前回は恋愛系を書かせていただきましたが、今回は親子の絆をテーマに書かせていただきます。
今回の主人公は紫雲清夏です。
その後の話なので、原作とは少し異なる部分もあるとは思いますが、その辺はご了承ください。
ちなみに主人公や主要となるプロデューサー等の名前は◯◯で統一しますので、別作品に出てくる◯◯とは別人だと思ってください。
あたしの名前は紫雲清夏。
何処にでもいるようなシングルマザーだ。
世間ではあたしのような人間はヤンママと言われているらしい。
その証拠に、
「いたーい!!はくやくんがぶった!!」
「向日葵!?この子に何したの!?」
「うぅ......だって□□ちゃんが!!」
「まぁ、□□ちゃん!!」
「ごめんなさい、事情は分からないんですけど、うちの向日葵が手を挙げたみたいで・・・」
「まぁ、子供が手を挙げるなんて教育がなってない証拠ね!!あなたみたいな子が子供が育てるからこうなるのよ!!さっ、□□ちゃん、もうこんな子と遊んじゃ駄目よ」
「くっ!!」
こんな事を言われるのは日常茶飯事だ。
若いから、母親の見た目が悪いからと勝手な事ばかり言う。
事情も知らない人間が、よくもそんな好きに言えたものだとつくづく思う。
「おかあさん?」
「・・・帰ろっか、白夜」
この子の名前は白夜(はくや)。
あたしの可愛い息子だ。
この物語は、あたしとこの子、そして天国にいる彼との物語だ。
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帰り道、あたしは白夜にあの子とケンカした理由を聞いた。
「白夜、何であの子とケンカしたの?」
「おかあさんのこと、ばかにされた!おかあさんは、こどもをそだてることもできないダメなおかあさんだって!」
「白夜、それであの子の事ぶったの?」
「おかあさんはそんなひとじゃない!ぼくにとって、おかあさんはいちばんのおかあさんだから!」
「そっか、お母さんの為にケンカしちゃったのか」
白夜は優しい子だ。
誰かの為になろうとするし、その為にケンカもする。
本当に、あの人に似ている。
あたしはその場に屈んで、白夜の頭を撫でながら言った。
「白夜、お母さんの為に怒ってくれたのは嬉しいよ。だけどね、それでケンカしてその子の事をぶっちゃったら、白夜も悪い事になっちゃうの。ましてや女の子に、男の子の白夜が手を出しちゃうのは本当に良くない事。白夜、お母さんと約束してくれる?もうケンカなんてしないって」
「うん、わかった」
「よし、良い子だ!白夜、今日は何食べたい?」
「なんでもいいの?じゃあ、おかあさんがつくったハンバーグがたべたい!」
「ふふっ、あんた本当に好きね!良いよ、じゃあ今晩はハンバーグにしよう!」
「わーい!やったぁ!」
あたしにとって白夜は宝だ。
だけど、自分一人で白也を育てるという事、この先この子に何をしてあげられるのかと考える事もある。
旦那がいれば、そんな事も考えなかったのかもしれない。
だけど、あたしの旦那はもう・・・