リリカル・ストラトス~黒き帝王は魔導師~ (一時更新停止)   作:妖精絶対許さんマン

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第17話です。ブレッシングハートの意味は「祝福の心」と言う意味です(合ってるかは解らないけど・・・)


第17話

桃子さんに泊りに行く許可をもらい、今は寮の自分の部屋に戻っているところだ。

 

「久し振りにケーキでも作って持っていくか・・・」

 

初めて『翠屋』で桃子さんが作ったケーキを食べて、あまりに美味しかったので桃子さんに弟子入りした。

俺にはスイーツ作りの才能があったのか、桃子さんに教えてもらう度にスイーツ作りの技術が上がっていた。

スイーツ作りなら一夏にも負けないと自信をもって言える。

 

「あー。恭也さん、甘いもの苦手だったな・・・」

 

高町恭也さん。高町家の長男で美由紀さんとなのはのお兄さん。

良く言えば妹思い。悪く言うとシスコン。

一度、木刀を持った恭也さんに追い回された事がある。その時、なのはが「お兄ちゃんなんか嫌い!」と言うと眼に見えて落ち込んでいた。

 

「クッキーにして、抹茶、バター、チョコの三種類で良いか・・・。材料が余ったら、別のものを作って持っていけば良いだろうし」

 

明日は生徒会があるから買い出しは無理だな。水曜か木曜に買いに行くか。

 

「ただいまー」

 

部屋に入ると・・・

 

パン!

 

クラッカーの音が4つ響いた。

 

「「「「連続勝利おめでとう!」」」」

 

クラッカーを鳴らしたのは、たっちゃん先輩と簪、虚さんに本音だった。

 

「な、何だ!?」

 

突然、クラッカーを鳴らされたことに俺は驚いた。

 

「秋くんがオルコットさんと織斑くんに連続で勝ったから細やかな、パーティーを開こうと思って」

 

「いや、細やかって・・・」

 

部屋の奥の方には何やら、すき焼き用の鍋が置いてあり、既にすき焼きの用意も出来ているようだ。

 

「何ですき焼き?」

 

「何でって・・・」

 

「「「「私たちが食べたかった(からです)(からだよ~)」」」」

 

「そんな理由かよ!?」

 

確かに俺もすき焼き好きだけどさ!!

 

「はぁ・・・。まあ良いや。なら、喰うか」

 

「うん。秋はここ」

 

簪に手を引かれてテーブルの前に座らされる。

 

「私はここ」

 

「「あーーーー!?」」

 

簪が俺の横に座るなりたっちゃん先輩と本音が大声をあげた。

 

「簪ちゃんズルい!」

 

「そ、そうだよ~!かんちゃんズルい~!」

 

「ズルいも何もないよ。早い者勝ち。これ自然の摂理」

 

「な、なら、もう片方は私がーーーー」

 

たっちゃん先輩が俺の横に座ろうとするが・・・

 

「なら、アッキーの隣は私~」

 

普段の本音からは想像できない速さで俺の横に座った。

 

「と、盗られた・・・」

 

たっちゃん先輩は落ち込んだ。

 

「お嬢様、早く座ってください」

 

虚さんがたっちゃん先輩に早く座るように促す。

虚さん、早く食べたいんだな。

 

「はい・・・」

 

たっちゃん先輩は俺の前の席に座った。

 

「それじゃあ・・・」

 

「「「「「いただきます!!」」」」」

 

俺たちはすき焼きを食べ始めた。

 

ーーー俺は、IS学園を卒業したら管理局の武装隊に本格的に参加するつもりだ。それまでは、この時間、この人たちを守りたいーーー

 

パーティーも終わり、簪と虚さん、本音が部屋に戻っていった。

刀奈は大浴場に行っている。俺は既にシャワーを浴びて寝れる用意は出来ている。

 

プルプル、プルプル

 

「ん?誰からだ」

 

スマホの画面を見ると「フェイト・テスタロッサ」と出ていた。

 

「フェイトから?珍しいな。もしもし」

 

『あ、秋?今だいじょうぶ?』

 

「おう、大丈夫だ。何かあったのか?」

 

『少し秋とお話したかったから・・・。ダメ・・・だった?』

 

少し不安そうな声で聞いてくるフェイト。

 

「いや、大丈夫だ。で、何を話す?」

 

『うん!ならねーーーー』

 

それから俺とフェイトはいろんな事を話をした。

フェイト達が通う聖祥大附属小学校のこと。

リンディさんとクロノのこと。

管理局での仕事のこと。

 

「そうか。楽しそうで何よりだよ」

 

『うん!ねえ、秋。来月に運動会があるんだ。見に来てくれる?』

 

「運動会か・・・。ああ、良いぞ。詳しい日にちがわかったら教えてくれ」

 

『ホント!日にちがわかったら電話するね!おやすみ、秋!』

 

「ああ、おやすみ、フェイト」

 

俺とフェイトの通話は終わった。

 

「久し振りにフェイトの声を聴いたな」

 

フェイトも変わらず元気だったな。

まあ、週末会うんだけど。

 

「ねえ、秋くん・・・」

 

背後からゾッとするような刀奈の声が聴こえた。

 

「か、刀奈。お、お帰り」

 

「うん、ただいま。ねえ、秋くん。フェイトって誰?」

 

怖い。刀奈がものすごく怖い。

 

「と、友達だよ」

 

「へぇ。友達・・・ねぇ。どんな友達か聞かせてもらいましょうか」

 

今日は眠れないかもしれない。




第17話でした。
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