……海馬コーポレーションを後にしたみさとは、ある高級ホテルに向かっていた
「海馬もモクバもいない……どうなってんのよ……」
[これ程の状況下、流石に海馬さんも動いてくれると思ったんですけど…]
[いないって言われちゃあな……]
[まだ、この前言ってた海外での仕事か?]
「そうなのかもね…とにかく、あの襟足が使えない以上あたし達でやるしか無いわ」
[ええ、頑張りましょう]
[この町でこれ以上、あのイカれた連中の好きにさせる訳にはいかねぇな]
[闘う時はいつでも言ってくれ]
[クリクリーッ!!]
「もちろんよ……あのクソ斎王め、奥歯ガタガタ言わせてやるわぁ……」
ゴゴゴゴゴゴ…と静かに燃えるみさとがホテルの前に着くと、光の結社の生徒達に突き飛ばされる十代がいた
「十代っ!?
ちょっとアンタ達!!
とうとう最低限のマナーすら分かんなくなる程、頭狂った訳!?」
「ふん、相変わらず喧しい奴だ」
「ここは貸しきりよ
そこに許可も無く入って来ようとするそっちの方が、マナーがなって無いんじゃないかしら?」
ホワイト生の前にいる明日香と万丈目は、冷たい目で十代とみさとを睨んだ
「ハンッ
約束1つ守れない斎王の金魚のウンチ共が、偉そうな口を聞ける立場だと思ってる訳?」
「何だと…?」
「あたしは斎王に言ったわ
「この町で何か仕出かしたら、容赦しない」って…んで、アイツは「肝に命じておきます」って言ったの、アンタ達も聞いてたハズよ……なのに何なのよコレ?
…どうやらあの斎王ってのは、とんだ鳥頭のようね」
「くだらない、そんな小さな事を気にしているのか」
「あなたの度量の小ささが手に取るように分かるわね」
「……とことん調子に乗り出したわねアンタ達」
声が低くなったみさとと、万丈目と明日香が睨み合う
「……まあ良いわ
イカれ狂ったアンタ達とこれ以上話しても無駄だし…行くわよ十代
情報は手に入れられたんでしょ?」
「お、おう…;」
剣幕に気圧されて途中から口を挟めなくなっていた十代を連れて、みさとはホテルを去っていく前に立ち止まった
「……あ、そうそう
さっきも言っておくけど、邪魔するなら誰が相手でも……潰すから、覚悟しときなさい」
そう言って去っていくみさとと十代の傍の茂みから、ガサガサッと音をたてて1人の男が出て来た
「うわぁっ!!」
「ちょっ…!?」
「「吹雪さん!?」」
そこにいたのは、寒い中でもアロハシャツにウクレレを持つ変質者のような格好の吹雪だった
十代達はレッド寮の宿……川原でのキャンプに戻ったが、その場はどんよりとした空気に包まれていた
「イエローは温泉旅館、ホワイトは超高級ホテルだって」
レッド生の1人が恨めしそうに呟くのを聞きながら、十代はみさとや精霊達はキャンプファイヤーを囲み吹雪の話の一部始終を聞いていた
「僕は可愛い妹と、修学旅行での思い出の1ページを作りたかっただけなのに……」
悲しげに呟いた吹雪は、ウクレレをポロンと弾いた
ーーー
「明日香~!!
さあ兄さんと一緒に、レッツシング!!」
光の結社の領地に踏み込んだ吹雪は、文字通りボコメキョッにされていた
そんな吹雪を、明日香は簡単に見捨てて去っていく
ーーー
「……アンタ本気でバカでしょ;」
話を聞いたみさとは、呆れてものも言えないという顔でため息まじりに言った
「オレだってこの修学旅行、憧れの遊戯さんの町だって楽しみにしてたのに」
膝を抱えて辛い顔をして言う十代に釣られるように、レッド生達はどんよりとした雰囲気を纏っていた
「だからあたしは修学旅行先がここなのは反対だったのよ
今のアカデミアの生徒達をここに連れて来たら、光の結社が何かするのは目に見えてたんだから」
「けどさぁ……行きたかったんだもんよぉ」
思い切り伸びをするみさとに、十代は唇を尖らせた
「それならそう言えば、長期休みにでもあたしが案内してあげたわよ?」
「えっマジ!?」
「マジよ」
「何だよそれぇ~」
脱力しきった顔をする十代の後ろから、両手に袋を抱えた双六がやって来た
「なんじゃ、お通夜みたいじゃな
ほれ、差し入れじゃ」
「おじいちゃん」
レッド生達が差し入れのハンバーガーにかぶり付く中、双六は十代の隣に座った
「敵さんが明日と言ったんじゃから、今日は楽しんだらいい
じゃないと、いざって時にお前さんが参ってしまうぞ?」
「だけどさ……」
「気張るのは、それからでも遅くないぞ」
[…じいさん、やるじゃねぇか]
[きっと、遊城さんをこんな風に励まされた事が有るんでしょうね]
「(……そうね)
そうそう、アンタ1人にやらせる訳じゃないのよ?
このみさとちゃんが、アンタの味方してあげてるんですもの
何も問題は無いわよ」
「……それもそうだな」
「内容が内容だから、今回はエドも手を貸してくれるだろうし……吹雪さんという即戦力も加わったし大丈夫よ」
「え?
僕も闘うのかい?」
「当たり前でしょー!?
ここまで来たら、一蓮托生!!
…協力してくれますよね、吹雪さん?
ンフフフフ…」
「え、笑顔が怖いよみさとちゃん……;」
双六の勇気づけに元気を取り戻した十代がハンバーガーに喰らいつく中、みさとは吹雪に絡んでいた
「─オーイ、十代!!」
そんな中、土手の上から黄色い服を着た人物が十代を呼びながら駆けてくる
「「三沢!!」」
そこにいたのは、いつの間にか姿を消していた三沢だった
「みさとちゃん、友達かい?」
「うん、三沢っていうの
アンタ、今までどこにいたのよ~?」
「置いて行ったのは、お前達だろ!!
……やはり修学旅行は、竹馬の友と過ごしたいと思ってな」
「竹馬?
君達、同い年かね?」
目を細めて双六が、十代と三沢を見比べる
「あ~…こういう奴なのよ、気にしないで
三沢、この人は武藤 双六おじいちゃん
遊戯兄ちゃんのおじいちゃんね」
「決闘王の!?
初めまして、三沢 大地です」
「現金な奴ねぇ~…;」
姿勢を正して挨拶する三沢にみさとが呆れた声をもらしていると、クリボーが慌てた様子で飛んできた
[クリクリーッ!!]
「ん?
クリちゃん?」
[クリクリーッ!!]
手足をバタつかせてアピールするクリボーに、みさとは歩き出した
「あっちに何か有るのね
…ちょっと、あっちに行って来るわ」
「おー」
十代の間延びした声を背に、みさとはクリボーの後を追い掛けた
[クリクリー!!]
クリボーの指差す方には2人の男が疲れ果ててその場に腰を下ろしていた
「ちょっとアンタ達、大丈夫!?」
みさとが声をかけると、2人の男は嬉しそうに顔を輝かせた
「「た、助かった!!」」
「…へ?」
[クリ?]
「へえ、デュエルアカデミアからの修学旅行?」
「あのデュエルアカデミアか」
「知ってるのか?」
「そりゃ何しろ有名だからな」
みさと達が2人の男をキャンプへ連れて帰ると、男達はあっという間に十代達と打ち解けた
「オレ達も行きたくってよぉ
でも、一次試験で落ちちまったんだよな」
「デュエルアカデミアは競争率が高いからのぅ」
「まあ海馬が作った学校なんだし、仕方ないんじゃない?」
「ここにいるのは皆、選ばれたデュエリストたちじゃ」
「選ばれた、デュエリスト?
面白れぇ、勝負しようぜ!!」
長い髪の男はハンバーガーの袋をくしゃくしゃに丸めて炎へと投げ捨てた
「言っておくがな、オレ達はこのデュエルの聖地 童実野町でも指折りのデュエリストなんだぜ」
「お前らそんなに強いのか!?
お前、知ってたか!?」
十代が目をキラキラさせてみさとに振り返った
「ううん
あたしもここ出身だけど、アンタ達の事は知らないわよ?」
「何ィ!?
オレ達の事を知らないのか!?」
「うん」
「まあ、何にしてもデュエルすれば分かるだろ!!」
「止めておけ、オレ達は本当に強い」
「やってみなきゃ分かんねーだろ?」
帽子を被った男は十代に呆れながら腰をあげた
「面白い奴だな……」
「よく言われる」
不敵に笑い合う十代達に、みさとは呆れたように呟いた
「─じゃあいっそ、タッグにする?」
「…両チーム共フィールドと墓地は共有、ライフはチームで4000
『タイムカプセル』みたいな数ターン後に効果が発揮されるカード効果は、そのターンのプレイヤーに適応される
こんな感じで良いわね?」
「「「おうっ」」」
みさとの決めたルールに、男達は揃って頷いた
「岩丸、負けんなよ」
「炎丸、お前こそ女相手に油断するなよ?」
「岩丸に、炎丸?
珍しい名前だな」
岩丸の前に十代が、炎丸の前にみさとが立ちデュエルディスクを起動させた
「そういえば、まだお前達の名前を訊いてないな」
「なっ…!?
本当に彼女の事を知らないのか!?」
驚いたように言う三沢に、岩丸と炎丸は顔を見合わせた
「そうは言ってもな…」
「知らねぇもんは、知らねぇんだ」
「ええーっ!?
みさとは伝説のデュエリストの1人だぞ!?」
十代の一言で岩丸と炎丸は、カッと目を見開いてみさとを見た
「みさと!?
まさかお前、
「まあ、そうだけど…」
「じゃあ、お前は…」
「あ、オレ?
オレは遊城 十代」
「「遊城 十代!?」」
十代達の名前を知った岩丸と炎丸は暫く黙り、重そうに口を開いた
「─…オレは美寿知様の配下、六帝の1人 岩丸だ」
「─同じく、六帝の1人 炎丸だ」
「「え」」
十代とみさとが間抜けな声で呟き、少しして岩丸達の言葉の意味を理解した
「じゃあ…アンタ達、翔くん達を拉致した犯人の一味!?」
「なあ…美寿知の仲間なんて……嘘だよな!?」
十代達に答えず、岩丸と炎丸はデッキから手札5枚を引いた
「十代くん!!」
「みさとちゃん!!」
後ろにいた吹雪と双六の声に振り返ったみさとは、真剣な口調で指示を出した
「レッド生達を皆下がらせて!!
コイツ等、普通じゃないハズよ!!」
みさとの指示を聞いた吹雪達は頷いて動き出した
「…行くわよ十代」
「…ああ!!」
「「「「─
4人の声が揃い、アカデミア最強男女のタッグがデュエルを始めた
岩丸&炎丸 LP 4000
十代&みさと LP 4000
先攻をとった岩丸が、デッキにスッと指を滑らせた
「オレの先攻、ドロー!!
オレは『マイン・ゴーレム』を攻撃表示で召喚!!」
岩丸達のフィールドに、岩石のゴーレムが現れた
マイン・ゴーレム
☆3 地属性 岩石族 ATK 1000 DEF 1900
(マイン・ゴーレム…バーン系のデッキ…?)
岩丸が出したモンスターに、みさとは警戒するように目を細めた
「─続いて永続魔法『導きの鉱脈』を発動
カードを2枚伏せて、ターンエンドだ」
「なあ岩丸!!
何でこんな…!!」
十代の叫びに答えず、岩丸は十代を指した
「次はお前のターンだ、遊城 十代!!」
「くっ……オレのターン、ドロー!!
『
十代達のフィールドに、十代の野性的なヒーローが現れた
☆4 地属性 戦士族 ATK 1500 DEF 1600
「─装備魔法『サイクロン・ブーメラン』をワイルドマンに装備
ワイルドマンの攻撃力を500ポイントアップさせる」
「ワイルドマンで、マイン・ゴーレムを攻撃!!
─ワイルド・ブーメラン!!」
「ちょっ、バカ!!」
「マズイ!!」
「ダメだよ十代くん!!」
十代の宣言にみさと達がツッコむ間に、
岩丸&炎丸 LP 4000→3000
「「ぐああっ/うああっ!!」」
十代&みさと LP 4000→3500
「ぐっ…な、何だ……!?」
「バカね、マイン・ゴーレムの効果よ!!」
「マイン・ゴーレムは破壊されて墓地に行った時、相手に500のダメージを与えられるモンスターだ」
みさとと三沢に続くように、岩丸はフィールドのカードを指差した
「永続魔法 導きの鉱脈の効果発動!!
自分フィールドの岩石族モンスターが破壊された時、デッキから同名モンスターを特殊召喚出来る!!
2体目のマイン・ゴーレムを特殊召喚!!」
岩丸達のフィールドに、2体目のマイン・ゴーレムが現れた
「─更にリバースカード発動、罠カード『岩盤爆破』!!
フィールドのマイン・ゴーレム 1体につき、相手に1000のダメージを与えて自身を破壊する!!」
「何ィ!?」
岩丸達のフィールドのマイン・ゴーレムが爆発し、十代達はその爆発に巻き込まれた
「「うわああー/ぅあああーっ!!」」
十代&みさと LP 3500→2500
「みさとちゃん、大丈夫かい!?」
双六の叫びに、みさとは爆発で体についた汚れを払うように頭を震わせた
「だ、大丈夫…」
「悪ィ、みさと…」
「そう思うんなら挽回しなさいよね
…それにしても、あっという間にライフが半分近く……どうやら口先だけじゃ無かったようね」
身なりを整えながら、真剣な口調でみさとは岩丸達を睨んだ
「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」
ターンが回って来た炎丸が、デッキに指を滑らせる
「オレのターン、ドロー!!
─魔法カード『天使の施し』、デッキからカードを3枚引いて2枚を墓地へ送る……そして『UFOタートル』を守備表示で召喚」
炎丸達のフィールドに、UFOの甲羅をつけた亀が守りの体勢で現れた
UFOタートル
☆4 炎属性 機械族 ATK 1400 DEF 1200
「カードを3枚伏せて、ターンエンドだ」
「(岩丸と違って、やけに消極的ね……)
あたしのターン、ドロー
─手札から速攻魔法『フォトン・リード』を発動、手札からレベル4以下の光属性モンスター1体を特殊召喚出来る
『クィーンズ・ナイト』を攻撃表示で特殊召喚」
みさと達のフィールドの
クィーンズ・ナイト
☆4 光属性 戦士族 ATK 1500 DEF 1600
「更に『キングス・ナイト』を通常召喚」
みさと達のフィールドのクィーンズ・ナイトの隣に、心なしかいつもより険しい表情のキングス・ナイトが現れた
キングス・ナイト
☆4 光属性 戦士族 ATK 1600 DEF 1400
「キングの効果
自分フィールドにクィーンがいる状態で召喚した時、デッキから『ジャックス・ナイト』1体を特殊召喚出来る
来て、ジャック!!」
みさと達のフィールドの2人のナイトの間に、真剣な表情のジャックス・ナイトが現れた
ジャックス・ナイト
☆5 光属性 戦士族 ATK 1900 DEF 1000
「あのみさとくんが、いきなり三騎士を呼び出した!?」
「それだけ本気で挑んでいるんだろうね…」
みさと達のフィールドを見た三沢は驚き、レッド生達の前に立つ吹雪は真剣な表情でデュエルを見ていた
「
「悪いけど、本気でいかせてもらうわよ」
「それはこっちもだ!!
─リバースカード発動、永続罠『融合禁止エリア』!!」
「「何ィッ/はあっ!?」」
岩丸が開いたカードの名前に、十代とみさとは揃って声を張り上げた
「このカードがある限り、融合召喚は行えない!!」
「まさかの融合対策カード…アンタ達もマジって訳ね
─あたしも魔法カード 天使の施しを発動、デッキからカードを3枚引いて2枚を墓地へ送る
あたしはカードを3枚引いて、『融合』と『代償の宝札』を墓地に送って代償の宝札の効果
手札からこのカードが墓地に送られた時、カードを2枚ドロー
─いくわよ……クィーンとキングで、オーバーレイ!!」
みさとのフィールドのクィーンズ・ナイトとキングス・ナイトが、光となって上空に開いた穴の中へ向かっていく
「「何ッ…!?」」
「2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築
─エクシーズ召喚!!
─ランク4 『フォトン・バタフライ・アサシン』!!」
みさと達のフィールドに、大きな蝶の羽根を着けた1人の女戦士が現れた
フォトン・バタフライ・アサシン
★4 光属性 戦士族 ATK 2100 DEF 1800
「なるほど
融合禁止エリアが禁止しているのは、あくまでも融合召喚だけ」
「みさとくんの使う他の召喚方法は通用するという訳か」
みさと達のフィールドに出て来たエクシーズモンスターを見て、吹雪と三沢は感心したように呟いた
「アサシンの効果
選択したモンスターを表側攻撃表示にして、その攻撃力を600ダウンさせるわ」
フォトン・バタフライ・アサシンの蝶の羽根から放たれた鱗粉を受けたUFOタートルは守りの体勢を解き、どんどん弱体化していった
UFOタートル ATK 1400→800
「バトルよ!!
アサシンでUFOタートルを攻撃!!」
フォトン・バタフライ・アサシンが襲い掛かる中、炎丸は伏せていたカードを開いた
「─罠カード『火霊術ー「
自分フィールドの炎属性モンスター1体を生け贄に捧げ、相手に生け贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える
オレはUFOタートルを生け贄に、お前達に1400のダメージを与える!!」
UFOタートルが火の魔法陣の中で消え、一気に弾けた火の魔法陣が十代達に襲い掛かった
「「うわあっ/くぅっ…!!」」
十代&みさと LP 2500→1100
「ッ…ならワイルドマン、ダイレクトアタックよ!!
─ワイルド・ブーメラン!!」
「─墓地の『超電磁タートル』の効果発動!!
相手のバトルフェイズ中に墓地のこのカードを除外して、そのバトルを終了させる」
岩丸達の墓地から現れた機械の亀のモンスターが、
「…天使の施しの時に送ったカードね、やってくれるじゃない
カードを1枚伏せて、ターン終了」
「オレのターン、ドロー!!」
デッキからカードを引いた岩丸は、手札の1枚を引き抜いた
「墓地の地属性モンスター マイン・ゴーレム1体を除外して、『ギガンテス』を特殊召喚!!」
岩丸達のフィールドに、丸太を抱えた鬼のようなモンスターが現れた
ギガンテス
☆4 地属性 岩石族 ATK 1900 DEF 1300
「ギガンテスを生け贄に捧げて、『地帝 グランマーグ』を召喚!!」
ギガンテスが消え、岩丸達のフィールドに更に大きなゴーレムが現れた
地帝 グランマーグ
☆6 地属性 岩石族 ATK 2400 DEF 1000
「グランマーグの効果発動!!
このカードが召喚に成功した時、フィールド上にセットされたカード1枚を破壊出来る!!」
「何じゃと!?」
(まずい、この伏せカードを破壊されたら…!!)
双六とみさとが焦る中、岩丸は自分達のフィールドのカードを指差した
「オレが破壊するのは、このカードだ!!」
地帝グランマーグはその大腕を振り上げて、炎丸の伏せたカードを破壊した
「どういう事だ…?」
「しまった、その手のカード…!!」
岩丸の戦術に十代が首を傾げる隣で、みさとは警戒し始めた
「─オレが破壊したのは『休火山』
このカードはカード効果で破壊された時、相手に300のダメージを与える!!」
「何ィ!?」
カードから飛び出した大量の火の粉が、十代達に飛んでいく
「「ぐっ……」」
十代&みさと LP 1100→800
「十代くん達のライフが、ドンドン削られていくぞ…!!」
「アイツ等、相当強い…!!」
「それにあのカード 休火山の効果はまだあるしね」
レッド生達を下がらせて前にいる双六達の後ろから、1人の男がやって来た
「─休火山のもう1つの効果はセメタリーに送られた時、次の自分のターンにセットしたプレイヤーは、デッキから炎属性モンスター1体を手札に加える事が出来る」
「「エド!!」」
聞こえてきた声に、十代とみさとは同時に振り返った
「騒がしいからキャンプカーから出て来てみれば、これは何事だ?」
「見ての通りよ
美寿知の手下の六帝とデュエルしてる最中」
「コイツ等がか!?」
みさとの説明にエドは目を見開いて、岩丸と炎丸を見つめた
「お前がエド・フェニックスか……」
「これで3人、全員が揃ったか……デュエルを続行するぞ!!
地帝 グランマーグで、ワイルドマンを攻撃!!
─バスター・ロック!!」
地帝グランマーグの放った岩の砲弾が、
「─罠カード『エレメンタル・チャージ』発動!!
自分フィールドの
オレ達のフィールドにはワイルドマンがいる、1000ポイントのライフを回復だ」
十代&みさと LP 800→1800
「だけど攻撃は通るぞ!!」
岩の砲弾に
「─ッリバース発動、罠カード『オプションハンター』!!
自分フィールドのモンスターがバトルで破壊された時、破壊されたモンスターの元々の攻撃力分のライフを回復する!!」
「助かるぜ、みさと!!
ワイルドマンの攻撃力は1500、オレ達のライフは1500回復するぜ!!」
十代&みさと LP 1800→3300
「ナイスサポート!!
ありがとな、みさと!!」
「ったく、調子良いわねぇ…」
軽口を叩き合う十代とみさとを見て、岩丸と炎丸は苦しそうにしていた
「オレはカードを1枚伏せて、ターンエンドだ」
「オレのターン、ドロー!!」
デッキからカードを引いた十代は、引いたカードを見てそのまま発動させた
「─魔法カード『死者転生』
手札からモンスターカード1枚を墓地に送って、墓地からモンスターカード1枚を手札に加える
オレは手札から『
─更に魔法カード『E-エマージェンシーコール』発動!!
デッキから
オレは『
─そして墓地に送ったネクロダークマンの効果発動!!
このカードが墓地に在る時に1度だけ、レベル5以上の
来い、エッジマン!!」
十代達のフィールドに、全身に黄金の鎧を纏ったヒーローが現れた
☆7 地属性 戦士族 ATK 2600 DEF 1800
「ここでエッジマンか!!」
「これで向こうのモンスターの攻撃力を上回った
みさとちゃんのモンスター達と一緒に、総攻撃をかければ…!!」
一気に攻勢に出た十代に三沢と吹雪が興奮したように言うと、十代はそのままターンを進めた
「行けエッジマン、グランマーグを攻撃!!
─パワー・エッジ・アタック!!」
「「ぐっ…」」
岩丸&炎丸 LP 3000→2800
「まだだ、頼むぜジャック!!
─ダイレクトアタックだ、ジャックス・セイバー・クラッシュ!!」
[おうっ!!]
ダッと地面を勢いよく踏み切ったジャックス・ナイトは、岩丸達に向かって剣を振り下ろした
「「ぐあああっ!!」」
岩丸&炎丸 LP 2800→900
「決めるぜ!!
フォトン・バタフライ・アサシンで、ダイレクトアタック!!」
フォトン・バタフライ・アサシンが両手に持ったチャクラムと呼ばれる武器で斬りかかる前に、岩丸は伏せていたカードを開いた
「それは通さない!!
─罠カード『ガード・ブロック』発動!!
ダメージ1つを0にして、デッキからカードを1枚ドローする」
フォトン・バタフライ・アサシンの攻撃は、岩丸達の前に張られたバリアに防がれた
「くっ…ターンエンドだ」
「オレのターン!!」
デッキからカードを引いた炎丸のデッキから、1枚のカードがパアッと光り出す
「休火山の効果発動、デッキから炎属性モンスター『炎帝 テスタロス』を手札に加える
オレは墓地のUFOタートル1体を除外し、『炎の精霊 イフリート』を特殊召喚する!!」
炎丸達のフィールドに出た炎の球が弾け、炎の精霊となった
炎の精霊 イフリート
☆4 炎属性 炎族 ATK 1700 DEF 1000
「炎の精霊 イフリートを生け贄に、手札に加えた炎帝 テスタロスを召喚!!」
炎丸達のフィールドに、炎の帝が現れて周りに炎を撒き散らした
炎帝 テスタロス
☆6 炎属性 炎族 ATK 2400 DEF 1000
「コイツも帝…!!」
「炎帝 テスタロスの効果発動!!
このカードが召喚に成功した時、相手の手札をランダムに1枚捨てさせる
そのカードがモンスターカードだった場合、そのモンスターのレベル×100ポイントのダメージを与える!!
オレが選ぶのは…遊城 十代だ!!」
指名された十代の手札の1枚を、炎帝テスタロスは小さな火の玉で撃ち抜いた
「くっ…ワイルドマンが…」
「ワイルドマンのレベルは4
テスタロスの効果で、お前達は400のダメージを受ける!!」
十代&みさと LP 3300→2900
「バトルだ!!
炎帝 テスタロスで、フォトン・バタフライ・アサシンを攻撃!!
─ブラスト・バーニング!!」
みさと達のフィールドのフォトン・バタフライ・アサシン目掛けて、炎帝 テスタロスの炎が放たれてそのまま焼き尽くされた
十代&みさと LP 2900→2600
「カードを3枚伏せて、ターンエンドだ」
「あたしのターン!!
─永続魔法『連合軍』を発動
自分フィールドの表側表示の戦士族モンスターの攻撃力は、自分フィールド上の戦士族・魔法使い族の数×200ポイントアップする!!
あたし達のフィールドには戦士族が2体、ジャックとエッジマンの攻撃力は400アップ!!」
ジャックス・ナイト ATK 1900→2300
「『
みさと達のフィールドに、近未来風な星の鎧を纏った騎士が現れた
☆4 光属性 戦士族 ATK 1300 DEF 1200
「プロキオンの効果
召喚に成功した時、手札のテラナイトモンスター1体を墓地に送りデッキからカードを1枚ドローする
『
─速攻魔法『スター・チェンジャー』発動
フィールドのモンスター1体のレベルを1つ、上げるか下げる事が出来る
ジャックのレベルを1つ下げるわ」
ジャックス・ナイト ☆ 5→4
「ジャックス・ナイトのレベルが4に…」
「レベル4のモンスターが2体、という事は…!!」
吹雪と三沢が次の手を予測する中、みさとは片手を空に向けた
「─レベル4の
2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築
─エクシーズ召喚!!
─ランク4 『
みさと達のフィールドに、全身白銀の鎧と大剣を持った騎士が現れた
★4 光属性 戦士族 ATK 2000 DEF 1000
「ウオオオッ!!
また新しいモンスターか、カッコいいな!!」
新しいエクシーズモンスターに無邪気にはしゃぐ十代に、みさとは苦笑を見せながらターンを続けた
「(ったく、こんな時に仕方ない奴ね…)
連合軍の効果でパラディオスの攻撃力は400アップ、そしてパラディオスの効果
選んだモンスターの攻撃力を0にして、その効果を無効にする
これでアンタのご自慢の炎帝も無力よ!!」
炎帝 テスタロス ATK2400→0
「エッジマンを攻撃表示に変更して、バトルよ!!
パラディオスで炎帝を攻撃!!」
「─カウンター罠『攻撃の無力化』!!
攻撃を無効にしてバトルを強制終了させる」
「チッ…」
「どうした!!
お前達の力はその程度なのか!?」
いきなり怒鳴り出す岩丸に、みさとと十代は怒鳴り返した
「なァーに言ってんだか!!
無関係な翔くん達巻き込んどいて拉致るようなアンタ達に、好き勝手言われたくないわね!!」
「翔と剣山、かりんを返せ!!」
怒鳴り返した十代達に、岩丸と炎丸は何かに脅えるように体を震わせた
「…卑怯者呼ばわりされようとも、オレ達にはもうこのデュエルしか残されていない……」
「頼む、お前達の力を見せてくれ!!
でないとオレ達の力が証明できない!!」
切羽詰まったような顔をする岩丸と炎丸を見て、十代とみさとは戸惑いながら顔を見合わせた
「どういう事だ…?」
「さぁ…?
けど取り敢えず、コイツ等をぶちのめさないと話は進まなさそうね
……カードを2枚伏せて、ターン終了よ」
「オレのターン、ドロー!!」
身構え直した十代達を見て、岩丸はデッキからカードを引いた
「─魔法カード『強欲な壺』を発動して、デッキから2枚ドローする
─そしてリバースカード発動、魔法カード『神鳴り』
デッキから雷族モンスター1体を手札に加える、オレは『雷帝 ザボルグ』を手札へ
更に墓地の2体目のマイン・ゴーレムを除外して、『岩の精霊 タイタン』を特殊召喚」
岩丸達のフィールドに、全身が岩で出来た岩男が現れた
岩の精霊 タイタン
☆4 地属性 岩石族 ATK 1700 DEF 1000
「岩の精霊 タイタンを生け贄に、2体目の地帝 グランマーグを召喚」
岩丸達のフィールドから岩の精霊 タイタンが消え、再び地帝 グランマーグが現れた
「またあのモンスター…!?」
「グランマーグの効果を発動させるつもりなんだよ」
レッド生の1人に吹雪が答える中、岩丸は地帝 グランマーグを指差した
「グランマーグの効果発動!!
召喚に成功した時、フィールド上にセットされているカード1枚を破壊する!!
オレは自分フィールドのカードを破壊する!!」
「また同じパターンか…!!」
「って事は、その伏せカードはさっきの休火山と同じタイプのカード…!!」
十代達が警戒する中、地帝 グランマーグは岩丸達の伏せカードの1枚を破壊した
「─破壊された伏せカード『ダウジング・ポイント』の効果発動
このカードがセットされた状態で破壊された時、デッキからモンスターカードを1枚 手札へ加える」
岩丸はデッキから1枚のカードを十代達に見せて手札に加えた
「オレが選ぶのは、『氷帝 メビウス』だ……これで準備は整った」
「準備…?」
「さっきから帝のカードばかり手札に加えてたのと、どう関係が有るっていうの…?」
「関係大有りだ!!
─魔法カード『シャドームーン』を発動!!」
岩丸が発動したカードが、一瞬で周りを暗くした
「何だ!?」
「どうしたというんだ!?」
「まさか、アレは…!!」
三沢達が騒ぐ中、双六は目を見開いて岩丸のカードを見ていた
「何だ!?」
「─まさか、『闇のカード』…!?」
「闇のカード?
何だそりゃ…?」
首を傾げた十代に、みさとはその場で軽く転んだ
「アンタねぇ!!
三幻魔と闘ったってのに、何言ってんのよ!!
…闇の力を秘めた、特殊なカード……それがたまに有るのよ
恐らく、アレもその1枚…!!」
「何だって!?」
十代達が話している間も、岩丸の発動したカードは周りを暗く染めていく
「このカードは自分達の手札かフィールド上から、それぞれ属性の違うレベル5以上のモンスター4体を生け贄に捧げる!!」
「─そしてデッキから、『デミウルゴス EMA』を特殊召喚出来る!!」
「デミウルゴス EMA!?」
「何よそのカード!?」
聞いた事の無いカードに十代とみさとが叫ぶ中、岩丸達は各々手札とフィールドからモンスタカードを墓地へ送った
「オレはフィールドの地帝と、手札の氷帝と雷帝を…」
「オレはフィールドの炎帝を生け贄に捧げる!!」
「「─現れろ、デミウルゴス EMA!!」」
暗くなったその場にパアアアッと眩い光が生まれ、金色の天使がゆっくりと降り立った
デミウルゴス EMA
☆8 光属性 天使族 ATK 3300 DEF 2000
「な、何なんだ…あのモンスターは……」
「あんなモンスター、見た事も無いよ……」
三沢と吹雪が呆然と呟く中、岩丸は最後の手札を発動させた
「まだだ!!
─フィールド魔法『フルームーン -血塗れの月-』を発動!!」
空にあった黄色の月が禍々しい赤色に変わっていくのを見て、エドは険しい顔をして呟いた
「月の色が……」
「お互いの魔法・罠カード1枚を、『ホムンクルス・トークン』としてフィールドに守備表示で特殊召喚する」
「何ですって!?」
「オレ達は永続魔法 導きの鉱脈を…お前達は永続魔法 連合軍を、それぞれトークンとして特殊召喚!!」
2枚の永続魔法がトークンに変わってフィールドに現れた
「これじゃあ連合軍の効果が…!!」
「消えて攻撃力は元に戻るわね…」
苦々し気に呟いたみさとの前にいる
「デミウルゴス EMAの効果発動!!
フィールド上のホムンクルス・トークン1体につき、攻撃力が800ポイントアップする!!」
「今フィールドにいるホムンクルス・トークンは2体
合計 1600ポイント、攻撃力が上がるぞ!!」
2体のホムンクルス・トークンから力を貰ったデミウルゴス EMAは、更に強く光り出す
デミウルゴス EMA ATK 3300→4900
「攻撃力 4900…!?」
「十代達のライフは、残り2600…!!」
「攻撃力の低いみさとちゃんのモンスターとの差は2900、この攻撃が通ったら…!!」
圧倒的な攻撃力に、三沢達が一斉に焦り出した
「どうやらお前達はこの程度だったみたいだな!!
デミウルゴス EMAで、
デミウルゴス EMAが放った光が、
「十代っ!!」
「みさとちゃんっ!!」
攻撃が決まる寸前、十代達のフィールドの伏せカードが開いた
「─リバース発動!!
永続罠『銀幕の
相手モンスターの攻撃力を半分に!!」
デミウルゴス EMA ATK 4900→2450
「それでもまだ攻撃力は上だ!!」
デミウルゴス EMAの放った光が、
十代&みさと LP 2600→2150
攻撃の余波が辺りで弾けて、後ろにいた双六達に襲い掛かる
《なっ…!?》
岩丸達を含めたその場の全員が、その予想外な出来事に目を見開いた
「皆逃げろーっ!!」
「おじいちゃん・皆ーっ!!」
……その場にバアァンッという音が鳴り響く
「……え?」
「君達は……!!」
衝撃に備えて身を硬くしていた双六達が恐る恐る目を開けると、双六達の前には3人の男女がいた
[─ふぅ、間に合ったか……]
[─ったく、とんでもねぇ攻撃だな…]
[─でも、これくらいならまだ大丈夫ですね]
「みさとの精霊達!!」
「皆…!!」
みさとの精霊の三騎士達が自分の盾を構えて、双六達の前に立っていた
「セブンスターズの時と同じだ!!
本物になってる!!」
「─これが
「ちょっと待ちなさいアンタ達、この力の事を知ってるの!?」
「知りたいなら、このデュエルに勝ってからにしろ!!
オレはこれで、ターンエンドだ」
「っ…オレのターン、ドロー!!
銀幕の
パリイィィンッと音をたてて、十代達の前にあった銀幕の
「─魔法カード 天使の施し、デッキからカードを3枚引いて手札2枚を墓地に送る」
手札からモンスターカード2枚を墓地に送った十代は、その内の1枚を墓地から取り出した
「─今墓地に送った『クロス・ポーター』の効果発動!!
このカードが墓地に送られた時、デッキから『
デッキから1枚のカードを手札に加えた十代は、別の手札をデュエルディスクにセットした
「─魔法カード『R-ライトジャスティス』
自分フィールドの
オレ達のフィールドにはエッジマンがいる、融合禁止エリアを破壊だ!!」
「エッジマンを守備表示に変更してターンエンドだ」
「オレのターン、ドロー!!」
デッキからカードを引いた炎丸は、そのカードをそのままデュエルディスクにセットした
「『ファイヤー・トルーパー』を召喚」
炎丸達のフィールドに、体のあちこちに炎を纏ったモンスターが現れた
ファイヤー・トルーパー
☆3 炎属性 戦士族 ATK 1000 DEF 1000
「ファイヤー・トルーパーの効果発動
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、このカードを墓地へ送って発動できる
相手ライフに1000ポイントダメージを与える」
炎の塊になったファイヤー・トルーパーは、そのまま十代達に突進して消えていった
「「ぐっ/うっ…!!」」
十代&みさと LP 2150→1150
「─装備魔法『ビックバン・シュート』をデミウルゴス EMAに装備!!
装備モンスターの攻撃力を400上げて、守備表示モンスターを攻撃した時に攻撃力が守備力を上回っていたら、貫通ダメージを与えられる!!」
炎丸達のフィールドのデミウルゴス EMAが、赤いオーラが包み込んでパワーアップしていく
デミウルゴス EMA ATK 4900→5300
「まだ攻撃力を上げるのか!?」
「デミウルゴス EMAで、エッジマンを攻撃!!」
デミウルゴス EMAが放った光が、
「ビックバン・シュートの効果でお前達に貫通ダメージ、これで終わりだ!!」
攻撃が迫る中、みさとが伏せていたカードを開いた
「─リバース発動、永続罠『ライフ・フォース』
400のライフを支払う事で、効果発動ターンのバトルダメージを0にする!!」
十代&みさと LP 1150→750
デミウルゴス EMAの攻撃で
「オレはこれで、ターンエンドだ」
「っ…あたしの、ターン!!」
ふらつきながらも引いたカードを、みさとはそのままデュエルディスクにセットした
「『
みさと達のフィールドに、青い翼をつけた星の鎧を纏った騎士が現れた
☆4 光属性 戦士族 ATK 1700 DEF 1300
「アルタイルの効果
召喚に成功した時、墓地からアルタイル以外のテラナイトモンスター1体を守備表示で特殊召喚出来る
戻って、リゲル!!」
みさと達のフィールドの
☆4 光属性 戦士族 ATK 1900 DEF 700
「リゲルの効果は、意味が無いから今回は発動させないわ
─
2人の星の騎士が光になって、空に空いた穴の中へ飛んでいく
「2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築
─エクシーズ召喚!!
─ランク4 常闇の星騎士 『
みさと達のフィールドに、複数のモンスターが不気味に融合した騎士とは思えないモンスターが現れた
★4 闇属性 戦士族 ATK 2600 DEF 550
「カードを1枚伏せて、ターン終了よ」
「脅かしやがって、そんなモンスターじゃデミウルゴスに勝てねぇじゃねぇか!!」
「確かに…みさとくんは一体何を考えてるんだ…?」
岩丸と三沢の意見に、エドは反対した
「あのみさとが何も考えずに、あんな事をするハズが無い
何か策が有るハズだ」
「オレのターン!!」
デッキからカードを引いた岩丸が、デミウルゴス EMAを指差した
「遊城 十代・七瀬 みさと、これで終わりだ!!
デミウルゴス EMAで、
岩丸が攻撃宣言したと同時に、みさとは伏せていたカードを開いた
「─永続罠 ライフ・フォースの効果
400のライフを払って、ダメージを0にする
─更にリバース発動、罠カード『ハーフ・ガード』!!
このカードは、自分フィールドのモンスターが攻撃された時に発動
そのモンスターはバトルで破壊されず、ダメージ計算後に守備表示になる」
デミウルゴス EMAの放った光は、みさと達のフィールドに張られた2重のバリアに阻まれた
十代&みさと LP 750→350
「ぐっ…ターンエンドだ」
(防げるのはライフ的にも限界……十代、このターンで何とかしなさいよ…!!)
みさとの強い視線を受けた十代は、デッキに指を滑らせた
「…オレのターン!!
─魔法カード 強欲な壺、デッキからカードを2枚ドローする
─そして魔法カード『O-オーバーソウル』発動!!
墓地の
行くぜ、『
十代達のフィールドに、宇宙の力を得た十代の新しいヒーローが現れた
☆7 光属性 戦士族 ATK 2500 DEF 2000
「それがお前のエースか、遊城 十代!!」
「だが、デミウルゴスEMAには敵わないぞ!!」
「まだだっ!!
『
十代達のフィールドに、クワガタのような姿をしたヒーローが現れた
☆3 炎属性 昆虫族 ATK 500 DEF 500
「…ようやく揃ったの?
アンタにしては遅いんじゃない十代?」
「そう言うなよな~」
「まあそれはそれとして、アンタの新しいヒーローをしっかり見たのは初めてね
なかなかイカしてるじゃない?」
「だろー!?」
みさとと軽口を叩き合いながら、十代は片手を空に向けた
「─行くぜっ!!
ネオス フレア・スカラベ、コンタクト融合!!」
空へ飛んだ2人のヒーロー達が融合し、強い光を生んだ
「─来い、『
光の中から、
☆7 炎属性 戦士族 ATK 2500 DEF 2000
「何をする気だ…!?」
「フレア・ネオスの攻撃力は、フィールド上の魔法・罠カードの数×400ポイントアップする!!」
「今フィールドに有るのは、ホムンクルス・トークンとしても扱われているの導きの鉱脈と連合軍…そしてフィールド魔法 フルームーンの3枚!!」
「フレア・ネオスの攻撃力は、1200ポイントアップするね」
「それでも、デミウルゴス EMAには届いて無いぞ!!」
「なら届かせればいいんだ!!
─魔法カード『受け継がれる力』発動!!」
「あれは自分フィールドのモンスター1体を生け贄に、自分フィールドの別のモンスターに生け贄にしたモンスターの攻撃力を与えるカード!!」
「オレはみさとのヴァトライムスを生け贄に、フレア・ネオスにその攻撃力を与える!!」
「攻撃力 3700のフレア・ネオスにヴァトライムスの攻撃力 2600が加われば…!!」
「ヴァトライムスの力が、フレア・ネオスを更に強くする!!」
十代達のフィールドの
「攻撃力 6300だと!?」
「決めちゃいな、十代!!」
「行け、フレア・ネオス!!
デミウルゴス EMAを攻撃!!
─バーン・ツー・アッシュ!!」
「「ぐああああっ!!」」
岩丸&炎丸 LP900→0
十代達の勝利にレッド生達の拍手や歓声が喝采する中、空には朝日が昇り辺りも明るくなっていた
地面に手を付いて悔しそうにしている岩丸と炎丸に十代は傍まで歩み寄る
「なあお前等…オレも実はすっげえボロボロに負けて落ち込んだ時があってさ」
「お前が!?」
「まさか…!?」
岩丸達の話に、隣に来た双六の視線を見てみさとも話し出す
「本当よ、ついこの前の話だし
カードが白紙に見えるレベルまで落ち込んで、アカデミアを出てったぐらいなんだもの」
「カードが白紙に?
そんな事が有るのかい?」
「多分、今のあたし達の敵 斎王の仕業よ
……そうとも考えずにどっかのバカなガキんちょは、自分の強さを誇示する為だけにデュエルしてたんですものねぇ~
その後あたしにぶちのめされて、十代にリベンジもされて…負けちゃったもんねぇ~エドちゃ~~ん?」
からかう口調で言いながらみさとが後ろに視線を向けると、エドは不愉快そうに視線をそらした
そんな話をしている間に十代に励まされた岩丸達は、泣きそうになりながら笑っていた
「ほんと、あの子は遊戯にそっくりじゃわい」
「でしょ?
あたしだけじゃなくて、遊戯兄ちゃんや克也兄ちゃんもお気に入りなのよ」
「…ん?」
穏やかな空気が流れるその場に突然、岩丸達の近くに鏡が現れ紫色の奇妙な光を放ち出す
「お、お許しください!!
美寿知様!!」
「い、嫌だぁーっ!!」
悲鳴と共に岩丸と炎丸は光の中に消え、呆然とする十代達は岩丸達を取り込んだ鏡が宙に浮いていくのを見上げた
見上げた空にはたくさんの鏡が現れ、鏡の中に巫女服を着た女性が映った
「─役立たずかと思ったが、中々面白い見物であった
遊城 十代 七瀬 みさと、我が兄が心を動かされるのも分かる」
「「我が兄」、ですって?」
「お前が美寿知か!!」
鋭い剣幕の十代達に怯むことなく、美寿知は口元を緩めて別の鏡に映し出す
その鏡に映ったのは、眠らされたままコクーンの乗り物に座っている翔達の姿だった
「翔・剣山・かりん!!」
「アンタ、何のつもり…?」
「海馬ランドで待っておる
遊城 十代 七瀬 みさと エド・フェニックス」
「僕が!?
どうして…!!」
「運命の導き、そなたはそれに従わねばならぬ」
言い告げた後、美寿知の鏡は粉々になって消えた
「美寿知……お前だけは許さない」
「行くわよ、野郎共」
闘志を剥き出しに、十代達は海馬ランドに歩き出した
久々のタッグデュエル作成にかなり疲れました
美寿知の部下の炎丸、アニメでは彼はデュエルする前に消えてしまったので、「みさとちゃんと闘わせちゃおう」→「けど、十代対岩丸はどうなる?」→「いっそタッグにすれば良いかな」……と考えて、こうなりました
十代との共闘は、前から書きたかったので丁度良かったです
次回もデュエル回になると思います……相手は、まあ追い追いという事で