ガールズ&パンツァー 女神達のメッセージ(再投稿) 作:熊さん
処女作の再投稿になります。
現在、投稿中の『これが三代目の戦車道です』の原稿だと思って下さい。
読者様の混乱を避ける為、消しておりましたが、再投稿希望のメールが多かったので、恥ずかしながら、再投稿させていただきます。
『三代目』と設定が大きく変わった所が多々ありますが、そのあたりはご容赦をお願いします。
余りに下手くそなのですが、宜しければ暇つぶしにどうぞ。
『戦車道』
それは、古くから伝わる女性の「武道」の一つである。
大和撫子の嗜みとして「華道」や「茶道」等とともに、広く女子学生に勧められていて、この「戦車道」の全国大会や、世界大会まで行われている。。
戦車を使い、お互いを助け合いながら、敵戦車と戦い、勝利を目指す。
それが、『戦車道』なのである。
今、黒森峰女学園チームの『ティーガーⅡ』が徹甲弾を発射した。
『ドッカーン!』
『バシュッ』
大洗女子学園の隊長車である『ティガーⅠ』の砲塔上部から、白旗が勢いよく上がった。
黒森峰女学園のメンバーが、一斉に大声で歓声を上げた。
大洗女子学園のメンバーが、一様にがっくりした感じで、モニターを見ていた。
「大洗女子学園『ティーガーⅠ』行動不能! よって、黒森峰女学園高校の勝利!」
場内にアナウンスが流れると、対戦校の黒森峰のメンバーは万歳を繰り返した。
その光景をジッと涙をこらえた目で見つめる、大洗女子学園のメンバー達。
しばらくして、大破された『ティガーⅠ』と一緒に、隊長車のメンバーが戻ってきた。
隊長と思われる女の子は涙目ながら、凛として正面を向いていた。
対戦した両校のメンバー全員が一列に並ぶと、ジャッジガールが号令をかけた。
「両校挨拶!」
『ありがとうございました!!』
今、黒森峰女学園対大洗女子学園の交流試合が終わった。
挨拶をしたあと、両校のメンバー達は試合の後片付けに入った。
隊長チーム同士のメンバーは握手をし、お互いの健闘を称え合って別れた。
陣地に戻る道を歩きながら、大洗女子学園チームの隊長と思われる女の子の傍に、別の1人の女の子がやってきて、声をかけている。
励ましているようだが、その2人を、後ろから同じ隊長車に乗っていたと思われる3人の女の子が、恨めしげに見ていた。
「今までの大洗女子学園は怖かったけど、新しいメンバーになったら、そんなに怖くないね」
「うん、はっきり言ってずいぶん弱くなった気がする」
「ちょっと……、大洗女子の人がいるって!」
「あっ……。今日は、お疲れ様でした」
「……お疲れ様でした」
黒森峰のメンバーが試合の後片付けを行っている。
その会話を聞いてしまった、大洗女子学園のメンバー達である。
「また、負けちゃったね」
「うん、負けちゃった……」
片付けの手伝いをしながら大洗女子学園のメンバーは、ポツリと言った。
「これで負けたの、何回目かなぁ」
「……5回だね」
「澤隊長達が見ていたら、どう思うのかな。今の私達……」
「どうなんだろうね」
「今度こそ勝ちたいね……」
「勝てたらいいね……」
そんなことを話していると、ようやく後片付けが終わった。
そして、むこうの方から、彼女達を呼ぶ声がした。
「あっ……、みんなが呼んでいるよ!」
「はやく行こう!」
そう言うと、手伝いをしていたメンバーは走って行った。
勝負は時の運とはいえ、大洗女子学園の士気は随分と低くなってしまった。
あの快挙と言われた、初代チームの全国大会初優勝と2連覇
「奇跡の進軍」と呼ばれた2代目チームの全国大会準優勝。
それから、代が代わった3代目チームのメンバー達。
負け続けてしまった事で、みんな、自分達の力が信じられなくなっている。
そして、この物語は始まる……。
読んでいただきありがとうございます。
二日毎に一話ずつ投稿させていただきます。
今後とも宜しくお願いします。