小さなあなたといつまでも・・・   作:DAISAKU

1 / 6
どうも、DAISAKUです。
前回は恋愛系を書かせていただきましたが、今回は親子の絆をテーマに書かせていただきます。
今回の主人公は紫雲清夏です。
その後の話なので、原作とは少し異なる部分もあるとは思いますが、その辺はご了承ください。
ちなみに主人公や主要となるプロデューサー等の名前は◯◯で統一しますので、別作品に出てくる◯◯とは別人だと思ってください。




あたしの名前は紫雲清夏。

何処にでもいるようなシングルマザーだ。

世間ではあたしのような人間はヤンママと言われているらしい。

その証拠に、

 

「いたーい!!はくやくんがぶった!!」

 

「向日葵!?この子に何したの!?」

 

「うぅ......だって□□ちゃんが!!」

 

「まぁ、□□ちゃん!!」

 

「ごめんなさい、事情は分からないんですけど、うちの向日葵が手を挙げたみたいで・・・」

 

「まぁ、子供が手を挙げるなんて教育がなってない証拠ね!!あなたみたいな子が子供が育てるからこうなるのよ!!さっ、□□ちゃん、もうこんな子と遊んじゃ駄目よ」

 

「くっ!!」

 

こんな事を言われるのは日常茶飯事だ。

若いから、母親の見た目が悪いからと勝手な事ばかり言う。

事情も知らない人間が、よくもそんな好きに言えたものだとつくづく思う。

 

「おかあさん?」

 

「・・・帰ろっか、白夜」

 

この子の名前は白夜(はくや)。

あたしの可愛い息子だ。

この物語は、あたしとこの子、そして天国にいる彼との物語だ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

帰り道、あたしは白夜にあの子とケンカした理由を聞いた。

 

「白夜、何であの子とケンカしたの?」

 

「おかあさんのこと、ばかにされた!おかあさんは、こどもをそだてることもできないダメなおかあさんだって!」

 

「白夜、それであの子の事ぶったの?」

 

「おかあさんはそんなひとじゃない!ぼくにとって、おかあさんはいちばんのおかあさんだから!」

 

「そっか、お母さんの為にケンカしちゃったのか」

 

白夜は優しい子だ。

誰かの為になろうとするし、その為にケンカもする。

本当に、あの人に似ている。

あたしはその場に屈んで、白夜の頭を撫でながら言った。

 

「白夜、お母さんの為に怒ってくれたのは嬉しいよ。だけどね、それでケンカしてその子の事をぶっちゃったら、白夜も悪い事になっちゃうの。ましてや女の子に、男の子の白夜が手を出しちゃうのは本当に良くない事。白夜、お母さんと約束してくれる?もうケンカなんてしないって」

 

「うん、わかった」

 

「よし、良い子だ!白夜、今日は何食べたい?」

 

「なんでもいいの?じゃあ、おかあさんがつくったハンバーグがたべたい!」

 

「ふふっ、あんた本当に好きね!良いよ、じゃあ今晩はハンバーグにしよう!」

 

「わーい!やったぁ!」

 

あたしにとって白夜は宝だ。

だけど、自分一人で白也を育てるという事、この先この子に何をしてあげられるのかと考える事もある。

旦那がいれば、そんな事も考えなかったのかもしれない。

だけど、あたしの旦那はもう・・・

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。