リリカル・ストラトス~黒き帝王は魔導師~ (一時更新停止)   作:妖精絶対許さんマン

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第1話です。


魔導師 IS学園に入学する
第1話


はじめまして、織斑秋だ。

 

「全員揃ってますねー。それじゃあSHRはじめますよー」

 

黒板の前でにっこりと微笑む女性副担任の山田真耶先生。

ここまでは良い。学校で副担任が女性何てよくあることだ。

それにしても山田先生身長に比べて胸がでかくないか?

 

「それでは皆さん、一年間よろしくお願いしますね」

 

「「「「・・・・・・・・・」」」」

 

おい、誰か反応してやれよ。

そして、一夏。俺の方をチラチラ見るな。前を向け。

しょうがない・・・

 

「よろしくお願いします、山田先生」

 

「は、はい!よろしくお願いします!」

 

山田先生はさっきまでの涙目が嘘だったかのように顔をキラキラさせて答えてくれた。

 

「じゃ、じゃあ自己紹介ををお願いします。出席番号順で」

 

山田先生が少しうろたえながら自己紹介を促した。

それにしてもどうしてこうなった。

前は実の兄、織斑一夏。

左を向けば女子。

右を向けば女子。

後ろを見れば女子。

 

このクラス・・・と言うよりこの学校は基本女子しか入学できない。

なら、なぜ男の俺達兄弟がこの学校にいるか。答えは簡単。女子しか動かせないISを動かしたからだ。

ことの発端は一夏と一緒に藍越学園を受験しようと受験会場に向かい、一夏が道に迷い何の因果かIS学園の受験会場に迷いこみ一夏が試験会場に置いてあったISに触れて起動。俺はそれを見るなり反転して逃げようとするが滑って同じくISを起動、試験会場の先生に見つかり、トントン拍子にIS学園の入学が決まった。

あ、思い出してきたらムカついてきた。後で一夏を殴ろう。

何かを感じ取ったのか一夏は体を震わせていた。

 

「・・・・・くん。織斑一夏くんっ」

 

「は、はいっ!?」

 

いきなり大声で名前を呼ばれて思わず声を裏返らせる一夏。

周りの女子はクスクスと笑っている。

その間に一夏は山田先生に謝り黒板の前に立ち振り返った。

 

「えー・・・・・えっと、織斑一夏です。よろしくお願いします」

 

一夏は儀礼的に頭を下げた。

まあ、女子だけの空間でここまで出来たら十分だろう。

 

「・・・・・・・・」

 

おい、一夏。続きを言え。他の女子が「他に無いの?」と視線で言ってるぞ。

 

「以上です!」

 

さすが、愚兄。俺の期待を裏切ってくれる。お前の次に自己紹介する俺の身にもなれ。

 

「あ、あのー・・・・・」

 

ほら、山田先生がお前のせいで涙目じゃねえか。

そうしていると教室のドアが開き見知った顔が入ってきた。

おいおい、マジかよ・・・

入ってきた人物は一夏の後ろに立ち、手に持っている・・・あれは出席簿か?・・・を振り上げて思いきっし、一夏の頭に叩きつけた。

 

「いっーーー!?」

 

一夏は頭を抑え、おそるおそる振り返った。

 

「げえっ、関羽!?」

 

パアンッ!

一夏がまた叩かれた。

 

「誰が三国志の英雄か、馬鹿者」

 

バカだな、一夏。姉さんは関羽じゃなくて織田信長だろうに。

そんな事を考えているといきなり出席簿が顔の前を横切った。

あぶねー・・・少し身を引かなかったら出席簿が命中してたよ。

 

「チッ・・・何か失礼な事を考えなかったか、織斑弟?」

 

「いえ、とんでもない」

 

俺は命が惜しいので素直に謝る。

 

「まあ、良い」

 

姉さんは黒板の前に戻っていった。

 

「あ、織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」

 

「ああ、山田君。クラスへの挨拶を押しつけてすまなかったな」

 

おお、俺達兄弟が聞いたこともない優しい声だ。あ、俺は1回だけあった。俺が病気で倒れた時に一度だけ。

 

「い、いえっ。副担任ですから、これくらいはしないと・・・」

 

山田先生の涙声が嘘のように変わっていた。

 

「諸君、私が織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ。私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕事は弱冠十五歳を十六歳までに鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな」

 

暴君のような発言だな。さすが俺と一夏の実姉、織斑千冬だな。

ほんの少し尊敬するぜ。

 

「キャーーーーーーーーー!千冬様、本物の千冬様よ!」

 

「ずっとファンでした!」

 

「私、お姉さまに憧れてこの学園に来たんです!北九州から!」

 

最後の子、北九州はまだ近い方だ。他にもブラジルとかから来てる子がいるぞ。

 

「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉しいです!」

 

「私、お姉さまのためなら死ねます!」

 

最後の子は根性あるな。

 

「・・・・・毎年、よくもこれだけ馬鹿者が集まるものだな。感心させられる。それとも何か?私のクラスにだけ馬鹿者を集中させてるのか?」

 

それは姉さんに人望があるからだろ。

 

「きゃあああああっ!お姉さま!もっと叱って!罵って!」

 

「でも時には優しくして!」

 

「そしてつけあがらないように躾をして~!」

 

このクラスにはマゾヒストがいるな。

 

「で?挨拶も満足にできんのか、お前は?」

 

さすが姉さん中々厳しいことを言う。

 

「いや、千冬姉、俺はーー」

 

あ、一夏の奴また叩かれるな。

パアンッ!

 

「織斑先生と呼べ」

 

「・・・・・はい、織斑先生」

 

かわいそうな一夏。

 

「織斑弟、お前も自己紹介しろ」

 

あ、飛び火した。

 

「わかりました」

 

とっとと終わらせるか。

俺は黒板の前に立ち自己紹介を始める。

 

「はじめまして、フランシスコ・ザビーーー」

 

パアンッ!

ザビエルと言うとした瞬間、出席簿で優しく叩かれた。

 

「真面目にやれ」

 

「すいません」

 

怒られたし真面目にやるか。

 

「はじめまして、織斑秋といいます。偶然、ISを動かして入学しました。愚兄共々よろしくお願いします」

 

これくらいで良いだろう。

顔を上げると教室の奥の方に見知った顔の友達がいた。

あの服の袖がダボダボなのは本音だな。さっきから手を振ってるし。

となると簪もいるかもな。このクラスにいないってことは別のクラスか。

 

「まあ、良いだろう。席に戻れ」

 

「わかりました」

 

休み時間、本音に簪のクラス聴いてみるか。

 

「え・・・・・・・?織斑くん達って、あの千冬様の弟・・・・・」

 

「それじゃあ、世界でISを男で使えるのも、それが関係して・・・・・」

 

「ああっ、いいなぁっ。代わってほしいなぁっ」

 

残念だな、代われない。

 

「さあ、SHRは終わりだ。諸君らにはこれからISの基礎知識を半月で覚えてもらう。その後実習だが、基本動作は半月で体に染み込ませろ。いいか、いいなら返事をしろ。よくなくても返事をしろ、私の言葉には返事をしろ」

 

鬼のような発言だな。

 

「席に着け、馬鹿者」

 

一夏がまた叩かれた。

あ、一夏まだ立ってたのか。




第1話でした。

主人公設定です。

名前 織斑秋

年齢 15歳

一夏の双子の弟。目付きが鋭く、髪は肩にかかるまである。
更識姉妹とはあることがきっかけで知り合った。その過程で布仏姉妹や更識家の両親とも知り合いになった。
第二回モンド・グロッソの2ヶ月前に心臓の病気を患い、治療していた。
初期に見つかったこともあり薬での治療ですんだが毎週病院に通わないといけないのでドイツに行かずモンド・グロッソ終了まで更識姉妹の家に居候していた。今も薬を服用している。

以上、主人公設定でした。
専用機は次回です。
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