Will be the Pokemon Master 作:K(ハーメルンのすがた)
リラ被害者の会三人目はサトシ君です。
「ポケモンの転送は終わったかい?」
「ああ!今日もバッジをゲットだ!」
「ピカ!」
「うん!今日も頑張って!」
ジムチャレンジの初日にヤローさん、ルリナさん、カブさんに勝利してオレ達は三つバッジを手に入れた。
翌日、次のジムのあるラテラルタウンに到着し、早速ジムに挑戦する準備をしていた。
「ダイマックスバンドは持ってるよね?」
「バッチリ!これでリザードンに怒られたからな……」
「ははは……今度忘れたらかえんほうしゃだけじゃ済まないかもね?それじゃ行こっか!」
オレ達はジムに向けて出発した。
「イッシュ地方の人達、大変ですよね……」
「ええ……まさか悪い集団同士の争いに巻き込まれてほとんどの街がボロボロになってしまうなんて……」
「プラズマ団とロケット団……聞いた事ないですよねぇ……」
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ラテラルタウンのジムはかくとうタイプのジムリーダー、ゴーストタイプのジムリーダーが日替わりでジムを担当しているらしい。……本当は両方と戦いたいけど……仕方ないか……
「さあ、どっちのタイプだ……!」
『両者、ポケモンを!』
「行くぞ!ピカチュウ!」
「行け!エビワラー!」
「ピッカ!」
「エビ!」
ジムトレーナーはエビワラーを繰り出した。ということは今日はかくとうタイプの日か。
『始め!』
「エビワラー、きあいパンチ!」
「ピカチュウ、限界まで引き付けて10まんボルト!!」
「ピカ!チュウゥゥゥゥ!!!」
「エビッ!?」
「ボルテッカー!!」
「ピカピカピカピカ……ピカピッカァッ!!!」
『エビワラー戦闘不能!ピカチュウの勝ち!』
「よし!ナイスピカチュウ!」
「ピカッチュ!」
このペースで次々とジムトレーナーを倒していき、ジムリーダーの所へたどり着いた。
「ようこそジムチャレンジャー。私はサイトウです。あなた達の心、どんな攻撃にも騒がないのか私が試すとしましょう」
「一緒ならオレ達の心は絶対に負けません!勝ってバッジを貰います!」
『両者、ポケモンを!』
「行け!ヘラクロス!」
「カポエラー、お願いします!」
オレはヘラクロス、サイトウさんはカポエラーを繰り出した。
『始め!』
「きあいパンチ!」
「トリプルキック!」
「ヘラッ!!!」
「エラッ!!!」
ヘラクロスのきあいパンチとカポエラーのトリプルキックがぶつかり合う。タイプの相性もあり、次第にヘラクロスがカポエラーを押していく。
「エラッ!?」
ヘラクロスがカポエラーに打ち勝った。
「いいぞヘラクロス!つのでつく!」
「ヘラァ!!!」
「カウンター!」
「なっ……!?」
「エラァァッ!!!」
「ヘラ!?」
ヘラクロスがカポエラーのカウンターを受けてしまう。
「大丈夫か、ヘラクロス?」
「ヘラ!!」
「トリプルキック!」
「エラーッ!!!」
「インファイトだ!」
「ヘラクロッ!!!!!」
次はトリプルキックとインファイトがぶつかり合う。そして……!
「エラー!?」
今度もヘラクロスが押し勝ち、カポエラーが倒れる。
『カポエラー戦闘不能!ヘラクロスの勝ち!』
「カポエラー、戻ってください。ゴロンダ、お願いします!」
「ゴロ!!!」
サイトウさんの次のポケモンはゴロンダというポケモンだ。初めて戦うからどんなポケモンなのかわからないな……
ヘラクロスも消耗しているしここは……
「ヘラクロス、一旦戻ってくれ!行け!ガバイト!!」
「ガバァ!!!」
ヘラクロスを一度戻してガバイトを出した。ジムでは初めての出番だ。
「ゴロンダ、バレットパンチ!」
「ゴロッ!!!」
「躱してりゅうのはどう!!」
「ガバァァァ!!!!!」
ゴロンダの攻撃を躱してりゅうのはどうを当てる。
「ゴロンダ、つじぎり!」
「噛み付いて受け止めろ!」
「ガバ!!」
ガバイトのお得意の噛みつきでつじぎりを受け止める。
「りゅうのはどう!!」
「ガバァァァッ!!!!!」
「ゴロ……ッ!?」
至近距離でガバイトはゴロンダにりゅうのはどうを当てる。
「ゴロ……」
『ゴロンダ戦闘不能!ガバイトの勝ち!』
「よっしゃ!ナイスだガバイト!」
「ガバッ!」
「ゴロンダ、戻ってください。お願いします、ネギガナイト!」
「ネギガ!!!」
ネギガナイト……どこかカモネギに似ているような?
「ガバイト、いわくだき!」
「ガバ!」
「ネギッ!?」
「リベンジ!!」
「ネギガ……ッ!!!!!」
「ガバ!?」
ネギガナイトがリベンジでガバイトに反撃する。
「ガバイト、りゅうのはどう!」
「ガバ!!」
「躱してぶんまわす!」
「ネギガ!!!!」
りゅうのはどうが躱されてネギガナイトが近付いてくる。
「あなをほる!」
「ガバッ!!!」
ぶんまわすはガバイトが地面に潜ったから使われなかった。
「ガバァァァ!!!!!」
「ネギ……!?」
ネギガナイトにあなをほるが命中する。
「ここだ!りゅうせいぐん!!!」
「ガバァァァァァァッ!!!!!!」
ネギガナイトにりゅうせいぐんが降り注ぐ。
「ネギ……」
『ネギガナイト戦闘不能!ガバイトの勝ち!』
ネギガナイトは倒れた。……ガバイトはかなり消耗しているようだ。
「戻ってください。……踏ん張りどころです!私も一緒に頑張ります!お願いします、カイリキー!!」
「ガバイト、戻ってくれ!ピカチュウ、行けるか?」
「ピカァ!」
「よし!頼むぞ!!」
サイトウさんはカイリキーを繰り出し、オレはガバイトとピカチュウを交代させた。
「ピカチュウ、でんこうせっか!」
「ピカッ!!!」
「カイリキー、ピカチュウの動きを見極めてはたきおとす!」
「リキィィ!!!」
「アイアンテールに切り替えるんだ!」
「ピカ!チュウゥゥゥ……ピッカァ!!!」
カイリキーのはたきおとすとピカチュウのアイアンテールがぶつかり合う。
「全て壊しましょう!尊敬をこめてキョダイマックス!」
『リッキィィィィィ!!!!!!!』
サイトウさんがカイリキーをキョダイマックスさせる。だったらオレ達も……!
「よーしピカチュウ、オレ達もダイマックスだ!……あれ……?ボールに戻す以外でダイマックスって……?出来ないじゃん!」
「カイリキー、ダイナックル!」
「……ダイマックス出来なくたって戦う事は出来る……!ピカチュウ、でんこうせっかでカイリキーに飛び乗るんだ!」
「ピカッ!!!」
ピカチュウはダイナックルを踏み台にしてカイリキーに飛び乗る。
「10まんボルト!!」
「ピカ!チュウゥゥゥッ!!!!」
カイリキーに10まんボルトを浴びせる。
「カイリキー、振り払って!」
『リキィィ!!!』
「ピカ!?」
ピカチュウは振り払われて宙に舞う。
「ダイナックル!!」
『リッキィィィィ!!!!!』
「やべっ!ピカチュウ、アイアンテール!!」
「チュウゥゥゥ……ピッカァッ!!」
ピカチュウはアイアンテールで対抗するが押し負けて更に上に飛ばされてしまうが……
「ここだ!ピカチュウ!ボルテッカーだ!!」
「ピカ……!ピカピカピカピカピカァァ……!!!」
ボルテッカーでピカチュウが勢いをつけてカイリキーに向かっていく。
「キョダイシンゲキ!!」
『リキィィィィッ!!!!!』
「アイアンテール!!」
「ピカピカピカ……!チュウゥゥゥ……!ピッカァァ!!!」
二匹がぶつかった事で大きな爆発が起きる。
ピカチュウはまだ立っている。
カイリキーは元の姿に戻りながら倒れていった。
『カイリキー戦闘不能!ピカチュウの勝ち!サトシ選手、ラテラルスタジアムのジムチャレンジ、クリア!!』
「よっしゃ!よくやったぞピカチュウ!」
「ピカ!チャぁぁ……!」
「ありがとうございました。ふぅ……手合わせしてわかりました。あなた達との立会いで私……思わず心が踊っていたようです。楽しむのも勝負ですね。ありがとうございました。かくとうバッジをお受け取りください」
オレはかくとうバッジをサイトウさんから受け取った。
「ありがとうございます!」
「これからも様々な出会いと試合があるでしょう。それら全てがあなた達の心の糧となりますように」
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サトシのラテラルスタジアムでのジムチャレンジが終わり、僕らはピカチュウ達の回復を待っていた。
「次の町はどんな所なんだろうな」
「そうだね、ちょっと調べてみるよ。……あれ?何?このニュース……」
次に行くアラベスクタウンについてポケモンセンターのパソコンで調べようとすると、そことは明らかに違う情報が一番上に表示されていた。
「リラ?どうした?」
「えっと……サトシ、これ読んでみてよ……」
「なになに?『カントー地方の悪の組織、ロケット団とイッシュ地方の悪の組織、プラズマ団の全面戦争によりイッシュ地方の一部に壊滅的被害。二つの組織はそれぞれ崩壊した模様』って……ええぇ!?」
「ロケット団って君のポケモンを狙ってた連中だよね?」
「ああ……いや……何やってんだよあいつら!?全面戦争って……通りで出番が無いと思ってたけどそんな事やってたのか……」
サトシはかなり驚いている。自分の知っている組織がそんな事したら当然かな……出番……?
「崩壊したって書かれてるから君達があいつらに狙われる事は無くなったんだね」
「確かに……」
そうは言ってもサトシは何故か複雑な気持ちだった。もうあんな目に遭わなくなるっていうのに……
「何でちょっと残念そうなんだい?君も危険な目に遭った事もあるんだろう?」
「そうだけど……オレ、アイツらに手助けしてもらった事もあるからなぁ……ルギアの時とか……」
「へぇ……知らなかったよ。僕、アイツらにピカチュウごと捕まったり、君がハブネークにポイズンテールを当てられたとかくらいしか覚えてないからさ」
「許さないって思う事は多かったけど、実はいい所もあるって思えるヤツらだったんだ」
『マサラタウンのサトシさん、ポケモン達の回復が終わりました』
サトシの複雑な心境を聞いていると、彼はジョーイさんから呼び出された。
「お預かりしていたピカチュウ達は皆元気になりましたよ!」
「ありがとうございます!ジョーイさん!」
サトシはジョーイさんからピカチュウとモンスターボールを受け取った。
「あれ?この募金箱って……」
「ああ、これね?イッシュ地方を復興の支援をするためにって、ローズ委員長が始めたの。委員長本人もかなりの支援金を送るらしいわよ。ジムチャレンジを通してイッシュ地方の人を元気づけるだけじゃなくて、彼らの暮らしを取り戻すお手伝いがしたいって」
「ローズ委員長がですか!何でもやるんだなあの人……オレも募金しようかな」
「僕もするよ」
僕達はローズ委員長が始めたイッシュ地方支援に募金をした。そして次の町のアラベスクタウンまで出発した。
「あ、アラベスクタウンに何があるのか調べてなかったね」
「そうじゃん!まあ行ってみてからのお楽しみだな!」
「そうだね!」
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「着いたー!!」
「ピッカー!!」
「おお……!」
一時間程度でルミナスメイズの森を抜けて、アラベスクタウンに到着した。様々な色に発光するキノコが森の中の町を照らしている。
「スタジアムはあっちか!……でもお腹空いたなー……リラ、何か食べに行こうぜ!」
「うん!もうすぐお昼だし、ちょうどいいね!」
僕達はジムチャレンジの前にご飯を食べる事にした。
スタジアムの近くのレストランでご飯を食べているとサトシがピンクのユニフォームを着た人に話しかけられた。
「あなた、ジムチャレンジャーのサトシさんですよね?」
「そうだけど……あれ?君、確か……」
「僕はビート。この町のジムリーダーです。……ユウリやホップ、マリィよりも早いペースでジムチャレンジをクリアしているとは聞いていましたが……こんなに早く僕の出番が来るとは……」
話しかけてきた人はサトシが次に挑むジムリーダーだった。
「えっと……その人達って……?オレと同じチャレンジャー?」
「去年のですよ。ユウリはどこに行ったのかわからないけど皆、今は自分の道を突き進んでます。まあ、彼らの話はどうでもいいんですよ。サトシさんは食べ終わったらジムチャレンジをしに来るんですか?」
「ああ!楽しいバトルにしようぜ!」
「はい、楽しみにしてます。それじゃ、スタジアムで待ってますね(楽しいバトル……ユウリも口癖のように言っていたな……)」
ビートはレストランからスタジアムに戻っていった。ユウリ……どんな人なんだろう……
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オレ達は昼食を終え、早速アラベスクスタジアムのジムチャレンジに挑戦し始めた。ジムトレーナーは問題なく倒してビートの所までたどり着いた。
「待っていましたよ。僕のデビュー戦、あなたとなら全力で戦う事が出来そうです!」
「こっちも全力全開で戦うぜ!」
オレ達はモンスターボールを構える。
「コータス!君に決めた!!」
「行け、クチート!」
オレはコータスを、ビートはクチートを繰り出した。
『始め!』
「コータス、かえんほうしゃだ!」
「クチート、躱してじゃれつく!」
「クチ!!」
クチートはかえんほうしゃを躱してコータスに近づいてくる。
「てっぺき!」
「コォォォ!!」
てっぺきで防御力を上げてじゃれつくを受け止める。
「ねっぷう!」
「コォォォォォォッ!!!!!」
「クチ!?」
ねっぷうでカウンターを仕掛ける。効果は抜群だ。
「かえんほうしゃだ!!」
「コォォォォ!!!!」
追撃のかえんほうしゃが命中する。
『クチート戦闘不能!コータスの勝ち!』
「よし!いいぞー!コータス!」
「コォォ〜〜!!!」
クチートは倒れた。コータスを褒めるとコータスは感極まって泣いてしまった。
「クチート、戻ってください。お、面白いポケモンですね……貴方のコータス……」
「まあな!コータス、戻れ!」
号泣しているコータスをボールに戻す。次のポケモンは……カビゴンにしよう……!
「カビゴン!君に決めた!」
「サーナイト、行け!」
ビートの二体目のポケモンはサーナイトだ。
「カビゴン、れいとうパンチ!」
「カビッ!!!」
「サーナイト、サイコキネシス!」
「サナッ!!!」
「カビ!?」
サーナイトはカビゴンの体をサイコキネシスで吹き飛ばした。凄い力だな……!
「サーナイト、マジカルシャイン!」
「サーナッ!!!」
「カビゴン、堪えてサーナイトに近づくんだ!」
「カビッ……!!!」
「なっ……!」
カビゴンはマジカルシャインを堪えてサーナイトに近づいていく。
「サーナイト、サイコキネシスで吹き飛ばして!」
「カビゴン、はかいこうせんだ!」
「カビッ!?」
「サナ!?」
カビゴンはもう一度吹き飛ばされながらも、サーナイトにはかいこうせんを命中させた。
「カビ……!」
「サナ……!」
二体目共まだ倒れていない……!
「カビゴン!れいとうパンチ!」
「……!サーナイト、ねがいごと!」
「!?」
「カビィィィ!!!!」
「サーナ……!!ッ!?」
カビゴンのれいとうパンチが命中し、サーナイトが倒れた。
『サーナイト戦闘不能!』
「サーナイト、戻ってください。こんな戦い方が出来るなんて……!」
「カビ……!!」
「カビゴンごめん!結構無茶させちゃったな。戻ってくれ!……行け!ゴウカザル!!」
「行け、ブリムオン!!」
カビゴンをゴウカザルと交代させる。ビートはブリムオンというポケモンを繰り出した。
「大いなるピンクをお見せしましょう!!ブリムオン!キョダイマックスです!」
「ブリム!!」
「来たか、ダイマックス……!よーし……!ゴウカザル、こっちも行くぞ!」
「ウキャァ!!」
お互いポケモンをダイマックスさせる。ブリムオンは元の姿と変わっている。
「ブリムオン!ダイサイコ!!」
『リムッ!!!!!!』
『ウキャ!?』
「ゴウカザル、ダイバーン!!」
『ウキャァァァァ!!!!!』
お互いの技が決まる。フィールドはサイコフィールドになり、空が日出る。
「もう一度ダイバーンだ!!」
『ウッキャァァァ!!!!!』
「ダイウォール!」
ダイバーンはダイウォールに防がれてしまった。
「まだまだ!ダイナックル!」
『ウキャッ!!!』
「キョダイテンバツ!!」
『リムッ!!!』
二匹はお互いの攻撃を受ける。そして同時にダイマックスが解け、元の姿に戻った。
「ゴウカザル、マッハパンチだ!!」
「めいそう!」
「何?……!?」
ゴウカザルは訳もわからず自分を攻撃した。ブリムオンはめいそうで力を高める。
「マジカルシャイン!」
「リムゥゥゥッ!!!!!!」
「ウキャァァァ!?」
「ゴウカザル!」
ゴウカザルは威力の上がったマジカルシャインを受けてしまう。これまでのダメージで今にも倒れそうに見える。
「ブリムオン、トドメです!」
「ウキャァァァ……!!」
「ゴウカザル……!」
強い光の中に見えるゴウカザルの目はまだ諦めていなかった。トレーナーのオレも応えてやらないとな……!
「まだ終われないよな!ゴウカザル!!」
「ウキャ……!ウッキャァァァ!!!!!」
ゴウカザルのもうかが発動した。もうかの炎がマジカルシャインをかき消す。
「ゴウカザル!かえんほうしゃ!!」
「ウキャァァァァァァ!!!!!」
「これがあのもうか……!ブリムオン、躱して!」
「マッハパンチ!!」
ブリムオンはかえんほうしゃを躱すが、その次のマッハパンチは命中した。
「フレアドライブだ!!」
「ウキャッ!!!!!!」
「まずい……!サイコキネシスで抑えるんです!」
「リム……ッ!!!!」
ブリムオンはフレアドライブをサイコキネシスで止めようとする。
「ゴウカザル、突き破るんだ!!」
「ウキャァァァァァァ!!!!!」
「何!?」
「行けえええぇぇ!!!」
ゴウカザルのフレアドライブがブリムオンにぶつかって爆発が起きる。爆煙がおさまるとフラフラしながら立っているゴウカザルと目を回して倒れているブリムオンがいた。
『ブリムオン戦闘不能!ゴウカザルの勝ち!サトシ選手、アラベスクスタジアムのジムチャレンジ、クリア!!』
ドローンロトムがそう宣言すると観客が大きく声援を上げる。毎回ポケモンリーグって感じがするなぁ。
「ゴウカザル、お疲れ様!ゆっくり休んでくれ!」
「ありがとうございました。あなた、今までジムチャレンジのチャレンジャーの中では歴代最強かもしれないね。あの時のユウリよりも……まぁ、今回チャンピオンに挑むのは僕ですけどね?次は負けませんよ!」
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サトシはアラベスクスタジアムでのチャレンジを終えてポケモンを回復させた。
「次のジムのある町はキルクスタウンだね」
「よし!早速行こうぜ!」
「うん!」
僕達はキルクスタウンに向けて出発した。けど……
───ナックルシティ
「なあ、リラ……」
「どうしたの?」
「これ、今日のジムチャレンジやってる時間までに着かないんじゃ……」
「……だよね……」
既に日が沈んできている。ジムチャレンジは昼間の内でしか挑戦できないから……
「今日はここまでだね、サトシ」
「ええー……まあ仕方ないかぁ……」
サトシとピカチュウはジムバトルが出来なくなって残念そうだ……
……ふふ、ちょうどいいじゃないか。今なら……
「サトシ!」
「ん?どうした?……!?」
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「……リラ……やっぱりすっげー強くなってるじゃん!」
「サトシだって!楽しかったよ!」
今日中にキルクスタウンに行くのを諦めてオレ達は久しぶりにポケモンバトルをした。
ダンデさんやキバナさんとのバトルを見てとっくにわかってたけど、バトルタワーの時よりも桁違いに強くなってる…………
数分前─────
「久しぶりだな!リラとバトルするの!」
「うん!バトルタワー以来だよね!今度は負けないよ!」
「こっちだって負けないぜ!ピカチュウ、君に決めた!」
「Go! My friend!!」
「ピカッチュ!」
「エーフィ!」
六つ目のジムに今日行くのを断念したオレ達はバトルをすることにした。
オレはピカチュウを、リラはエーフィを繰り出した。
「ピカチュウ、でんこうせっかだ!」
「ピカ!ピカっ!ピカっ!ピカっ!ピカぁ!」
「(エーフィ、こちらもでんこうせっか!)」
「フィー!!」
「っ!?ピカぁっ!?」
ピカチュウのでんこうせっかがエーフィのでんこうせっかに敗れ、ピカチュウは吹き飛ばされる。
「だったら10まんボルトだ!」
「ピカっ!!チュウゥゥゥ!!!」
「(ひかりのかべ!)」
「エーフィ!」
「よし!……ええっ!?」
10まんボルトが命中したが、エーフィはひかりのかべで10まんボルトを防いでいた。少しもダメージが入ってない……
「(サイコキネシス!)」
「フィィィィィ……!!!」
「ピカっ!?」
「ピカチュウ!10まんボルトだ!」
「ピカァ……!!!」
「(そのまま叩きつけろ!)」
「フィーー!!!」
「ピカッ!!?」
ピカチュウは鈍い音を立てて地面に叩きつけられた。
叩きつけられた衝撃で10まんボルトがキャンセルされた。
「(でんじほう!)」
「エェェェ……フィーー!!!」
「ピカぁぁ!!?」
「ピカチュウ!」
「決めるよ!(フルパワーでアイアンテール!)」
「エーフィ!フィィィ!!!」
「ピッ…………!!?」
でんじほうで飛ばされたピカチュウにエーフィが追いつき、すごいパワーのアイアンテールを決め、ピカチュウはまた地面に打ち付けられた。
「ピ……カ……」
「ピカチュウ!……負けた…………」
「エーフィ、お疲れ様!」
「エーフィ!」
ピカチュウは倒れた。オレ達の負けだ……
最初の挑戦の時よりもボコボコにされた……
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「お疲れ、ピカチュウ。……あー!!超悔しい!!」
「えへへ、リベンジ成功だよ!サトシ!」
「オレ達も強くなってるつもりだったけどなぁ……全然敵わなかった……」
リラもすっごく頑張って特訓したんだろうな……!オレ達も次は負けないようにもっと頑張らないと……!
「うん!その意気だよ!」
「ちょっ!平然と考えてた事と会話しないでくれよ!」
「ごめんごめん!嬉しいこと考えてくれてたからつい……ね?」
「もう……!いつかオレもリラの心を読めるようになってやる……!!」
「はははっ、今度こそ僕の気持ちを読んでよ?サトシ?」
「よし!じゃあポケモンセンターに行ったらすぐ読んでやるからな!絶対だぞ!」
「楽しみにしてるよ、読めたらどんな事してくれるのかなぁ?」
オレ達はバトルで疲れたポケモン達をポケモンセンターに連れて行った。……リラがこの時……いや、バトルタワーにオレが挑戦した時から抱いていた気持ちがどれだけ大きかったか、オレはまだ理解していなかった。
▼TO BE CONTINUED……
剣盾のストーリーと似たユウリのお話が一年前にあった舞台設定になってます。
ローズさんがただのいい人、ムゲンダイナ関連の出来事が一切無い、ユウリがダンデに負けたなど、色々違う所はありますが。