先輩のモンスターを攻撃よ!!」

 

かりんのフィールドの女王親衛隊が、一斉にフォトン・バタフライ・アサシンに向かって行く

 

「攻撃力で負けてるモンスターで攻撃!?

何考えてるザウルス?」

 

「─速攻魔法『突進』を発動します

女王親衛隊の攻撃力を、このターンだけ700アップです」

 

女王親衛隊 ATK 1700→2400

 

「攻撃力が逆転した!?」

 

一斉に切り掛かった女王親衛隊に、フォトン・バタフライ・アサシンは破壊された

 

みさと LP 4000→3700

 

「魅惑の女王LV5で、ダイレクトアタック!!

─スレイブ・ハート!!」

 

魅惑の女王LV5の放った魔法が、無防備な状態のみさとに襲い掛かった

 

「ぅわああああッ!!」

 

「「「みさと/さん/先輩!!」」」

 

みさと LP 3700→1200

 

「残りライフは1200…!!」

 

「あのみさとさんが、こんなあっさり…」

 

剣山と翔が焦るのとは対照的に、万丈目と明日香はみさとを鼻で笑っていた

 

「どうやら決着が着いたようね」

 

「我等 光の結社を倒すなどと言ってたわりには、他愛ないな

まあ、これもまた運命だ」

 

「─いいや、まだだ!!」

 

光の結社が勝利を予測して騒ぐ中、十代の大声がその場に響いた

 

「デュエルはまだ続いてる!!

まだ決着は着いてねぇ、みさとも諦めてねぇじゃねぇか!!」

 

「─その通りぃ、勝利者気取りは早いわよ」

 

「何を…?」

 

「─リバース発動、罠カード『ダメージ・コンデンサー』!!

自分が戦闘でダメージを受けた時、このカードは手札を1枚墓地に送って発動

受けたダメージ以下の攻撃力を持つモンスター1体を、デッキから攻撃表示で特殊召喚出来る

今あたしが受けたダメージは2500、攻撃力 1700の『星因子 アルタイル』を特殊召喚!!」

 

みさとのフィールドに大掛かりな機械が地面から隆起し、中から青い翼を着けた星の鎧を纏う男性の騎士が現れた

 

星因子 アルタイル

☆4 光属性 戦士族 ATK 1700 DEF 1300

 

「まずは、ダメージ・コンデンサーの発動時に墓地に送った代償の宝札の効果でカードを2枚ドロー

そして、アルタイルの効果を発動

特殊召喚に成功した時、自分の墓地からアルタイル以外のテラナイトモンスター1体を守備表示で特殊召喚出来る

墓地から星因子 ベガを特殊召喚よ」

 

みさとのフィールドにの星因子 アルタイルの隣に、星因子 ベガが再び現れて守りの体勢をとった

 

「ベガの効果…は、さっきも説明したからもういらないわね?

手札に加えておいた星因子 シャムを特殊召喚!!」

 

みさとのフィールドの2体の星因子の隣に、星の鎧を纏った弓騎士が現れた

 

星因子 シャム

☆4 光属性 戦士族 ATK 1400 DEF 1800

 

「シャムの効果発動

特殊召喚に成功した時、相手に1000のダメージを与える!!」

 

「えっ!?」

 

「─やりなシャム、ステラアロー!!」

 

弓を大きく引き絞った星因子 シャムは、星の光の矢をかりんの胸目掛けて射ち放った

 

「キャアアッ!!」

 

かりん LP 4000→3000

 

「ぅう…酷いです」

 

「挨拶代わりよ、有りがたく受け取っときなさい」

 

「厳しい一言ですねぇ…けどこれも、先輩を光の結社の仲間にする為

かりんは頑張ります!!

カードを1枚伏せて、ターンエンドです」

 

「あたしのターン!!

─アルタイル ベガ シャムで、オーバーレイ!!」

 

みさとのフィールドの3体の星因子達が光になって、魅惑の宮殿の空に空いた渦に飲み込まれて行く

 

「3体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築

エクシーズ召喚!!

─ランク4 夏の大三角の騎士『星輝士(ステラナイト) デルタテロス』!!」

 

空に空いた渦の中から、星の鎧を纏った騎士が現れてみさとのフィールドに降り立った

 

星輝士(ステラナイト) デルタテロス

★4 光属性 戦士族 ATK 2500 DEF 2100

 

「エドとのデュエルで活躍したモンスター!!」

 

「あのモンスターの効果でなら、あいつのモンスターにも太刀打ち出来るザウルス!!」

 

「あいつがみさとのデッキのエースモンスターか!?

カッケェーッ!!」

 

十代達が星輝士 デルタテロスに夢中になる中、みさとは片手を星輝士 デルタテロスに向けた

 

「デルタテロスの効果

ORU(オーバーレイユニット)を1つ使用して、フィールド上のカード1枚を破壊する

アルタイルを取り除いて、アンタの魅惑の女王を破壊する!!

─ステラ・ブレイク!!」

 

周りを回っていた3つの光の内1つを自身の剣に吸収した星輝士 デルタテロスが魅惑の女王LV5に飛ぶ斬撃を当てる前に、かりんは伏せていたカードを開いた

 

「─させませんよ、伏せていた速攻魔法『禁じられた聖衣』を発動します!!

フィールド上のモンスター1体の攻撃力をこのターン600下げる代わりに、攻撃力を下げたモンスターは効果の対象にならず効果での破壊が出来なくなります

魅惑の女王LV5の攻撃力を、このターン600下げて効果での破壊を無効にします」

 

発動されたカードから出て来た白い聖衣を纏った魅惑の女王LV5は、星輝士 デルタテロスの放った斬撃を無力化した

 

魅惑の女王LV5 ATK 2500→1900

 

「チッ…」

 

「残念でしたね、先輩

親衛隊がいる限り、魅惑の女王は攻撃の対象に出来ませんからね」

 

「だから先に効果でモンスターを破壊しようとしたドン…?」

 

「仕方ないわね…ならバトル

デルタテロスで、女王親衛隊を攻撃!!

─スターライト・ブレード!!」

 

星の力を持つ剣を構え直した星輝士 デルタテロスは、一気に走り出して女王親衛隊を蹴散らした

 

「きゃああっ」

 

かりん LP 3000→2200

 

「『ライトレイ グレファー』を守備表示で召喚

カードを3枚伏せて、ターン終了よ」

 

みさとのフィールドの星輝士 デルタテロスの隣に、筋骨隆々な光の戦士が守りの体勢で現れた

 

ライトレイ グレファー

☆4 光属性 戦士族 ATK 1700 DEF 1600

 

「わたしのターン、ドロー

LV5の効果発動です

自分のスタンバイフェイズ時、自身の効果で装備モンスターを装備したこのカードを墓地に送り、手札かデッキから『魅惑の女王LV7』1体を特殊召喚します

フィールドのLV5を墓地に送り、デッキからLV7を特殊召喚!!」

 

魅惑の女王LV5がフィールドからいなくなると、魅惑の宮殿から更に成長した魅惑の女王がかりんのフィールドにやって来た

 

魅惑の女王LV7

☆7 闇属性 魔法使い族 ATK 1500 DEF 1500

 

「更に進化したっス!!」

 

「あいつも魅惑の女王モンスターって事は、フィールド魔法の効果が使われちまう!!」

 

翔と十代の声を聞きながら、かりんのフィールドの魅惑の女王LV7はパワーアップしていた

 

魅惑の女王LV7 ATK 1500→2000 DEF 1500→2000

 

「─魔法カード『強欲な壺』、デッキからカードを2枚ドローします

─そしてフィールド魔法 魅惑の宮殿の第2の効果を発動します」

 

「「「第2の効果…?」」」

 

十代・翔・剣山の声が揃う中、かりんはデッキからカードを1枚取り出していた

 

「このフィールド魔法が存在する限り、わたしの魅惑の女王は1つ効果を得ます

それは手札かデッキから、攻撃力 1500以下の魔法使い族モンスター1体を特殊召喚出来るというモノです

わたしはこの効果で、デッキから2体目の魅惑の女王LV7を特殊召喚します」

 

かりんのフィールドの魅惑の女王LV7の隣に、色違いのドレスを着た魅惑の女王LV7が現れた

 

「フィールド魔法の効果でパワーアップです」

 

魅惑の女王LV7(2体目) ATK 1500→2000 DEF 1500→2000

 

「けど魅惑の女王の効果は、低いレベルのモンスターの効果を発動させてから召喚しないと使えない

たった今出たそいつは、実際は何の効果も持たないモンスターでしょ」

 

「勿論、わかっていますよ

1体目のLV7の効果を発動

LV5の効果で特殊召喚したこのモンスターは1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に相手のモンスター1体を装備カードとしてこのカードに装備出来ます」

 

「今度はレベルの制限無しドン!?」

 

「その不思議なモンスターを、わたしの魅惑の女王の僕とさせてください

─アリュール・キッス」

 

魅惑の女王LV7の投げキッスが星輝士 デルタテロスに向かう中、みさとは伏せていた2枚のカードの片方を開いた

 

「─リバース発動、カウンター罠『エクシーズ・ブロック』!!

自分フィールドのORU1つを取り除いて、相手が発動したモンスター効果1つを無効にして破壊する

デルタテロスのORUを1つ取り除いて、魅惑の女王の効果を無効にして破壊よ!!」

 

「そんな…!!」

 

光となっていた星因子 ベガが星輝士 デルタテロスの盾に吸収され、魅惑の女王LV7の投げキッスを星の光のおまけをつけて跳ね返し、魅惑の女王LV7は跳ね返された攻撃を受けて破壊された

 

「残念だったわね

光の結社とかいうおままごと宗教集団にヘコヘコしてるようなアホに、このみさとちゃんはやられてなんてあげないわよ」

 

「うぅ……まだです!!

─手札から光属性モンスター『薄幸の美少女』・闇属性モンスター 3体目の魅惑の女王LV7を墓地に送って、手札から『混沌なる魅惑の女王(アリュール・クィーン)』を特殊召喚します!!」

 

かりんのフィールドに、艶やかな黒のドレスを着た魅惑の女王が現れた

 

混沌なる魅惑の女王

☆7 光属性 魔法使い族 ATK 1500 DEF 1500

 

「魅惑の宮殿の効果により、攻撃力と守備力が500アップします」

 

混沌なる魅惑の女王 ATK 1500→2000 DEF 1500→2000

 

「混沌なる魅惑の女王の効果発動

この効果は、自分か相手の墓地のモンスター1体を選んで発動します

選んだモンスターをこのカードの装備カードとして、このカードに装備出来ます

わたしはわたしの墓地の1体目の魅惑の女王LV7を選んで、混沌なる魅惑の女王に装備します

この時に光属性か闇属性のモンスターを選んでいた場合、自分の手札・デッキ・墓地から魅惑の女王モンスター1体を特殊召喚出来ます

わたしは墓地に送った、3体目の魅惑の女王LV7を特殊召喚!!」

 

かりんのフィールドに、2体目とは違う色のドレスを着た魅惑の女王LV7が現れた

 

「フィールド魔法 魅惑の宮殿と永続魔法 魅惑の舞の効果により、わたしのフィールドの魅惑の女王達の攻撃力はアップします」

 

混沌なる魅惑の女王 ATK 1500→2000→3500 DEF 1500→2000

魅惑の女王LV7(3体目) ATK 1500→2000 DEF 1500→2000

 

「攻撃力 3500!?」

 

「あんなの喰らったら、一溜りもないドン!!」

 

翔と剣山が焦る中、かりんは手を休めずにデュエルを続けた

 

「ッ……カードを1枚伏せて、フィールド魔法 魅惑の宮殿の第3の効果発動です

自分フィールドの魔法・罠カード1枚を墓地に送る事で、自分の墓地から魅惑の女王モンスターを可能な限り自分フィールドに特殊召喚出来ます

この効果を使う場合、特殊召喚出来る同名カードは1枚までという制約がありますけどね

わたしは伏せたばかりのカードを墓地に送ります…戻って、魅惑の女王LV3 LV5!!」

 

かりんのフィールドに墓地から戻った魅惑の女王LV3と魅惑の女王LV5が現れ、かりんのフィールドのモンスターゾーンは全て魅惑の女王で埋め尽くされた

 

(今、墓地に行ったカードって…)

 

「魅惑の宮殿の効果で、LV3とLV5はパワーアップします」

 

魅惑の女王LV3 ATK 500→1000 DEF 500→1000

魅惑の女王LV5 ATK 1000→1500 DEF 1000→1500

 

「モンスター5体…!?」

 

「しかも攻撃力が高いモンスターが3体も…!!」

 

「いきますよ先輩

混沌なる魅惑の女王で、星輝士 デルタテロスを攻撃!!

─カオス・スレイブ・ハート!!」

 

混沌なる魅惑の女王の魔法を受けた星輝士デルタテロスは、苦しみながらも散っていった

 

みさと LP 1200→200

 

「ッ…破壊されたデルタテロスの効果!!

このカードがフィールドから墓地に送られた時、手札かデッキからテラナイトモンスター1体を特殊召喚出来る

デッキから『星因子 ウヌク』を守備表示で特殊召喚!!」

 

みさとのフィールドに、尻尾のついた星の鎧を纏った騎士が現れて守りの体勢をとった

 

星因子 ウヌク

☆4 光属性 戦士族 ATK 1800 DEF 1000

 

「ウヌクの効果発動

特殊召喚に成功した時、デッキからウヌク以外のテラナイトカード1枚を墓地に送る

『星因子 ベテルギウス』を墓地へ送るわ」

 

「まだまだいきます

2体の魅惑の女王LV7で、先輩のモンスター達を攻撃!!

─ダブル・スレイブ・ハート!!」

 

同時に放たれた魅惑の女王LV7の魔法が、みさとのフィールドのライトレイ グレファーと星因子 ウヌクを直撃した

 

「みさとさんのモンスターが全滅!!」

 

「向こうはまだ攻撃出来るモンスターがいるザウルス!!」

 

「終わったわね」

 

「ふん、所詮みさとも運命には逆らえないという事だ」

 

焦る翔と剣山とは対照的に、明日香と万丈目はみさとに冷めた視線を向けた

 

「これで決めます!!

魅惑の女王LV5、ダイレクトアタックです

─スレイブ・ハート!!」

 

「みさとォーッ!!」

 

十代が叫ぶ中、みさとは伏せていた残り2枚のカードの片方を開いた

 

「─リバース発動、罠カード『ドレインシールド』!!

相手モンスターに攻撃された時、攻撃してきたモンスターの攻撃を無効にしてそのモンスターの攻撃力分のライフを回復する

アンタのLV5の攻撃力分、1500のライフを回復」

 

カードから出たシールドがみさとに襲い掛かる魅惑の女王LV5の魔法を防ぎ、シールドは光となってみさとに降り注いだ

 

みさと LP 200→1700

 

「ならLV3で、ダイレクトアタック!!

─スレイブ・ハート!!」

 

「くっ…!!」

 

みさと LP1700→700

 

「倒せなかった…カードを1枚伏せて、ターンエンドです

…先輩、どうしてですか?

どうしてそんなに運命に逆らうんですか?」

 

「あたしはね、運命って言葉が大嫌いなのよ

「運命で決まっていた事」だの、「運命の赤い糸」だの…自分で努力して無い奴の言い訳よ

そんなのにすがって頼りまくる斎王とかいう奴も嫌ーいっ!!

だからアンタ達 光の結社も嫌ーいっ!!

…という訳で、アンタ達を叩き潰す事にしたのよ」

 

「「「そんな理由で/スか/ザウルス!?」」」

 

みさとのあまりにも自分勝手な理由に、十代達は揃ってツッコんだ

 

「…ん?

やぁね、冗談に決まってんじゃないのよ

そんなマジな顔しないでよ」

 

そんな十代達を見て、みさとはケラケラ笑い出した

 

「……本当は、あたし達をバラバラにした事にムカついたからよ」

 

「どういう意味ですか?」

 

「アンタや剣山くんは知らないでしょうけど、あたしや十代……そこの今はイカれてる2人は1年の時に命がけの闘いを潜り抜けてきた仲間なのよ」

 

「昔の話を持ち出すとは、愚かだなみさと」

 

「今の私達こそ、本来あるべき姿

斎王様にお仕えする事が、私達の運命なのよ」

 

「ドやかましいっ!!

最後まで聞けっ!!」

 

鼻で笑う万丈目と明日香に噛み付いたみさとは、咳払いをして話し出した

 

「ずっと一緒に、なんて考えて無いわ

各々それぞれの道が有るんだから……けどね、一緒に闘った事で出来た結び付きは第3者が勝手に解いてはいけないの

それをやっているのが光の結社と斎王、あたしは奴を許してあげない

だから斎王とか言うのを、ズタボロにしてやるって決めたのよ!!

…そういうアンタこそ、何でこんなしょうもないオカルト宗教集団にいるのよ?」

 

「え…?」

 

「アンタ、なかなか出来るじゃない

なのに何でこんな奴等と一緒にいるのかって聞いてるのよ」

 

「くだらない、そんな事は決まっているだろう」

 

「私達は斎王様の為「横槍禁止、黙らっしゃい!!」

 

万丈目と明日香の話をぶったぎり、みさとはかりんに話を促した

 

「今のアンタは、まさにその女王達に操られるモンスター達だわ

他人を操られて安心しているだけ

…けど、本当はそんな自分が嫌なんじゃない?」

 

「何を…?」

 

「─アンタは本当は今の自分が嫌い、抗おうとしてる

…その証拠が、さっき墓地に送ったカードじゃない?」

 

みさとに言われたかりんは、ハッと息を飲んでデュエルディスクの墓地に触れた

 

「別に悪い事じゃないじゃない

ほら、とっとと本音出しちゃいなさいよ」

 

「─……本当は、斎王様の事なんてどうでもいい」

 

「何ですって!?」

 

「貴様ァ!!」

 

突然の一言に怒鳴る明日香と万丈目を無視して、かりんはそのまま話し出した

 

「…わたしは中等部では負け無しでした

負ける相手は、いつも幼なじみ…だから中等部ではいつも遠巻きにされてました

わたしには、いつも居場所がなかった…高等部でもそれは同じ

けど、光の結社にいれば居場所がある…だから…!!」

 

「だから自分に嘘ついてまで、嘘の居場所にこだわるって?

甘ったれてんじゃないわよ、根性無し!!

アンタは強いのに、弱い連中にわざわざ振り回されてんじゃないわよ!!

居場所が欲しいなら自分で作りな!!

あたしのターン、ドロー!!」

 

「喧しく怒鳴ってはいたが、随分滑稽だな」

 

「あなたのフィールドはがら空き、相手モンスターが5体もいるこの状況を覆すなんて不可能

大人しく運命に従えば良いものを」

 

万丈目と明日香の嘲笑を聞いて、みさとは口元を緩めた

 

「ふっ…おーっほっほっほっほっ!!

おマヌケ共が、笑わせてくれるわねぇ!?

こんな隙だらけのフィールド、どうとでもなるわよ」

 

「「「何/えっ…!?」」」

 

余裕の高笑いをあげながら言ったみさとの一言に、万丈目・明日香・かりんは驚いたような声を出した

 

「無駄な強がりを…得意の絵札の三銃士も使わず、新しい召喚法も破られた」

 

「自分の状況がまだわからないのかしら?」

 

「─誰があたしのデッキが三騎士とエクシーズだけだって言ったのよ?

この盤面のまま、真っ向から立ち向かってやる必要なんて無いわ」

 

そう言ったみさとは、2枚の手札の1枚をデュエルディスクにセットした

 

「このカードは、自分の墓地の光属性モンスターが4体以上の時のみ特殊召喚出来る

─『ライトレイ ダイダロス』!!」

 

ザッパアアァァンッと波しぶきをたてて、みさとのフィールドに白い海竜が現れた

 

ライトレイ ダイダロス

☆7 光属性 海竜族 ATK 2600 DEF 1500

 

「アレはエドとのデュエルで出て来たモンスター…!!」

 

「まだいくわよ

このカードは、自分の墓地の光属性モンスターが5種類以上の場合に特殊召喚出来る

─『ライトレイ ディアボロス』!!」

 

みさとのフィールドに現れた大きな光が弾け、白い体に青白い翼をもった狂暴なドラゴンが降り立った

 

ライトレイ ディアボロス

☆7 光属性 ドラゴン族 ATK 2800 DEF 1000

 

「何だドン!?

あのモンスターは!!」

 

「ライトレイって、あの海竜のモンスターと同じでみさとさんが愛用してるシリーズっスよね…?」

 

「まだ新しい奴がいたんだな!!」

 

動揺する剣山と翔の隣で、十代は目を輝かせていた

 

(…攻撃力 2800と2600…混沌なる魅惑の女王には敵わない

それにわたしには、伏せてある罠カード『魔法の筒(マジック・シリンダー)』がある…!!)

 

「ライトレイ ダイダロスのモンスター効果

1ターンに1度、フィールド上のカード2枚とフィールド魔法1枚を選んで破壊出来る」

 

「フィールド魔法を…!?」

 

「あたしはアンタのフィールドの永続魔法 魅惑の舞と装備カード状態のLV7、そしてフィールド魔法 魅惑の宮殿を破壊する!!

─フラッシュ・タイダル!!」

 

ライトレイ ダイダロスはキラキラ光る大津波を起こし、かりんのフィールドの宮殿を水没させた

 

「そっか!!

向こうのモンスターはフィールド魔法と永続魔法の効果で強くなってる

それを破壊されたら…!!」

 

「翔くんの言う通り

フィールド魔法と永続魔法の恩恵が切れ、アンタの女王達のステータスは元に戻る」

 

混沌なる魅惑の女王 ATK 3500→1500 DEF 2000→1500

魅惑の女王LV7(1体目) ATK 2000→1500 DEF 2000→1500

魅惑の女王LV7(2体目) ATK 2000→1500 DEF 2000→1500

魅惑の女王LV5 ATK 1500→1000 DEF 1500→1000

魅惑の女王LV3 ATK 1000→500 DEF 1000→500

 

(まだ、わたしには魔法の筒が…!!)

 

「─ライトレイ ディアボロスのモンスター効果発動!!

1ターンに1度、自分の墓地の光属性モンスター1体を除外する事で、相手フィールド上のカードを持ち主のデッキの1番上か1番下に戻す!!」

 

「えっ…!?」

 

「─ブッシュ・バック!!」

 

みさとの掛け声でライトレイ ディアボロスは青白い翼を広げて青白い光を放ち、その光を浴びたかりんの伏せカード 魔法の筒がデッキの下に戻って行く

 

「そ、そんな…!!」

 

「ライトレイ ダイダロスで、片方の魅惑の女王LV7を攻撃!!

─タイダル・ハープーン!!」

 

ライトレイ ダイダロスの放った水流が、かりんのフィールドの魅惑の女王LV7を直撃した

 

「きゃああッ!!」

 

かりん LP 2200→1100

 

「これでトドメよ…ライトレイ ディアボロス、混沌なる魅惑の女王を攻撃!!

─イノセント・ストリーム!!」

 

ライトレイ ディアボロスが口から放った青白いブレスが、混沌なる魅惑の女王を撃ち抜いてかりんのライフを削りきった

 

「キャアアアアアーッ!!」

 

かりん LP 1100→0

 

「みさとの勝ちだ!!」

 

「やったーっ!!」

 

「流石みさと先輩だドン!!」

 

十代達がはしゃぐ中、万丈目達はかりんを置いてその場を去って行く

 

「二階堂 かりん、貴様は光の結社から追放だ」

 

「我々 光の結社に、敗者なんて不要よ」

 

「おい万丈目!!」

 

「明日香さん、いくらなんでも言い過ぎっス!!」

 

万丈目達に喰ってかかる十代の前に、光の結社の生徒達が前に出て邪魔をした

 

「……随分と身勝手ね、アンタ達

まあ所詮、光の結社なんてその程度の短絡的で考え無しなオカルト宗教集団だしね」

 

「何だと…?」

 

あからさまにバカにした口調のみさとに、万丈目と明日香はピタリと動きを止めた

 

「このかりんとかいうのもだけど、殆どがアンタ達が無理矢理デュエルで引き入れたんでしょ?

なのに1回負けたくらいで切り捨てるとか……斎王の無能さがよく分かるわ」

 

「フン、貴様のような愚か者には斎王様の素晴らしさが分からんようだな」

 

「あなたはかわいそうな人ね、みさと」

 

「…分かりたくも無いわね、オカルト宗教結社の考えなんて

首洗って待ってなさい、アンタ達はあたしが滅ぼしてあげるから」

 

断言したみさとを鼻で笑った万丈目達は、そのままかりんを置いて去って行った

 

「……アンタ、やるじゃない」

 

「え…?」

 

その場に残されて座り込むかりんの前に、みさとは視線を合わせるように座りこんだ

 

「─最後のアンタのターン、魅惑の宮殿の効果で墓地に送ったの…『白のヴェール』でしょ?」

 

「それは…!!」

 

「白のヴェールって…」

 

「万丈目が明日香をおかしくした時に使ってたカードだよな?」

 

「アンタはそれを使えたのに使わずに闘った、あいつ等の力に頼らなかった…立派だったわよ

そもそも、あんなバカ共に付き合ってやる必要なんて無いわ

「アイツ等に見捨てられた」って考えずに、「自分から見捨ててやった」って考えちゃえば良いのよ

アイツ等はあたしが微塵も残さずに滅ぼしてやるから、アンタは安心してブルー生に戻んなさい」

 

「─…素敵……お姉様」

 

「…へ?」

 

目をキラキラと輝かせるかりんに、直感的に身の危険を感じたみさとはズィっと身を引いた

 

「お姉様の言う通りです!!

わたしは光の結社を抜けて、お姉様の弟子になります!!」

 

「へぇ!?」

 

「ビシビシご指導してください、お姉様ーっ!!」

 

「あ、あたしにそんな趣味無いわよーっ!!」

 

目をハートにして追い掛けてくるかりんから、みさとは十代達を置いて必死になって逃げ始めた

 

[また、良い意味で変なのが出てきたな]

 

[まあ、お嬢に惚れたってのは悪くはねぇだろうがな]

 

[みさとちゃんも、満更じゃなさそうですね]

 

[クリクリ]

 

逃げ続けるみさとを、精霊達は微笑ましそうに見ていた

 

[─…けど万が一、あの白のカードを使われてたらどうなったんだ?]

 

[そこは大丈夫ですよ

みさとちゃんの最後の伏せカードは『魔法効果の矢』でしたから]

 

[…発動させたら問答無用で破壊って訳か;]




モブキャラ登場です

本格始動した光の結社とみさとちゃんは対立する立場になった為、十代達と一緒に光の結社と全面的に闘う事になります
…という訳で、光の結社のモブキャラはまた出そうと思います

今回出したモブキャラ かりんちゃんは、書いてて面白くなったのでこれからも少しずつ出せたらいいなと思っています
ちなみに今回出したかりんちゃんは、万丈目や明日香ほど強く洗礼を受けてはいません
ですが十代が闘ったホワイト生 神田 次郎ほど弱く洗礼されてもいない、中途半端な状態…という感じです
…イマイチ説明が分かりにくいですね;
光の結社の洗礼から抜ける事が出来たのは、本人の悩みと斎王への忠誠心の無さ…を上回るみさとへの感動です
一歩間違えたら、ヤンデレという存在になるかもですね…
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