推しのために死に続ける話。   作:三つ首黒虎

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お待たせしました!

戦闘訓練回書けすぎて…
今回短いんですけど分割します!
じゃないとこれ25000字くらい行きかねない…

あ、あとごめんなさい爆豪の名前変換ミスしてました!
他の話の名前も正しい文字に戻してます!


5話 戦闘訓練1

 被服控除

 入学前に個性届、身体情報を提出すると、学校専属のサポート会社がコスチュームを用意してくれる素敵なシステム!

 要望を添付することで便利で最新鋭のコスチュームが手に入る。

 

 ――――――約三週間前――――――

 

 サイゼでだらけながら鬼人と話していた。

「ねー、鬼人ー。コスチュームどうするー?」

「おん?あぁ、俺は決まってるぜ。俺の肉体が武器だからな。鬼といえば上裸で棍棒だろ」

「おぉー、もう外見は割り切ったんだね」

「流石にな、前も言ったがいつまでも気にしてられねぇ」

 鬼人は照れるように鼻を掻いている。

 

 僕はぐてーと机に上半身を寄りかからせながら悩む。

「んー、どうしようかなぁ……」

「隷の今の戦い方ならあれじゃねぇの?なんか入れ替えられるものがたくさん入ったポケットとか」

「僕もそれは考えたんだけど……どうイメージしてもダサくて……」

「あー……確かに……わりぃ……」

「でも、戦い方的にそうなるのかなぁ」

 

 

「あ、あれならどうよ!武蔵坊弁慶‼︎あいつって武器を山ほど持って戦ってなかったか?」

 両案を思いついた!というように鬼人が僕に声をかける。

 

「厳密には弁慶は武器を収集してただけで山ほどの武器は使ってなかったはずだけど…」

「でも、弁慶かぁ。いいよね、彼の最後弁慶の立ち往生」

「今の僕には武器が使えないから無理だけど……いつか武器を使えるようになったら複数の武器を使い分けて戦えるようになりたいな」

 

「とりあえず、戦い方が定まるまでは腰回りにポケット作ってもらってそこに置換用のビー玉でも入れようかな。いつまでも小石拾って使い続けるわけにもいかないしね」

「確かに、それに助けなきゃいけない人に当たったら危ねぇもんな」

「それはそう」

 僕は苦笑いしながら鬼人と共に衣装についての詳細を詰めていった。

 

 僕の衣装は全体的に黒を基調とした両腕両腿にポケットを用意した一見ただポケットが多いだけの学ランだ。

 その学ランの前ボタンを外し紫のインナーを着た……まぁ、端的に言うと呪術廻戦の東堂葵の衣装である。

 筋力的に足りていないのでなんと言えない感じにはなっているがそこは今後鍛えて成長していこうと思う。

 能力的にも似ていおり、元来東堂葵の生き様に憧れたところもあった。それに“個性"の使い方の参考にもできた。逆に……東堂葵のせいで“個性"発動に拍手を必要とする癖がついてしまったと言うところもあるのだけど……

 

 話を戻そう、流石は学校専属のサポート会社といったところだろう。

 防御性能もかなり高くポケット耐久性は当初依頼したものより良くなっているとのことだ。

 かなりありがたい。僕の個性上置き換えられるものは多いに越したことはない。また、ポケットから全て溢れてしまったら任意の場所に移動しづらくなってしまう。

 

 そんなことを考えていると――

 

「始めようか、有精卵共‼︎!戦闘訓練のお時間だ‼︎!」

 雄英ヒーロー科1-Aが集合する中オールマイトが授業開始の宣言をした。

 

 

「いいじゃないか皆、カッコイイぜ‼︎」

 皆の姿を一望した後オールマイトは褒めるように言った。

 

 飯田がガションと腕を上げ質問をする。

「先生!ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか⁉︎」

 

「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ‼︎」

「敵退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば屋内のほうが極悪敵出現率は高いんだ」

「監禁・軟禁・裏商売……このヒーロー飽和社会」

 オールマイトはゲフンと咳き込むと続けて――

「真に賢しい敵は屋内にひそむ‼︎」

「君らにはこれから『敵組』と『ヒーロー組』に分かれて二対二の屋内戦を行ってもらう‼︎」

 

「基礎訓練もなしに?」

 梅雨ちゃんが疑問を投げかけると

「その基礎を知るための実践さ!ただし今度はブッ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ」

 

 上から八百万、爆豪、麗日、飯田、青山が同時にオールマイトに疑問を投げかける。

「勝敗のシステムはどうなります?」

「ブッ飛ばしてもいいんスか」

「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか……?」

「分かれるのはどのような分かれかたをすればよろしいですか」

「このマントヤバくない?」

 

「んんん〜〜〜、聖徳太子ィィ‼︎!」

 と言いながら拳を握りしめ震えているオールマイトを見た僕は、流石にこれだけ同時に話されては聞き取れないだろうに……先生って大変だなぁと感想を抱いた。

 

 皆、自由なのである。

 まぁオールマイトが先生慣れしていないから注意しないと言うのはある。

 もともと声が大きく人を惹きつけるオールマイトが喋り出すと皆が注目するのもあるかもしれない。事実授業の進行は問題なく行えている。

 それもあって他のどの先生より生徒が自由なのである。

 

 

 カンペを見ながらオールマイトは生徒に言い聞かせるように読み上げる。

「いいかい⁉︎状況設定は『敵』がアジトに『核兵器』を隠していて『ヒーロー』はそれ処理しようとしている!」

「『ヒーロー』は制限時間内に『敵』を捕まえるか、『核兵器』を回収する事。『敵』は制限時間まで『核兵器』を守るか『ヒーロー』を捕まえる事」

「コンビ及び対戦相手はくじだ!」

 

 

「適当なのですか⁉︎」

 とツッコミを入れる飯田に対し緑谷が話しかける。

「プロは他事務所のヒーローの急造チームアップする事が多いしそう言う事じゃないかな……」

 飯田はその説明で意図を理解したのだろう。

「そうか……!先を見据えた計らい……失礼致しました!」

 

 

 

「先生!二組同士だと人数が奇数なので、一人余りますが……」

 という八百万の質問に対し、オールマイトはハッと気づいたように返答する。

 

「そうだった‼︎そう言えば今年の1-Aは二十一人いるので一組だけ三人になる。二対三で少し不利だとは思うけど、頑張ってくれ‼︎」

 

 

 そして、くじ引きを終えてチームが決まった。

 

 Aチーム、緑谷出久、麗日お茶子

 Bチーム、轟焦凍、障子目蔵

 Cチーム、八百万百、峰田実

 Dチーム、爆豪勝己、飯田天哉

 Eチーム、青山優雅、芦戸三奈

 Fチーム、口田甲司、 砂藤力道

 Gチーム、耳郎響香、上鳴電気

 Hチーム、蛙吹梅雨、常闇影踏

 Iチーム、尾白猿尾、葉隠透、置換隷

 Jチーム、切島鋭児郎、瀬呂範太

 

「二人ともよろしくー!」

「あ、うん、よろしくね」

「葉隠さんと、置換であってるかな?よろしく」

 

 

 チームが決まり挨拶したところでオールマイトの声が聞こえた。

「それではいいかな」

「続いて最初の対戦相手はこいつらだ‼︎」

 オールマイトはHEROと書かれた箱、VILLANと書かれた箱に片手を入れて同時にくじを引く。

「Aチームが『ヒーロー』‼︎Dチームが『敵』だ‼︎」

 

 

 つまり、Aチーム緑谷、麗日ペアとDチーム、爆豪、飯田ペアの戦闘訓練だ。

 緑谷と爆豪は因縁があったはずだけど……熱くなりすぎないかな……少し心配かもしれない。

 

 「敵チームは先に入ってセッティングを!5分後にヒーローチームが潜入でスタートする。他の皆はモニターで観察するぞ!」

 

 

 オールマイトの指示通り戦闘訓練会場のビルの地下、

 モニタールームへ移動しホッと一息ついた。流石に一試合目は緊張で動けないと思うし。

 

 

 そんな一息ついた僕を見たのだろう。葉隠さんが声をかけて来た。

「大丈夫?私たち三人もいるし大丈夫だって!頑張ろ!」 

「あ、うん。ちょっぴり最初じゃなくてよかったなぁってホッとしてただけなんだ。」

「そういう事か〜!確かに最初は緊張しちゃうかも!」

「最初でも何番目でも多分緊張はしちゃうんだけどね」

 

 

 あはは……と話していると話しているのに気づいたのだろう、尾白も話に加わって来た。

「どしたの?大丈夫?」

「んとね!置換くんがキンチョーしてたんだって〜」

「あ、いや、それ違っ……」

 葉隠さんの言葉を否定するように声を出すも尾白くんに言葉を被せられ――

「俺ら三人いるし大丈夫だって!一緒に頑張ろうぜ」

「あ、うん……もうそれでいいや。二人とも頑張ろうね」

「なんか言いかけてた?」

「いや、大丈夫だよ。緊張してたのは事実だから……」

「あ、みてみてオールマイトがきたよ!」

 と葉隠さんが指を刺す方向を見るとオールマイトがモニタールームに入って来たところだった。

 

 

 皆並びモニター前に整列すると

「さぁ君たちも考えて見るんだぞ!」

 

 そういえば授業だった。ちゃんと観ないとな。

 

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