リリカル・ストラトス~黒き帝王は魔導師~ (一時更新停止) 作:妖精絶対許さんマン
俺は今、海鳴市行きの電車に乗っている。
火曜日の生徒会?思い出したくない・・・。生徒会室に行ってみれば、書類の山があったんだからな。書類全部が終わったのは夜の9時だった。おかげで晩ご飯を食べ損ねた。
~次は海鳴~海鳴~お忘れものがないようにお願いします~
「お、もうすぐか」
座席から立ち上がり泊まりの用意が入ったバックと、クッキーが入ったケースを持つ。
IS学園を出る時に一夏に見つかりどこに行くのかしつこく聞かれたので、一夏の腹を殴り、気絶させて学園の草むらに放り込んでおいた。
「んぅ~!久し振りだな、海鳴市に来るのわ」
海が近いこともあり、潮の香りもする。
「それにしても・・・IS学園から海鳴まではやっぱり時間がかかるな」
家からなら自転車で10分ぐらいだが、IS学園からだと一時間ぐらいかかった。
「さて、行くか」
駅から出て、俺は『翠屋』に向かって歩き出す。
「すいません。急いでるんで」
「いいじゃねぇか、姉ちゃん!」
「俺たちと一緒にイイことしようぜ!」
駅から出て歩き出すこと5分。
道の真ん中で女性一人と男性二人の声が聴こえた。
女性の声には聞き覚えがあるんだが・・・
とりあえず行ってみるか。
「やっぱり・・・」
女性の声は高町美由紀さんだった。
美由紀さんならアイツらぐらいなら一瞬で倒せると思うんだけど・・・。
「はぁ・・・。お前ら、女性一人になにしてるんだ?」
発情期の猿二匹(男二人)に近づく。
「あぁ?なんだてめぇ?」
「秋くん・・・?」
お、美由紀さんは気づいたみたいだな。
「お前ら恥ずかしくないのか?女性一人によってたかった」
「てめぇ、正義の味方のつもりか?あぁん!?」
「五月蝿い猿。喋るな」
「な!?誰が猿だー!!死ねぇー!!」
猿Bは殴りかかってくる。
「はぁ。めんどくさ」
俺は猿Bの下半身のとある部分・・・
「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
股間を蹴り飛ばした。
「た、玉が・・・!玉があああ!!」
猿Bは股間を抑えて蹲る。
「お、お前!なんて恐ろしいことをするんだ!?お前も男なら股間を蹴られる痛さを知ってるだろ!?」
「知らん。俺は蹴られる前に蹴り飛ばすからな。それとも・・・お前もコイツみたいに成りたいか?」
足で股間を抑えている猿Bを指す。
「今すぐソイツを連れて消えろ。次はお前を蹴るぞ?」
少し威圧しながら言うと猿Aは・・・
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!わかりました!!」
ミットもない悲鳴を上げながら、股間を抑えている猿Bを背負って走り去った。
「ふぅ・・・。お久し振りです、美由紀さん」
「ひ、久し振り、秋くん」
何故か美由紀さんの頬がひきつっていた。
「美由紀さん、何でここにいるんですか?」
「秋くんを迎えに行こうと思って・・・。ダメだった?」
「ダメじゃないですけど、『翠屋』で待っててくれたらよかったのに。でも、ありがとうございます、美由紀さん」
「ど、どういたしまして」
何で美由紀さんは俺と話すときは顔を赤くするんだ?
「なら、行きましょうか?」
「うん!」
第19話でした。