リリカル・ストラトス~黒き帝王は魔導師~ (一時更新停止) 作:妖精絶対許さんマン
「しまった・・・生徒会室の場所、知らないじゃねえか」
教室から飛び出したはいいが生徒会室の場所を聴くのを忘れていた。
「何をしている織斑弟」
前から姉さんが声をかけてきた。
「あ、姉さん!生徒会室の場所を教えてくれ!」
パアンッ!
頭を出席簿で優しく叩かれた。
「織斑先生だ、馬鹿者」
「わかりました・・・ってそれどころじゃない織斑先生、生徒会室の場所を教えてください!早く行かないとたっちゃん先輩に写真をばらまかれる・・・!」
たっちゃん先輩の事だヤると言ったら絶対にヤる。虚さんが居てくれたら止めてくれるだろうが放送の感じからして虚さんは居ないみたいだ。
「何を急いでいるかは知らんが、ここをまっすぐ行って左に曲がるとすぐに生徒会室がある」
「ありがとうございます、織斑先生!!」
織斑先生に礼を言い生徒会室目指して走り出した。
~秋sideend~
~千冬side~
何を急いでいるんだ、アイツは?
「あ、織斑先生。お待たせしました」
秋が走っていった方を見ていると山田先生が声をかけてきた。
「さっき、秋君が走っていましたけど、どうかしたんですか?」
「大方、さっきの放送の事だろう」
放送の声は更識だったな。更識が放送で言っていた秋の恥ずかしい写真とはなんだ?
「放送で言っていた秋君の恥ずかしい写真って何でしょうか?」
「さあな。私としては何故、織斑弟と更識が知り合いなのかが興味がある」
「え?織斑先生が秋君に紹介したんじゃないんですか?」
「違う。それに織斑弟は更識の事を『たっちゃん先輩』と呼んでいたから長い付き合いのようだ」
「・・・秋君の交遊関係が気になりますね」
「それには同感だな」
放課後、更識から秋の恥ずかしい写真を回収しておくか。
~千冬sideend~
~秋side~
「ここか!」
姉さんに教えてもらった通りに進むと『生徒会室』と書かれたプレートが掲げてある部屋を見つけた。
ズバンッ!
ドアが壊れるくらいの勢いでドアを開ける。
「たっちゃん先輩!!」
生徒会室に入ると窓の前にあるイスに座っているたっちゃん先輩がいた。
「久しぶりね、秋君」
「久しぶりね、秋君。じゃない!!何、人の恥ずかしい写真をばら蒔こうとしてるんですか、たっちゃん先輩!?」
「冗談よ、じょ ・う・だ・ん♪お姉さんがそんな事するわけないじゃない」
「はぁ・・・。まあいいです。で?何で俺を呼んだんですか?」
「そうそう、秋君にはね、生徒会に入ってほしいのよ」
生徒会?
「たっちゃん先輩、生徒会の役員ってもう決まってるんじゃないんですか?」
「生徒会の役員はねその年の生徒会長がスカウトするのよ。だから、秋君には生徒会の役員になってほしいのよ」
「まあ、たっちゃん先輩には色々お世話になってますから生徒会に入るのはいいですよ。で、役職は何ですか?」
「副会長よ」
「は?」
今、たっちゃん先輩からあり得ない言葉が聞こえた気がする。
「だから、副会長よ」
「マジですか?」
「マジよ」
聞き間違いじゃないようだ。
「はぁ・・・。わかりました。俺以外の役員はもう決まってるんですか?」
「決まってるわ。会計に虚ちゃん。書記に本音ちゃんよ」
本音って・・・やくにたつのか?
「本音ちゃんは癒し係よ」
なるほど確かに癒し係だな。
「ところで秋君」
「何ですか?」
「時間いいの?」
俺はたっちゃん先輩に言われて生徒会室に備え付けの時計を見ると授業が始まる二分前だった。
それを認識した瞬間・・・血が引いていくのを感じた。
ヤバい、次の授業は姉さんだ・・・
「ほらほら、教室に戻る♪」
呼び出した本人はニコニコしながら扇子で口元を隠しながら笑っている。
「副会長の件よろしくね♪」
「わかりました!!」
俺はたっちゃん先輩に返事を帰すと同時に俺は反転、全速力で走り出した。
「ふふ♪私も教室に帰りましょ」
楯無は生徒会室のドアを閉めようとするが・・・
「あ、あら?」
ドアを閉めようとするが閉まらない。
「ん~~~~!」
ドアを引くがびくともしない。
「しゅ、秋君~~~~~~!!!」
IS学園の廊下に楯無の涙混じりの叫びが響き渡った。
第3話でした。