ひろがるスカイ!プリキュア Imaginary Episodes   作:パイシー

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epilogue「月は静かに見守っていた」

 任務を終えたソラがましろの家へ戻ってくると、既に時計は深夜の2時を指していた。

(少し無理をして帰ってたけど、それでも遅くなっちゃった。明日の朝、いきなり顔を見せて驚かせてみようかな)

 ましろから初登校の時の話を聞きたくて戻ってきたのだが、こうも遅くなっては仕方がない。

 一度自分の部屋に帰ろうとした時、通りかかったバルコニーの柵に誰かが腰かけているのが視界の端に留まった。

「ソラちゃん?」

 腰かけていた人物もこちらに気付いたようで、声をこちらにかけてきた。

 その声はずっと聴きたかったはずの声で、ソラは声の主を確かめるべくバルコニーに足を踏み入れる。

「ましろさん、ですよね?」

 月明かりに照らされたましろの顔が目に入った。琥珀色の瞳もこちらを見ているが、以前の敵対していた時とも、記憶を失くしてからの伏し目がちなものとも違う、優しいまなざしである。

 ソラは一瞬、どういう状況なのかが分からずたじろいだが、それを見たましろは俯いて前髪を整えて目元を隠そうとする。

「そうだよ、私。やっぱり、ビックリしちゃうよね。これ」

 声の調子から、ソラの中にとある疑問が浮かび、そのまま口にする。

「まさか、記憶が戻ったんですか?その、目の色は変わっちゃいましたけど」

 思い出されるのは、自分と敵対していた時のましろ。ソラを英雄に仕立て上げる為、世界を敵に回そうとした少女の姿。

 あの状態に戻りつつあるという兆候なのだとしたら、闇に染まる直前の状態から、もう一度やり直せるのではないか。そういう淡い希望がソラの中に湧き上がる。

「全部はまだ。ソラちゃんと過ごした1年の半分ぐらいかな」

「じゃあ―――」

「でもダメだったよ」

 あの時のましろが帰ってくる。そう期待したソラを遮るようにましろは告げた。まるで冷徹な機械であろうかとするかのように、感情を押し殺した声で発した。

「どれだけ記憶が戻っても、私には他人の人生として映るだけ。私は虹ヶ丘ましろちゃんの人生を知ってるだけの女の子。ましろちんが座ってた椅子から、ましろちゃんを追い出して座った女の子。私はみんなが思う虹ヶ丘ましろちゃんじゃない」

「そんなことありません!」

 少し震える声で自分はましろではないと自嘲した少女に向かって、ソラは迷わずに手を取った。

「私にとってはあなたもましろさんなんです。前のましろさんとは性格が変わっても、記憶が無くても、あなたは虹ヶ丘ましろさんなんです」

 それは、ずっと彼女が聞きたかった言葉。自分という存在を肯定して欲しかった。記憶しか持たない欠けた存在ではなく、一人の人間として認めてほしかった。慕っているソラが待ち望んだその言葉を投げかけてくれたことにより、不安も同時に晴れていく。

「ねえソラちゃん。一つ聞いても良い?」

 腰かけていたバルコニーの柵から降りて、ソラに質問を投げかける。

「もし私がまた悪い人になって、あげはちゃん達を傷つけても、それでもソラちゃんは私の傍にいてくれる?」

 今回の騒動で不完全なキュアプリズムとなってまで行動を起こした目的。もしあのままあげはやひかるを倒し、ソラシド市に向かっていたらどうなっていたか。ソラと向き合った今、その答えを彼女に問う。

 ソラはましろの問いに対し、迷わずに首を横に振る。

「いいえ。もしそうなったらましろさんを止めます。私はましろさんの味方ですから、ましろさんが間違ってることをしてたら、間違ってるって教えますよ。何度だって」

「そっか。じゃあ、ひかるちゃんの言ってたことは正しかったんだ」

 冷静な今でこそソラの答えを受け止められるが、もし感情的になっていたあの時の自分が同じことを言われれば、今のように受け止めることはできなかっただろう。

 もしかすると自分のすべてを否定されたと感じて、自暴自棄になっていたかもしれない。自分を助けようとするひかるやリコの言葉すら届かなくなり、世界か自分かのどちらかが滅びるまで暴れまわる。そんな取り返しのつかない結末にたどり着くのは容易に想像できた。

「ひかるちゃん……?ましろさん、新しくお友達がでたんですか?」

「うん。星奈ひかるちゃん、星とか宇宙の事が大好きで、宇宙飛行士になりたいって一生懸命に勉強してる女の子。今度遊びに来るって言ってたから、ソラちゃんにも紹介するね」

「ええ、よろしくお願いします!」

 ソラとすれ違うようにしてましろは家の中へ戻る。すっかり不安の晴れた彼女の歩く姿は以前の彼女と同じで、目の前にいる少女も虹ヶ丘ましろの一部分であると実感する。

「それじゃ、おやすみ。ソラちゃん。もう一人の私にもよろしくね」

「はい。おやすみなさい」

 ましろを見送ったソラも部屋に帰ろうとしたのだが、その途中で去り際に言われた一言が引っかかった。

「もう一人の私……?」

 

 

 翌朝、ソラは少し早起きをしてましろの部屋を訪れていた。ソラは休みなのだが、ましろの学校はいつも通り。ちゃんと起きられるか不安で少しだけ早起きをしたのだ。

(昨日は夜遅くまで起きてたみたいですから、きっとまだ寝ていますよね……)

 ゆっくりとベッドに近づき、盛り上がっている布団をめくってましろを起こそうとしたのだがーーー

 

「な、ななななななんですかあなたは!?」

 

 何故かましろの隣で見知らぬ化け猫のような少女が眠っていた。

 信じられない光景に思わず大声を上げてしまい、それを聞いた少女の耳がピクリと動き目を覚ます。

「何よ……。こっちはやっと羽を伸ばせるって言うのに……」

「あれ、ソラちゃん……?帰ってきたんだ……」

 ソラの大声で一緒に寝ていたましろも目を覚ましてしまい、寝ぼけた目をこすりながら起き上がった。

「ましろさん!誰ですかこの人!?」

「あ、うん。えっとね。ユニちゃん。昨日からウチで暮らすことになったの。私の監視役?になったんだって」

 ましろは何もなかったと安心したのか座ったまま眠ってしまい、寝息を立てている。

 一方のユニはすっかり目が覚めたようで、ソラに手を差し伸べる。

「ということでよろしく。直接会って話すのは初めてよね?()()()()()

 口調こそ穏やかなものだがその口元は歪んでいて、明らかにソラを挑発していた。このわずかなやり取りでソラの人となりは把握されてしまったようだ。

「ましろさん!ダメですよこんな人と一緒に居たら!悪い子になっちゃいます!」

「うん、ユニちゃんは宇宙人らしくて……」

 完全に寝ぼけているましろをユニから引き離そうとするが、逆にユニがましろを抱き寄せた事で阻まれた。

「真面目なのもいいけど、それだけってのもつまらないわよ。ねえ、ましろ?」

 そのままましろの頬を撫で、更にソラを挑発する。一瞬頭に血が上ってしまいそうになったが、ふと視界の端に入った時計を見てあることに気が付いた。

「って、ましろさん!本当に起きてください!学校に遅れちゃいますよ!」

「学校……。学校……?学校……!そうだった!今日学校だった!」

 ソラの一言でましろが完全に覚醒し、ユニから離れて制服に着替える。急いで髪を結って階段を駆け下り、丁度朝食の支度が終わった事を告げに来たあげはと鉢合わせする。

 そのまま用意されていた食事を食べて、少し急ぎ気味に家を後にする。結果として遅刻こそしなかったものの、あわただしい朝だった。

「じゃ、私もちょっと見てくるわ。最初ぐらいは無事に登校したか確認しないとね」

「待ってください」

 体をほぐしたユニがましろを追いかけようとした時、ソラが腕を掴んで止めた。

「私も行きます」

 未だにユニの事が信じられないソラは、不審な行動をしないかユニを見張ることにした。

 

 

「ましろさんが2人いる?」

 中学校の近くでましろの無事を見張っていたソラは、頭上の木の上で爪を研いでいるユニから今回の事のあらましを伝えられた。その中で、昨日あった黄色い目をしたましろと会った話をしたのだが、そこでユニからましろの事について言及したのだ。

「表と裏の2人。裏の方は目の色が黄色いからすぐに分かるけど、色々と困らされたわ。ひかるが止めてくれなかったら、今頃あのこはああやって学校に行ってなかったし」

「そうですか、ましろさんが……」

「多分あなたが会ったのは裏の方。話を聞く限り、私たちが会った時とはまるで別人ね。あなたの前だから特別そうなるってだけなのかしら」

 どこからともなく取り出したクッキーを口にしながら、ユニは下で不思議な顔でこちらを見上げているソラに目を落とす。

「あなたの話も合わせると、元のましろの性格を濃く受け継いでるのが表、記憶を受け継いだのが裏のましろってことになるんでしょうね。2人が合わされば全部元通りになるのかもしれないけど、それでもあの子は世界中から狙われる。あの力を持ってるって信じられてる限りはね」

「というか、その、教団、でしたっけ。その人達が狙いが言った通りなら、ましろさんも星を滅ぼす力を持ってるってことになりますよね?」

「いいえ、あるわけないじゃない。ただの女の子が星を滅ぼせるわけないもの」

 ましろの力の強さを不安に思ったソラの問いかけを、ユニは即座に否定した。ノットレイダーの一員として活動し、またダークネストとも戦ったからこそ、ましろの力がかつてのダークネストに及べくもないと分かっていた。

「力の強弱は関係ないの。あの子がそれっぽい力を使えるって信じてもらえばいい。だってそうでしょ?宗教って信じてもらえるかが大事なんだから」

 スカイランドにも宗教は無いわけではない。だが、ましろをさらってまで信仰対象とするほど過激ではなく、ソラが知っている宗教団体とは一線を画していた。

「じゃあ、これからはましろさんの力を悪用しようとする人達と戦うんですね……」

「悪人だけとは限らないわ。あの子を危険だと判断して排除しようとする人達とも戦うことになる。今回はララが止めたけど、最悪、プリキュアとも戦うことを覚悟しないといけないわ」

 ユニは木の上から降りてソラを見据える。今朝見せた挑発するようなものとは違い、ソラの覚悟を問うような真面目なものである。

「だから引き返すなら今のうちよ。かわいそうだからとか、友達だからなんとなくみたいな理由でましろの味方をするなら、あの子から距離を置いた方が良い。スカイランドとかに帰った方があなたの為よ」

 その問いに対して、ソラは1つの答えしか持っていなかった。闇に呑まれかけたましろを助け出した時に決めたたった一つの答え。何度問われても、返す言葉は決まっていた。

「引き返しません。私はましろさんのいる世界を守るのが夢ですから。私が戦うのはましろさんの為でもありますけど、私の為でもあるんです。だって、自分が大事なものも守れないヒーローなんてかっこ悪いじゃないですか」

 3か月前、ましろと向き合わずにスカイランドに帰ろうとしたあの日、ましろはソラとの別れを乗り越えられずに闇の力に手を出してしまった。

 ソラがましろを守ると決めたのはそれの償いの意味もあるのだが、それと同時にヒーローを目指す上で大事なことにも気づけたからという理由もある。

 まずは自分の身の回りから、そこから少しずつ守る範囲を広げていって、やがては世界そのものを守れるようになる。その為にましろの為に戦うと決めたのだ。

「ヒーロー、ね……。ま、ちゃんと理由があるなら良いわ。これからよろしく頼むわね」

 その目に揺るぎない意志が宿っていると感じたユニは手を振ってその場を去ろうとする。見張っているという割にましろの傍を離れようとする様子に首を傾げた。

「どこに行くんですか?まだ昼休みにもなっていませんけど……」

「休憩よ。人目がある内は襲ったりさらったりなんてしてこないでしょうから、家に帰って一休みしてくるわ。ここのところ毎日働いてて疲れてるの」

 ユニはそれだけ言い残してその場を立ち去った。

 かつて自分しか信用できず、泥水をすすってでも悲願を果たそうとしたユニからしてみれば、迷うことなくましろを信じ、ヒーローとして戦おうとするソラ・ハレワタールという少女はまぶしすぎた。

 

 

「それで、それからのましろさんは何事もなく暮らしているのですね」

『うん。元通り、って言っていいのか分かんないけど、また魔法も使えるようになったんだって』

 観星町に向かう車の中で、私はひかるからの報告を聞いていました。こうして車の中でもビデオ通話で話せるようになったのですから、いい時代になりましたね。

「すべてを任せてしまってすみません。父の仕事の手伝いが無ければ私もお手伝いできたのですが」

『ううん、いいよ!結局丸く収まったんだし。それにしてもビックリしたよ。()()()()()()()()()()()、ララとユニが地球に来てたんだから』

「あちらからコンタクトがありましたから。ひかるには情報をまとめてから話そうと思っていたのですが、まさかそんなに早く行動を起こすなんて計算外でした」

 次の日の準備をしていたらいきなり窓からユニが現れたのでビックリしましたが、非常事態かつ私たちに事情を説明している暇さえも無かったようでした。

 虹ヶ丘ましろという女の子を探しほしいと頼まれ、問いただしている時間も無いと察した私は、何も聞かずにお父様の書斎に通しました。ソラシド市での事件を重く見て、元凶の調査を始めていたことは知っていましたからね。

『それで今度ソラシド市に遊びに行こうと思うんだけど、まどかさんも一緒に行こうよ!ましろちゃんも喜ぶよ!』

「ええそうですね。是非ご一緒させてください」

 ひかるの話を聞きながら、手元に置いたスクラップブックを開く。電子化が進んでいる昨今ですが、これだけは電子化できないんですよね。中身は私に集められた範囲でのソラシド市のプリキュアの活動記録。ましろさんだけではなく、ソラさんやあげはさんと言った方々の個人情報も載っています。

 ましろさんが映っている写真も少なからず集められたのですが、ひかるの話に出てきたことはさんやリコさんの情報は載っていません。ソラシド市に現れるようになったのは最近のようですからね。

 集められましたのはリコさんらしき人物が写った写真は何枚かだけ。残念ながらことはさんについては手掛かりなし。どのように暮らしているかも分からないままだったのですが、ユニを通して調査を進められそうです。

「そういえばフワが話に出てこなかったのですけれど、フワやプルンスは元気でした?」

『それがね、今回は連れてきてないんだって。星空界で研究中の技術を使ってきたみたい。お陰でララは肺を傷めてるし、ユニも疲れやすくなっちゃったって言ってた』

「そうですか……それは残念ですね」

 まあワープで10年かかる距離を縮めるのは大変な苦労があるのでしょう。ああいう技術は日進月歩とも言いますから、あと10年か20年ぐらいすればもっと簡単に行き来できるようになるかもしれませんね。私たちが使っているスマホだって、ララが持っているような対話型のAIが搭載されましたし。

「話は変わりますけど、ひかる、観星町を離れる前に渡した問題集、どの程度進んでいますか?」

『ちょっと遅れてるけど順調だよ?難しいけど解説とか分かりやすいからスラスラ頭に入ってくるし!』

 それは良かったです。元々自分の復習も兼ねて作ったものですが、しっかりひかるの役に立っているようで何よりです。

「それではひかる、今日中には観星町に戻ります。また学校でお会いしましょう」

『うん!じゃあね!』

 ビデオ通話を切って、次にスマホでとある方へ連絡をします。お父様より先に彼女たちの正体を暴いておかないといけませんし。

「もしもし、私です。お願いしたいことがあるのですけれど、今大丈夫でしょうか?」

 かけた先は少しずつ増やした協力者の方。政府高官の娘として知られつつある私が矢面に立って行動すると何かと面倒ですから、代わりに動いてもらってます。

「今から言う3名について調査をお願いします。……ええ、以前から追っていた魔法つかいのプリキュアです」

 ソラシド市での目撃情報を手に入れてからずっと彼女たちを探していました。

 パリ、いちご坂、はぐくみ市などでの断片的な目撃情報しかなく、目的、住んでいる場所、名前の一切が分かりませんでした。ですが、彼女たちがソラシド市を拠点にするようになったことで、ようやく尻尾が掴めましたね。

 正体不明の謎のプリキュア。というのが正直な印象です。話を聞く限りでは悪い方々ではないようですが……。

「お願いしたいのは朝日奈みらい、十六夜リコ、花海ことはの3名です。みらいさんが津成木第一中学に通っていたことまでは分かっていますから、当時の在校生の名簿、学区内の住人、海外からの渡航歴の調査をお願いします」

 あちらもこの調査を快諾してくださり、私はお礼を言って電話を切りました。

 ひかるが勘違いをしていなければ、今のましろさんは非常に危険な存在です。もし悪人の手に渡れば、テロや暗殺の道具として使いつぶされてしまうでしょう。流石に行方を晦ましたスタープリンセスの代わりに祭り上げるというは盲点でしたが。

 きっと星空連合が彼女の処分とかを言い出したのも、そうやって利用されるのが怖いのですね。悪い人達というのは、ましろさんを従わせる為なら手段を選ばないでしょうし、放置してまた宇宙の危機を招いたらそれこそ立つ瀬がありません。

「お嬢様、これからソラシド市に向かうことも可能ですが、いかがなさいますか?」

「いえ、今日はこのまま帰ります。いきなり押しかけても失礼ですからね」

 強硬策を取るならば、ましろさんを私の手の届く所で管理するしたいところです。ですが今ましろさんをソラシド市から動かせば、裏で動いている私の存在を気取られてしまいかねません。

 ここ数年で父の仕事を手伝い始めた事、プリキュアとして宇宙を救ってしまったことが祟って、星空界から見れば私が動いていること自体が事の大きさを宣伝してしまうでしょう。今の私とましろさんは赤の他人ですから尚更です。

 ですがひかるがましろさんの友達であるならば話は別。それを利用して『あくまで友人に会いに行った』という体にして、私は表向きは何も知らないということにしておきましょうか。存外、リコさん達の情報は私が直接訊いた方が怪しまれないかもしれませんしね。

 プリキュアの情報は隠す必要がありますから、盗聴器や隠しカメラを仕掛けられる心配がなくて、人払いが簡単にできる場所に呼び出せればいいのですけれど……。

 そうですね……。あっ、そういえばお父様が先ほど、船上パーティーがキャンセルになったと言っていました。折角準備していただいた料理も無駄になってしまいますし、友達を招待したいといえば使わせてもらえるかもしれません。

 政府関係者が使うクルーザーとなればそういう対策はしっかりされてるでしょうし、何より、人目を気にせず会話できますからね。

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